満州国、戦車開発会社

ゆみすけ

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ニャンニャンの弟が受験するらしい。

受験に忖度は無いぞ!

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 ニャンニャンの弟は満州軍の騎馬隊の士官候補生だ。
ところが、戦車学校のウワサを聞くと・・・「オレは、16歳だ。」「受験するぞ。」らしい。
 なんと、騎馬隊の士官候補の地位を蹴ってまでだそうだ。
満州軍は歩兵と砲兵と騎馬隊がある。
 満州国は女真族の国である。
遊牧民が先祖である。
 それで、軍の花形は騎馬隊なのだ。
だから、宮城の皇帝を警備するのも騎馬隊だ。
 しかし、満州国で無双な軍隊は派遣軍戦車隊だ。
なんせ、2階も露スケから国境線を守ったからだ。
 騎馬隊はソ連軍の戦車で機銃掃射を喰らって・・・散々な目に・・・
歩兵は日本軍から三八式歩兵銃を・・・
 砲兵は日本軍の野砲を・・・
騎馬隊は短銃身の騎馬隊専用の銃を装備してもらい・・・近代化へ勤めていたんだが・・・
 モンゴル共和国から越境してきた、ソ連軍の戦車には・・・歯が立たなかったのだ。
歩兵銃では、戦車の装甲を抜くことは無理だったのだ。
 そこで、急使が奉天城へ・・・
そこで、ソ連軍の鉄虎(戦車のことだ。)の情報が石原閣下へ・・・
 そして、石原閣下から陸軍省へ戦車隊の派遣要請が・・・
こうして、我が皇軍戦車隊が派遣軍として、ソ連軍の懲りない越境を打ち破ってきたのである。
 しかし、本来の国防は満州国民の手で・・・が、当然なのである。
満州国は日本の傀儡国家では無いのだ。
 もちろん、裏にはソ連軍からの侵攻を遮るためなんだが・・・
現在の北朝鮮への韓国の立ち位置だが・・・あまり、チョン(高麗帽子)はアテにはならないからね・・・
 高麗帽子とは、シナ人が朝鮮人をバカにして呼ぶ言葉だ。
我が国にとり、朝鮮半島は永遠の仮想敵国だからである。
 
 話を戻そう。
「本来は、君ら満州国民が戦車隊でソ連軍戦車隊を撃破するのが望ましいからな。」と、藤川軍曹だ。
 「もう、そろそろ満州軍にも戦車隊が必要な時期が来たと思うんだ。」と、繰り返す軍曹だ。
「では、あなたが教官で教えてくださいますわね。」と、ニャンニャンが期待の顔だ。
 「オレが、か・・・」と、不安な軍曹だ。
「いえ、あなただからできますわ。」と、ニャンニャンが殺人光線をピピピのピだ!
 可憐で清楚な満州娘、それも奉天女学校のお嬢様の序列1位のニャンニャン殺人光線だから・・・
さすがの、戦車隊の猛者である藤川君も・・・あえなく、轟沈なのである。
 ニャンニャンには、野望があったのだ。
ニャンニャンはチチハルの遊牧民の末娘だった。
 ニャンニャンの家族は遊牧から大豆栽培へ定住農家として、それなりの安定した生活が・・・
そして、ニャンニャンが藤川軍曹の専属JKメイドに選ばれてから・・・ニャンニャンの一族が・・・
 つまり、シナもそうなんだが、ニャンニャンが藤川軍曹の足止めに重宝されて・・・
満州国としては、対ソ連軍としての派遣戦車隊は還したくない虎の子の軍隊なのだ。
 それには、故郷心が湧かないように、するのが第一なのである。
皇軍兵士は命令に忠実で不満なぞ、あってはならないが・・・派遣軍となれば、故郷心も湧くのである。
 現在と違って、当時は娯楽といえば博打か女遊びしか無い時代である。
博打なぞ、我が皇軍兵士は厳禁というか、もっても他なのだ。(博打する暇なぞ、無いのだ。)
 そこへ、満州国の大臣は満州国の最大の禁断の兵器を投入したのである。
そう、可憐で清楚な満州娘という核爆弾を投下したのである。
 その効果は絶大だったのだ。
派遣軍は、誰も帰還申請をしなかったのだ。
 そして、その専属メイドの地位も上がるのは当然のことである。
ニャンニャンの家族は大豆の栽培で財を成して・・・いまでは、大連港に交易商会をもつまでに・・・
 ニャンニャンの弟は騎馬隊の幹部候補生へ抜擢されて・・・
ニャンニャンは藤川軍曹のコバンザメとして順風満帆なのである。
 そこへ、戦車学校の話だ。
弟が入学できれば、満州国戦車隊へ入隊は確実だ。
 そして、幹部で武功を建てれば・・・戦車隊長、そして陸軍参謀へ将軍職も夢では無い。
そして、藤川軍曹の弱みを握って・・・藤川夫人へと、舵を切ったニャンニャンなのである。
 
 「で、募集ぐあいは?」と、矢田主任が藤川君へ聞いた。
「あ、あ、市民からは無いな。」「しかし、騎馬隊や砲兵から50名ほどだな。」
 「面接官は、どうするんだ?」
「オレと君で、どうだ。」「まあ、しゃあないな。」
 「それで、内地からの応援は?」
「あ、あ、内の会社(四菱重工)から廻してもらったから大丈夫だ。」
 「通訳は?」「そこなんだ。」
「人数分は無理だな。」
 「満州語の機械工学の書物が無いから。」「工学用語を満州語で造るか、日本語を無理くりするかだ。」
明治時代に日本の言語学者や福澤先生が英語から日本語に訳せないモノを創作したのは事実だ。
 そして、その専門用語は現在のシナでも使われているのだ。
中華人民共和国の中華以外は、当時の日本人が創作した言語なのである。
 「満州語はシナ語とツングース語やら内地語(日本語)が混在してるから、専門語は日本語しか無いぞ。」
エンジンや無線機の部品など、かなりの数の専門用語を造らねばならない。
 そんな暇なんて、無い。
「まあ、戦車学校は内地語(日本語)のごり押しだな。」
 ニャンニャンの弟はニャンニャンから日本語を教わり、かなり試験に有利へ・・・
「そうだ、戦車の整備工は、どうすんだ。」と、軍曹だ。
 「そうだった、兵隊だけでは戦車隊は無理なんだったな。」と、矢田主任が納得だ。
ドイツ帝国のティーゲル戦車(虎戦車)も、腕のいいドイツ職人が常に整備してたから活躍できたのだ。
 「つまり、工兵の募集だな。」
「それなら、いっそのこと。」「ん?」
 「満州国の学校で機械工学や化学の基礎を学習できれば・・・」
「まず、教員が足りないぞ。」
 「なら、内地の退役教員を・・・」
「年齢が55歳以上だぞ。」「そこは、体にムチ打ってでも・・・」
 あちらが立てば、こちらが・・・そうそう、物事はうまくいかないものなのだ。
 
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