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ギガント破壊作戦
いかに、90機を破壊するのか?
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「いいか、お前達の働きにかかってるんだ。」日本軍の教官は激を飛ばす。 「露助に自分の女を盗られたくないなら、前進だ。」 「いいか、お前達はクズだ、クズにはクズの戦い方がある。」 遅れるとムチを持った日本軍の教官が遅れたヤツの尻を、容赦なくムチで打つ。 教官は尻しか打たなかった。 なんせ、ムチの打ち方のうまいやつが教官をやってるんだ。 頭や胴、足はダメである。 なぜなら訓練に支障がでるからだ。 怪我人を作ってはいけない。 よく、体罰はよくないとの意見を聞くが、ある程度のムチは必要である。 言葉で、わからないヤツは体で覚えなければならない。 もちろん、怪我をさせてはならないが、国を守る軍隊を作る上で怠け者には体罰は当然あるのである。 でないと、敵の銃弾の中を突撃できない。 いじめはいけないが、いじめられないと、強くなれない。「敵の銃弾をおそれるな、怖いと思うと当るんだ。」 まあ、それはウソだが。 日本軍の教官は市街戦の戦い方を教えているのだ。 即席軍隊は戦車や戦闘機での戦いは無理である。 戦術から操縦方法、電子機器の操作など最低、数年の訓練が必要である。 怖いのは敵国のスパイやテロである。 敵の進攻と同時に市民に紛れたスパイや民兵などが、混乱をあおるために、市街で爆弾テロなどの暴動を引き起こすのである。 それに対処するために、街角などに兵隊にアサルトライフルを持たせて警備させるのである。 これが、スパイやテロ対策に効果的に効くのである。 ライフルを持った軍人の面前で、テロをやるバカはいないのである。 不審者が近づけば、即 身体検査である。 弱い、暴力から身を防ぐ手段のない一般民衆を、テロ犯人は狙うのだ。 30日後、ローランドの平和な温室育ちの、太った豚どもは、日本軍の鬼教官によって、即席の精鋭部隊に生まれ変わった。 人間は、集団生活で、集中訓練を30日もやれば、それなりに使えるのだ。 2メートル越えの板壁を乗り越えられなかった新兵も、今は飛び上がり、手を使って自身を持ち上げて、越えていけるくらいには成長していたのだ。 日本軍の教官は座学でいう、「おまえたちの国は、おまえたちが守るんだ。」 「でないと、言論や生活などの自由はなくなるぞ。」 「共産主義は言論弾圧や自由に制限をかけるからな。」 「共産主義は1党独裁が基本だからだ。」 「今の暮らしを守りたいなら、強い軍隊が必要だ。」 日本軍の教官は、戦い方や戦争での捕虜の扱い方、軍隊の規律や軍人の約束事など、根本を新兵に叩き込んだ。 些細なミスが国際問題になりかねないからだ。 即席軍隊は米国製の(銃は米国製がいいのだ。)アサルトライフルを背負って、集団で行軍訓練は、映画やテレビで、放映された。 最初の飽きるほどの、行進訓練が役にたったのだ。 一糸乱れない行動は敵国に抑止力として働くのだ。 なぜなら、強い陸軍のイメージを与えるからだ。 航空機や戦車、艦船などの派手な敵との戦いは、敵の武力を削ぐだけであり、たとえ勝っても歩兵による占領が必要である。 歩兵は目立たないし、派手さは無いから下に見られがちだが、一番必要な軍なのである。 不足していたローランドの即席軍隊は形となってきたのである。 とにかく、ソ連にギガントを使わせないことが、そしてローランド進攻をさせないことが、山田総理はじめ、米英の首脳の共通した考えであった。 それで、英国はユダヤの大物スパイをソ連に放ったのだ。 ソ連のクレムリンの考えをさぐるためだ。 もちろん、ソ連の国民であり、国籍もロシア人である。 名前はいえ無い、いや失礼した仮にイワンとしよう。(ロシア人に多い名前だ。) イワンはロシア生まれで、ソ連のクレムリンに以前から入り込んでいるのである。 もう、ソ連建国以来である。 身内が英国人の嫁に入ったので英国のシンパになったのだ。 ようは、英国情報部の隠し玉である。 よほどのことでないと使わないエージェントである。 そのイワンは、自身の娘をクレムリンに事務員として就職させていたのだ。 なかなか、娘は美形であったので、秘書として(早い話がカバン持ちだ、お飾りである。)中央政府に勤めていた。 それなりの、外見の美しい女は個人の努力なしで、女性としては、いい地位まで行けるのである。 まあ、美人は役得なのである。
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