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小鬼の集団。
数には勝てないかも・・・
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「早馬だ。」「早馬が来たぞ。」と、次々と門が開く。 街道の分帰路の門だ。
早馬とは、急訴を伝える馬便のことである。 有史以来、500年の世界である。 無線機や電話なんて無い。
もちろん、神の祠やドロ~ンや星間航行船の話ではない。 王都やリオンの街などの話である。
まだ、独裁や理不尽な規則が平然とおこなわれている世の中だ。 それで、魔法として一部は治癒魔法を人道的見地から開示したのである。 そして、攻撃魔法や連絡魔法は開示は早いと判断している神の祠である。
「シャン、シャン、シャン。」と、馬につけた鈴が響く。 サンタのソリではない。 早馬である。
馬には、小柄な兵隊が・・・重いと馬がもたないからである。 競馬の騎手が小柄なのと同じである。
王都の門を早馬が駆け抜けた。 やがて、王都の役所の前へ・・・馬は馬人足の手で介抱される。
小柄の連絡兵は・・・数人の人足により、受付に運ばれる。
背中には手紙が入った筒を・・・それを、受付に渡して、連絡兵は気絶した。 気が抜けたからだ。
筒をわたせば、役目は終わるからだ。
受付の係官は手紙を、震える手で開いた。 早馬の連絡だ、よくないことに決まっているからだ。
不幸の始まりである。 最悪、治癒魔法女子が対処できない疫病か・・・害虫の大量発生か・・・
「小鬼の集団が・・・湧いて出たらしい・・・」と、手紙を読んだ係官が告げた。
ここは、王都である。 軍事はエルデール公爵の采配である。
「この手紙をエルデール公爵へ・・」と、係官が走る。 もちろん、騎馬である。
「開門、開門。」と、叫ぶつつ係官は騎馬で急ぐ。 要所、要所の門が開く。
朝日が昇りつつある時刻で、よかったのである。 深夜では、闇夜で馬は走れないからだ。
王都の中央役所からエルデール屋敷までは、数キロだ。 15分ほどで、騎馬で係官は到着できた。
「公爵は・・・」と、係官だ。 「まだ、お休みに。」と、執事が答える。
「はやく、この書状を・・」と、係官は手紙を執事へ・・・
「どうしたの?」と、そこへアエリア(ライラの母親)が顔をだした。
「これは、アエリア様、早馬が・・」と、係官が・・・
「なんじゃと、早馬じゃと。」「して、何があったのじゃ。」と、係官へ
「アエリア様、小悪魔の群れが・・・」「なに・・・して場所は?」「え、え、と、エルザの街です。」
「ふう、エルザなら、まだ遠方じゃな。」「しかし、小鬼は足が速いですから。」
「わかっておる、すぐに軍隊へ連絡じゃ。」と、アエリアが・・・
さすが、公爵の妻である。 動くのも早いのだ。
「あの、アエリア様、公爵様は・・・」「わかっておる、待っておれ。」「ハ、ハ~ッ。」と、係官は平伏する。
「あなた。」「起きてます。」「あなた。」「ん、ん、なんじゃ、おまえには娘はやらんぞーっ。」と、半分寝ぼけた公爵だ。
「まだ、あなた言ってるのね、ルイザへ与えて解決したでしょ。」「あ、あ、そうだったな。」「ふむ、それでなんじゃ。」
アエリアは公爵へ書状を見せる。
「なんじゃと、して場所は、ああ、エルザか。」と、ひと安心の公爵だ。
「あなた、軍は手配ずみですわ。」「そうか、さすがじゃ。」と、妻に頼る公爵である。
アエリアとライラの事しか、思考に無いオトコなのだ。 娘が娘だけが、公爵の生きがいなのである。
「ん、まてよ。」「そうだわい、エルザの街なら、リオンからの方が近い、ならルイザが面倒みてるが、いつ心変わりがあるやもしれないからな。」
「軍は、出動準備だ。」と、指示をだして、「この手紙をリオンの役所へ。」と、早馬を手配する公爵だ。
そうなのだ、ヤツを小悪魔討伐へ・・・ さすれば、同士討ちもアルエル。 アエリアもライラも、絶対にヤツには渡さん、と心に誓う公爵なのである。 親バカの溺愛もここまでくれば、大したもんである。
こうして、その朝に早馬が王都からリオンへ・・・
その日の夕刻には、早馬がリオンの街へ・・・・(早馬は、馬を乗り継ぐのだ、だから時間が早いのだ。)
「ライラ様、早馬でございます。」と、配下の役人が書状を持参する。
「えっ、早馬。」「ちょっと、抱いていてよ。」と、近くの配下へ愛娘をあずける。
「え、え、っ、小悪魔の群れ・・・」と、唖然とするライラである。
「これは、飛竜なんてもんじゃないわ。」「至急、ルイザを。」と、叫んだライラである。
どうして、ユミスケではないのか。 それは、ルイザのモノであるからだ。
ライラがルイザへ下げ渡したモノがユミスケという討伐人だからである。
学校から馬車で駆け付けたルイザだ。
「ライラ様、お呼びで。」「あ、あ、ルイザ、逢いたかったわ。」と、抱き付く二人である。
ライラにとり、ルイザは二人目の母親なのだ。 ルイザのデカパイがライラのチッパイをふさぐ・・・
「そうだわ、ルイザ大変よ、小悪魔の群れが・・・」「えっ、本当ですか。」「え、え、父からの書状だわ。」と、公爵の書状を見せる。
「これは、あたいでは無理だわ。」「なら、あいつね。」「え、え、しかし、ここは攻撃型魔法少女のアリスとクララの手助が必要かと。」と、思考するルイザだ。
おそらく、旦那ひとりでは、良くて同士討ち、悪くて一方的にヤラれて終わりだ。 ルイザにとり、もうユミスケ無しの生活は考えられない。
「まだ、6歳と5歳ですが、実力は旦那以上ですわ。」と、太鼓判を押すルイザである。
「じゃあ、至急、手配を頼めるかしら。」と、ライラだ。
「おまかせを。」と、平伏するルイザだ。
「ルイザ、あたいの真のママよ。」と、ライラが抱き付く。 ルイザはライラの頭を撫でながら・・・小悪魔討伐方法を思考していた。
早馬とは、急訴を伝える馬便のことである。 有史以来、500年の世界である。 無線機や電話なんて無い。
もちろん、神の祠やドロ~ンや星間航行船の話ではない。 王都やリオンの街などの話である。
まだ、独裁や理不尽な規則が平然とおこなわれている世の中だ。 それで、魔法として一部は治癒魔法を人道的見地から開示したのである。 そして、攻撃魔法や連絡魔法は開示は早いと判断している神の祠である。
「シャン、シャン、シャン。」と、馬につけた鈴が響く。 サンタのソリではない。 早馬である。
馬には、小柄な兵隊が・・・重いと馬がもたないからである。 競馬の騎手が小柄なのと同じである。
王都の門を早馬が駆け抜けた。 やがて、王都の役所の前へ・・・馬は馬人足の手で介抱される。
小柄の連絡兵は・・・数人の人足により、受付に運ばれる。
背中には手紙が入った筒を・・・それを、受付に渡して、連絡兵は気絶した。 気が抜けたからだ。
筒をわたせば、役目は終わるからだ。
受付の係官は手紙を、震える手で開いた。 早馬の連絡だ、よくないことに決まっているからだ。
不幸の始まりである。 最悪、治癒魔法女子が対処できない疫病か・・・害虫の大量発生か・・・
「小鬼の集団が・・・湧いて出たらしい・・・」と、手紙を読んだ係官が告げた。
ここは、王都である。 軍事はエルデール公爵の采配である。
「この手紙をエルデール公爵へ・・」と、係官が走る。 もちろん、騎馬である。
「開門、開門。」と、叫ぶつつ係官は騎馬で急ぐ。 要所、要所の門が開く。
朝日が昇りつつある時刻で、よかったのである。 深夜では、闇夜で馬は走れないからだ。
王都の中央役所からエルデール屋敷までは、数キロだ。 15分ほどで、騎馬で係官は到着できた。
「公爵は・・・」と、係官だ。 「まだ、お休みに。」と、執事が答える。
「はやく、この書状を・・」と、係官は手紙を執事へ・・・
「どうしたの?」と、そこへアエリア(ライラの母親)が顔をだした。
「これは、アエリア様、早馬が・・」と、係官が・・・
「なんじゃと、早馬じゃと。」「して、何があったのじゃ。」と、係官へ
「アエリア様、小悪魔の群れが・・・」「なに・・・して場所は?」「え、え、と、エルザの街です。」
「ふう、エルザなら、まだ遠方じゃな。」「しかし、小鬼は足が速いですから。」
「わかっておる、すぐに軍隊へ連絡じゃ。」と、アエリアが・・・
さすが、公爵の妻である。 動くのも早いのだ。
「あの、アエリア様、公爵様は・・・」「わかっておる、待っておれ。」「ハ、ハ~ッ。」と、係官は平伏する。
「あなた。」「起きてます。」「あなた。」「ん、ん、なんじゃ、おまえには娘はやらんぞーっ。」と、半分寝ぼけた公爵だ。
「まだ、あなた言ってるのね、ルイザへ与えて解決したでしょ。」「あ、あ、そうだったな。」「ふむ、それでなんじゃ。」
アエリアは公爵へ書状を見せる。
「なんじゃと、して場所は、ああ、エルザか。」と、ひと安心の公爵だ。
「あなた、軍は手配ずみですわ。」「そうか、さすがじゃ。」と、妻に頼る公爵である。
アエリアとライラの事しか、思考に無いオトコなのだ。 娘が娘だけが、公爵の生きがいなのである。
「ん、まてよ。」「そうだわい、エルザの街なら、リオンからの方が近い、ならルイザが面倒みてるが、いつ心変わりがあるやもしれないからな。」
「軍は、出動準備だ。」と、指示をだして、「この手紙をリオンの役所へ。」と、早馬を手配する公爵だ。
そうなのだ、ヤツを小悪魔討伐へ・・・ さすれば、同士討ちもアルエル。 アエリアもライラも、絶対にヤツには渡さん、と心に誓う公爵なのである。 親バカの溺愛もここまでくれば、大したもんである。
こうして、その朝に早馬が王都からリオンへ・・・
その日の夕刻には、早馬がリオンの街へ・・・・(早馬は、馬を乗り継ぐのだ、だから時間が早いのだ。)
「ライラ様、早馬でございます。」と、配下の役人が書状を持参する。
「えっ、早馬。」「ちょっと、抱いていてよ。」と、近くの配下へ愛娘をあずける。
「え、え、っ、小悪魔の群れ・・・」と、唖然とするライラである。
「これは、飛竜なんてもんじゃないわ。」「至急、ルイザを。」と、叫んだライラである。
どうして、ユミスケではないのか。 それは、ルイザのモノであるからだ。
ライラがルイザへ下げ渡したモノがユミスケという討伐人だからである。
学校から馬車で駆け付けたルイザだ。
「ライラ様、お呼びで。」「あ、あ、ルイザ、逢いたかったわ。」と、抱き付く二人である。
ライラにとり、ルイザは二人目の母親なのだ。 ルイザのデカパイがライラのチッパイをふさぐ・・・
「そうだわ、ルイザ大変よ、小悪魔の群れが・・・」「えっ、本当ですか。」「え、え、父からの書状だわ。」と、公爵の書状を見せる。
「これは、あたいでは無理だわ。」「なら、あいつね。」「え、え、しかし、ここは攻撃型魔法少女のアリスとクララの手助が必要かと。」と、思考するルイザだ。
おそらく、旦那ひとりでは、良くて同士討ち、悪くて一方的にヤラれて終わりだ。 ルイザにとり、もうユミスケ無しの生活は考えられない。
「まだ、6歳と5歳ですが、実力は旦那以上ですわ。」と、太鼓判を押すルイザである。
「じゃあ、至急、手配を頼めるかしら。」と、ライラだ。
「おまかせを。」と、平伏するルイザだ。
「ルイザ、あたいの真のママよ。」と、ライラが抱き付く。 ルイザはライラの頭を撫でながら・・・小悪魔討伐方法を思考していた。
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