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速度で逃げるか、旋回して回避するかだ。
ヒトが乗っていないから、できることもある。
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「で、実際に演習現場での実験をやりたいということなんだな。」と、陸軍の幹部が聞く。
「そうです、無線操縦には成功しましたが、どんなものなのかということです。」
「つまり、実戦で使えるかの検証なのだな。」
「そういうことです。」と、サイトウ技師がいうのだ。
陸軍の参謀本部へ乗り込んで、直接交渉のサイトウ君である。
日本陸軍にも戦車はあるのだ。
満州でのソ連軍からの侵攻には、日本軍は派遣しなかっただけなのだ。
なぜって? 虎の子だからである。
もっいたいないからだ。
戦車は内地の防衛の最期の砦なのである。
ソ連軍が上陸してくるであろう・・・北海道に部隊があるのだ。
そして、満州国からの応援要請には、一番費用が少ない部隊を送ったのだ。
そう、飛行爆弾部隊である。
そして、見事に飛行爆弾部隊はソ連軍へ鉄槌をカマスことができたのである。
まあ、はじめて飛行爆弾を見たソ連軍が動揺した所為もあるのだが・・・
「戦場で命の危険が少ないことは、とっても大きいことなのですよ。」と、陸軍の幹部だ。
「なぜなら、ゆとりがあるからですよ。」
「必死に死にもの狂いで突撃しなくても、いいんですからな。」と、大小判の幹部だ。
「そして、敵の攻撃にさらされるのは・・・ヒトが乗っていない飛行機ですからな。」
「ヒトが乗る飛行機より、かなりの小型ですから銃撃も当たらないんですよ。」
「なるほど。」と、納得するサイトウ君だ。
「本職は前線へ立つことはないので、前線で戦ってる兵士へ死んでこいって言ってるようで・・・」
「それが、飛行爆弾はないから・・・ありがたいんですよ。」
「それで、対空機銃で実際に飛行爆弾を堕とせるのか・・・」
「わかりました、飛行爆弾の旧型が残っいてますから。」と、数機の飛行爆弾を運び出す。
そして、陸軍の富士練兵場で実験をすることとなったのである。
快晴の日が選ばれた。
陸軍からは、対空機銃の猛者と言われた数人が待機している。
機銃は英国で開発されて7,7ミリ対空機銃だ。
ゼロ戦の機銃や駆逐艦の対空兵装に使われた名銃である。
無線操縦ではない、あらかじめ飛行コースをセットする飛行爆弾である。
飛行コースはジクザクの飛行コースだ。
カンタンに堕とされたら、魔軽飛行機開発会社のメンツが丸つぶれだからである。
機銃員は射手と給弾員の2名づつが1丁の機銃へつく。
燃料が続くかぎり飛んでるようにセットする。
「よし、用意できました。」
「うむ、機銃員は配置へ着いてるぞ。」
「なら、エンジンをかけますよ。」「うむ。」
「1番機エンジン始動。」
スターターでエンジンをかける。
双発のエンジン音がハミングする。
旗があがって。合図だ。
スル、スル、滑走して空へ上がる飛行爆弾だ。
徐々に高度があがる。
しかし、地上40メートルほどで上昇は止まるのだ。
なぜなら、高度が低いほど速度は速く感じるから・・・
相対速度は250キロ毎時を越えるほどなのである。
つまり、的が速く動いているということなのだ。
そして、第一旋回して飛行爆弾は銃撃コースへ・・・
「ダ、ダ、ダ、ダ、ダ、ダッ。」と、7,7ミリ機銃が火を噴くが・・・
これが、なかなか命中しないのだ。
つまり、機銃と飛行爆弾の距離が相対的に近いのである。
そして、機銃手は普段は戦闘機や爆撃機を射撃しているのである。
大きさが2メートルほどの模型飛行機は射撃したことなんて無いのだ。
つまり、感覚がなかなか掴めないのだ。
実際は距離が200メーロル程なのだが・・・それが、相対的に500以上に感じるのだ。
そう、模型ではなくて実際の戦闘機の感覚でどうしても射撃をしたしまうのだ。
あらかじめ飛行コースはセットしてある。
それで、さきほどから機銃手上空を旋回してるのだが・・・これが、なかなか命中しないのだ。
翼へ命中したようなのだが・・・飛行爆弾は墜ちることなく飛んでるのだ。
そして、15分くらい経過して燃料が切れて・・・飛行爆弾は不時着するのだ。
「なあや、1発も当たらんではないか。」と、幹部が騒ぐ。
いつもの調子が狂った機銃手らは・・・なんも言えない顔だ。
「これなら、無線操縦だと撃ち落とせないで、行けそうだな。」と、犬塚君が確信する。
「しかし、無線だと機体が見えないと操縦ができないぞ。」と、サイトウ君だ。
「それはだ、爆撃機から操縦すればいいんじゃないか。」と、アイデアの犬塚君である。
「そうか、その手があるな。」「爆撃機なら、飛行爆弾も数が詰めるぞ。」
「敵の攻撃が当たらない上空で操縦して敵へぶち当たればいいんだからな。」
「問題は爆撃機から、どうやって発進するかだ。」「手で飛ばすことは無理だから。」
「爆弾ハッチから落とすしかないんじゃないかな。」
「うむ、やってみなければわからんが・・・」
「陸軍の爆撃機は双発の九七式重爆撃機があるが。」と、幹部がいう。
「無線操縦が完成したら、九七式重爆撃機で試験運用をしてみようか。」と、幹部が加える。
そうなると、サイトウ君は試験運用で九七式重爆撃機に乗れるかも・・・
「これは、いいチャンスだぞ。」と、サイトウ君はマジで無線操縦飛行機を設計しだしたのである。
「そうです、無線操縦には成功しましたが、どんなものなのかということです。」
「つまり、実戦で使えるかの検証なのだな。」
「そういうことです。」と、サイトウ技師がいうのだ。
陸軍の参謀本部へ乗り込んで、直接交渉のサイトウ君である。
日本陸軍にも戦車はあるのだ。
満州でのソ連軍からの侵攻には、日本軍は派遣しなかっただけなのだ。
なぜって? 虎の子だからである。
もっいたいないからだ。
戦車は内地の防衛の最期の砦なのである。
ソ連軍が上陸してくるであろう・・・北海道に部隊があるのだ。
そして、満州国からの応援要請には、一番費用が少ない部隊を送ったのだ。
そう、飛行爆弾部隊である。
そして、見事に飛行爆弾部隊はソ連軍へ鉄槌をカマスことができたのである。
まあ、はじめて飛行爆弾を見たソ連軍が動揺した所為もあるのだが・・・
「戦場で命の危険が少ないことは、とっても大きいことなのですよ。」と、陸軍の幹部だ。
「なぜなら、ゆとりがあるからですよ。」
「必死に死にもの狂いで突撃しなくても、いいんですからな。」と、大小判の幹部だ。
「そして、敵の攻撃にさらされるのは・・・ヒトが乗っていない飛行機ですからな。」
「ヒトが乗る飛行機より、かなりの小型ですから銃撃も当たらないんですよ。」
「なるほど。」と、納得するサイトウ君だ。
「本職は前線へ立つことはないので、前線で戦ってる兵士へ死んでこいって言ってるようで・・・」
「それが、飛行爆弾はないから・・・ありがたいんですよ。」
「それで、対空機銃で実際に飛行爆弾を堕とせるのか・・・」
「わかりました、飛行爆弾の旧型が残っいてますから。」と、数機の飛行爆弾を運び出す。
そして、陸軍の富士練兵場で実験をすることとなったのである。
快晴の日が選ばれた。
陸軍からは、対空機銃の猛者と言われた数人が待機している。
機銃は英国で開発されて7,7ミリ対空機銃だ。
ゼロ戦の機銃や駆逐艦の対空兵装に使われた名銃である。
無線操縦ではない、あらかじめ飛行コースをセットする飛行爆弾である。
飛行コースはジクザクの飛行コースだ。
カンタンに堕とされたら、魔軽飛行機開発会社のメンツが丸つぶれだからである。
機銃員は射手と給弾員の2名づつが1丁の機銃へつく。
燃料が続くかぎり飛んでるようにセットする。
「よし、用意できました。」
「うむ、機銃員は配置へ着いてるぞ。」
「なら、エンジンをかけますよ。」「うむ。」
「1番機エンジン始動。」
スターターでエンジンをかける。
双発のエンジン音がハミングする。
旗があがって。合図だ。
スル、スル、滑走して空へ上がる飛行爆弾だ。
徐々に高度があがる。
しかし、地上40メートルほどで上昇は止まるのだ。
なぜなら、高度が低いほど速度は速く感じるから・・・
相対速度は250キロ毎時を越えるほどなのである。
つまり、的が速く動いているということなのだ。
そして、第一旋回して飛行爆弾は銃撃コースへ・・・
「ダ、ダ、ダ、ダ、ダ、ダッ。」と、7,7ミリ機銃が火を噴くが・・・
これが、なかなか命中しないのだ。
つまり、機銃と飛行爆弾の距離が相対的に近いのである。
そして、機銃手は普段は戦闘機や爆撃機を射撃しているのである。
大きさが2メートルほどの模型飛行機は射撃したことなんて無いのだ。
つまり、感覚がなかなか掴めないのだ。
実際は距離が200メーロル程なのだが・・・それが、相対的に500以上に感じるのだ。
そう、模型ではなくて実際の戦闘機の感覚でどうしても射撃をしたしまうのだ。
あらかじめ飛行コースはセットしてある。
それで、さきほどから機銃手上空を旋回してるのだが・・・これが、なかなか命中しないのだ。
翼へ命中したようなのだが・・・飛行爆弾は墜ちることなく飛んでるのだ。
そして、15分くらい経過して燃料が切れて・・・飛行爆弾は不時着するのだ。
「なあや、1発も当たらんではないか。」と、幹部が騒ぐ。
いつもの調子が狂った機銃手らは・・・なんも言えない顔だ。
「これなら、無線操縦だと撃ち落とせないで、行けそうだな。」と、犬塚君が確信する。
「しかし、無線だと機体が見えないと操縦ができないぞ。」と、サイトウ君だ。
「それはだ、爆撃機から操縦すればいいんじゃないか。」と、アイデアの犬塚君である。
「そうか、その手があるな。」「爆撃機なら、飛行爆弾も数が詰めるぞ。」
「敵の攻撃が当たらない上空で操縦して敵へぶち当たればいいんだからな。」
「問題は爆撃機から、どうやって発進するかだ。」「手で飛ばすことは無理だから。」
「爆弾ハッチから落とすしかないんじゃないかな。」
「うむ、やってみなければわからんが・・・」
「陸軍の爆撃機は双発の九七式重爆撃機があるが。」と、幹部がいう。
「無線操縦が完成したら、九七式重爆撃機で試験運用をしてみようか。」と、幹部が加える。
そうなると、サイトウ君は試験運用で九七式重爆撃機に乗れるかも・・・
「これは、いいチャンスだぞ。」と、サイトウ君はマジで無線操縦飛行機を設計しだしたのである。
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