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校外学習5
しおりを挟む貴「あ、おいそれおれが焼いてたやつ」
紗「いいじゃない譲りなさいよ」
柚「紗蘭食いじはりすぎ」
南「皆順番にとってね~」
未「南君お母さんみたいだね」
莉「……」
うん、カオス、カオスすぎる。
仲悪いメンバーとBBQって逆に貴重な体験だよね。
とか思いながらお肉を食べる。
莉「普通に美味しい」
しかも山が見える場所だから景色が綺麗。
学校の校外学習って初めて行くから新鮮だな~。
未「莉音食べてる?」
南「そうだよ莉音ちゃん、君細いんだから沢山食べてねぇ~」
莉「あ、りがとう」
とチャラ男君が沢山お肉をのせていく。
…お母さんみたい。
それはそうと何故チャラ男君は敵意向けてこないんだろうか。
駿河の副総長だから様子を伺ってるだけ?
南「未来ちゃんと一緒にいたいし、敵関係なく仲良くしたいなーと思ってるよ?」
莉「……」
南「ふふ、なぜバレたって顔してる。莉音ちゃんの顔がそう言っているよ~当たり?」
莉「さぁ、どうでしょうね?」
副総長だからって侮れないな。
まぁでも未来と仲良くしたいのは本音っぽそうだけど本当に私達とも仲良くしたいと思ってるかは謎。
南「僕のことは南って呼んでよ。いつまでもチャラ男君言われたくないしね?」
莉「…わかった、南ね」
南「ありがとう莉音ちゃん~」
莉「ねぇ、未来の事大事?」
南「もちろんだよ、僕は未来ちゃん大好きだからね」
莉「それならよかった」
それだけは聞きたかった。
チャラ男君は未来の事をどう思ってるのか知りたかったから。
何を考えているのかは分からないが、大事な未来を守ると思える目をしてたからそれだけは信用しようと思った。
南「だから未来ちゃんは任せてね~」
莉「ボソッ私より弱いくせに…」
南「ん?何か言った莉音ちゃん?」
未「何何~莉音と南君何話してるのー??」
莉「何でもないよ未来。んじゃあ南、未来よろしく~」
本当は託したくないけど仕方なくね。
たぶん両思いだろうし。
おじゃま虫は紗蘭達の元に帰りますよ~。
紗「はい、柚希あーん」
柚「ん…」
不貞腐れながら紗蘭達の元に戻ると紗蘭と柚希が食べさせ合っていて、不良君がそれを見ていた。
…あの二人よく人前であんなことできるよね。
しかもそれを見てる不良君もどうかと思うけども。
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