憧れのあなたとの再会は私の運命を変えました~ハッピーウェディングは御曹司との偽装恋愛から始まる~

けいこ

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家族の絆と優しさ溢れる結婚式

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色とりどりの可愛い風船で充たされた式場。


今から薫ちゃんと鏡子さんの結婚式が始まる。


子どもの頃から好きだったバルーンアート、それをあちこちに飾り付けたパステルカラーの優しい雰囲気の中で式を挙げたい…というのが鏡子さんの希望だった。


2人とは家でも打ち合わせすることもあって、いつもその熱心さに感心した。


だから私も精一杯その期待に答えたくて、いろいろ手を尽くし今日を無事に迎えた。


小さな風船達をたくさん繋げてアーチにして入口に飾ったり、バルーンアートもプロの方にお願いしてたくさん作ってもらった。


幼い頃から両親にピアノを教わって、音楽大学を卒業してる鏡子さんらしく、式の途中に自身のピアノ演奏も入れたいとのことで…


そんな風に、周りへの感謝の気持ちで埋め尽くされた真心の演出が散りばめらた。


もちろん薫ちゃんの思いも鏡子さんと同じだった。


私も身内の結婚式をプランニングするのは初めてだから、やっぱり緊張してちょっとソワソワする。


刻一刻とその時は迫り…


薫ちゃんもいつになく落ち着かない様子だった。


その時、家族の控え室に千隼先生がやってきた。


かっこよ過ぎるなんとも言えないキラキラオーラで、入った瞬間に部屋の中の空気ががらりと変わった。


『お久しぶりです。本日はまことにおめでとうございます』


『まあ!千隼君、お久しぶり。本当に…こんなに立派になって…』


思わず千隼先生に駆け寄るお母さん。


その目にはキラリと光る物が。


『ちょっと母さん、まだ泣くの早くないか?しかも俺じゃなくて千隼先生で泣いてるし』


薫ちゃん、ちょっと呆れ顔。


『だって懐かしいじゃない。昔、里桜がとてもお世話になった先生だもの。それに千隼君はあの人の親友のご子息だし、また会えるなんて本当に嬉しいわ』
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