大東亜戦争を有利に

ゆみすけ

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満州の紛争は終わったのか

すでに、数日で終わっていた局地紛争

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 満州国とソ連国境の河では、戦車にフロートを着ける作業が難航していた。 まあ、はずすのはカンタンである。 再び装備するのは苦労するのである。 覆水盆に帰らずである。 水上戦車は再度のフロート装着を考えていなかったのだ。 ある意味、片道的な戦車であった。 火薬で接続部分を破壊して、フロートをはずしたので、フロートを頑丈なチェーンで車台に結ばねばならない。 こんなところに重機などない。 人力戦である。 戦車兵20人あまりが、フロートを持ち上げてささえる。 そして、金属の鎖で、フロートの取っ手とV型戦車の取ってと結ぶのである。 なんせ、独逸帝国製V型はⅣ型より軽くなったとはいえ、戦車である。 鋼鉄の塊なのだ、フロートもでかい。 はずれた、スクリューも戦車の後部シャフトと繋ぐのである。 でないと、戦車は前には進まない。 単なるイカダである。 ソ連軍の整備兵は、負けいくさで、気分が落ちている所に追い討ちをかける作業であった。 日本軍の対戦車戦闘機は退却するソ連軍を追跡討伐は、ヤラずに、空中給油機で、全機給油すると、空母へ帰艦したのである。 逃げる戦車を追うほど燃料に余裕はなかったようだ。 それほど、急いで、紛争現場に駆けつけたのであった。 「また、援軍感謝、感謝。」 の無線が満州軍戦車から届く中を、帰艦する月光8機である。(2機は空中給油機) 現場に残された50両あまりの無限軌道が破壊された戦車をどう、始末するか。 北満隊隊長の王 正規は途方にくれた。 しかし、天は王 正規を見捨てなかった。 応援の新型マークⅢの米軍が到着したのである。 米軍は、なんども敵戦車を牽引して、トヨスの下取りにあてていた実績があるのだ。 特に独逸帝国の戦車は、鋼鉄の質がいいから高額の下取りがキクのだ。 米軍も、ここまで来て、手ぶらでは帰れないのだ。 それで、米軍は慣れたもので、独逸帝国製のV型の無限軌道をはずして、車輪だけにする。 そうしてV型を牽引したのである。 50両のグズ鉄は米軍がボランティアで処分してくれることとなり、北満軍隊長は2度目の感謝をささげるのあった。 米軍もマークⅡをすべてマークⅢにできるので、おいしい話であったのだ。 おいしくないのがソ連軍である。 日本軍の対ミサイル戦闘機に、ヤラれてしまった。 前回の戦闘では日本軍戦闘機を追い払ったのであるが、今回は日本軍が対策を練ってリベンジに及んだようである。 幸いにして日本軍機は追撃するほどの燃料がなかったようである。 200両余りが破壊されずに帰ってきたのである。 対空戦車の改良が独逸帝国への要望となったのである。  対空ミサイル戦車は独逸帝国が威信をかけて開発した戦車であった。 それが、1度の勝利で、2度目が無い。 面目まるつぶれの独逸帝国であった。 総帥もソ連に、苦しい言い訳で誤魔化しざるをえなかったのだ。 兵器開発工廠の役員は総帥に直に小言を言われた。 もう、冷や汗ものである。 ゲシッテポの粛清対象になりかねないのだ。 総帥にハジをかかせたからだ。 大独逸帝国のトップである、総帥がソ連ごときに言い訳をしなければならなかったのである。  兵器開発工廠はグルップ重工業の役員を呼んで半時ばかり、苦言を言い続けた。 日本軍はどんな対抗兵器を造ったのか? ・・・・・?
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