冒険者の学校。

ゆみすけ

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エリーゼ対ルイザ。

姉妹の死闘だ。

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 ルイザは順風満帆であった。 エリーゼへ日本人を盗られるまでは・・・ 学校を任されて、ライラ様からの信頼を厚く。 
リオンの街の名士に数えられるくらいであった。 
ライラ様は日本人の子を孕んで、アマテラス様の覚えもめでたいのである。 
それが、それが、油断であった。 
フーボーへ用心をするようにいっておいたんだが・・・
 所詮、魔法にはフーボーでは勝てない。 そこは、ルイザがユミスケの寝室の守りにつくべきであったのだ。 「一生の不覚だわ。」 「ライラ様は許してくださったけど、あたいが自身を許せないわ。」
「まさに、イマイッポだったのに。」「まさか、エリーゼが夢見魔法を使えるなんて。」
「いや、それは無いわ。」「エリーゼは治癒魔法だけのはずだわ。」
「夢見魔法はエリアラ様が・・」「まさか、エリアラ様が裏で・・・」 
エリアラはアエリアやライラの母親であるが、内心は姉のアエリア様を・・・ 
「まさか、それはありえないわ。」 ルイザは、あらゆることを模索するのだ。 
「そうだわ、必ずやエリーゼはユミスケを取り戻しに来るわ。」
「そのときが、勝負よ。」と、決戦を覚悟するルイザだ。 
姉妹だが、オンナの戦いだ。 オナゴ同士のエグイ戦いなのだ。
 今までが仲が良かった分が、反動で恨みが高まるだけである。 
「アマテラス様は、ああおっしゃったが、それは建て前であって本音ではないわ。」
「アマテラス様は、あたいの側なのは間違いないはずよ。」 そう確信するルイザだ。
 なんせ、長年に渡りお仕えしてきたのだ。 昨日今日のエリーゼとは違うのだ。 
「作戦を建てねば。」と、打倒エリーゼを画策するルイザだ。 
「そうだわ、ユミスケに警報魔法を掛けるのよ。」 
魔法は神から授かる魔法と魔道具で執行する魔法があるのだ。 魔道具とは、初代日本人が残した遺物が・・・ 欲にいう、緊急通報装置のことである。 
ベルトへ取り付けるバネが付いていて、ボタンを押すと、親機から警報音がでるのだ。 
早い話が、老人用の装置である。 
公爵家の警備道具のひとつであるのだ。 
地方の街へ赴任するときに、エルデール公爵がライラの警備にとルイザに持たせてくれたものだ。
 職員室で前の机のユミスケに、「ユミスケ、これを持っていてくれませんか。」
「なんだよ、ルイザ。」「え、え、エリーゼが現れたら、このボタンを押してくださいな。」と、教える。
「なんだ、緊急ボタンか。」「ユミスケは知ってるんですか。」
「あ、あ、まあな。」「なら、話は早いですわ、いいですね。」
「でも、ケンカしないでよ。」「それは、エリーゼしだいですわ。」 
アマテラス様は押さえ込んだが、一時しのぎなのはユミスケも知っている。 
それに、原因の元凶はユミスケの浮気だ。 
「わかったよ、ルイザ。」と、承諾するしかないユミスケだ。 
もう、それなりの年(双方とも、ライラやアエリアの乳母だ。)なんだが、互いに譲れないところもあるルイザとエリーゼなのである。 
「オンナとは、わからないモノだ。」と、ユミスケだが。 
「わかれば、浮気なんかしまんわね。」と、念を押されたユミスケだった。
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