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大砲は、まだかっ❕
いまに、見て居ろ。
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騎馬隊がソ連軍のT26に機関銃掃射で・・・40騎ほどが、血反吐を垂らして平原に沈んだ。
「野砲は、まだかっ。」と、叫ぶウルウチ大臣だ。
「ここは、野砲しか。」と、ソ連軍のT26を見る。
それに、機関銃は日露戦争でロシア軍が使ったと聞いてるが、「初めて見たぞ、あれでは勝てんぞ。」と、機関銃の威力に・・・茫然の満州軍だ。
「くそっ、どうすれば。」「そうだ、大砲があったんだ。」と、ウルウチは思い出した。
「確か、日本軍が置いてった大砲があったろ。」と、部下に聞く。
「あの、ヤツですか。」「馬車で運んでいますが。」「すぐに、用意しろ。」「えっ、まだ着いてません。」
「なんせ、馬車が4台で運んでるんですから。」と、部下がこぼす。
大砲は重いのだ。 なんせ、砲金(大砲用の合金)のカタマリだ。 馬車も馬が2頭で曳いてるのだ。
砲身に1台、砲弾に1台、足場に1台、そして、砲を撃つ兵隊の5名が乗る馬車だ。
それも、時速30キロくらいで・・・それほど大砲は重いのである。
しかし、その大砲は日本軍では一番軽いヤツなのだ。
陸軍の三式野砲という。 口径が35だ。 砲弾は15キロくらいだ。
もちろん、近代的大砲だ。 後ろから弾を込めるヤツである。
江戸幕府が大政奉還して明治になり。
イタリヤの兵器製造会社から、政府が買った野砲を日本の陸軍工廠がパクったヤツだ。
馬車で運べるように分解できるところが味噌である。(魔改造というヤツだ。)
口径が小さな大砲でも重いのだ。 数トンはあるのだ。
成分は鉄ではない。 砲金だ。
砲金とは、銅9割で錫が1割の合金だ。
身近には、10円硬貨である。 加工がしやすく、ねばりもあり砲身に向いているのだ。
もちろん、この明治初期の時代のことである。
「くそっ、あの大砲があれば・・・あんな鉄のカタマリなんぞ・・・」と、ウルウチは思案する。
なんとしても、時間を稼がねば・・・
しかし、このままでは・・・埒が明かない・・・
「大臣。」「なんだ。」「ここは、オレが出る。」「しかし、機関銃にヤラれるぞ。」
「だが、このままでは、同じだ。」「・・・・」
まさか、おまえが死にに行ってこい・・・なんて、言えないウルウチだ。
「大臣、馬で走り回れば、時間稼ぎはできそうだが。」と、敵を翻弄する作戦を具申する部下だ。
「敵の鉄のカタマリは3体ある。」「なら、数騎の騎馬で互いに走り回れば・・・」
まあ、一理ある作戦だ。 馬の速度は、満州馬賊だ。 時速40キロから50キロは軽い。
重い鎧を着てないからだが・・・
「それに、焼玉を投げつけてやる。」と、爆裂花火の焼玉を使う作戦を・・・
焼玉は火薬を詰めた玉である。 導火線に火をつけて投げるのだ。
手榴弾より威力は落ちるが、牽制にはなるのだ。
音と噴煙がすごいからだ。 まあ、煙幕花火である。
「わかった、決死隊を募るぞ。」と、ウルウチが叫んだ。
「諸君は皇帝に名前を読み上げられる栄誉を約束しょう。」と、大臣が誓約する。
戦死者の追悼式で、わざわざ名前を読みあげられるのだ。
遺族にとり名誉なことなのである。
遺族年金も少なくないのだ。
こうして、満州馬賊の決死隊がT26のソ連戦車へ肉薄することとなった。
ここで、焼玉が威力を発揮したのだ。
煙幕である。 近代戦でも煙幕は有効な武器である。
周りが把握できない戦車の狭い視野に、煙幕は効果的に働いたのである。
正確な銃撃が・・・なかなか、当たらないのだ。
それに、ソ連製の戦車には欠点があった。 照準器だ。
光学ガラスが混ざりものが多くて使い物にならないのだ。
そこは、ドイツや我が国に永遠に勝てないところである。
現在も、光学製品は我が国が制している。
戦車から潜望鏡で外部を見るのだが・・・プリズムが泡やゴミが入りこんでいるから・・・そして、煙幕で・・・
T26の前を満州馬賊が走り廻るのだが・・・なかなか機関銃が当たらない・・・
焦る、ソ連兵だが・・・焦れば焦るほど機関銃は命中しないものだ。
ソ連軍にとり無駄な時間が・・・・
こうして、決死隊の煙幕花火で時間稼ぎができたのだった・・・・
「野砲は、まだかっ。」と、叫ぶウルウチ大臣だ。
「ここは、野砲しか。」と、ソ連軍のT26を見る。
それに、機関銃は日露戦争でロシア軍が使ったと聞いてるが、「初めて見たぞ、あれでは勝てんぞ。」と、機関銃の威力に・・・茫然の満州軍だ。
「くそっ、どうすれば。」「そうだ、大砲があったんだ。」と、ウルウチは思い出した。
「確か、日本軍が置いてった大砲があったろ。」と、部下に聞く。
「あの、ヤツですか。」「馬車で運んでいますが。」「すぐに、用意しろ。」「えっ、まだ着いてません。」
「なんせ、馬車が4台で運んでるんですから。」と、部下がこぼす。
大砲は重いのだ。 なんせ、砲金(大砲用の合金)のカタマリだ。 馬車も馬が2頭で曳いてるのだ。
砲身に1台、砲弾に1台、足場に1台、そして、砲を撃つ兵隊の5名が乗る馬車だ。
それも、時速30キロくらいで・・・それほど大砲は重いのである。
しかし、その大砲は日本軍では一番軽いヤツなのだ。
陸軍の三式野砲という。 口径が35だ。 砲弾は15キロくらいだ。
もちろん、近代的大砲だ。 後ろから弾を込めるヤツである。
江戸幕府が大政奉還して明治になり。
イタリヤの兵器製造会社から、政府が買った野砲を日本の陸軍工廠がパクったヤツだ。
馬車で運べるように分解できるところが味噌である。(魔改造というヤツだ。)
口径が小さな大砲でも重いのだ。 数トンはあるのだ。
成分は鉄ではない。 砲金だ。
砲金とは、銅9割で錫が1割の合金だ。
身近には、10円硬貨である。 加工がしやすく、ねばりもあり砲身に向いているのだ。
もちろん、この明治初期の時代のことである。
「くそっ、あの大砲があれば・・・あんな鉄のカタマリなんぞ・・・」と、ウルウチは思案する。
なんとしても、時間を稼がねば・・・
しかし、このままでは・・・埒が明かない・・・
「大臣。」「なんだ。」「ここは、オレが出る。」「しかし、機関銃にヤラれるぞ。」
「だが、このままでは、同じだ。」「・・・・」
まさか、おまえが死にに行ってこい・・・なんて、言えないウルウチだ。
「大臣、馬で走り回れば、時間稼ぎはできそうだが。」と、敵を翻弄する作戦を具申する部下だ。
「敵の鉄のカタマリは3体ある。」「なら、数騎の騎馬で互いに走り回れば・・・」
まあ、一理ある作戦だ。 馬の速度は、満州馬賊だ。 時速40キロから50キロは軽い。
重い鎧を着てないからだが・・・
「それに、焼玉を投げつけてやる。」と、爆裂花火の焼玉を使う作戦を・・・
焼玉は火薬を詰めた玉である。 導火線に火をつけて投げるのだ。
手榴弾より威力は落ちるが、牽制にはなるのだ。
音と噴煙がすごいからだ。 まあ、煙幕花火である。
「わかった、決死隊を募るぞ。」と、ウルウチが叫んだ。
「諸君は皇帝に名前を読み上げられる栄誉を約束しょう。」と、大臣が誓約する。
戦死者の追悼式で、わざわざ名前を読みあげられるのだ。
遺族にとり名誉なことなのである。
遺族年金も少なくないのだ。
こうして、満州馬賊の決死隊がT26のソ連戦車へ肉薄することとなった。
ここで、焼玉が威力を発揮したのだ。
煙幕である。 近代戦でも煙幕は有効な武器である。
周りが把握できない戦車の狭い視野に、煙幕は効果的に働いたのである。
正確な銃撃が・・・なかなか、当たらないのだ。
それに、ソ連製の戦車には欠点があった。 照準器だ。
光学ガラスが混ざりものが多くて使い物にならないのだ。
そこは、ドイツや我が国に永遠に勝てないところである。
現在も、光学製品は我が国が制している。
戦車から潜望鏡で外部を見るのだが・・・プリズムが泡やゴミが入りこんでいるから・・・そして、煙幕で・・・
T26の前を満州馬賊が走り廻るのだが・・・なかなか機関銃が当たらない・・・
焦る、ソ連兵だが・・・焦れば焦るほど機関銃は命中しないものだ。
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こうして、決死隊の煙幕花火で時間稼ぎができたのだった・・・・
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