【R18】本能と本心〜

うちこ

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4話 告白

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ミクは息をするのも忘れそうなほど、涼太の目をじっと見つめていた。鋭くて、それでいて優しい瞳に、自然と引き込まれてしまう。
時間にして十秒ほどだったかもしれないが、ミクには果てしなく長く感じられた。

(……やっぱり、涼太が好き……)
心の奥で改めてそう確信する。

一方、涼太もミクの潤んだ大きな瞳に目を奪われ、しばし釘付けになった。普段と違い、酔いもあって少し無防備に見える。

二人の間に言葉は必要なかった。ただ見つめ合うだけで、互いの存在の大きさを感じる。

ミクの胸の奥で、そして涼太の胸の奥で、それぞれの感情が静かに、揺れ動いていた。


ミクは思わず目を逸らしワイングラスをじっと見つめたまま口を開く。

「好き…涼太、ずっと好きだったの」

言った瞬間、空気が固まった。
自分の声がこんなにもはっきりと響くなんて思わなかった。

恐る恐る顔を上げると、涼太の瞳がこちらをじっと見つめていた。
驚きも、戸惑いも、その奥にある感情も読み取れなくて、ミクは息を呑む。

心臓が痛いほど高鳴り、全身が熱くなる。
返事が欲しいのか、ただ伝えたかっただけなのか、自分でももう分からなかった。

空気は静まり、二人だけの時間がゆっくりと流れた。ミクは涼太の視線に釘付けになったままだった。

「……ずっと、ずっと好きだったの」

声が震えていた。
ミクは自分の膝の上で手を握りしめ、必死に言葉を繋ぐ。

「涼太と…、どうにかなりたいわけじゃないの。
彼女がいることも、ちゃんと知ってる。でも…私の気持ち…伝えたくて」

堪えていたものが溢れるように、頬を一筋の涙が伝った。グラスに落ちる前に慌てて拭うけれど、次の涙がもう瞳に滲んでいた。

涼太は黙ってその様子を見つめていた。
否定も肯定もせず、ただ深く息をついたように見えた。

ミクの胸の鼓動は激しく鳴り続けている。
伝えてしまった――もう戻れない。

ミクの涙がテーブルに落ちる。
時間が止まったように、ただ涼太の視線だけがそこにあった。
喉を詰まらせたように、言葉を探す気配が長く続いた。

そして涼太が、重い口をゆっくりと開いた。

「……ごめん」

たった一言。
けれど、その言葉にはいくつもの意味が込められているように聞こえた。
彼女がいることへの現実。ヒカルやレオへの思い。
そしてミクの想いに応えられない苦しさ。


ミクの胸の奥に、その一言が深く沈み込んでいく。
泣きたくないのに、涙はまた頬を伝った。

それ以上、涼太は何も言わなかった。
ただ視線だけが、最後までミクから離れなかった。

ミクは俯いたまま、頬を伝う涙を拭えずにいた。
返す言葉が見つからない。
胸の奥が締め付けられるように苦しくて、ただ沈黙だけが流れる。

そのとき――襖が開く音がして、レオが戻ってきた。

「おっ、何だこの空気…俺、戻ってきちゃダメだった?」
軽口を叩きながらも、二人の表情を一目見て状況を察したらしい。

あえて何も言わず、にこやかにグラスを持ち上げた。
「ほら、せっかく集まったんだし。飲もうぜ」

その声が、張り詰めていた糸をほんの少しだけ緩める。
ミクは慌てて涙を拭い、無理やり笑顔を作った。
涼太は視線を落としたまま、静かにグラスを口へ運んだ。

レオだけが、場を取り繕うように明るい笑みを浮かべていた。

「なあミク、最近さ、仕事どうなんだ?」
レオがわざと軽快な声を出し、話題を振る。

ミクは慌てて目元を袖で押さえ、赤く腫れた瞼を隠しながら笑顔を作った。
「うん……年末に向けて新しいiPhone出るから少し忙しいけど…なんとかやってる」

声は少し嗄れていたが、笑おうとする気持ちが伝わってくる。
レオはその様子を見て、さらに大げさに相槌を打つ。
「だろうなあ!ミクって真面目だからさ、絶対頑張りすぎてると思ってたんだよ」

「そんなことないよ」
ミクは小さく笑う。
けれど瞳の奥はまだ真っ赤で涙の痕が残っていた。

レオは必死に空気を盛り上げるように、仕事の話や近況の話題を次々に振る。
ミクも頷き、笑顔を繰り返しながら懸命に応じる。

その間、涼太は一言も口を挟まなかった。
グラスを持ちながら、時折ちらりとミクを見つめる。その沈黙と視線が、ミクの胸をさらに締め付けていた。

その後、居酒屋を出ると、夜の空気がひやりと肌を差した。
街の明かりや人々の笑い声は遠くに響いているのに、ミクの耳には何も届かない。

ヒールの音だけが、乾いた夜道に規則的に響く。
けれどその歩みは次第に乱れ、やがて立ち止まってしまった。

「……あぁ……」

声にならない吐息とともに、涙が頬を伝い落ちる。
さっきまで必死に堪えていたものが、ここにきて一気に溢れ出してきた。

涼太の「ごめん」という一言。
レオの気遣い。
無理に作った笑顔。
全部が胸の奥で絡まり合って、苦しくて、どうしようもなかった。

夜風が頬の涙を冷たく撫でる。
ミクは顔を両手で覆い、静かな夜道で一人、こらえきれない嗚咽を洩らした。





それから数日後の金曜日の夜にミクのスマホが震えた。
画面に浮かんだのは「レオ」の名前。

「……もしもし?」
出ると、相変わらず軽快な声が返って来た。
『今どこ? ちょっと顔見せろよ。ミクの声、元気なさそうで気になるんだ』

断る気力もなく、ミクは指定された店へ向かうことにした。



小さなバーの個室に入ると、レオがすでにグラスを片手に待っていた。
「お、来た来た。……やっぱ元気ない顔してるな」

ミクは苦笑し、カウンターの隣に腰を下ろした。
「ごめんね、心配かけて」

レオは真剣な眼差しでミクを見た。
「……おまえ、この間涼太に告白したんだろ?」

ミクは何も答えられなかった。
グラスを見つめる視界が滲み、涙が今にも溢れそうになる。
必死にこらえても、胸の奥の痛みは隠しきれない。

その沈黙の重さを感じ取ったレオが、ふっと長く息を吐いた。そして迷いのない手つきでミクの肩にそっと触れる。

「……無理に言葉にしなくていいよ」
低く穏やかな声。
「俺に甘えてもいい。泣きたいなら泣いてもいいし、黙っててもいい。お前が苦しいの、もうわかってるから」

ミクはその一言で、張り詰めていたものが一気にほどけた。

「……レオ……」
声が震え、涙が頬を伝う。

レオはそのまま寄り添うように少し身を傾けた。
「大丈夫。俺はいつでもミクの味方だから」

その言葉に、ミクの涙は止めどなく溢れていった。涙を拭いきれず、肩を震わせる。

普段なら軽口を叩いて場を和ませるレオが何も茶化さない。
静かな空気の中で、彼はじっとミクを見つめていた。

「……ミク」

名前を呼ばれるだけで、胸の奥が熱くなる。
ミクは顔を上げ、視線がぶつかった瞬間、息が詰まった。

そこにあるのは、冗談でも同情でもない。
ただ真っ直ぐに、自分を見つめる強い光のようだった。

レオは唇を結び、ほんの少し間をおいてから低く言った。
「お前には、ちゃんと笑っててほしいんだ」

その一言に、ミクの心は揺さぶられた。
レオの真剣な眼差しに射抜かれたまま、身動きが取れない。

レオの顔が、ゆっくりと近づいてくる。
その気配にミクは一瞬ためらったが、拒む力は生まれなかった。

——どうして、こんなに近いの。

心の中でそう呟きながら、静かに瞳を閉じる。
次の瞬間、温もりがほんの僅かに触れた。

唇と唇。
かすかに触れ合っただけの、短いキスの時間。
けれどその一瞬に、ミクの胸の奥は大きく波立った。

レオはすぐに顔を離し、深い息を吐き苦笑した。
「……ごめん」
低く震える声。
「抑えきれなかった」

ミクは目を開け、言葉を失っていた。

レオの指先が、ミクの頬をなぞり、涙を優しく拭った。その温もりに胸が熱くなり、ミクは衝動に駆られる。

「……レオ……」

震える声で名前を呼ぶと、次の瞬間、ミクは両手でレオの頬を引き寄せて迷いを振り払うように、自分の唇を押し当てた。

レオの瞳が驚きに大きく見開かれる。
けれど逃れようとはせず、むしろすぐに応えるようにミクの背に腕を回し、舌を絡めながら強く抱き寄せた。

ミクはレオの舌に一瞬躊躇するが、熱を帯びた吐息が混ざり合い、直ぐに舌で応えた。

「ん…」
バーカウンターで二人の世界だけが濃く重なっていく。
ミクの心は何も整理がついていない。それでも今は、レオの温もりを求めていた。

舌を絡めたキスは長く続いた。
ミクは自分の衝動に気付いたように、唇を離すと同時に大粒の涙をこぼした。

「ごめん……」
震える声でそう告げる。
心が求めたままに動いてしまった。

レオはしばらくミクを見つめ、何も言わずその涙を親指で拭った。
けれど、その表情は責めるでもなく、ただ静かに彼女の痛みに寄り添っているようだった。

——その沈黙の優しさが、ミクには余計に胸を締め付けた。

「……俺の部屋に来る?」
レオは真剣な瞳を逸らさずに続けた。
「深く考えないでいい。ただ……お前が少しでも楽になれるなら、それでいいんだ」

その声音は軽さを装っていたが、にじむ優しさをミクは感じ取ってしまった。

胸がざわつき、答えを探すように視線を泳がせた。答えを言葉にできず、ただレオの胸に顔を埋めた。

レオはその震える肩を強く、優しく抱きしめ、もう何も聞かずにタクシーを呼ぶ。

夜の街を走る車内、窓に映る自分の泣き腫らした顔を見てミクは胸が締め付けられた。隣に座るレオは黙ったまま、そっと彼女の手を握ってくれる。

やがてタクシーは恵比寿のレオの住むマンションに到着する。
フロントを抜け、エレベーターに揺られ、静かな廊下を進んだ。

「……着いたよ」
レオが鍵を開けてドアを押すと、温かみのある部屋の灯りが広がった。
ミクはその中へゆっくりと足を踏み入れる。

部屋の扉が閉まると、外のざわめきが一瞬で遠ざかり、静けさだけが二人を包んだ。

靴を脱ぎ終えると、ミクは少し俯いたまま立ち尽くしていた。頬にはまだ赤みが残り、涙の跡も消えていない。

レオはその姿を横目で見つめ、ゆっくりとジャケットをソファに投げかけた。

「緊張してる?」
低く落ち着いた声が静かな部屋に響く。

ミクは小さく首を横に振ろうとしたが、その仕草さえ曖昧だった。言葉にできない戸惑いが胸に渦巻いている。

レオは一歩、また一歩と近づく。
距離が縮まるごとにミクの心臓は速さを増し、視線を逸らしたいのにどうしても目を合わせてしまう。

そして、彼はゆっくりと両手をミクの頬に添えた。その手の温もりに、ミクは肩の力を抜き、微かに息を漏らす。

「……ミク、可愛いな」
名前を呼ぶ声がやけに近く、低く、熱を帯びていた。

彼の顔がゆっくりと近づいてくる。
ミクは逃げようとせず、むしろその流れに身を委ねるように瞼を閉じる。

レオの腕の中で、ミクは目を閉じて唇を委ねた。
「……んっ」
重なった唇から、小さな吐息が漏れる。

最初は触れるだけの軽い口づけだった。
ちゅ……、ちゅ……。
やわらかく確かめるように繰り返されるリップ音が、静かな部屋にひそやかに響く。

レオの手がミクの後頭部にまわり、指が髪をゆっくりととく。

その優しさにミクは力を抜き、唇をわずかに開く。するとすぐにレオの舌がミクの口内に侵入してきてゆっくりと絡みつく。

濡れた音が二人の吐息と混ざり合い、体温をさらに上げていく。

「……ん……レオ……」
ミクは胸に押し当てていた手をレオの首筋へと滑らせ、彼の熱を確かめるように指先で触れる。

レオはその動きに応えるように彼女を強く抱き寄せ、さらに奥深くに舌を絡める。

重なり合う音は次第に濃く、長く、切なさを帯びていく。

ミクはレオのキスに酔いしれていた。
キスだけで下半身に熱を帯びてくるのを感じる。

「あ……はぁ……ん……」
唇が離れた瞬間、つぅ……と一筋の糸が光を帯びて揺れた。

「……ミク……」
名前を呼ぶ声が震えを帯びている。

ミクは答える代わりに、再び首に腕を回して唇を重ねた。
ちゅ……
途切れることのない音が、互いの気持ちを埋めていった。

レオの腕の中で、ミクは息を荒げながら唇を重ね続けていた。

背の高いレオが少し腰をかがめるたび、ミクの身体は自然と引き寄せられ、まるで包み込まれるように密着する。

「…ん……はぁ…」
彼女のせつない吐息がレオの身体を熱くさせていく。
レオの濃厚なキスはミクの足元から力を奪う。

くちゅ……、ちゅ………。
キスはますます深く、互いの息遣いが交じり合い、濡れたリップ音が絶え間なく響く。

ミクが自然と後ずさりをすると、柔らかなベッドの端に触れる。
次の瞬間、レオの大きな体が覆いかぶさるようにミクを導き、背中がマットレスに沈んだ。

ベッドに沈むミクの胸元へ、レオの手がゆっくりと伸びる。
ためらうミクの瞳を見つめながら、彼は静かにニットの上から胸元に触れた。

「……小ぶりで可愛いな……」
レオの一言にミクは赤面し、思わず胸元にあったレオの手を避ける。

レオは気にせず優しく微笑むと、ミクの舌をゆっくりと吸いあげながらニットの中に手を滑り込ませていく。

ゆっくりと確かめるように下着の上からミクの胸を揉み上げる。彼女の呼吸が荒くなっていく。
頬が赤く染まり、視線を逸らそうとする姿に、レオは低く囁いた。

「……ミク、お前の胸……柔らかいな」

その言葉に、ミクは思わず目を閉じ、胸の奥に熱が広がるのを感じた。

「もっと触って?」
ミクの大胆な一言にレオの身体は熱くなり、ニットを脱がせて、背中のホックを器用に外し、胸元を露わにする。

レオはミクの控えめな胸元をじっくりと見つめる。

「……やっぱり、可愛いな」
囁く声は低く、耳に触れただけで身体の奥まで痺れるようだった。
彼の大きな掌が胸元を包み込み、熱を持った体温が伝わってくる。
レオは両手で何度もミクの胸元を揉み上げる。
淡い先端がその度に押し上げられる。

「はぁ…ん…あっ」

ミクの口を塞ぐようにレオの唇が再び重なった。
深く絡めとるような口づけ。
舌は直ぐに離れ、レオはミクの胸元の先端に吸い付いた。

「あっ…だめ……ん…」
ミクの身体はビクンと大きく反応した。

レオはミクの胸元を下から持ち上げるようにして先端を唇で挟み、舌先で転がした。

「ん、はぁん……レオ…」

「おまえの乳首…敏感なんだな…」
レオは口元を緩めながら丁寧に先端を味わう。

ミクは胸元を愛してくれるレオの髪を撫でながら甘い声をとめどなく漏らす。
「はぁん…ん…ぁん」

熱が走り、ミクの脚は無意識のうちに開いていく。

「……もっと、触れてもいい?」
息を乱しながらも、確認するように問いかけるレオ。

ミクは目を潤ませながら小さく頷いた。

レオはミクの下半身の下着の中に手を入れた。
柔らかく控えめな量の毛にまず触れ、さらに下に手をずらすと愛液が既に溢れていた。

「ぁ……いや…ん…」
ミクは言葉と裏腹に思わず腰を浮かせてしまう。
レオはミクの気持ちに応えるようにそこに指を入れた。

そしてミクもレオの下半身にも触れる。
レオがハーフということもあるだろう。そこはあまりに大きく存在感があった。

ミクは手で触れた瞬間あまりの大きさに一瞬戸惑う。
レオは思わずフッと笑った。
「オレのデカいだろ?」

目を潤ませるミクにレオは再び舌を絡めながらキスをし、右指でミクの中を掻き乱す。
すぐに愛液が溢れる音がレオの部屋に響く。

「あ……ん…はあ……」
ミクは快楽に呑まれながらレオの大きな熱い棒を握りしめて上下に動かす。

「はあ…ミク……」
レオも思わず吐息を漏らす。

動きは一気に情熱を帯びる。
ミクの下半身から痺れが広がり、白い波に呑まれていく。

「……レオ……っ」
ミクは震える声で名前を呼びながらも、頭の奥では別の顔が浮かんでいた。

——涼太。

笑うときに少し上がる口角、落ち着いた声。
忘れようとしても消えない面影が、熱に揺さぶられる心の隙間に差し込んでくる。

レオの指の動きは止まらず、波が一気に押し寄せる。
ミクは堪えきれず、涼太を思いながら強く身体を震わせ、果ててしまった。

「っ……はあ、、ぁぁぁ…………」
ミクは大きく背中を反らせ、レオを握っていた右手に思わず力が入ってしまった。

レオはその様子をしっかりと抱きとめ、耳元で低く囁く。
「……挿れるよ?」

ミクは返事をしないままレオの腰を黙って引き寄せた。
レオは深く濃厚なキスをしながらゆっくりとミクの中に自分を沈めていく。
「はあ……あ、ミク…」
レオは深い吐息を漏らした。

彼の大きな熱い棒はミクの中に収まった。

「ん…レオ…ほんとおっきい」
ミクの声は不安と期待が入り混じっていた。

しかしレオが動き出すと直ぐに快楽の渦に呑み込まれた。

「はあ…ん……あっ……あ…ん」
ミクは甘さと苦しさが入り混じった声で喘ぐ。

ミクの腰は無意識に揺れ、レオの動きに重なり合っていく。
彼の大きな手が腰をしっかりと支え、導くようにゆっくりと、しかし確実に深く動かしてくる。

レオは深くキスをしながら右手でミクの胸を揉み上げ乳首を指で摘む。
「ん.....」

ミクの腰は徐々にレオの動きに応えるように小さく前へ後ろへと揺れていった。
そのたびに全身が熱を帯び、二人の呼吸はどんどん乱れていく。

レオに導かれる腰の動きは、次第に速さを増していった。触れ合うたびに熱が高まり、息が詰まるほどの快感が押し寄せる。

「……レオ……っ」
ミクは震える声で名前を呼びながらも、頭の中は再び涼太の顔が浮かんでいた。

二人の腰の動きは止まらずそのまま同時に果てた。

果てた余韻の中で、ミクはレオの胸に顔をうずめたまま、ぽろぽろと涙をこぼしてしまった。

「どうかしてた……私……」
震える声でそう洩らすミクに、レオは一瞬だけ目を閉じ、ゆっくりと彼女の髪を撫でた。

そして、静かに言葉を選ぶように低く呟く。
「……ミク。俺たちは友達だよ」

優しい声に、さらに涙が溢れる。
抱きしめる腕は温かく、けれどその言葉は、どこか遠くに線を引かれるように胸を締め付けた。

ミクは声を殺し、ただその腕の中で泣き続けた。
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