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第七話
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「でも、どうやって」
彼女の言葉を受け、おんなは傍らにおいていた大剣をすらりと抜き放つ。はっと、彼女は息をのんだ。それは、穢れをしらぬ山奥の頂きにつもった白雪のように、純白であった。月の光を集め固めたかのように、白く輝いている。
「これは、ブリザード・ブリンガー。ある魔神の死骸から骨を取り出し削り出してこしらえた剣、神殺しの魔剣だよ。手にしたものを狂気に追い込むが、わたしは耐性を持つので平気さ」
彼女はその白き魔剣に神殺しと呼ばれても不思議はないと思えるような、凄みを感じる。そしてそれを手にするレディ・ホワイトにも、魔剣の持ち手にふさわしい何かひとを超越していまったかのようなものを感じた。
レディ・ホワイトは彼女が理解したのを確かめるようにその瞳を覗き込むと、剣を鞘へと納めた。そしてもう一度、彼女の顎へ手を伸ばす。
「レディ・ホワイト、あなたがその剣で暗黒神を殺すというのなら、わたしは何をすればいい?」
レディ・ホワイトは彼女の顎を掴んでくいっと彼女の顔をあげると、自らの顔を彼女へ寄せる。息がかかるほどに、近い。そして紅い唇を、笑みのように歪めた。
「いい質問だ、我が姫君、君はこうすればいい」
紅い唇を、くっと彼女の唇に重ねた。とっさのことに、彼女は抵抗できない。さらに、レディ・ホワイトの舌が彼女の口腔内に侵入してくる。レディ・ホワイトの舌は独立した生き物のように彼女の口の中で動き回り、蹂躙した。
その舌が触れるところは紛れもなく官能の昂りを、引き起こす。それは彼女が暗黒神を迎え入れるために味わった、あの昂りを掘り起こすものだ。
レディ・ホワイトはどこか残酷な目をして、彼女を見つめている。そしてその口元には、何か楽しんでいるかのような笑みがあった。
「君を餌にして、暗黒神を釣り上げるのさ。そして釣り上げた暗黒神を、わたしが神殺しの剣で突き刺す」
レディ・ホワイトの手が、今度は彼女の胸に伸びる。羽毛で撫でられるよな繊細な愛撫が、無骨な手から繰り出された。彼女の胸にある蕾は固くなり、快楽で花開くのを待ち望んでいる。
「暗黒神はひとの欲情が、好物だ。我が姫君、君はまた官能で濡れそぼった果実となり、暗黒神の前に立つ必要がある」
レディ・ホワイトは固く尖った胸の蕾に、口づけをする。ざらりとした感触の舌が容赦なく蕾を蹂躙し、快楽の花が咲いてゆく。彼女は、思わず声をあげていた。
「ああ、いい声だ。わたしの乾いたこころを潤してくれる。まずはたっぷりと歌い、果肉を熟させ果汁をしたたらせておくれ。わたしのために」
再び彼女はレディ・ホワイトに唇を奪われ、その舌が容赦なく快楽を生み出していくのに抵抗できずに口を委ねる。さらにレディ・ホワイトの指は、彼女の下腹へと伸びてゆく。固く荒い指の肌が、内腿や鼠径部の敏感な部分に優しい愛撫を加えていった。
彼女の下腹に、快楽の花が大きく開く。そこから迸る怒涛の快感は、花びらを果汁で濡らし熱く蠢かせる。どうしようもなく快楽を求める下腹の花は、狂おしい迸りを放ちながら愛撫されることだけを求め呻いていた。
レディ・ホワイトは声なき叫びをあげる下腹の花に、口を寄せる。彼女が耐えきれすレディ・ホワイトの真白き髪に手をかけ花に押し付けようとするのを待っていたように、レディ・ホワイトは伸ばした舌を固く勃起した花芯に伸ばす。
彼女は、叫び声をあげた。何度も、何度も。その叫びに応えるように舌が奥深くに差し込まれ、彼女のもっとも敏感でもっとも繊細な部分がいいように弄ばれてゆく。
レディ・ホワイトは舌を抜くと、今度は息も絶え絶えとなった彼女の首筋を這わせる。レディ・ホワイトは、残酷な笑みを浮かべ彼女に囁きかけた。
「わたしはよく知ってるよ、姫君、君のどこが感じてどこが悦びを齎すのか」
今度は、指が花の奥へと侵入した。その濡れそぼった果肉を、思うがままにかきまわし彼女は叫び続ける。
「さあ、高みへと昇るといい、姫君。頂きへではないよ、無限に続く千の高原へゆくのさ」
彼女はまさに永遠かのように続く快楽の高まりに、意識を手放しそうになる。しかし、レディ・ホワイトは彼女が無意識へと逃れることは決してゆるさず、無限に続く快楽の海へ彼女を沈めていった。
彼女の言葉を受け、おんなは傍らにおいていた大剣をすらりと抜き放つ。はっと、彼女は息をのんだ。それは、穢れをしらぬ山奥の頂きにつもった白雪のように、純白であった。月の光を集め固めたかのように、白く輝いている。
「これは、ブリザード・ブリンガー。ある魔神の死骸から骨を取り出し削り出してこしらえた剣、神殺しの魔剣だよ。手にしたものを狂気に追い込むが、わたしは耐性を持つので平気さ」
彼女はその白き魔剣に神殺しと呼ばれても不思議はないと思えるような、凄みを感じる。そしてそれを手にするレディ・ホワイトにも、魔剣の持ち手にふさわしい何かひとを超越していまったかのようなものを感じた。
レディ・ホワイトは彼女が理解したのを確かめるようにその瞳を覗き込むと、剣を鞘へと納めた。そしてもう一度、彼女の顎へ手を伸ばす。
「レディ・ホワイト、あなたがその剣で暗黒神を殺すというのなら、わたしは何をすればいい?」
レディ・ホワイトは彼女の顎を掴んでくいっと彼女の顔をあげると、自らの顔を彼女へ寄せる。息がかかるほどに、近い。そして紅い唇を、笑みのように歪めた。
「いい質問だ、我が姫君、君はこうすればいい」
紅い唇を、くっと彼女の唇に重ねた。とっさのことに、彼女は抵抗できない。さらに、レディ・ホワイトの舌が彼女の口腔内に侵入してくる。レディ・ホワイトの舌は独立した生き物のように彼女の口の中で動き回り、蹂躙した。
その舌が触れるところは紛れもなく官能の昂りを、引き起こす。それは彼女が暗黒神を迎え入れるために味わった、あの昂りを掘り起こすものだ。
レディ・ホワイトはどこか残酷な目をして、彼女を見つめている。そしてその口元には、何か楽しんでいるかのような笑みがあった。
「君を餌にして、暗黒神を釣り上げるのさ。そして釣り上げた暗黒神を、わたしが神殺しの剣で突き刺す」
レディ・ホワイトの手が、今度は彼女の胸に伸びる。羽毛で撫でられるよな繊細な愛撫が、無骨な手から繰り出された。彼女の胸にある蕾は固くなり、快楽で花開くのを待ち望んでいる。
「暗黒神はひとの欲情が、好物だ。我が姫君、君はまた官能で濡れそぼった果実となり、暗黒神の前に立つ必要がある」
レディ・ホワイトは固く尖った胸の蕾に、口づけをする。ざらりとした感触の舌が容赦なく蕾を蹂躙し、快楽の花が咲いてゆく。彼女は、思わず声をあげていた。
「ああ、いい声だ。わたしの乾いたこころを潤してくれる。まずはたっぷりと歌い、果肉を熟させ果汁をしたたらせておくれ。わたしのために」
再び彼女はレディ・ホワイトに唇を奪われ、その舌が容赦なく快楽を生み出していくのに抵抗できずに口を委ねる。さらにレディ・ホワイトの指は、彼女の下腹へと伸びてゆく。固く荒い指の肌が、内腿や鼠径部の敏感な部分に優しい愛撫を加えていった。
彼女の下腹に、快楽の花が大きく開く。そこから迸る怒涛の快感は、花びらを果汁で濡らし熱く蠢かせる。どうしようもなく快楽を求める下腹の花は、狂おしい迸りを放ちながら愛撫されることだけを求め呻いていた。
レディ・ホワイトは声なき叫びをあげる下腹の花に、口を寄せる。彼女が耐えきれすレディ・ホワイトの真白き髪に手をかけ花に押し付けようとするのを待っていたように、レディ・ホワイトは伸ばした舌を固く勃起した花芯に伸ばす。
彼女は、叫び声をあげた。何度も、何度も。その叫びに応えるように舌が奥深くに差し込まれ、彼女のもっとも敏感でもっとも繊細な部分がいいように弄ばれてゆく。
レディ・ホワイトは舌を抜くと、今度は息も絶え絶えとなった彼女の首筋を這わせる。レディ・ホワイトは、残酷な笑みを浮かべ彼女に囁きかけた。
「わたしはよく知ってるよ、姫君、君のどこが感じてどこが悦びを齎すのか」
今度は、指が花の奥へと侵入した。その濡れそぼった果肉を、思うがままにかきまわし彼女は叫び続ける。
「さあ、高みへと昇るといい、姫君。頂きへではないよ、無限に続く千の高原へゆくのさ」
彼女はまさに永遠かのように続く快楽の高まりに、意識を手放しそうになる。しかし、レディ・ホワイトは彼女が無意識へと逃れることは決してゆるさず、無限に続く快楽の海へ彼女を沈めていった。
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