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まだ、見つからないのか?
駆逐艦隊、苦戦ス・・・
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駆逐艦の新人艦長が、「まだ、敵は見つからないか。」 とソナー員へ催促だ。 ソナー員は、困ってしまって、ワンワンワン、ではない! 「まだ、見つかりません。」 と返答だ。 副官が、「艦長、ここらは大陸棚で水深が100ほどです。」 「あ、あ、そうだな。」 「まさか!」 「そうです艦長、ここまで捜索して見つからないなら、海底です。」 「ううむ、いくら訓練とはいえ、なかなか敵役も・・」 「そうですね、フンドシを締めないとヤラれますよ。」 と副官が脅す。 「魚雷は爆薬は抜いてるんでしょうね。」 と副官が・・・ 「確か、日本軍の訓練用を購入したはずだ。」 と艦長だ。 「なら、いいんですが・・」 と副官がニガ笑いである。 「まだ、見つからないか。」 とソナー員に催促だ。 ソナー員は・・・ 「艦長、ここは誘いをかけてみては?」 と副官が助言だ。 「海底から引きずりだすのか。」 「そうです、このままでは。」 「そうだな、終わってしまうからな。」 「僚艦に伝えろ、追い込みをかけるぞ。」 と艦長が指示をした。 「艦尾の爆雷、用意できました。」 と拡声器が・・ 「よし、爆発深度は100だ、速度は15、間隔は15だ。」 つまり、15ノットで15秒間隔で模擬爆雷を投下するのである。 まあ、海底から燻りだすのである。 模擬爆雷だから泡と音がでるだけだ。 しかし、潜水艦も模擬爆雷だからと動かないわけにはいかないのである。 そこは訓練の規則で、近接で爆雷が音と泡でとなると、浮上しないと・・・ でないと、訓練では無くなってしまうからである。 ・・・ ここは、深度100の海底である。 「艦長、爆雷です。」 ソナー員が伝える。 「わかった、こちらが動かないから焦りやがったな。」 「どうします?」 と副官だ。 「うむ、浮遊機雷を放出だ。」 「了解、何個ですか。」 「3個だな、訓練用だぞ。」と艦長が確認する。 浮遊機雷とは対駆逐艦用の潜水艦の兵器である。 欠点は数がないことである。 爆雷のように数が潜水艦(Uボートは小型なのだ。)だから搭載できないのである。 しかし、磁気機雷だから駆逐艦が近づくとドカンだ。 もちろん、訓練用なので音と煙が出るだけだが。 ・・・ 「なかなか、潜水艦が動きませんね。」と副官だ。 「ふむ、どうやらマジのようだな。」 と艦長だ。 と、その時だ。 右舷から大量の煙と爆発音が・・・ 「なんだ?」 「艦長、浮遊機雷です。」 「被害は。」 「右舷をヤラれました、近接なので浸水となるようです。」 「ヤラれた、焦ってしまった。」 と艦長が・・・ 「どうやら、ゲームセットのようですね。」 とフローラが観戦武官席から立ちあがった。 「想定終了です。」 と指示を出すフローラだ。 3隻の駆逐艦は帰途に就いた。 そして、あとからUボートが続く。 やはり、Uボートの現役が勝利したのだが・・・ まだ、まだ、駆逐艦の訓練が足りないと嘆くフローラである。 ここは、日本からの退役軍人に頼るしか・・・ また、ハンナに借りができそうなフローラであった。
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