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草原での調理も悪くない。
外での食事は、うまいものだ。
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戦車隊と給油隊との休憩である。 訓練に休憩は必要である。 休憩時間があるから、訓練に身が入るのだ。
馬車馬のごとくの訓練でも、休憩があればこそなのだ・・・
「見張りを3名、交代だな。」と、今野少尉が指示する。 平素でも見張りは必ず必要である。 なんせ、軍隊だ。
給油隊の連中が近隣の村で日本円で、いろいろ手に入れてきてくれたのだ。 満州国にとり、日本円は価値がありるからだ。 村人らは、交換した日本円を街の銀行で換金するのだ。 満州通貨の10倍の価値が日本円にあるからだ。 建国して15年だ、まだまだ満州通貨の価値は低いのである。
「おお、饅頭か。」「うまそうだな。」と、中華饅頭が出てくる。 蒸したヤツである。 それを、焚火で焦がして食するのだ。 なかなかである。 シナ大陸は、お茶の文化が進んでいる。 緑茶ではない、ウーロン茶や健康茶などだ。 中華饅頭にウーロン茶は、なかなかなのだ。
「いまごろ、内地は。」「そうだな、季節的に初夏だな。」「梅雨かな。」「ここは、大陸性気候だから、梅雨は無いな。」「夏の台風も無い。」「だだっ広い平原ばかりだな。」「あ、あ。」 内地(日本本土)のことを考えると、しんみりしてしまうのである。
だだっ広いのは、本当だ。 地平線が見えるからだ。 内地なら、山や川で、地平線なぞ見えないからだ。
それに、山なども禿山ばかりだ。 木を切って、燃料に使うのだが・・・そのあと、植林をしないのだ。 それが、シナ人なのだ。 基本、自己中で、先のことは考えない、今がよければいいヤツらだ。
まあ、そうでないと生きていけないからであるが・・・日本は島国で、単一民族だ。 言語も同じだ。 大陸では、ヒトは殺し合いの歴史だ。 しかし、我が国は殺し合いもほどほどなのだ。 全滅させるまでは・・・シナは敵の住民を全滅させるまで、殺し合いである。
これは、縄文時代の人骨に武器で殺された跡が少ないからである。 首がなかったり、割れた骸骨なぞ出土しないからである。 それが、諸外国との差である。
交代で食事をとり、休憩も終わる。 給油隊は、役目が終わったので帰隊である。 トラック3台の給油隊を見送る戦車隊員らだ。 ちなみに、給油トラックには武器はない。 整備工具と給油タンクを載せてるだけである。
敵に見つかれば、逃げるだけなのだ。 警備をつけるなら、装甲車がつくのだ。 それで、戦車隊のも、装甲車が1台あるのだ。 しかし、訓練には必要はない。
「よし、午後は午前の行軍訓練の逆で帰隊する。」と、指示を出す今野少尉だ。
なぜなら、駐屯地から約300キロの行軍訓練である。 400リットル入る燃料タンクだ。 それが、満タンだ。
なら、300キロは、走行できるだろう。 行軍訓練は燃費との戦いなのだ。 燃料がカラの動けない戦車はオブジェである。 単なるでかい、鉄のカタマリだ。
「巡行速度を守れば、無給油で走破できるはずだ。」と、指示を出す。 まあ、ギリなのだが・・・
ギリでないと、訓練にならないからである。
1リットルで、300メートル走行できるなら、300キロ走破なら1000リットル以上の燃料が必要なのだ。
しかし、それは戦場での燃費だ。 つまり、フルに廻してる燃費である。
巡行速度で無理な加速をしなければ、それなりの燃費は出るのである。
まあ、それが無理な戦車も出るだろうから、途中に給油隊が・・・
そして、走行する地面も燃費に関係してくるのである。
悪路走行は燃費が最悪だ。 なるべく、悪路を避けることも大切なのだ。
前方の地面を見て、走破できるか、回り道かの判断の訓練も兼ねてるのである。 それで、先頭は隊長の戦車ではないのだ。 そのつど、今野少尉が先頭の戦車を指名するのである。
古代ローマ兵も、戦う時間より、穴を掘ったり、防塁を造る作業がはるかに多かったそうだが・・・満州の派遣戦車隊も、ドンパチより行軍の時間が多いのである。
馬車馬のごとくの訓練でも、休憩があればこそなのだ・・・
「見張りを3名、交代だな。」と、今野少尉が指示する。 平素でも見張りは必ず必要である。 なんせ、軍隊だ。
給油隊の連中が近隣の村で日本円で、いろいろ手に入れてきてくれたのだ。 満州国にとり、日本円は価値がありるからだ。 村人らは、交換した日本円を街の銀行で換金するのだ。 満州通貨の10倍の価値が日本円にあるからだ。 建国して15年だ、まだまだ満州通貨の価値は低いのである。
「おお、饅頭か。」「うまそうだな。」と、中華饅頭が出てくる。 蒸したヤツである。 それを、焚火で焦がして食するのだ。 なかなかである。 シナ大陸は、お茶の文化が進んでいる。 緑茶ではない、ウーロン茶や健康茶などだ。 中華饅頭にウーロン茶は、なかなかなのだ。
「いまごろ、内地は。」「そうだな、季節的に初夏だな。」「梅雨かな。」「ここは、大陸性気候だから、梅雨は無いな。」「夏の台風も無い。」「だだっ広い平原ばかりだな。」「あ、あ。」 内地(日本本土)のことを考えると、しんみりしてしまうのである。
だだっ広いのは、本当だ。 地平線が見えるからだ。 内地なら、山や川で、地平線なぞ見えないからだ。
それに、山なども禿山ばかりだ。 木を切って、燃料に使うのだが・・・そのあと、植林をしないのだ。 それが、シナ人なのだ。 基本、自己中で、先のことは考えない、今がよければいいヤツらだ。
まあ、そうでないと生きていけないからであるが・・・日本は島国で、単一民族だ。 言語も同じだ。 大陸では、ヒトは殺し合いの歴史だ。 しかし、我が国は殺し合いもほどほどなのだ。 全滅させるまでは・・・シナは敵の住民を全滅させるまで、殺し合いである。
これは、縄文時代の人骨に武器で殺された跡が少ないからである。 首がなかったり、割れた骸骨なぞ出土しないからである。 それが、諸外国との差である。
交代で食事をとり、休憩も終わる。 給油隊は、役目が終わったので帰隊である。 トラック3台の給油隊を見送る戦車隊員らだ。 ちなみに、給油トラックには武器はない。 整備工具と給油タンクを載せてるだけである。
敵に見つかれば、逃げるだけなのだ。 警備をつけるなら、装甲車がつくのだ。 それで、戦車隊のも、装甲車が1台あるのだ。 しかし、訓練には必要はない。
「よし、午後は午前の行軍訓練の逆で帰隊する。」と、指示を出す今野少尉だ。
なぜなら、駐屯地から約300キロの行軍訓練である。 400リットル入る燃料タンクだ。 それが、満タンだ。
なら、300キロは、走行できるだろう。 行軍訓練は燃費との戦いなのだ。 燃料がカラの動けない戦車はオブジェである。 単なるでかい、鉄のカタマリだ。
「巡行速度を守れば、無給油で走破できるはずだ。」と、指示を出す。 まあ、ギリなのだが・・・
ギリでないと、訓練にならないからである。
1リットルで、300メートル走行できるなら、300キロ走破なら1000リットル以上の燃料が必要なのだ。
しかし、それは戦場での燃費だ。 つまり、フルに廻してる燃費である。
巡行速度で無理な加速をしなければ、それなりの燃費は出るのである。
まあ、それが無理な戦車も出るだろうから、途中に給油隊が・・・
そして、走行する地面も燃費に関係してくるのである。
悪路走行は燃費が最悪だ。 なるべく、悪路を避けることも大切なのだ。
前方の地面を見て、走破できるか、回り道かの判断の訓練も兼ねてるのである。 それで、先頭は隊長の戦車ではないのだ。 そのつど、今野少尉が先頭の戦車を指名するのである。
古代ローマ兵も、戦う時間より、穴を掘ったり、防塁を造る作業がはるかに多かったそうだが・・・満州の派遣戦車隊も、ドンパチより行軍の時間が多いのである。
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