B29を撃墜する方法。

ゆみすけ

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マスタング登場。

とうとう、出てきた米軍戦闘機。

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 「おい、米軍の格納庫が開くぞ。」と、誰かが叫ぶ。 「あれが、米軍の新型か!」と、また誰かが叫んだ。 シラリトシマートな機体が・・・ いままでの米軍の戦闘機は、でかい馬力で飛ぶヤツばかりだったが・・ 「以外にスマートじゃないか。」 「かっこいいね。」と、見物人からは好評のようだ。 拡声器が、「米軍のマスタングが登場です。」 と、広報だ。 「あれが、ウワサのマスタングか。」と、わが国の技師が・・ ウワサ、オレは聞いていないが・・ 英国からの情報だが、液冷戦闘機のスゴイやつとのウワサが聞こえていたのだ。 12気筒液冷エンジンである。 日本では開発が難しいのだ。 液冷は日本が苦手なエンジンだった。 星形の9気筒のダブルが日本戦闘機の最高のエンジンである。 空冷だから、エンジンを平たくすることが必要なのだ。 液冷は縦長のエンジンが設計できる。 つまり、空気抵抗がすくない形ができるのである。 ただし、液冷のラジエターがいるのだが・・ マスタングとは、北米の平原に生息する、野生馬である。 よく、インデァンが乗ってるヤツである。 小柄で走る速度は速いのだ。 家畜の馬が野生化したらしい。 つまり、ジャジャ馬の戦闘機ということである。 野生馬だから、眼付が違うのだ。 家畜馬とは別物なのだ。 そう、つまり米軍戦闘機の別物ということである。 「キーーーーン。」と高音のエンジン音だ。 「あれは、排気タービン音だ、馬力がハンパないかもしれんぞ。」と日本人技師が解析する。 動揺が、我が国の爆撃機乗りに走る。 前半戦をもらってにしては、戦意が・・・これでは、はじめから負けである。 マスタングなにするものぞ、である。「外観に惑わされるな、実力は当方とトントンらしいぞ。」 と、主任技師がいう。 それで、マスタングに驚愕した爆撃機乗りの顔が普段に戻る。 単純である。 なんせ、主任技師の言だ。 軽くないからである。 そうだ、予算や国力に差があるが、日本は技術では負けていないのだ。 しかし、どうしても米軍のマスタングへ眼がいくのである。 「いかん、これでは、始まる前から負けだ。」と、爆撃隊の隊長が・・ 「全員、集まれ。」と、命令が飛ぶ。 「偵察員に告ぐ、各機の役割を再度確認すること、操縦士は偵察員との連絡を密にしろ。」 「いいか、米軍はロケット兵器は持ってないんだ。」「ヤツらは、6連機銃で、それが5機で30連攻撃をかますから、要注意だぞ。」 「おう。」と、気勢を上げる。 米軍は13ミリ機銃の1機で6丁の攻撃である。 まあ、数撃てば当たるのだ。 質の日本、数の米軍なのだ。 チェツクが終わり、暖気運転へ入る日本軍爆撃機、5機であった。 隊長は、ありきたりの注意を繰り返すことで、時間をとり、ひと呼吸いれたのだ。 それで、爆撃機の隊員らは、平常心を取り戻したのである。 戦闘意欲も大切だが、常に平常心を忘れないことも大切である。 精神力と竹ヤリでは、B29は墜ちないからである・・・・
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