満州国馬賊討伐飛行隊

ゆみすけ

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集団は狙わないニダ。

少しずつ集めるニダ。

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 「くそっ、ウンコ垂れの討伐隊にまたやられたニダ。」 「せっかく、うまく街を襲撃したニダ。」 「それで、草原分校は手薄になったニダ。」 「しかし、運が悪かったニダ。」 「そうニダ、近くに日本の戦闘機がいたニダ。」 「そうニダ。」 「なににニダか?」 「これからは、集団を襲わないで、ひとりの満州生娘を誘拐ニダ。」 「そして、それを10回やれば10人ニダ。」 「それは、いい考えニダ。」 「ウリは世界イチニダ。」 どうやら、3人ではないが、たくさん朝鮮も集まればそれなりの案が浮かぶらしい。 ひとりが誘拐されても、家出か朝鮮の献女の誘拐か、わからないのだ。 討伐隊の戦闘機は飛ぶにも金がかかる。 燃料もドラム缶に何本も必要なのだ。 もちろん、タダではないのだ。 満州とソ連との境目付近の油田から汲み上げているのだ。 そこの警備は米軍がやっている。 開発したのが、米国だからだ。 満州の権益を米国に渡した日本である。 そこから、日本陸軍がパイプラインで買って、日本本土にも油送船で運んでいるのだ。 その一部が討伐隊にも送られているのだ。  「うむ、最近ヤツらの動きが静かだな。」 「そうですね、学校も襲われないですね。」 「これは、オレ達に、ヤツらが恐れをなしたのでは?」 「まさか、それなら何度もやらないでしょうに。」 「ん、これは何だ。」 「ここ、三か月の行方不明の子女の数ですが。」 「おい、三人もいるぞ。」 「いままでの、統計をだしてみろ。」 「そうですね、ここ最近に、月当たり、ひとりの子女が行方不明ですが。」 「娘か?」 「そうみたいですね。」 「オトコはいないのか。」 「いませんね。」 「これは、たぶん献女として誘拐されたんだ。」 「しかし、いままでとは規模が違いますが。」 「たぶん、ヤツらも、考えたんだ。」 「そうか、数が多いと、我ら討伐隊がでてくるからか。」  「これは、行方不明が、ひとりでも討伐隊の出番だな。」 「まずは、この村へ、事情を聴取に行ってくれ。」 「了解です。」 こうして、本郷隊長の指示のもと、最近の行方不明子女の村へ97式で飛んだ。 村の公民館前の広場に着陸する。 公民館の役人に機体の見張りを頼んだ。  そして、討伐隊の新参ではあるが、初出動の林飛曹が村長のもとに事情聴取である。 そして、村長と二人で行方不明の親の家庭へである。 「わざわざ、討伐隊からですか。」 「うむ、オレは討伐隊の林という、詳しい話を聞かせてくれ。」 「ハイ、娘の名前は林齢ですだ。」 満州娘は名前に林がつくことが多い。 なんか縁と思う林飛曹だ。 「7日前のことです・・・」 娘の林齢は、学校通学の帰りに、友人と寄り道をして、いなくなったらしい。 その友人は上級生で、林齢が一番若いらしい。 どうやら、朝鮮馬賊は若い娘を狙ったと思われる。 「では、その上級生に事情を聴こう。」 村長の案内で上級生の家庭へ・・・ こうして、だんだん、事情が判明していくのである。 
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