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確執の深さ~萌佳side~
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別に、私から好きな人を奪おうとしたわけじゃないけど…
それでも、みんなが自然に一花を好きになることがだんだん許せなくなって。
私は、いつからか自分の好きな人のことを隠すようになった。
一花は、自分は地味で可愛くないから、私のことがうらやましいっていつも言ってたけど。
そういうとこが…
マジで大嫌いだったんだ。
でも、なぜか一花から離れられなくて、結局、同じホテルマンになった。
表面的にはいつだって笑顔で仲良しのフリをして。
その私達が、初めて同じ人を好きになった。
その人と一花が同居してるって知って、もう冷静でいられなくなって…
ずっと閉じ込めてた私のマイナスな気持ちが、とうとう爆発した。
深月絢斗。
このホテルの総支配人。
私は…
絢斗さんが大好き。
ううん、愛してる。
なのに、やっぱりまた、一花が私の邪魔をする。
たいして可愛くもないのに何様のつもり?
茅野君まで一花が好きだなんて、マジでムカつく。
『ねえ、だったら今度飲みに行こうよ。茅野君と一花と私の3人で。私がセッティングしてあげる。2人なら無理でも私がいたら大丈夫じゃない?』
そうよ…
茅野君達を無理矢理でもくっ付けたら、総支配人と一花は離れるかも知れない。
何か良いアイデアを考えなきゃ。
『島田さん、本当に?いいんですか?』
『任せて。一花は、きっと、好きな人なんていないよ。そういう風に言って、何となくやり過ごそうとしてるだけだよ。もしかして照れてるだけかも知れないし。だから、ちゃんと押しな。諦めちゃダメだよ。とりあえず、一花と連絡取るから。2人が上手くいくように、私、断然応援しちゃう』
『あ、ありがとうございます!』
それでも、みんなが自然に一花を好きになることがだんだん許せなくなって。
私は、いつからか自分の好きな人のことを隠すようになった。
一花は、自分は地味で可愛くないから、私のことがうらやましいっていつも言ってたけど。
そういうとこが…
マジで大嫌いだったんだ。
でも、なぜか一花から離れられなくて、結局、同じホテルマンになった。
表面的にはいつだって笑顔で仲良しのフリをして。
その私達が、初めて同じ人を好きになった。
その人と一花が同居してるって知って、もう冷静でいられなくなって…
ずっと閉じ込めてた私のマイナスな気持ちが、とうとう爆発した。
深月絢斗。
このホテルの総支配人。
私は…
絢斗さんが大好き。
ううん、愛してる。
なのに、やっぱりまた、一花が私の邪魔をする。
たいして可愛くもないのに何様のつもり?
茅野君まで一花が好きだなんて、マジでムカつく。
『ねえ、だったら今度飲みに行こうよ。茅野君と一花と私の3人で。私がセッティングしてあげる。2人なら無理でも私がいたら大丈夫じゃない?』
そうよ…
茅野君達を無理矢理でもくっ付けたら、総支配人と一花は離れるかも知れない。
何か良いアイデアを考えなきゃ。
『島田さん、本当に?いいんですか?』
『任せて。一花は、きっと、好きな人なんていないよ。そういう風に言って、何となくやり過ごそうとしてるだけだよ。もしかして照れてるだけかも知れないし。だから、ちゃんと押しな。諦めちゃダメだよ。とりあえず、一花と連絡取るから。2人が上手くいくように、私、断然応援しちゃう』
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