B29を撃墜する方法。

ゆみすけ

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ツェツペルン漂流する!

フランスの反撃だ。

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 ドイツからドーバー海峡を渡り、ツェツペルンが渡ってきた。 相変わらず、デカイ。 「おい、ドイツがやってきたぞ。」 飛行場の観客は口を開けて見上げる。 3機のツェツペルン飛行船はドイツの栄光を背負い、英国の飛行場に投錨した。 「あっ、ドイツの戦闘機が来たぞ。」 と歓声があがる。 見ると、普通の戦闘機だ。 「あの、ドラ焼き型は、どうしたんだ?」 と勘繰る観客らである。 戦闘機はドイツ軍用の格納庫へ収まった。 「フランス対ドイツ戦は、明日の10時から開始です。」 と場内放送が・・・ 会場では、予想屋が赤新聞を売っている。 そう、英国は賭けの国でもあるのだ。 競馬など紳士のスポーツであるほどである。 国家の威信がかかった模擬空戦は、まさに国家の威信がかかった賭けでもあるのだ。 「さあ、フランスの奥の手がわかったよ、知りたければ・・」 と赤新聞を売りまくる予想屋である。 反対側では、「今回もドイツだ、そのワケは・・・」 とドイツの赤新聞を売りまくるヤツもいる。 キップ売り場(掛札売り場)は押すな、押すなの大混乱である。 さすが、賭けの国の英国である。 そして、ドイツがドラ焼き型戦闘機をヤメた理由が、各国の憶測を呼んだのである。 「どうだ、なにかわかったか。」 「イエ、それが、トント情報がないんです。」 「なにか、とんでもない隠し玉かもしれんぞ。」 などと、憶測が広がるのである。 まあ、時間が1日しかなかったもあるが、ドイツが戦闘機を普通タイプに戻したことは判明しなかった。 まあ、理由はカンタンであったのだ。 いままで、ドイツが参加した模擬空戦はドラ焼き型戦闘機が飛行できる距離だったのだが。 ドラ焼き型は軽い、つまり搭載燃料が少ないのである。 そう、ドーバーを越えられない、それが理由だったのだ・・・ ドイツのことだからと勘繰るヤツがバカなのである。  まさに、情報を漏らさずにポーカーフェイスのドイツ軍であった。 ・・・ さて、翌日である。 朝から花火が上がり、模擬空戦日和である。 会場にはキップ(掛札)をもって見物人がゴマンと押し寄せたのであった。 もう、大会委員会は金で金で、ホクホクである。 もちろん、予想屋やキップ売り場の手間賃も徴する委員会である。 会場の掃除のオバチャンから飛行場の管理まで、大きな雇用を生んで、大きな金が動くのである。 まさに、現代オリンピックと同じ利権がうごめいていたのである。 建前では言えないが、金の世の中である。 英国には戦勝国なみの利権と金が・・・ 英国女王の開催の、お言葉が開始の合図であった。 「さあ、フランス対ドイツの戦いです。」 と拡声器はガナリたてる。 ドイツのツェツペルンが抜錨した。 静かにエンジンがペラを廻して高度を上げる。 実に、優雅である。 ドイツはツェツペルンを旅客用にすれば・・・多くの観客が思う中をツェツペルン3機が周回飛行に入る。 「フランス軍が出てきました。」 と拡声器だ。 会場の全員の眼が・・・・・
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