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13. テスト中、特例の部活の話
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基本的に、テスト中は部活休み。
コレは、どの高校…例え中学だとしても一緒だと思う。
が、特例と言うモノが稀に存在する。
スケジュール的に、日時が被ってしまう場合だ。
文化系部活の大会ってのは盲点なんだろうな。
全国大会とかじゃ無い。有志の大会なんだけど、市の体育館を使ったロボ・コン大会が、モロテスト期間中にある。テストが月~金曜ではなく木~火曜にあるという若干変則的なスケジュールだったが為に、こういう事になって。
で、新設校としては、どんなに小さな大会でも学校として参加する事に積極的なんだとか。
今回の大会。
2足歩行ロボットによる障害走と、対戦格闘の2項目で競い合うモノらしい。
隠キャ同士だけど、陽介と俺はクラスメートでしかない。
が、初めて見る2足歩行ロボットの格闘は、ロボットアニメオタクじゃ無い俺も、そこそこ楽しめるモノだった。
って、何で俺が、コレ、見てるかと言うと。
半分は仕事だ。無料だけどね。
第1項目の障害走。
"レィディアンス"と言う名の手造りロボットは、全く危なげない走りで好記録を出したみたい。
で、第2項目の対戦格闘。
無名校の我等が開南高は、常連の私立星秀高校に大金星をあげる快挙を成し遂げたんだ。
ロボットの性能もだけど、やっぱ操縦士の宮本ムサ…ムツミが上手いんだと。
その試合直後、「勝負有り」確定後に、相手のロボットが技をかける途中だったみたい。
で、試合終了したと思った宮本は、コントローラーから手を離していて。
相手も技キャンセルをかけたみたいだけど間に合わなくて、"レィディアンス"はまともに蹴りを喰らってしまい、試合卓から落下した。
急造の試合卓は下にクッション等装備されてなくて、落下した"レィディアンス"の脚部にダメージが入ったんだ。
関節~動力と言えるサーボモーターの1つが壊れてしまって。バッテリーならともかく、モーターの予備は持って来てなかったらしい。
そこで、クラスLAINを使って陽介から俺に連絡があったんだ。
「は?何?モーター?」
「サーボモーターだ。今画像送る。部室に何個かあるからさ。2つ程市の体育館に大至急持って来て欲しいんだ」
「今日、学校休みだろ?入れるワケ…」
「今、テスト期間だろ。先生、採点があるから出て来てる筈なんだ。戸畑っちには、コッチから連絡する!」
戸畑詩緒里。
英語教諭で、2組の担任。
30代だけど、オバさんっていうには童顔で、あまり先生らしく見えない、がコレでも小2の子供がいるれっきとした母親な先生。ドジっ子属性付きと言う、ある意味ベタな先生なんだよね。
「俺に頼むと、高くつくよ?いいの?」
「頼むから、マジで!」
「月曜、コーヒーな」
「わかった!画像送ったぞ‼︎」
「なるほど。プラモのとは違うなぁ。ま、待ってろ」
スクーターのカギを取ると、
「ゴメン、ちょっと出る」
部屋の中にいる彼女に話す。
「うん、聞こえてた。でも、その、早く帰って来てね」
エプロン姿で掃除機掛けてる金井が、掃除機止めて、俺を送り出す。
ブゥン、タ、タン、タン、タタタン。
単気筒エンジンが軽快な音を立て始め、俺はヘルメットを被ると学校へと向かう。
学校へ着くと、部室棟のカギを持った戸畑っちが待っていた。
「先生!」
「2回戦がもうすぐみたい。急いで、でもスピード違反はダメよー!」
「どっちだよー」
いや、先生相手に突っ込みはしねぇよ。あくまでも心の中での話だから。
画像送られてきてたから、すぐわかった。
急いで校舎前に停めたバイクに戻る。
「それじゃ、先生」
「気をつけるのよー」
で、現在に至る。
2回戦、間に合って。
試合開始5分前だったから、遅刻せずにモーターの交換が出来た様だ。
「恩にきる」
「仕事だよ」
相手は、此方よりも大型だったけど、その分鈍重で。宮本は、とにかく回り込んで後ろから突き技を何度も繰り出した。
その度にバランスを崩して転倒した相手高は、とうとうギブアップした。
「やったね、ムツミ」
陽介に褒められた宮本の顔は綻んで。
アイツ、あんな可愛い顔で笑うんだ。
も少し見ていたかったけど、俺も部屋に金井を待たせてるから。
いい土産話ができたかな?
コレは、どの高校…例え中学だとしても一緒だと思う。
が、特例と言うモノが稀に存在する。
スケジュール的に、日時が被ってしまう場合だ。
文化系部活の大会ってのは盲点なんだろうな。
全国大会とかじゃ無い。有志の大会なんだけど、市の体育館を使ったロボ・コン大会が、モロテスト期間中にある。テストが月~金曜ではなく木~火曜にあるという若干変則的なスケジュールだったが為に、こういう事になって。
で、新設校としては、どんなに小さな大会でも学校として参加する事に積極的なんだとか。
今回の大会。
2足歩行ロボットによる障害走と、対戦格闘の2項目で競い合うモノらしい。
隠キャ同士だけど、陽介と俺はクラスメートでしかない。
が、初めて見る2足歩行ロボットの格闘は、ロボットアニメオタクじゃ無い俺も、そこそこ楽しめるモノだった。
って、何で俺が、コレ、見てるかと言うと。
半分は仕事だ。無料だけどね。
第1項目の障害走。
"レィディアンス"と言う名の手造りロボットは、全く危なげない走りで好記録を出したみたい。
で、第2項目の対戦格闘。
無名校の我等が開南高は、常連の私立星秀高校に大金星をあげる快挙を成し遂げたんだ。
ロボットの性能もだけど、やっぱ操縦士の宮本ムサ…ムツミが上手いんだと。
その試合直後、「勝負有り」確定後に、相手のロボットが技をかける途中だったみたい。
で、試合終了したと思った宮本は、コントローラーから手を離していて。
相手も技キャンセルをかけたみたいだけど間に合わなくて、"レィディアンス"はまともに蹴りを喰らってしまい、試合卓から落下した。
急造の試合卓は下にクッション等装備されてなくて、落下した"レィディアンス"の脚部にダメージが入ったんだ。
関節~動力と言えるサーボモーターの1つが壊れてしまって。バッテリーならともかく、モーターの予備は持って来てなかったらしい。
そこで、クラスLAINを使って陽介から俺に連絡があったんだ。
「は?何?モーター?」
「サーボモーターだ。今画像送る。部室に何個かあるからさ。2つ程市の体育館に大至急持って来て欲しいんだ」
「今日、学校休みだろ?入れるワケ…」
「今、テスト期間だろ。先生、採点があるから出て来てる筈なんだ。戸畑っちには、コッチから連絡する!」
戸畑詩緒里。
英語教諭で、2組の担任。
30代だけど、オバさんっていうには童顔で、あまり先生らしく見えない、がコレでも小2の子供がいるれっきとした母親な先生。ドジっ子属性付きと言う、ある意味ベタな先生なんだよね。
「俺に頼むと、高くつくよ?いいの?」
「頼むから、マジで!」
「月曜、コーヒーな」
「わかった!画像送ったぞ‼︎」
「なるほど。プラモのとは違うなぁ。ま、待ってろ」
スクーターのカギを取ると、
「ゴメン、ちょっと出る」
部屋の中にいる彼女に話す。
「うん、聞こえてた。でも、その、早く帰って来てね」
エプロン姿で掃除機掛けてる金井が、掃除機止めて、俺を送り出す。
ブゥン、タ、タン、タン、タタタン。
単気筒エンジンが軽快な音を立て始め、俺はヘルメットを被ると学校へと向かう。
学校へ着くと、部室棟のカギを持った戸畑っちが待っていた。
「先生!」
「2回戦がもうすぐみたい。急いで、でもスピード違反はダメよー!」
「どっちだよー」
いや、先生相手に突っ込みはしねぇよ。あくまでも心の中での話だから。
画像送られてきてたから、すぐわかった。
急いで校舎前に停めたバイクに戻る。
「それじゃ、先生」
「気をつけるのよー」
で、現在に至る。
2回戦、間に合って。
試合開始5分前だったから、遅刻せずにモーターの交換が出来た様だ。
「恩にきる」
「仕事だよ」
相手は、此方よりも大型だったけど、その分鈍重で。宮本は、とにかく回り込んで後ろから突き技を何度も繰り出した。
その度にバランスを崩して転倒した相手高は、とうとうギブアップした。
「やったね、ムツミ」
陽介に褒められた宮本の顔は綻んで。
アイツ、あんな可愛い顔で笑うんだ。
も少し見ていたかったけど、俺も部屋に金井を待たせてるから。
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