【完結】竜王の息子のお世話係なのですが、気付いたら正妻候補になっていました

七鳳

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第32話

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 ――礼儀と知識を問う試練が終わり、王都には一時的な落ち着きが訪れた。
 けれど、それは嵐の前の静けさにも思えた。正妻候補たちは各々の成績結果を待ちつつ、次なる一手を練っているに違いないし、王太子セイル殿下もまた、いつ周囲に本心を表明するかを悩む時期に差し掛かっていたからだ。
 そして、私――王太子の“乳母”として彼と密約を交わした身も、いずれ大きな難局に立たされることを予感している。

◇◇◇

 礼儀&知識試験の翌朝、私はいつものように殿下の部屋へ向かった。ノックの音に、「どうぞ」と声が返る。
 扉を開けると、殿下は椅子に腰かけ、机の上で頬杖をついて待ち構えていた。机の上には候補者たちから送られた手紙が再び山積みになっている。

「……おはよう、ルナ。今日も手紙の山で始まるよ」
「殿下、おはようございます。まだ体調は問題なさそうですね……よかったです。では、手紙は私が仕分けしますので、殿下は無理をなさらず」

 微笑みながら歩み寄ると、殿下がわずかに手を伸ばし、私の手を軽く握った。――いつもの秘めた空気が心を締め付けるが、部屋には侍従もいないので、少しだけ許される距離。

「ありがと。……君がそばにいてくれれば、どんな山でも越えられる気がする」
「殿下……。今は侍従が外に控えているかもしれませんから……」

 軽く注意を促すと、殿下は名残惜しそうに指先を離す。それでも、その瞳には強い愛情の光が宿っているのが分かった。――私たちは、もう後戻りできない道を歩んでいるのだ。

「……そろそろ、姉上たちに話そうと思うよ。今はまだみんな礼儀&知識試験の集計や、次の試練の準備で忙しいけど……近いうちに、俺が決めた“正妻”を伝える」
「はい……。私も一緒に立ち会います。姉上様たちがどんな反応をするか怖いですけど……殿下の想いを支えると決めましたから」

 殿下は小さく息を吐き、でもその瞳には覚悟が見える。私も胸を痛めつつ、彼を信じる気持ちを抱いていた。きっと姉上たちは驚き、反発を示すだろう。それでも、今の私たちには引き返す選択肢はない。

◇◇◇

 それから午前の間、殿下は少しだけ来客をこなし、姉上たちに呼ばれるまで待機する形だった。昼前になり、侍従が「フィリス様とエヴァンテ様がお呼びです」と告げに来る。
 どうやら、礼儀&知識の試験結果が一通りまとまり、姉上たちと殿下で最終的な評価を話し合うのだという。私も一緒に来てほしいとの要請があり、少し胸が騒いだ。――姉上たちは既に何か察しているのかもしれない。

「……行こうか、ルナ。準備はいい?」
「はい。いつでも……」

 殿下とともに部屋を出て、姉上たちの待つ会議室へ向かう。廊下を歩くその背中に、彼の緊張が伝わるようだった。

◇◇◇

 会議室には、フィリス様とエヴァンテ様、そして補佐官の数名が集まっていた。挨拶もそこそこに、姉上たちはまっすぐ殿下を見据えて声をかける。

「セイル、礼儀&知識の試験結果を簡単にまとめたわ。……今のところ、高評価だったのはごく一部の候補者だけど、全体としては優秀ね。とくにサリア令嬢や他に数名、実技も含め総合力の高い子がいるわ」
「そうね。あの子たちを筆頭に、次の試練までにさらにふるい落としが進むでしょう。……でも、あなたの体調もあるし、あまり追い詰めずに進めたいところね」

 殿下は資料を受け取り、ざっと目を通す。私も隣で同じ資料を見ながら、ため息交じりに数字を追う。――上位の評価を受ける候補が何人かいるが、その中には当然サリア令嬢の名もあった。
 ――しかし、殿下は何の驚きも示さずに「そうか……」と淡白に応じる。姉上たちが目を丸くするほど無関心な態度だ。

「セイル、あなた、もしかしてもう“誰が優秀か”なんて興味がないの? せっかくみんな頑張ってるのに……」
「……姉さん、決して興味がないわけじゃない。彼女たちの努力はすごいと思う。でも、そろそろ俺の本心を言わなくちゃいけないと思ってる。……もう、これ以上引き伸ばしても、みんなを混乱させるだけだから」

 フィリス様が訝しげに眉を寄せる。エヴァンテ様も視線を交わしてから、殿下へ問いかける。

「本心って? まさか、今ここで“選ぶ相手”をもう決めたとか……そんな、まだ試練は終わってないでしょう?」
「そうだね。……でも、姉上たちには話しておきたい。……俺がもう、誰を正妻にしたいか決めてること、そして、今後どう動こうとしてるのか……」

 言葉の重みが会議室を凍りつかせる。補佐官たちも驚いたように顔を見合わせ、私も胸が鷲掴みになるような緊張を感じる。――殿下はついに言うのか、今ここで私の存在を。
 姉上たちの瞳には明らかな警戒が浮かぶ。フィリス様が息を呑み、冷静を装いながら問う。

「セイル、それをいま説明しようというの? 正妻候補たちもまだ試練を続けるのに、途中で“決まった”なんて言ったら大混乱になるわよ……。本当にわかっているの?」
「わかってる。……でも、俺はもう揺らがない。皆には悪いけど、ここで姉上たちにだけは伝えたい。……どうしても正妃にしたい人がいるから」

 エヴァンテ様が鋭い眼差しを向ける。「それは……やはり、サリア令嬢?」と率直に尋ねる。舞踏会や実技での活躍を見れば、当然そう思うだろう。
 殿下は一瞬こちらを見やる。――その視線に、私の心臓が乱打する。ここで言うのか? 本当にいま、姉上たちに……。

 ――殿下は静かに首を横に振った。

「違う。……サリアさんは素晴らしい子だけど、俺が選びたいのは彼女じゃない」
「……なら、ほかの子? 礼儀試験の上位……それとも、昔からの公爵令嬢……」

 フィリス様が列挙しかけたところで、殿下は短く「いいえ」と否定する。そうして深く息を吸い、「ここで言おう」と決意を固めた瞳で姉上たちを見つめた。

「俺が選んだのは……“この子”だよ。……ルナ。……エルフの乳母だ」

 その瞬間、会議室の空気が凍りついた。補佐官たちが驚愕して息を呑み、エヴァンテ様が目を大きく見開く。フィリス様も絶句したように唇を震わせている。
 私は頭が真っ白になる。――こんなにも直接的に、しかも貴族や補佐官たちが同席する場所で私の名前を出すとは思わなかった。

「……は……? セイル、何を言って……?」
「本気だよ、姉さん。俺は彼女を正妻にしたい。試練を受けてきた子たちには本当に申し訳ないけれど、俺の心は最初から決まってたんだ」

 殿下の声は揺らがない。私は横で固まったまま、一言も発せずにいる。姉上たちの反応が恐ろしくて、足が震えそうになる。
 ――しばらく沈黙が続き、ようやくフィリス様が激昂を抑えるような声を発する。

「……何を、馬鹿なこと……。ルナはエルフの乳母よ? 落ちこぼれだと聞いているし、ここにいる補佐官や貴族たちも、そんな前例がないことくらい、わかってるわよね?」
「ええ、知ってる。だからこそ、俺が王太子としての権限で守りたい。……皆が納得しないなら、説得するか、俺の力で抑え込むしかない」

 強い調子で言い切る殿下に、補佐官が「無茶です!」と声を張り上げる。

「殿下、正妻には強大な権威が与えられます。しかも、エルフの血が薄いうえに落ちこぼれだなんて、貴族たちが認めるはずが……」
「認めないなら、それ相応の手段をとる。王となるのは俺だし、父上だって最終的には俺の意思を重んじるはず……」

 殿下が視線を巡らせ、姉上たちを見据える。――フィリス様とエヴァンテ様は呆れと怒りが混じった表情で言葉を失っているが、ようやくエヴァンテ様が小さく咳払いをして冷静に切り出す。

「セイル、あなたがどれだけルナを想っているかは分かるけれど、こんな形で暴露してどうするの? 正妻候補たちをどう説得するつもり? “炎の契約”や、周りの貴族の反発は……?」
「全部、俺が責任を持って受け止める。そして、ルナ自身にも覚悟してもらう。……姉さんたちがどれほど反対しようと、俺の選択は変わらないよ」

 一気呵成にまくし立てる殿下。その横にいる私は身体が固まっていたが、ここで何も言わないわけにはいかない。震える声で、姉上たちに頭を下げる。

「フィリス様、エヴァンテ様……大変恐縮ですが、私も殿下に“選ばれたい”と思っています。皆さんの努力を踏みにじるようで、申し訳ないんですけど……」
「……ルナ……」

 フィリス様は瞳を細め、私を睨むように見つめる。補佐官たちもざわざわと騒ぎ始め、会議室が一気に混乱に包まれる。
 エヴァンテ様は深く息を吐き、「やっぱり、そうなるのね……」と呟く。そして目を閉じて、冷静を取り戻そうとする仕草を見せる。

「……セイル、ルナ。あなたたちがそう決めたのは分かったわ。だけど、これからどうするの? 正妻候補たちは? サリア令嬢をはじめ、あれだけの娘たちが尽くしてきたのに、途中で“エルフの乳母”に横取りされる形になるのよ?」
「……わかってる。だからこそ、姉上たちの力を借りたい。……姉上たちが俺の意思を尊重してくれたら、国中を納得させるのも夢じゃない。エルフで落ちこぼれ? 関係ない。俺が選ぶんだ」

 殿下は固い意志で姉上たちを見据えるが、フィリス様は苦々しい表情で首を振る。

「あなたがそう言っても、私たちが許せば済む問題じゃないわ。貴族も民衆も、正妻候補の家族たちも黙ってはいない。……いずれにせよ、一度父上に相談する必要があるでしょうね」
「父上……竜王……」

 殿下の声が少し落ちる。竜王の存在は常にドラゴンの姿を保ち、絶対的な権威を放つ。彼が認めるかどうかは、この問題の最大の鍵になる。
 エヴァンテ様が腕を組んだまま静かに続ける。

「セイル、ルナ。……やっぱり、二人とも腹をくくるしかないわよ。私も姉さんも、あなたたちがどうにかなるのは見たくないけど、強行するなら、まずは竜王陛下に報告して、それから正妻候補たちと話し合う場を設けるしかないわ。そうしないと、混乱が続くだけだもの」
「……ええ、わかりました」

 殿下も私も一度顔を見合わせ、小さく頷きあう。すでに道は決まった。ここで撤回すれば、私と殿下の絆は壊れてしまう。
 姉上たちは困惑の色を隠しきれないまま、補佐官や貴族に向けて「しばらく外に退室してほしい」と指示を出した。短い時間でも、もう少ししっかり話し合う必要があるのだろう。

◇◇◇

 補佐官や貴族たちが出て行き、姉上たちと殿下、そして私の四人だけが会議室に残される。重苦しい沈黙の中、フィリス様が深呼吸して口を開いた。

「セイル、ルナ……私たち姉妹としては、あなたたちが真剣なことは分かるわ。私もエヴァも、以前から何となく気づいていた。でも、他の正妻候補たちの気持ちを踏みにじる形なのは否定できない」
「それはそうでしょう。……申し訳なく思ってる。でも、もう止められない。彼女たちには、本当に本当に悪いと思う」

 殿下が唇を噛みしめて答え、私も横で深く頭を下げる。

「もし、まだ試練を全うするなら、正式に“自分たちが選ばない”という形を説明すべきでしょうね。早くしないと、彼女たちはさらに期待を膨らませるだけ」

「……お姉様。父上には、いつ話すつもり?」

 エヴァンテ様が視線を落とす。

「……父上に言うなら、早いほうがいいわね。ただ、あなたたちの想いをそのまま口にすれば、激怒される可能性は高いわ。竜王家の血筋をエルフの落ちこぼれと混ぜるなんて、聞いたことがないもの」
「それでも、俺はルナと結婚したい。父上の怒りなら、受け止める覚悟はある……」

 殿下の言葉に、姉上たちは互いに顔を見合わせ、うなずき合うようにして息を吐いた。

「わかった……私たちも協力する形にしてあげる。ただし、簡単に首を縦に振ると思わないで。父上の逆鱗に触れれば、セイルが王太子の地位を失いかねないわ」
「それを承知で言ってるよ。……ルナもそれでいい?」

 殿下がこちらを見る。私も身体が震えそうになるが、覚悟を込めて頷く。

「はい。どんな結末になっても、殿下と一緒に乗り越えるつもりです……。私も“正妻”を目指すなら、どんな試練でも受け止めます」

 フィリス様が目を閉じ、静かに語る。

「……では、近いうちに父上に面会を取り付ける。その前に、正妻候補たちに『王太子はもう誰かを選んだ』と公表するのかどうか、そこも決めなくてはならない。……姉さんや貴族への根回しが必要よ」
「わかりました。助けてくれるんだね、姉上たち……ありがとう」

 姉上たちも苦い笑みを返し、「弟の暴走を放置するわけにはいかないしね」と小声で付け加える。――こうして、私と殿下の秘密が姉上たちへ正式に伝えられ、協力という形で大きく動き出すことになった。
 きっと、正妻候補たちは驚くどころでは済まない。国中が大きく揺れるだろう。しかし、この瞬間から、私と殿下はもう後戻りできない運命に足を踏み入れたのだ。

◇◇◇

 会議室を出る頃には、私と殿下の胸には一種の軽さと、不安が入り混じったような感覚が広がっていた。秘密を一部明かしたことで肩の荷が下りた反面、本当にこれからが大変だと分かっているからだ。
 廊下を歩く私たちの後ろには、エヴァンテ様やフィリス様がやや距離を置いて続き、視線を注いでいる。もう私たちが何者なのか、姉上たちははっきり理解しているのだ。

「……これで姉上たちに後ろ盾になってもらえるかもしれない。あとは父上……竜王をどう説得するか……」
「殿下、大丈夫でしょうか。あまり刺激すると、竜王陛下が怒り狂ってしまうと聞いたことが……」

 殿下は苦い顔で頷く。

「うん、父上は絶対に怒るよ。竜王家にエルフの落ちこぼれが入るなんて、前例がないから……。でも、だからこそ、俺が王としての力を示す必要がある。……“炎の契約”を無事に乗り越えられれば、誰も文句は言えなくなる」

 “炎の契約”――王太子が正妻を迎えるときに交わす神聖な儀式。その炎を無事に受け止められるかどうかで、正妻の器が問われるという。
 私も覚悟してはいたが、その試練がここまで大きな意味を持つとは痛感する。もし私が耐えられなければ、全てが終わりかもしれない。でも……殿下の決意を思えば逃げられない。

「……私、頑張ります。殿下にも、国の人々にも認めてもらえるように……」
「ありがとう、ルナ。俺も絶対に守るから。一緒に炎を乗り越えよう」

 そう言い合い、小さく微笑み合う。
 ――正妻候補たちには申し訳ないが、私たちは自分たちの愛を優先する。どんな嵐を呼ぼうと、竜王や国の反発を受けようと、もうこの道を選んだのだから止まれない。

(いつ、どういう形で公表するかは未定。でも、近いうちに正妻レースから正式に“辞退”させるという流れになるんだろう。サリア令嬢たちを裏切る形になるのが痛い……)

 胸が苦しんでも、殿下の手が私に触れるだけで前を向ける。彼の優しさと強い意志を感じながら、私はひたすら進むことを誓った。
 ――いよいよ私たちの“婚姻への道”が公になる日が近い。果たして、正妻候補たちはどんな反応を示すのか。国は、竜王は、姉上たち以外の貴族たちはどう動くのか。

 押し寄せる不安に震えながらも、殿下と手を取り合い、朝の光の差し込む廊下を歩き出す。秘密だった恋がゆっくりと形を表し、“婚姻試練”を巨大な渦へと巻き込んでいくのだ――。
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