25 / 35
24. 文香の受難
しおりを挟む
「白かよ。デートなんだろ。もう少し色っぽいヤツ履けよ。くくく」
捲られた浴衣の裾。
そこから、一気に太腿を撫でられて。
「いやぁーっ!」
鳥肌が…、総毛立つってこういう事?
身体中に嫌悪感が走る。
中学の…、あの時以来、確かにアタシは何人もの男とHした。気持ちいい時、そうで無い時あったけど、こんなにも気持ち悪いと思った事は初めて。
「あっ」
その手に、股間を押さえられた時、身体がビクッとして。
「フッ。もう、湿ってきてるじゃねぇか。相変わらずのビッチだなぁ」
ゲラゲラ笑いながら、アタシの股間を揉み出す一橋。
「すぐに、気持ちよくしてやるよ」
「ならないわよ!アンタなんかので‼︎ 今だから言うわ!あんな貧相なモノで、独りよがりな自己満エッチなんて、満足出来るワケないんだから」
ガシィ!
痛っ!殴られた?
「黙れよ、こんな濡らしといてよ!このビッチ」
「女性を知らないのね。感じてるんじゃないわ!レイプされた時も、防衛本能でなるのよ‼︎ 傷つかない為に。身体を守る為に!それを勘違いで、自分はオンナを悦ばせてるって。そんな都合のいい妄想!アンタがバカな証拠よ」
バシぃ!
今度は叩かれた?
バシ!バシぃ‼︎
何度も?コイツ…、誰か、助けて!ユキヤ…。
「何してんの!その娘を離しなさい‼︎」
凛とした声が響いて。
「…一橋先輩?それに文ちゃん?」
そこに立っていたのは、アタシと同じ浴衣姿の…。
「ムッちゃん?それに」
ココから花火を見るつもりだったの?
三嶋君と宮本が立ってた。
「は?何だ?て、テメェ!何撮ってやがる」
「先輩の犯罪行為に決まってる。金井を離せ」
一橋は振り向き、立ち上がると、
「そのスマホ、ぶっ壊してやらぁ」
三嶋君に向かっていく。
は?
三嶋君はかわしながら首後ろに手刀入れて。
「パソコンオタクの隠キャだけどさ。一応実家は空手道場なんだから、無才でも基礎くらいは動くよ」
ドスっ!
つんのめった所、懐に入った宮本が鳩尾に一撃。
「ぐ、が…」
ドサって、一橋が倒れて。
「気絶させるのなんて漫画やドラマだ。でもちょい動けなくする位はできるよ」
「証拠映像もあるしね。どうする?金井。警察に」
「いくわ」
裾を捲られた位なら、そして未遂なら…。
でも、何度も殴られた。アタシの顔は腫れ、こめかみに痣すら出来て。
泣き寝入りなんて出来ない。
「先ずは病院ね。警察にはその後届ければ。文ちゃん、亀沢君は」
「コッチに向かってる筈。現地集合だったから」
「亀沢には、僕から話しとくよ。ムツミ」
「あぁ。私が付き添う。病院に行こう、文ちゃん」
ひぃ!
ドタ、バタ、タタタッ。
少しつんのめりながら。やっと動けるようになった一橋が逃げていく。
「僕等の証言とこの映像。被害届は充分出せるよ」
「そう。先輩には破滅の道しか残されていない。さぁ、病院へ」
「ありがとう。2人のデート、邪魔しちゃったね」
近くの病院で診てもらう。
幸い、軽い打撲だけって診察。
そこへ、ユキヤも合流する。
「文香!」
「あ、ユキヤ❤︎」
アタシは、ユキヤの腕に飛び込んでしっかりと抱き締めてもらった。
「ごめん。こんな事なら、ずっと一緒にいるべきだったんだ」
「アイツと会うなんて思わないし。花火、台無しになっちゃったね」
「…かお…。悪いけど、一橋、許せないから。陽介に宮本も、ホントありがとう」
安心した?抱かれて、ちょいホッとして。
ユキヤも、少し表情が和らいで。
「いや、居合わせて良かった。カメ、例の画像な」
「あぁ…、チッ、益々許せねぇよ、コレ」
三嶋君から、あの時の画像を受け取ったユキヤは、アタシも初めて見る様な鬼の形相してた。
「結構前から撮ってたんだ」
「えーと。ゴメン、早く助けろって責めは詫びる。でも決定的な証拠が欲しくてさ」
音声含めて、掴まれて押し倒されたトコから画像があったから。
「いざって時には私が飛び掛かるつもりでいた。これでも一応、空手も有段者だ。陽介の当て身を喰らう様なヤツに、引けなんかとらないよ」
浴衣姿のムッちゃんからは、そんな雰囲気は見えない。
病院で診断書をもらい、アタシ達は警察へ。
目撃者として、ムッちゃん達も一緒。
ホント、デート邪魔してゴメン。
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
「警察?冗談だろ?」
街中へ逃げながら、俺は知り合いへ電話する。
「もしもし、あ、郷田さん、あの…」
『一橋、ふざけんなよ』
何?この怒りに満ちた声は?
『お前知ってて、コッチに話振ってんのかよ。カメってヤツ、軍団伝説の春口の弟分って言うじゃねぇか。俺等に、軍団とコトを構えろってのか?』
そ、そんな…。
『悪いがな。そんな危ねぇ橋を渡る気はねぇよ。2度と俺等に関わるんじゃねぇぞ』
「ご、郷田さん、お…」
ブチっ、ツー、ツー。
軍団?弟分?ほんとに?
捲られた浴衣の裾。
そこから、一気に太腿を撫でられて。
「いやぁーっ!」
鳥肌が…、総毛立つってこういう事?
身体中に嫌悪感が走る。
中学の…、あの時以来、確かにアタシは何人もの男とHした。気持ちいい時、そうで無い時あったけど、こんなにも気持ち悪いと思った事は初めて。
「あっ」
その手に、股間を押さえられた時、身体がビクッとして。
「フッ。もう、湿ってきてるじゃねぇか。相変わらずのビッチだなぁ」
ゲラゲラ笑いながら、アタシの股間を揉み出す一橋。
「すぐに、気持ちよくしてやるよ」
「ならないわよ!アンタなんかので‼︎ 今だから言うわ!あんな貧相なモノで、独りよがりな自己満エッチなんて、満足出来るワケないんだから」
ガシィ!
痛っ!殴られた?
「黙れよ、こんな濡らしといてよ!このビッチ」
「女性を知らないのね。感じてるんじゃないわ!レイプされた時も、防衛本能でなるのよ‼︎ 傷つかない為に。身体を守る為に!それを勘違いで、自分はオンナを悦ばせてるって。そんな都合のいい妄想!アンタがバカな証拠よ」
バシぃ!
今度は叩かれた?
バシ!バシぃ‼︎
何度も?コイツ…、誰か、助けて!ユキヤ…。
「何してんの!その娘を離しなさい‼︎」
凛とした声が響いて。
「…一橋先輩?それに文ちゃん?」
そこに立っていたのは、アタシと同じ浴衣姿の…。
「ムッちゃん?それに」
ココから花火を見るつもりだったの?
三嶋君と宮本が立ってた。
「は?何だ?て、テメェ!何撮ってやがる」
「先輩の犯罪行為に決まってる。金井を離せ」
一橋は振り向き、立ち上がると、
「そのスマホ、ぶっ壊してやらぁ」
三嶋君に向かっていく。
は?
三嶋君はかわしながら首後ろに手刀入れて。
「パソコンオタクの隠キャだけどさ。一応実家は空手道場なんだから、無才でも基礎くらいは動くよ」
ドスっ!
つんのめった所、懐に入った宮本が鳩尾に一撃。
「ぐ、が…」
ドサって、一橋が倒れて。
「気絶させるのなんて漫画やドラマだ。でもちょい動けなくする位はできるよ」
「証拠映像もあるしね。どうする?金井。警察に」
「いくわ」
裾を捲られた位なら、そして未遂なら…。
でも、何度も殴られた。アタシの顔は腫れ、こめかみに痣すら出来て。
泣き寝入りなんて出来ない。
「先ずは病院ね。警察にはその後届ければ。文ちゃん、亀沢君は」
「コッチに向かってる筈。現地集合だったから」
「亀沢には、僕から話しとくよ。ムツミ」
「あぁ。私が付き添う。病院に行こう、文ちゃん」
ひぃ!
ドタ、バタ、タタタッ。
少しつんのめりながら。やっと動けるようになった一橋が逃げていく。
「僕等の証言とこの映像。被害届は充分出せるよ」
「そう。先輩には破滅の道しか残されていない。さぁ、病院へ」
「ありがとう。2人のデート、邪魔しちゃったね」
近くの病院で診てもらう。
幸い、軽い打撲だけって診察。
そこへ、ユキヤも合流する。
「文香!」
「あ、ユキヤ❤︎」
アタシは、ユキヤの腕に飛び込んでしっかりと抱き締めてもらった。
「ごめん。こんな事なら、ずっと一緒にいるべきだったんだ」
「アイツと会うなんて思わないし。花火、台無しになっちゃったね」
「…かお…。悪いけど、一橋、許せないから。陽介に宮本も、ホントありがとう」
安心した?抱かれて、ちょいホッとして。
ユキヤも、少し表情が和らいで。
「いや、居合わせて良かった。カメ、例の画像な」
「あぁ…、チッ、益々許せねぇよ、コレ」
三嶋君から、あの時の画像を受け取ったユキヤは、アタシも初めて見る様な鬼の形相してた。
「結構前から撮ってたんだ」
「えーと。ゴメン、早く助けろって責めは詫びる。でも決定的な証拠が欲しくてさ」
音声含めて、掴まれて押し倒されたトコから画像があったから。
「いざって時には私が飛び掛かるつもりでいた。これでも一応、空手も有段者だ。陽介の当て身を喰らう様なヤツに、引けなんかとらないよ」
浴衣姿のムッちゃんからは、そんな雰囲気は見えない。
病院で診断書をもらい、アタシ達は警察へ。
目撃者として、ムッちゃん達も一緒。
ホント、デート邪魔してゴメン。
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
「警察?冗談だろ?」
街中へ逃げながら、俺は知り合いへ電話する。
「もしもし、あ、郷田さん、あの…」
『一橋、ふざけんなよ』
何?この怒りに満ちた声は?
『お前知ってて、コッチに話振ってんのかよ。カメってヤツ、軍団伝説の春口の弟分って言うじゃねぇか。俺等に、軍団とコトを構えろってのか?』
そ、そんな…。
『悪いがな。そんな危ねぇ橋を渡る気はねぇよ。2度と俺等に関わるんじゃねぇぞ』
「ご、郷田さん、お…」
ブチっ、ツー、ツー。
軍団?弟分?ほんとに?
26
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
そのほかに外伝も綴りました。
同じアパートに住む年上未亡人美女は甘すぎる。
ピコサイクス
青春
大学生の翔太は、一人暮らしを始めたばかり。
真下の階に住むのは、落ち着いた色気と優しさを併せ持つ大人の女性・水無瀬紗夜。
引っ越しの挨拶で出会った瞬間、翔太は心を奪われてしまう。
偶然にもアルバイト先のスーパーで再会した彼女は、翔太をすぐに採用し、温かく仕事を教えてくれる存在だった。
ある日の仕事帰り、ふたりで過ごす時間が増えていき――そして気づけば紗夜の部屋でご飯をご馳走になるほど親密に。
優しくて穏やかで――その色気に触れるたび、翔太の心は揺れていく。
大人の女性と大学生、甘くちょっぴり刺激的な同居生活(?)がはじまる。
ヤンデレ美少女転校生と共に体育倉庫に閉じ込められ、大問題になりましたが『結婚しています!』で乗り切った嘘のような本当の話
桜井正宗@オートスキル第1巻発売中
青春
――結婚しています!
それは二人だけの秘密。
高校二年の遙と遥は結婚した。
近年法律が変わり、高校生(十六歳)からでも結婚できるようになっていた。だから、問題はなかった。
キッカケは、体育倉庫に閉じ込められた事件から始まった。校長先生に問い詰められ、とっさに誤魔化した。二人は退学の危機を乗り越える為に本当に結婚することにした。
ワケありヤンデレ美少女転校生の『小桜 遥』と”新婚生活”を開始する――。
*結婚要素あり
*ヤンデレ要素あり
友達の妹が、入浴してる。
つきのはい
恋愛
「交換してみない?」
冴えない高校生の藤堂夏弥は、親友のオシャレでモテまくり同級生、鈴川洋平にバカげた話を持ちかけられる。
それは、お互い現在同居中の妹達、藤堂秋乃と鈴川美咲を交換して生活しようというものだった。
鈴川美咲は、美男子の洋平に勝るとも劣らない美少女なのだけれど、男子に嫌悪感を示し、夏弥とも形式的な会話しかしなかった。
冴えない男子と冷めがちな女子の距離感が、二人暮らしのなかで徐々に変わっていく。
そんなラブコメディです。
黒に染まった華を摘む
馬場 蓮実
青春
夏の終わりに転校してきたのは、忘れられない初恋の相手だった——。
高須明希は、人生で“二番目”に好きになった相手——河西栞に密かに想いを寄せている。
「夏休み明けの初日。この席替えで、彼女との距離を縮めたい。話すきっかけがほしい——」
そんな願いを胸に登校したその朝、クラスに一人の転校生がやってくる。
彼女の名は、立石麻美。
昔の面影を残しながらも、まるで別人のような気配をまとう彼女は——明希にとって、忘れられない“初恋の人”だった。
この再会が、静かだった日常に波紋を広げていく。
その日の放課後。
明希は、"性の衝動"に溺れる自身の姿を、麻美に見られてしまう——。
塞がっていた何かが、ゆっくりと崩れはじめる。
そして鬱屈した青春は、想像もしていなかった熱と痛みを帯びて動き出す。
すべてに触れたとき、
明希は何を守り、何を選ぶのか。
光と影が交錯する、“遅れてきた”ひと夏の物語。
洗脳機械で理想のヒロインを作ったら、俺の人生が変わりすぎた
里奈使徒
キャラ文芸
白石翔太は、いじめから逃れるため禁断の選択をした。
財閥令嬢に自作小説のヒロインの記憶を移植し、自分への愛情を植え付けたのだ。
計画は完璧に成功し、絶世の美女は彼を慕うようになる。
しかし、彼女の愛情が深くなるほど、翔太の罪悪感も膨らんでいく。
これは愛なのか、それとも支配なのか?
偽りの記憶から生まれた感情に真実はあるのか?
マッチポンプ(自作自演)の愛に苦悩する少年の、複雑な心理を描く現代ファンタジー。
「愛されたい」という願いが引き起こした、予想外の結末とは——
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる