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旅立と出会い、そして帰宅
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「グィード、それじゃあ行ってくるよ」
「ああ、くれぐれも気をつけろよ、ヒューゴ。冒険者たちの噂では、どうやら最近、魔物たちの活動が活発になって来ているらしい。この村の近くでも、以前は見られなかったようなゴブリンの群れが目撃されたって話もある」
「大丈夫だって、ゴブリンなんて俺の相手じゃない。なにしろ俺は、」
「偉大な英雄になる男だからな!だろ、おまえは本当にそればっかりだな。とにかく気をつけて行ってこい。本当は俺も一緒に行きたいところだが、この店を空けるわけにはいかないからな」
ヒューゴはその日、16歳の誕生日を迎えた。
16歳になったら冒険者になるために旅に出ることを、ヒューゴは何年も前から決めていた。
この旅には別に重要な目的もあるので、父親のグィードもそれに反対はしていなかった。
グィード自身、若い頃は冒険者として世界中を旅した経験もあり、そのことを誇りとしていることもヒューゴは知っていた。
「いいか、ヒューゴ。何度も言ったが、おまえ1人の間は、絶対に戦闘は避けろよ。おまえは俺に似て、逃げ足が早い。冒険者にとって一番大切なことは、」
「とにかく生き延びること!だろ、グィードはいつもそればっかりだな」
ヒューゴは笑ってやり返した。
ヒューゴは確かに俊敏だった。
冒険者になるための訓練にもなるから、という理由でヒューゴは12歳の頃から、グィードと一緒に森へ狩りに出かけていた。
弓の使い方や罠の仕掛け方など、グィードは一通り狩りの技術をヒューゴに仕込んだが、ヒューゴが最も得意としたのは、走って獲物を追いかけ、素手やナイフで仕留めることであった。
そして今では、 狩人として村で1、2を争うほどの実力であった。
もちろんそれは、グィードを除けば、ということではあるが。
「まあな、とにかく、それが一番大事なことなんだ。おまえにもしものことがあったら、俺はスカーレットに顔向けできない」
ヒューゴにもしものことがあったら、スカーレットに顔向けできないだけでなく、自分は恐らく、正気ではいられないだろうと、グィードは想像した。そしてその想像に、グィードは目を滲ませる。
「わかってるって、まずはオーデンセの街で冒険者ギルドに登録して、パーティーを組む。すべてはそれから、でしょ?」
グィードはそれを聞いて、やっと安心したようだった。
「ああ、そうだ」
ヒューゴの母親スカーレットは、ヒューゴが4歳の頃、旅に出たきり帰って来ていない。
顔はほとんど覚えていないが、きれいな赤髪の女性であったことだけは覚えている。
グィードはいつもヒューゴの赤みがかった髪を見て、「それは母親に似たんだ」と言いながら、ニヤニヤしている。
そして、なにか面白いことを思いついたり、嬉しいことを思い出している時には、いつもそうしているように、自慢の美髯を撫でている。
ヒューゴは、そうしているグィードを見ているのが好きだった。
確かに、グィードの髪と自慢の髯は真っ黒であるから、それはそうなのだろうとヒューゴは思い、ほとんど記憶にない母親のことに想いを馳せる。
なんでもグィードとスカーレットは、かつてはかなり名の通った冒険者であったらしい。
当然、冒険者ギルドからの信頼も厚かった。
そしてヒューゴが4歳の頃、冒険者ギルドから使者が来て、どうしても力を貸して欲しいと要請されて、旅に出た。とは言え、当初は数ヶ月の旅の予定であったのだが。
しかし、スカーレットは帰らなかった。
グィードは、スカーレットは必ず生きていると確信していたし、ヒューゴもグィードの直観を信じていた。
そして、ギルドに冒険者として登録することが認められる16歳になったら、ヒューゴは母親を探す旅に出ることに、2人で決めていたのだ。
じつは、グィードが一緒に旅に出られない理由は、店のことだけではなかったが、それはヒューゴには秘密にされていた。
因みに、店とは村に1つしかない酒場兼宿屋、死者の長靴のことであった。
「とにかく行ってくるよ。大丈夫、時々は村にも帰って来るからさ」
「ああ、それじゃあ達者でな」
グィードは今にも泣き出しそうな顔で、いかにも作り笑いを浮かべながら、ヒューゴを見送った。
こうしてヒューゴは住み慣れた村ノエルを離れて、冒険者になり、母親を探し出すための旅に出たのである。
まずは村を囲む大森林を西に抜けて、最初の村グレンナに向かう予定であった。
ヒューゴが村を出て大森林をひたすら西へ歩き出してから、1時間ほどが過ぎた頃、遠くから騒がしい音が聞こえてきた。
誰かが戦闘をしているのだ。ヒューゴの全身に緊張が走る。
ヒューゴは呼吸を整え、腰から長剣を抜くと音のする方向に走りだした。
見ると3人の冒険者が、ゴブリンの群れと戦っていた。
「アルフォンス、そっちへ一体逃げたわ。気をつけて」
そう叫んだのは美しい銀髪のエルフの娘であった。もちろん、数百年から千年を超える寿命を持つと言われるエルフの年齢は、見た目からは判断できないが。
「大丈夫だ、アーシェラ。問題ない。」
アルフォンスと呼ばれた男は、背が高く野性的な雰囲気の剣士であった
アルフォンスは軽々と大剣を振るいながら、嵐のような斬撃を次々と繰り出している。
ゴブリンたちは次々と倒され、瘴気を残して消滅し、やがて瘴気も雲散霧消する。
ヒューゴはふと、魔物たちは消滅すると魔王のもとに還るという言い伝えを思い出した。
「ディオゲネス、そっちはどうだ」
「もちろん問題などありませんよ。」
ディオゲネスと呼ばれた男は、ゆっくりと答える。
一見、女性と見間違えるほどに美しい顔立ちをした美丈夫であった。
「光よ、我が敵を貫け!ライトニング・アロー!」
ディオゲネスが両手を上空に掲げて詠唱すると、その先に光の球が生まれ、そこから無数の光の矢が分かれてゴブリンの群れに降り注いだ。
銀髪のエルフ、アーシェラはすでに3体の風精霊を召喚していた。
風精霊たちは、その魔力によって生み出される極小の竜巻によって、ゴブリンたちの動きを妨げたり、転倒させたりしていた。
アーシェラ自身は細身の剣を抜いて、次々とゴブリンたちの急所を切り裂いている。
ヒューゴにはそのようすが、まるでアーシェラと風精霊たちが、楽しげに踊っているように見えた。
ヒューゴが冒険者たちの戦いを呆然と見つめているうちに、当初20体はいたかと思われるゴブリンたちは、あっという間にその数を減らしていた。
その時、生き残ったゴブリンのうちの一体が、棍棒を振り上げてヒューゴに突進してきた。
ヒューゴはとっさに両手で剣を構え、ゴブリンに向って走る。
上体を下げて棍棒を躱す。
すれ違いざまに腹部を切り払う。
ヒューゴの両腕に、しびれるような感触が伝わる。
ズサッ、という鈍い音ともにゴブリンはヒューゴの背後に倒れた。
しかし、アルフォンスが叫んだ。
「少年、まだ終わっていない。とどめを刺すんだ」
ヒューゴが振り返ると、ゴブリンが立ち上がろうとしていた。
「クソッ、これでも喰らえ!」
ヒューゴは剣を構え直す。
今度はその切っ先を、起き上がったゴブリンの心臓めがけて突き刺した。
今度こそ致命傷を負ったゴブリンは、瘴気を拡散させて消滅した。
落ち着いて辺りを見回す。
すると、すでにゴブリンの群れを全滅させた冒険者たちが、ヒューゴに歩み寄って来るところだった。
「なかなかやるじゃないか、少年」
「君はこの森の奥にあるノエル村の住民かい?」
「もし良ければ、私たちを村まで案内してくれないかしら」
こうしてヒューゴの旅立ちは、一旦振り出しに戻ったのであった。
「ああ、くれぐれも気をつけろよ、ヒューゴ。冒険者たちの噂では、どうやら最近、魔物たちの活動が活発になって来ているらしい。この村の近くでも、以前は見られなかったようなゴブリンの群れが目撃されたって話もある」
「大丈夫だって、ゴブリンなんて俺の相手じゃない。なにしろ俺は、」
「偉大な英雄になる男だからな!だろ、おまえは本当にそればっかりだな。とにかく気をつけて行ってこい。本当は俺も一緒に行きたいところだが、この店を空けるわけにはいかないからな」
ヒューゴはその日、16歳の誕生日を迎えた。
16歳になったら冒険者になるために旅に出ることを、ヒューゴは何年も前から決めていた。
この旅には別に重要な目的もあるので、父親のグィードもそれに反対はしていなかった。
グィード自身、若い頃は冒険者として世界中を旅した経験もあり、そのことを誇りとしていることもヒューゴは知っていた。
「いいか、ヒューゴ。何度も言ったが、おまえ1人の間は、絶対に戦闘は避けろよ。おまえは俺に似て、逃げ足が早い。冒険者にとって一番大切なことは、」
「とにかく生き延びること!だろ、グィードはいつもそればっかりだな」
ヒューゴは笑ってやり返した。
ヒューゴは確かに俊敏だった。
冒険者になるための訓練にもなるから、という理由でヒューゴは12歳の頃から、グィードと一緒に森へ狩りに出かけていた。
弓の使い方や罠の仕掛け方など、グィードは一通り狩りの技術をヒューゴに仕込んだが、ヒューゴが最も得意としたのは、走って獲物を追いかけ、素手やナイフで仕留めることであった。
そして今では、 狩人として村で1、2を争うほどの実力であった。
もちろんそれは、グィードを除けば、ということではあるが。
「まあな、とにかく、それが一番大事なことなんだ。おまえにもしものことがあったら、俺はスカーレットに顔向けできない」
ヒューゴにもしものことがあったら、スカーレットに顔向けできないだけでなく、自分は恐らく、正気ではいられないだろうと、グィードは想像した。そしてその想像に、グィードは目を滲ませる。
「わかってるって、まずはオーデンセの街で冒険者ギルドに登録して、パーティーを組む。すべてはそれから、でしょ?」
グィードはそれを聞いて、やっと安心したようだった。
「ああ、そうだ」
ヒューゴの母親スカーレットは、ヒューゴが4歳の頃、旅に出たきり帰って来ていない。
顔はほとんど覚えていないが、きれいな赤髪の女性であったことだけは覚えている。
グィードはいつもヒューゴの赤みがかった髪を見て、「それは母親に似たんだ」と言いながら、ニヤニヤしている。
そして、なにか面白いことを思いついたり、嬉しいことを思い出している時には、いつもそうしているように、自慢の美髯を撫でている。
ヒューゴは、そうしているグィードを見ているのが好きだった。
確かに、グィードの髪と自慢の髯は真っ黒であるから、それはそうなのだろうとヒューゴは思い、ほとんど記憶にない母親のことに想いを馳せる。
なんでもグィードとスカーレットは、かつてはかなり名の通った冒険者であったらしい。
当然、冒険者ギルドからの信頼も厚かった。
そしてヒューゴが4歳の頃、冒険者ギルドから使者が来て、どうしても力を貸して欲しいと要請されて、旅に出た。とは言え、当初は数ヶ月の旅の予定であったのだが。
しかし、スカーレットは帰らなかった。
グィードは、スカーレットは必ず生きていると確信していたし、ヒューゴもグィードの直観を信じていた。
そして、ギルドに冒険者として登録することが認められる16歳になったら、ヒューゴは母親を探す旅に出ることに、2人で決めていたのだ。
じつは、グィードが一緒に旅に出られない理由は、店のことだけではなかったが、それはヒューゴには秘密にされていた。
因みに、店とは村に1つしかない酒場兼宿屋、死者の長靴のことであった。
「とにかく行ってくるよ。大丈夫、時々は村にも帰って来るからさ」
「ああ、それじゃあ達者でな」
グィードは今にも泣き出しそうな顔で、いかにも作り笑いを浮かべながら、ヒューゴを見送った。
こうしてヒューゴは住み慣れた村ノエルを離れて、冒険者になり、母親を探し出すための旅に出たのである。
まずは村を囲む大森林を西に抜けて、最初の村グレンナに向かう予定であった。
ヒューゴが村を出て大森林をひたすら西へ歩き出してから、1時間ほどが過ぎた頃、遠くから騒がしい音が聞こえてきた。
誰かが戦闘をしているのだ。ヒューゴの全身に緊張が走る。
ヒューゴは呼吸を整え、腰から長剣を抜くと音のする方向に走りだした。
見ると3人の冒険者が、ゴブリンの群れと戦っていた。
「アルフォンス、そっちへ一体逃げたわ。気をつけて」
そう叫んだのは美しい銀髪のエルフの娘であった。もちろん、数百年から千年を超える寿命を持つと言われるエルフの年齢は、見た目からは判断できないが。
「大丈夫だ、アーシェラ。問題ない。」
アルフォンスと呼ばれた男は、背が高く野性的な雰囲気の剣士であった
アルフォンスは軽々と大剣を振るいながら、嵐のような斬撃を次々と繰り出している。
ゴブリンたちは次々と倒され、瘴気を残して消滅し、やがて瘴気も雲散霧消する。
ヒューゴはふと、魔物たちは消滅すると魔王のもとに還るという言い伝えを思い出した。
「ディオゲネス、そっちはどうだ」
「もちろん問題などありませんよ。」
ディオゲネスと呼ばれた男は、ゆっくりと答える。
一見、女性と見間違えるほどに美しい顔立ちをした美丈夫であった。
「光よ、我が敵を貫け!ライトニング・アロー!」
ディオゲネスが両手を上空に掲げて詠唱すると、その先に光の球が生まれ、そこから無数の光の矢が分かれてゴブリンの群れに降り注いだ。
銀髪のエルフ、アーシェラはすでに3体の風精霊を召喚していた。
風精霊たちは、その魔力によって生み出される極小の竜巻によって、ゴブリンたちの動きを妨げたり、転倒させたりしていた。
アーシェラ自身は細身の剣を抜いて、次々とゴブリンたちの急所を切り裂いている。
ヒューゴにはそのようすが、まるでアーシェラと風精霊たちが、楽しげに踊っているように見えた。
ヒューゴが冒険者たちの戦いを呆然と見つめているうちに、当初20体はいたかと思われるゴブリンたちは、あっという間にその数を減らしていた。
その時、生き残ったゴブリンのうちの一体が、棍棒を振り上げてヒューゴに突進してきた。
ヒューゴはとっさに両手で剣を構え、ゴブリンに向って走る。
上体を下げて棍棒を躱す。
すれ違いざまに腹部を切り払う。
ヒューゴの両腕に、しびれるような感触が伝わる。
ズサッ、という鈍い音ともにゴブリンはヒューゴの背後に倒れた。
しかし、アルフォンスが叫んだ。
「少年、まだ終わっていない。とどめを刺すんだ」
ヒューゴが振り返ると、ゴブリンが立ち上がろうとしていた。
「クソッ、これでも喰らえ!」
ヒューゴは剣を構え直す。
今度はその切っ先を、起き上がったゴブリンの心臓めがけて突き刺した。
今度こそ致命傷を負ったゴブリンは、瘴気を拡散させて消滅した。
落ち着いて辺りを見回す。
すると、すでにゴブリンの群れを全滅させた冒険者たちが、ヒューゴに歩み寄って来るところだった。
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