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~真美side~
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「真美ちゃん…何かあった?」
真剣な眼差し…
「正孝君…仕事は?大丈夫だったの?急に…ごめんね」
私の声は少し震えてる。
「謝らなくていいよ。今日は…仕事が早く終わったんだ。だから電話した。最近、ずっと残業だったから…早く連絡したかったけど、真美ちゃんの携帯通じないし、お父さんの会社も遅い時間だと通じなかったから」
「…ごめん」
私は、頭を下げた。
本当に申し訳ないと思った。
「…心配した」
ポツリとつぶやいたその一言に、私は胸がキュッとなった。
「…正孝君、私ね…一緒に日本に戻って来た彼氏に…すぐにフラれたの」
「え…」
「5年も付き合ってた彼女がいたのに、私と付き合ってたんだって。それなのに私にプロポーズしたんだよ。ひどいと思わない?情けなくて笑っちゃうよね…本当に…ひど…いよ…ね」
涙が…溢れる。
無理に笑おうとした私のこと、正孝君はギュッと抱きしめてくれた。
本当に…
いつだって…優し過ぎる。
「…忘れろよ。そんな最低な男。今度こそ俺が真美ちゃんを守るから。俺が学生時代にちゃんと言わなかったから…そのせいでこんな風につらい思いさせてしまって…」
「正孝君?」
「俺、真美ちゃんが好きだ」
えっ…
嘘…
今の…
本当?
「初めて食堂で真美ちゃんを見た時からずっと好きだった。卒業する時、告白するつもりだったのに…なのに、留学したいって聞いた途端…何も言えなくなった。本当に…情けない」
「そんなこと…」
「あの時、フラれたらどうしようとか、2年間遠距離になることとか、いろいろ考えてしまって…でも、今すごく後悔してる。ちゃんと…勇気を出して真美ちゃんに告白するべきだったって。遅くなったけど…ちゃんと言わせて…」
この胸の高鳴り…
私は…
もう、ドキドキしてどうしようもなかった。
「真美ちゃん…俺と結婚を前提に付き合って欲しい」
正孝君は抱きしめる腕を緩め、私の目を見てそう言ってくれた。
真剣な眼差し…
「正孝君…仕事は?大丈夫だったの?急に…ごめんね」
私の声は少し震えてる。
「謝らなくていいよ。今日は…仕事が早く終わったんだ。だから電話した。最近、ずっと残業だったから…早く連絡したかったけど、真美ちゃんの携帯通じないし、お父さんの会社も遅い時間だと通じなかったから」
「…ごめん」
私は、頭を下げた。
本当に申し訳ないと思った。
「…心配した」
ポツリとつぶやいたその一言に、私は胸がキュッとなった。
「…正孝君、私ね…一緒に日本に戻って来た彼氏に…すぐにフラれたの」
「え…」
「5年も付き合ってた彼女がいたのに、私と付き合ってたんだって。それなのに私にプロポーズしたんだよ。ひどいと思わない?情けなくて笑っちゃうよね…本当に…ひど…いよ…ね」
涙が…溢れる。
無理に笑おうとした私のこと、正孝君はギュッと抱きしめてくれた。
本当に…
いつだって…優し過ぎる。
「…忘れろよ。そんな最低な男。今度こそ俺が真美ちゃんを守るから。俺が学生時代にちゃんと言わなかったから…そのせいでこんな風につらい思いさせてしまって…」
「正孝君?」
「俺、真美ちゃんが好きだ」
えっ…
嘘…
今の…
本当?
「初めて食堂で真美ちゃんを見た時からずっと好きだった。卒業する時、告白するつもりだったのに…なのに、留学したいって聞いた途端…何も言えなくなった。本当に…情けない」
「そんなこと…」
「あの時、フラれたらどうしようとか、2年間遠距離になることとか、いろいろ考えてしまって…でも、今すごく後悔してる。ちゃんと…勇気を出して真美ちゃんに告白するべきだったって。遅くなったけど…ちゃんと言わせて…」
この胸の高鳴り…
私は…
もう、ドキドキしてどうしようもなかった。
「真美ちゃん…俺と結婚を前提に付き合って欲しい」
正孝君は抱きしめる腕を緩め、私の目を見てそう言ってくれた。
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