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本編 第2章
2つは交錯していく。
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【とある真っ暗な世界】
「あーあ、やっと休憩できる~。」
[執行者]の仕事がひと段落した紅い髪の少女は パチン と指を鳴らした。
「お呼びでしょうか。第4閻魔様。」
指を鳴らした途端に現れたのは黒スーツ姿の男。一見人間の様だが頭には1つ、ツノが生えている。
「その堅い変な呼び方はやめて。それはさて置き、アンタに頼みたい事があるんだけど…」
「その頼み事とは何でしょう。」
「ちょっと私の代わりに人間界である事をして来て欲しいの。できるでしょ?」
そう言うと少女は男の耳元で何かをささやいた。
「…御意。すぐに遂行してみせます。」
「ありがと~♪ 私、今忙しくて手が離せなくて……ってもう行っちゃったのね。仕事の早い子♪」
そこに男の姿は無く、既に任務をこなそうと人間界へ飛び立っていた。
同時刻【人間界】
「あーあ、やっと休憩できるぜ…」
スタントの仕事を終えた生と剛は、2人でコーヒー片手にベンチに腰を掛けた。
「そういやぁ七宮、来週の映画の撮影でのスタント、現場同じだよな?」
「お、確かにそうだったな。廃墟の…マンションだったっけ?」
「そうそう!念願の七宮と同じ現場と同じシーンで共演だぜっ!」
剛は右手でガッツポーズを作った。
「でも剛大丈夫か?今回は爆破からの落下シーンみたいだぞ?」
「余裕だぜ!マットが置いてありゃ、落ちても怖くはない!爆破は気合いで耐える!」
「その余裕はどこから来るんだよ…」
生は呆れた表情でため息をついた。
「七宮!一緒に頑張ろうな!」
「おうっ。」
この1週間後あんな事件が起こるとは、まだ、誰も想像していなかった。
「あーあ、やっと休憩できる~。」
[執行者]の仕事がひと段落した紅い髪の少女は パチン と指を鳴らした。
「お呼びでしょうか。第4閻魔様。」
指を鳴らした途端に現れたのは黒スーツ姿の男。一見人間の様だが頭には1つ、ツノが生えている。
「その堅い変な呼び方はやめて。それはさて置き、アンタに頼みたい事があるんだけど…」
「その頼み事とは何でしょう。」
「ちょっと私の代わりに人間界である事をして来て欲しいの。できるでしょ?」
そう言うと少女は男の耳元で何かをささやいた。
「…御意。すぐに遂行してみせます。」
「ありがと~♪ 私、今忙しくて手が離せなくて……ってもう行っちゃったのね。仕事の早い子♪」
そこに男の姿は無く、既に任務をこなそうと人間界へ飛び立っていた。
同時刻【人間界】
「あーあ、やっと休憩できるぜ…」
スタントの仕事を終えた生と剛は、2人でコーヒー片手にベンチに腰を掛けた。
「そういやぁ七宮、来週の映画の撮影でのスタント、現場同じだよな?」
「お、確かにそうだったな。廃墟の…マンションだったっけ?」
「そうそう!念願の七宮と同じ現場と同じシーンで共演だぜっ!」
剛は右手でガッツポーズを作った。
「でも剛大丈夫か?今回は爆破からの落下シーンみたいだぞ?」
「余裕だぜ!マットが置いてありゃ、落ちても怖くはない!爆破は気合いで耐える!」
「その余裕はどこから来るんだよ…」
生は呆れた表情でため息をついた。
「七宮!一緒に頑張ろうな!」
「おうっ。」
この1週間後あんな事件が起こるとは、まだ、誰も想像していなかった。
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