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殺到
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84-04
数日後ネットのサイトに明日載せると梅宮が嬉しそうに連絡して来た。
「明日は大安ですから良いと思いまして、お嬢様の様にお美しい方なら、初日から殺到すると思いますのでサイトを良くチェックして下さいね!」
「えっ、掲載されて直ぐに申し込みが有るのですか?」
「勿論でございます!」
実は梅宮は自分の選んだ三人が申し込む事を準備させていた。
全国に流れるのは多少遅れる様に細工をしていた。
梅宮は三人の中の一人と見合いが決まると決めつけていたのだ。
その為、いきなり三人の男性から申し込みが入って、驚きの表情に成った浅子。
麻結が役所から帰るや否や「麻結!驚きよ!おどろき!」浅子が自分の部屋に行く麻結に言った。
「騒がしいわね!着替えてから聞くわ!」帰ると同時に言われて、不機嫌に成る。
二階の自分の部屋に駆け上がる麻結。
長い髪をポニーテールにして、眼鏡をかけているが度は無い。
似合わない眼鏡をしているのは、職場で男性が声をかけて来るから予防の為で本当の視力は1.0以上なのだ。
だから服装も地味で目立たない様にしているから、役所でも騒がれる事は無かった。
大学生の時に一度騒がれて、ミスキャンバスに推薦された事が有った。
勿論辞退はしたが、それ以後は地味で目立たない様に心掛けている。
それでも平日とか遊びに出かけた時に、言い寄る男性は後を絶たない。
両親から見ればこれ程の美しい自慢の娘が何故?過去の恋人の事は有るが、、、、、、
しばらくして二階から降りて来る麻結。
「早く!この画面を見て頂戴よ!今日ネットに掲載したのに、早くも三人の男性から見合いの申し込みが来たのよ!」
「見合い?あの相談所?」
「そうよ!三人とも素晴らしいわよ!学歴も仕事も文句の付け様がないわ!」
「そうなの?興味無いわ!」パソコンに目を向ける気配も無い麻結。
普段の姿なら見合い話も直ぐには来ないだろうが、今掲載されている写真は本当の麻結の姿で美しい。
「どうしましょう?麻結見向きもしないのよ!この男性見て下さい!三人共甲乙つけがたいでしょう?」浅子は夫が帰ると真っ先にパソコンの前に座らせて見せた。
しばらく画面を見ていた智光が「本当に条件も仕事も申し分ないな!最初からこんなに良い男性が申し込んでくれるのなら、期待出来るな!」
「それはどういう意味ですか?」
「初日から、こんなに良い男性が申し込むなら、しばらく待てばもっと良い条件の男性が来ると麻結も思ったのだろう?」
「違いますよ!パソコンに目も向けませんでしたよ!」
「照れ臭いのだろう?少し待ちなさい!お前は急ぎ過ぎだよ!」
智光に言われて多少は自重する浅子だった。
だが、食事の前に仲人の梅宮芳江が電話で「良い男性でしょう?麻結さんの反応は?」
「それが、、、、」
「照れ臭いのでしょう?しばらく様子を見て下さい!これ以上無い縁談だと思いますよ!」
梅宮は30歳まで一度も見合いも恋愛も経験が無いので、戸惑っているのだと考えていた。
あれ程の美人なのに、一度も恋愛経験が無い事が不思議だった。
梅宮は翌日役所に行く用事を作って職場見学に向かった。
履歴書に書かれた職場に行っても麻結らしい女性が見当たらない。
窓口に居た中年の女性に尋ねると「落合さんですか?今お手洗いかな?もう直ぐ帰ると思いますよ!彼女に何か用事ですか?」
「いいえ、この職場に勤めて居ると聞いたので、、、、、、」
誤魔化してしばらく待って居たが、目の前を通っても梅宮には麻結が判らなかった。
今度は別の男性に尋ねると「奥の右側の女性ですが、呼びましょうか?」と言われて遠くに見て驚きの表情に成っていた梅宮。
あの子男嫌いだわ!親御さんは結婚させようと必死だけれど、あの服装と眼鏡と髪型に大き目のマスクなら男性は声をかけないわね!
でも親御さんは知っているのかしら?そう思いながら役所を後にした。
後日その事を梅宮がさり気なく尋ねると、大学時代の事件で地味で目立たない様にしている様ですと答えた浅子。
三人の男性の申し込みは全く見る事も無く、時間だけが過ぎ去って梅宮の思惑が外れてしまった。
そして全国に麻結が公開だれたのだ。
中にはこんなに美人なら、何か有るに違いないと疑う男性も多かったが、申し込みが殺到した。
驚いたのは浅子の方で「こんなに申し込みが来たら、調べられないわ!」ネットに掲載された簡単な経歴、簡単な住所、仕事、身長、体重、家族に目を通すだけで一日が過ぎ去っていく。
そしてその数は毎日増加して「こんなの調べられない!」と浅子が根をあげた。
「貴方!毎日朝から見ても終わらないのに、次々見合いの申し込みが来るのよ!どうしたら良いのよ!」
「とにかく遠方の人は断りなさい!近くに絞ってから調べて麻結に勧めてみたらどうかな?」
「そうですね!麻結は全く見向きもしませんよ!」
「でも不思議だな?最初の一週間は三人だけだったのに、二週間目からもの凄い申し込みだな!」
「私もそれが不思議なのよ!」
「しかし、麻結は美人だからこんなに申し込みが有るのでしょうね!」
「普段の役所に行く姿からは想像出来ないけれどな!」
「大学生の時の事が余程麻結には堪えたのでしょうね!」
「あの頃は、伸一君の事が有ったから余計に傷ついたのだろうな!」
「伸一君を忘れて結婚してくれますかね?」
二人は結婚相談所の申し込みに半ば驚きながら、娘麻結の将来を心配していた。
数日後ネットのサイトに明日載せると梅宮が嬉しそうに連絡して来た。
「明日は大安ですから良いと思いまして、お嬢様の様にお美しい方なら、初日から殺到すると思いますのでサイトを良くチェックして下さいね!」
「えっ、掲載されて直ぐに申し込みが有るのですか?」
「勿論でございます!」
実は梅宮は自分の選んだ三人が申し込む事を準備させていた。
全国に流れるのは多少遅れる様に細工をしていた。
梅宮は三人の中の一人と見合いが決まると決めつけていたのだ。
その為、いきなり三人の男性から申し込みが入って、驚きの表情に成った浅子。
麻結が役所から帰るや否や「麻結!驚きよ!おどろき!」浅子が自分の部屋に行く麻結に言った。
「騒がしいわね!着替えてから聞くわ!」帰ると同時に言われて、不機嫌に成る。
二階の自分の部屋に駆け上がる麻結。
長い髪をポニーテールにして、眼鏡をかけているが度は無い。
似合わない眼鏡をしているのは、職場で男性が声をかけて来るから予防の為で本当の視力は1.0以上なのだ。
だから服装も地味で目立たない様にしているから、役所でも騒がれる事は無かった。
大学生の時に一度騒がれて、ミスキャンバスに推薦された事が有った。
勿論辞退はしたが、それ以後は地味で目立たない様に心掛けている。
それでも平日とか遊びに出かけた時に、言い寄る男性は後を絶たない。
両親から見ればこれ程の美しい自慢の娘が何故?過去の恋人の事は有るが、、、、、、
しばらくして二階から降りて来る麻結。
「早く!この画面を見て頂戴よ!今日ネットに掲載したのに、早くも三人の男性から見合いの申し込みが来たのよ!」
「見合い?あの相談所?」
「そうよ!三人とも素晴らしいわよ!学歴も仕事も文句の付け様がないわ!」
「そうなの?興味無いわ!」パソコンに目を向ける気配も無い麻結。
普段の姿なら見合い話も直ぐには来ないだろうが、今掲載されている写真は本当の麻結の姿で美しい。
「どうしましょう?麻結見向きもしないのよ!この男性見て下さい!三人共甲乙つけがたいでしょう?」浅子は夫が帰ると真っ先にパソコンの前に座らせて見せた。
しばらく画面を見ていた智光が「本当に条件も仕事も申し分ないな!最初からこんなに良い男性が申し込んでくれるのなら、期待出来るな!」
「それはどういう意味ですか?」
「初日から、こんなに良い男性が申し込むなら、しばらく待てばもっと良い条件の男性が来ると麻結も思ったのだろう?」
「違いますよ!パソコンに目も向けませんでしたよ!」
「照れ臭いのだろう?少し待ちなさい!お前は急ぎ過ぎだよ!」
智光に言われて多少は自重する浅子だった。
だが、食事の前に仲人の梅宮芳江が電話で「良い男性でしょう?麻結さんの反応は?」
「それが、、、、」
「照れ臭いのでしょう?しばらく様子を見て下さい!これ以上無い縁談だと思いますよ!」
梅宮は30歳まで一度も見合いも恋愛も経験が無いので、戸惑っているのだと考えていた。
あれ程の美人なのに、一度も恋愛経験が無い事が不思議だった。
梅宮は翌日役所に行く用事を作って職場見学に向かった。
履歴書に書かれた職場に行っても麻結らしい女性が見当たらない。
窓口に居た中年の女性に尋ねると「落合さんですか?今お手洗いかな?もう直ぐ帰ると思いますよ!彼女に何か用事ですか?」
「いいえ、この職場に勤めて居ると聞いたので、、、、、、」
誤魔化してしばらく待って居たが、目の前を通っても梅宮には麻結が判らなかった。
今度は別の男性に尋ねると「奥の右側の女性ですが、呼びましょうか?」と言われて遠くに見て驚きの表情に成っていた梅宮。
あの子男嫌いだわ!親御さんは結婚させようと必死だけれど、あの服装と眼鏡と髪型に大き目のマスクなら男性は声をかけないわね!
でも親御さんは知っているのかしら?そう思いながら役所を後にした。
後日その事を梅宮がさり気なく尋ねると、大学時代の事件で地味で目立たない様にしている様ですと答えた浅子。
三人の男性の申し込みは全く見る事も無く、時間だけが過ぎ去って梅宮の思惑が外れてしまった。
そして全国に麻結が公開だれたのだ。
中にはこんなに美人なら、何か有るに違いないと疑う男性も多かったが、申し込みが殺到した。
驚いたのは浅子の方で「こんなに申し込みが来たら、調べられないわ!」ネットに掲載された簡単な経歴、簡単な住所、仕事、身長、体重、家族に目を通すだけで一日が過ぎ去っていく。
そしてその数は毎日増加して「こんなの調べられない!」と浅子が根をあげた。
「貴方!毎日朝から見ても終わらないのに、次々見合いの申し込みが来るのよ!どうしたら良いのよ!」
「とにかく遠方の人は断りなさい!近くに絞ってから調べて麻結に勧めてみたらどうかな?」
「そうですね!麻結は全く見向きもしませんよ!」
「でも不思議だな?最初の一週間は三人だけだったのに、二週間目からもの凄い申し込みだな!」
「私もそれが不思議なのよ!」
「しかし、麻結は美人だからこんなに申し込みが有るのでしょうね!」
「普段の役所に行く姿からは想像出来ないけれどな!」
「大学生の時の事が余程麻結には堪えたのでしょうね!」
「あの頃は、伸一君の事が有ったから余計に傷ついたのだろうな!」
「伸一君を忘れて結婚してくれますかね?」
二人は結婚相談所の申し込みに半ば驚きながら、娘麻結の将来を心配していた。
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