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なんだ、あのロケットの数は・・・・
1機あたり8発かよ・・・ 計40・・・
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会場の全員の眼がフランス軍の戦闘機に注がれた。 「なんだ、あのロケットの数は?」 「1機の翼の片方に4発もか。」 「すると、1機で8発かよ。」 「なんと全部で40もあるぞ。」 観客が騒ぎ出した。 あまりのロケットの多さに、「おい、フランスに賭けるぞ。」 「もう、遅いよ、販売は停止したよ。」 「うう、くそっ、これではドイツが・・」 とドイツ勝利のキップが・・・ 紙屑の1歩手前だ・・・ 数で勝負のフランス軍である。 「いかん、これは・・・」 とツェツペルンの艦長(飛行船で艦長だ。)が叫んだ。 どうやら、フランス軍の戦闘機を双眼鏡で見たようだ。 「編隊を密にして、弾幕で防ぐのだ。」 と僚機に伝言の艦長である。 だが、飛行船は空気に浮かぶフネである。 なかなか、動きがおそいのだ。 そして、ブレーキが・・・ 錨を地面に投げるか、プロペラ反転しかないのだ。 もちろん、舵もあるが、フネだから急な動作は無理なのである。 「ぶつからないようにしろ。」 と水兵らが右往左往である。 「今さら、おそいは。」 とフランス軍の隊長だ。 「いいか、ヤツらが混乱している。」 「隊長、自分が行きます。」 と先頭の戦闘機からだ。 「おう、まかせたぞ。」 「フランスに栄光あれー。」 とフランス軍の戦闘機である、ニューポールから8発のロケットが撃ちだされた。 「いかん、ロケット妨害電波と金属片を巻け。」 とドイツの艦長が叫んだ。 もちろん、模擬弾のロケット弾である。 だから、爆薬も無いし、爆発はしないが・・・ 当然、プロペラに当たればペラは止まるのである。 ドイツ兵らは、後方から飛んでくるロケットを・・・ もちろん、ツェツペルンの機銃はロケットに向けて弾幕である。 電波妨害と金属片で誘導電波を混乱できるはずだ・・・ 内心、そう思ったドイツ側だったが・・・ フランス軍が、英国から得た情報で日本のパクリロケットを急造したのだ。 誘導装置なんて無い! それに、誘導装置は英国側も解析していない。 それで、ロケットは単なるロケットである。 つまり、誘導装置が無いから軽いのである。 だから、8発も戦闘機にぶら下げられたのである。 まあ、そこまで想像できないが・・・ フランス軍は戦闘機の照準器で狙ったのである。 まあ、ヤマカンだ。 だから、数を撃ったのであるのだが・・・ 幸いなことに、8発はツェツペルンには命中しなかった。 つまり、飛行船に届く前に推進薬が切れて、むなしく地上に落下していった・・・ 「くそっ、遠すぎたんだ。」 そう、目測を誤ったのである。 飛行船はデカイのだ。 それで、目測を誤ってしまったのである。 「うふふ、これで1機脱落だな。」 とドイツ軍の艦長が、ほくそ笑む。 フランス軍の隊長は、「惜しかった、やはり観測員がいるようだ。」 「1番機、以後は距離観測を離れてやってくれ。」 と指示を出した。 つまり、目測を誤らないように、横から助言をする役に指名したのだ。 まあ、ロケットが1番機は使ってしまったからね・・・ なかなか、転んでも諦めないフランス軍である・・・・・
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