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本編 第1章
不死身にぴったりな職業
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隣の家が火事になってから数日が経った。
あの事件について色々とメディアのインタビューとかネットでも話題になったとかで慌ただしい毎日も段々と落ち着いてきた。生は新聞記者の取材を終え、ベッドに転がっている。
「はぁ…子どもを助けたヒーローが無職の男なんてカッコつかないよなぁ…死ねなくなったからにはまた仕事探さないとな…」
スマホで求人サイトを開く。下にスクロールしていくとある仕事が目に付いた。
「こ、これだ!!!スタントマンになれば良いんだ!!!不死身の俺に一番向いてる!」
次の日の朝、スタントマンを募集している事務所へと向かった。事務所の建物の横にはちょっとしたグラウンドと倉庫がある。
集まったのは生と体つきの良い4人の若者。
「えーっと、今日は集まってくれてありがとう。俺はスタントマンの遠藤。これから君達にはいくつかテストを受けて貰い、最終的に成績の良い2人を採用したいと思う。」
遠藤という筋肉ムキムキの男が仕切る。
「よし、車に轢かれるやつでも、飛び降りでもなんでもこいっ。」
生に怖いものは何もなかった。むしろ合格するとしか思っていなかった。
「じゃあまず、最初のテストは1500メートル走。基本スタントマンは体力を問われる仕事だ。その必要最低限の体力を見定めさせてもらうよ。5人同時にスタート、上位4人が次のテストを受けられる。」
そう言われ、準備運動をし始めた若者たち、それを見て生も準備運動を始める。
「よし、中学、高校陸上部だった俺には有利だ。」
遠藤がピストルを掲げた。
「では、位置について、よーい…」
パァン!!
ピストルの合図に5人は一斉に走りだした。
あの事件について色々とメディアのインタビューとかネットでも話題になったとかで慌ただしい毎日も段々と落ち着いてきた。生は新聞記者の取材を終え、ベッドに転がっている。
「はぁ…子どもを助けたヒーローが無職の男なんてカッコつかないよなぁ…死ねなくなったからにはまた仕事探さないとな…」
スマホで求人サイトを開く。下にスクロールしていくとある仕事が目に付いた。
「こ、これだ!!!スタントマンになれば良いんだ!!!不死身の俺に一番向いてる!」
次の日の朝、スタントマンを募集している事務所へと向かった。事務所の建物の横にはちょっとしたグラウンドと倉庫がある。
集まったのは生と体つきの良い4人の若者。
「えーっと、今日は集まってくれてありがとう。俺はスタントマンの遠藤。これから君達にはいくつかテストを受けて貰い、最終的に成績の良い2人を採用したいと思う。」
遠藤という筋肉ムキムキの男が仕切る。
「よし、車に轢かれるやつでも、飛び降りでもなんでもこいっ。」
生に怖いものは何もなかった。むしろ合格するとしか思っていなかった。
「じゃあまず、最初のテストは1500メートル走。基本スタントマンは体力を問われる仕事だ。その必要最低限の体力を見定めさせてもらうよ。5人同時にスタート、上位4人が次のテストを受けられる。」
そう言われ、準備運動をし始めた若者たち、それを見て生も準備運動を始める。
「よし、中学、高校陸上部だった俺には有利だ。」
遠藤がピストルを掲げた。
「では、位置について、よーい…」
パァン!!
ピストルの合図に5人は一斉に走りだした。
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