【完結】竜王の息子のお世話係なのですが、気付いたら正妻候補になっていました

七鳳

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第10話

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 夜の王城は混乱のただ中にあった。
 あちこちから兵士たちの怒声や悲鳴が響き渡り、普段は静かに輝く廊下が、まるで戦場さながらに慌ただしく走り回る人々で埋め尽くされている。
 私は負傷した腕を抱え込むようにして、階段を駆け降りながら必死に現場を目指していた。

「……王太子殿下が魔物のもとへ向かったって……どこなの!?」
「中庭の先です! 離宮につながる回廊のほうへ、魔物が突然出現して……!」

 通りすがりの侍従にそう教えられ、私はかすれた声でお礼を言い、さらに足を速める。まだ痛む足腰に鞭を打ち、焦りに突き動かされるまま前へ。
 ――もし、殿下が危険に晒されているなら。いま私が行かなければ、後で後悔しても仕切れない。

 思い返せば、つい先日も呪われた兵士が暴走し、殿下が狙われたばかり。その背後に“黒幕”が潜んでいるのだとしたら、今回の魔物騒動も同じ手口だと考えるのが自然だろう。
 このまま祭典が始まれば、さらに大勢の貴族や要人が城内に集まる。そこで王家を狙った大規模な襲撃を仕掛ける――そんな恐ろしい思惑があるのではないか。
 どれだけ最悪の事態を思い描いても、今はそれに対処するしかない。私は重たい胸を押し殺しながら、さらに廊下を駆ける。

◇◇◇

 そしてようやく、騒ぎの中心がある離宮前の回廊へ辿り着いた。
 そこには何人もの兵士が倒れ込み、うずくまっている。怪我人も多いのか、うめき声や苦しそうな息遣いがそこかしこで聞こえた。あまりの悲惨さに息を呑む。

「大丈夫ですか……!」
「くっ……魔物の一撃が強くて……。みんな、応戦したけど、ほとんど歯が立たないんだ……」

 かろうじて立ち上がっていた兵士が、片膝をつきながらこちらを見上げる。
 ――と、その時、耳を裂くような轟音が回廊の先から響いた。石造りの壁が震え、砂埃が舞い上がる。まるで巨大な何かが暴れているような衝撃だ。

「……! 殿下があそこにいるんですね!?」
「あ、ああ。フィリス様やエヴァンテ様も一緒だ。だけど、魔物が大きすぎて……何か強力な魔力で顕現しているらしいんだ……」

 そう言い終わらぬうちに、ずずん、とさらに強い振動が走る。私は思わず壁に手をつき、ぐらりと体勢を崩しそうになるが、必死に踏みとどまった。
 ――殿下や姉上たちが戦っているなら、私も行かなくては。迷う余地などない。

「兵士さん、無理をしないで休んでいてください! 私は……行きます!」
「で、でも、あなたは“エルフの乳母”だろ!? 負傷中って聞いたが……」
「それでも……行かなきゃいけないんです!」

 強く言い放つと、兵士は目を丸くして息を呑んだが、すぐに苦笑まじりに「気をつけろよ」と頷いてくれた。私も会釈を返し、回廊の奥へと走り出す。
 痛む腕を意識に追いやり、ただ殿下を探すために。

◇◇◇

 その先の広場に出た瞬間、私は息を呑むしかなかった。
 離宮へ続く扉の手前に、背丈が人の数倍はあろうかという巨大な生き物――いいや、“魔獣”と呼ぶべき存在が仁王立ちしていたのだ。
 上半身は獣人のようだが、肩口からは邪悪な棘が突き出し、両腕は異様に長く膨れ上がっている。頭部には鋭い角が何本も生え、真っ赤に光る瞳が周囲を睥睨していた。

「こ、これが……正体不明の魔物……!?」

 ひと目見ただけで背筋が凍るような禍々しさ。体全体から黒い靄のような魔力が漂い、周囲にいる兵士たちを威圧している。
 その魔獣に向かい合うようにして、数人の竜族兵士や、そして――

「姉上、エヴァ姉上……! そっちに回り込んでくれ!」
「分かってるわ! セイル、そっちはどうなの!?」

 銀の髪を揺らすセイル殿下が、鋭い眼差しで魔物を睨んでいた。フィリス様とエヴァンテ様もそれぞれ武器や魔術で応戦しているようだが、この魔獣の防御力は桁外れらしい。
 すでに周囲には倒れた兵士や、破壊された石壁の残骸が散乱している。ここまでやられてもなお殿下たちが健在なのは、さすが“竜王家”ゆえだろう。それでも、決め手を欠いているのか、魔獣は平然と猛威を振るい続けていた。

「殿下……っ!」

 私は思わず声を上げる。ちょうど殿下もこちらに気づいたらしく、目を見開いて動きを止めた。

「ルナ!? どうしてここに……! 怪我はまだ治ってないはずだろ……!」
「すみません……でも、放っておけなくて……!」

 叫びあう間もなく、魔獣が低い唸り声を上げた。直後、黒い稲妻のような魔力が奔り、殿下たちに襲いかかる。
 フィリス様がとっさに防壁の魔術を展開し、エヴァンテ様が魔獣の側面から牽制するように炎を放つ。けれど、その炎は魔獣の体表をわずかに焦がすにとどまり、大きなダメージには至らない。

「やっぱり“呪術”による召喚体かもしれない……。本来の魔物ならこんな硬さではないわ!」
 フィリス様が焦燥の色をにじませながら、殿下に呼びかける。
「セイル、そろそろあなたも本気を出しなさいな! 半端な力じゃ傷もつけられないわよ!」

 しかし、殿下は険しい顔つきで腕を振り解くように振り上げる。彼の周囲に銀色の粒子が集まり始め、まさに“竜力”を解放する兆候がうかがえる。
 ――だが、その表情には迷いがあった。先の兵士暴走事件のときもそうだったように、完全に竜形態へ移行すれば、殿下自身も力の暴走を招くリスクがあるからだ。

「分かってる……分かってるけど、また俺が暴走したら意味が……!」
「甘ったれないで。あなたは次代の王でしょう!」

 フィリス様が苛立ち混じりに喝破する。エヴァンテ様も鋭い声で、
「大丈夫よ、セイル。私たちがいるわ。もしあなたが暴走しそうになっても抑えてみせる。……それとも、あなたの横にいるエルフの“乳母”に甘えたいの?」
 と、意地悪とも取れる口ぶりで殿下を奮い立たせるように煽る。

「くっ……」

 殿下は唇を噛んで魔獣を睨みつけた。目の奥に決意が宿り、まるで奥底の炎を吐き出すように、その体から銀の鱗が浮き上がりはじめる。
 ――やがて、彼の背中からドラゴンの翼が生え、腕や脚にも鱗が覆い始めた。瞳は竜特有の鋭い縦長のものへと変わる。
 完全な竜形態ではないが、“半竜化”とも言うべき形態でパワーを大幅に引き上げているのだろう。

「セイル様……!」

 私は叫びそうになるのを飲み込み、ぎゅっと拳を握りしめる。
 ――兵士暴走のときと同じように、また殿下が力の奔流に溺れてしまうかもしれない。それでも、この魔物を放置すれば被害は拡大するばかり。彼は迷いながらも“王子”としての責務を果たそうとしているのだ。

「がぁぁぁぁっ……!」

 殿下が低く唸り声を上げて地を蹴った。その瞬間、凄まじい風圧が生まれ、私は思わず顔を背ける。筋力も魔力も人の域を超えた彼の一撃が、魔獣の胸板をめがけて炸裂した。
 ドンッ、という衝撃とともに魔獣が大きく後ずさる。さすがの巨体も殿下の“半竜化”パンチを受けて、苦しげに咆哮を上げた。

「今がチャンスよ、セイル!」
「ええ、ここで一気に畳みかけないと!」

 フィリス様とエヴァンテ様も連携し、魔獣の背後に回り込んで魔力を放出する。氷と炎、ふたつの異なる属性魔法が巨大な魔物を挟み撃ちにした。
 だが、魔獣はまだ倒れない。身体のあちこちを焦がされながらも、黒い靄を吐き出しつつ反撃を試みる。その腕が乱暴に振り下ろされた瞬間、石畳が砕け散り、鋭い破片が散弾のように飛び散った。

「あぶない……!」

 私はとっさに近くの兵士を引き寄せて伏せる。破片が頭上をかすめ、背後の壁に突き刺さる音がした。
 見れば、殿下もかわしきれず破片のひとつを肩に受け、わずかに血をにじませている。けれど、痛みに耐えるように歯を食いしばりながら、また魔獣に殴りかかろうとするのだ。

(でも、こんな不安定な状態の殿下が全力で戦えば……また“暴走”してしまう可能性が……)

 私は叫びそうになる衝動を抑え、負傷した腕でなんとか体を支えながら殿下の動きを注視する。――彼の竜力がこれ以上乱れないよう、いざというとき“竜導”の力を使えればいいのだが、あの巨大な魔物が暴れまわる中、近づくのは至難の業だ。

「……ぐあぁぁ!」

 魔獣がさらに唸り声を上げ、周囲の闇を引き寄せるように黒いエネルギーを凝縮し始める。まるで大技を放とうとする前兆だ。
 ――不味い。あれを撃ち出されたら、回廊ごと吹き飛ぶかもしれない。姉上たちだけでは止め切れない可能性がある。現に彼女たちの魔力も相当消耗している様子だ。

「くっ……やるしかないのか……!」

 殿下が激しい息遣いのまま拳を握り直す。腕の鱗がさらに鋭く変化し、まばゆい銀光を放ち始めた。
 ――嫌な気配。私には分かる。また殿下の力が限界を超えようとしている。もしここで彼が踏み込めば、魔物を倒せるかもしれないが、自身も制御を失うかもしれない。

「だめ、殿下……!」

 私は咄嗟に殿下に向かって駆け出していた。負傷している右腕をかばいながら、それでも左腕で床を蹴り、なんとかあの場所まで――殿下のすぐ背後まで。
 その瞬間、殿下が振り返り、苦しげな表情で私を見つめる。

「ルナ……なんで来たんだ……危ないって……」
「殿下こそ、もうこれ以上無茶しないで……! 私が“竜導”でサポートします。だから少しだけ、魔力を制御して……!」

 殿下の乱れる呼吸が聞こえる。半竜化した体は明らかにオーバーヒート寸前。けれど、魔獣は今にも大技を放とうと黒い凝縮体を形成しつつある。時間がない。
 私は恐怖に震える膝を無理やり押さえつけ、殿下の背に手を当てて“竜導”を試みる。

(どうか、彼の竜力を少しだけ安定させられますように……!)

 温かな光がかすかに指先から生まれ、殿下の体へと吸い込まれていく。けれど、先日の呪術事件のときよりも圧倒的に膨大なエネルギーが渦巻いているため、私の力では焼け石に水かもしれない。
 それでも、やらないよりはマシだ。殿下の体に少しでも安定をもたらし、“最後の一撃”をきちんと打ち込めるように――。

「……ルナ、ありがとう。少しだけ……頭がクリアになった気がする……」

 殿下が息を切らしながら振り向き、銀竜の瞳で私を見つめる。その声はわずかに震えつつも、確かに正気を保っている。
 ――よかった。ほんの少しは役に立てているのだ。

「殿下、行って……! あの魔獣の一撃が完成する前に、仕留めてください……!」
「分かった……っ!」

 殿下が再び魔獣へ駆ける。その背中を見守りながら、私はその場で膝をつく。腕の痛みと魔力消耗で、全身がしびれるようなだるさを感じていた。
 ――だが、ここで倒れちゃいけない。もし殿下が逆に暴走しかけたら、もう一度“竜導”を流せるように待機しないと。

「ぐっ……ああああああっ!」

 殿下が獣のような咆哮を上げ、渾身の力で拳を振り下ろす。
 その瞬間、銀色の閃光が魔獣の黒い凝縮体をかき消すように突き破り、轟音とともに衝撃波が周囲を巻き込んだ。私も吹き飛ばされそうになり、咄嗟に床へ伏せる。
 周囲の兵士たちから悲鳴が上がり、すさまじい圧力が肌を刺す。まるで竜同士の大激突に巻き込まれるような感覚だ。

 ――そして、しばらくして。
 空気が収まった頃、私は恐る恐る顔を上げる。そこには、半ば崩れ落ちた魔獣の巨体があった。黒い靄が散り散りに消えていき、その瞳から赤い光が失われている。

「……倒した、の……?」

 思わず自問するように呟く。すると、魔獣の身体はぐずぐずと砕けるように崩れていき、最後にはただの黒い染みのようになって地面に消えた。
 ――完全に撃破したのだ。信じがたい強敵だったが、殿下の一撃が通じたのだろう。

「セイル……大丈夫? 暴走はしてない?」
 エヴァンテ様の声が響く。彼女もかなり疲弊しているようで、肩で息をしている。
 殿下は半竜化のまま、荒い呼吸を繰り返していたが、やがて銀の鱗がゆっくりと収まり始め、元の人間形態に戻っていく。

「はぁ、はぁ……。大丈夫……暴走は、してない……。ルナが、助けてくれたから……」

 殿下はそう言い終えると、その場に膝をついてバランスを崩しかけた。慌てて私は立ち上がり、腕の痛みをこらえながら彼のそばへ駆け寄る。

「殿下……!」
「……ふ、ふふ。倒せた……もう、大丈夫だ……」

 殿下は力なく笑い、私の腕を支えに立ち上がろうとする。けれど、私も負傷中であるため、二人してよろめいてしまった。そこへフィリス様とエヴァンテ様がやって来て、殿下を支えてくれる。
 姉上たちもボロボロの状態だが、何とか最後まで戦い抜いた様子だった。

「セイル、よくやったわ。……でも、こんな大規模な召喚術、誰が仕掛けたのか分からない以上、気を抜かないでね」
「ええ。呪われた兵士の件と合わせて、絶対に何者かの陰謀があるわ。祭典までに原因を突き止めないと……」

 フィリス様とエヴァンテ様が、険しい面持ちで言い合う。殿下も疲れ切った表情のまま、視線を巡らせる。
 兵士たちの被害も少なくないが、幸い命に関わるような負傷者は今のところ報告されていないらしい。――しかし、問題の核心はそこではない。

「……また、同じだ。人為的な呪術だよ、これも。さっき消えた魔物の残骸から、妙な魔力反応を感じた……」
「セイルの言うとおりです。さっきわずかながら、呪術の刻印みたいな紋様が見えた気がするわ」

 エヴァンテ様が頷く。先日の兵士暴走のときにも“黒い紋様”が刻まれていたが、今回の魔物の出現にも同じような力が働いているとすれば、これで確信が持てる。誰かが意図的にこの国を混乱に陥れようとしている。
 ――その目的は、やはり“王太子を狙う”ことか、“祭典”をぶち壊しにすることか。それとも、さらに別の深い狙いがあるのか。

「……どちらにせよ、また調査を進めなきゃならないな。父上にも報告しないと……」
「そうね。私たちも協力するわ。セイルはしっかり休んで身体を整えなさい。これで祭典どころじゃないけれど……何とか手を打たないと大惨事になる」

 フィリス様が言葉に重みを込め、殿下に厳しい視線を向ける。殿下はそれを受け止めるように深く頷き、そして私のほうへ視線を移した。

「ルナ……お前こそ、どうして来たんだよ。腕は……平気か?」
「ごめんなさい。でも、殿下が危ないと思ったらじっとしていられなくて……。腕のほうは大丈夫です、痛みはあるけど、ちゃんと動けます」

 そう答える私を見て、殿下は少しだけ苦笑し、手の甲で私の頬をそっと拭う。気づかないうちに涙が滲んでいたのかもしれない。

「ありがとう。助かったよ、ルナ。……本当は、君には無茶してほしくなかったけど、君の“竜導”がなかったら、俺はまた……危なかった」
「……いえ、それこそ私が乳母として、殿下を支えなきゃ意味がありませんから……」

 胸の奥がきゅっと締め付けられる。殿下は血のにじむ肩を気にしながらも、少し照れくさそうに微笑む。その姿を見るだけで、私の不安は少しずつ和らいでいく。
 だけど同時に、今抱えている“陰謀”の恐ろしさが明確になったのも事実。これは単なる偶発的な事件ではなく、明確な悪意が背後に潜んでいる。

(祭典が本格化するまで、もうあまり時間がない……。私の怪我も治しきれていない。でも、きっともっと大変なことが起きるかもしれない)

 痛む腕を押さえながら、私は強く決意を抱く。
 ――自分は落ちこぼれエルフだ。それでも、“大切な人”を守りたいという思いだけは誰にも負けない。今こそ、その気持ちを力に変えなくては。

「ルナ、話が終わったら一緒に医務室に戻って……うわっ!?」

 殿下の言葉が途中で途切れる。足元の瓦礫につまずいたのか、ぐらりと体勢を崩して私のほうへ倒れ込んできた。
 慌てて受け止めようとするが、私の腕も万全ではないため、危うく二人して床に転がりそうになったところをフィリス様とエヴァンテ様が支えてくれる。

「全く、弟がこのザマじゃ先が思いやられるわね」
「ふふ、でも大丈夫。あの子はここで倒れるほどヤワじゃないわ」

 姉上たちのやりとりを聞きながら、殿下はくしゃりと苦笑をこぼす。どうやら、限界寸前だったのを無理やり気力で立っていたらしい。
 ――ともかく、これでまたひとつ危機は乗り越えた。けれど、本当の難関はきっとこれからだ。黒幕の正体を暴かない限り、第二、第三の襲撃が起こる可能性は高い。

(私はもっと強くならなきゃ。殿下や姉上たちを支えられるように……)

 傷を負った体をいたわりつつ、私は心の中で何度もそう誓う。
 そして夜空を見上げると、月は薄雲に隠れてぼんやりと煙っていた。まるで、先の見えない闇を象徴するかのように。

 ――闇の手が迫る中、祭典は間近に迫っている。
 王太子としての宿命を背負う殿下、そして落ちこぼれエルフの私。果たして、無事にこの国を守り抜くことはできるのだろうか。
 数多の不安を抱えつつ、傷つき疲弊した私たちは、再び医務室へ向かうのだった。
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