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第六話
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「あのね、今のあんたは好きになってもいいよ」
彼は、驚いてあたしを見る。
「だって、あんたもう何ものでもなく、何も持って無くて、あたししかないじゃん」
「そうだな」
彼は、呟くように応える。
「だったら、しけた顔してねぇで、必死であたしを抱けよ! こんないいおんなが、裸になってんだぞ!」
あたしの言葉に反応したのかはわからないが、今度は彼のほうからあたしをぎゅっと抱きしめてくる。
あたしは、もう人生最後の絶望と希望が一緒くたになって、どうしようもなったおとこを見ているうちに、何かわけのわからない感情が込み上げてくるのを感じた。
コードだ、コード。
彼の口づけを受け、彼の愛撫を受け、肌と肌とを密着させ、下腹の欲望が燃え盛る部分も押し付け合い。
ああ、きたきた。
これこれ、って感じ。
あたしは、世界にプラグ接続する。
どおおん、と廃墟が揺れた。
眠れる巨人が、身動ぎしたってところ。
彼が驚いた顔をして、顔をあげる。
「気にしなくていい」
あたしと彼は、持ち込んだ簡易ベッドのマットレスに倒れ込む。
「もっと凄いことが、これからおこるよ」
そして、廃墟はリズムを持って振動しだす。
生き物になって、鼓動がはじまったというかのように。
ごおお、って巨獣が吠えるような音が建物からして、天井からぱらぱらとコンクリの欠片が落ちる。
あたしには、外の様子がわかった。
多分、世界にプラグインしているせいだね。
海外から来たお友達は、車から何かを取り出す。
あれは多分、ロケットランチャーだな。
それをあたしたちの部屋に、向けてる。
その部屋にいるあたしたちは、激しく愛し合っていた。
彼は、必死になってあたしの胸を舐め回している。
あたしの胸の先端は固くなって凄く感度がよくなって、まるで演奏されてるみたいに反応した。
コードが、暴れまわる。
出たいと、泣き叫ぶ。
いいね。
いくよ。
あたしは、ロケットが発射されると同時にプラグインして、コードを流し込む。
かあぁ、と窓の外が明るくなった。
同時に、ごおっと爆発音が響く。
いい、音色だとあたしは思う。
廃墟が奏でる重低音のリズムと混じって、素晴らしいフレーズが生まれる。
ああ、どこまでいくんだろう。
ああ、どこまでもいきたい。
彼の愛撫は、次第に下がってゆきあたしの腹部からさらにその下へとゆく。
あたしの鼠径部が彼の舌に翻弄され、あたしの身体はびくびくする。
ああ、いいね。
さあ、もっとコードを。
もっと、世界を壊して。
もっと、世界を泣き叫ばせる。
壊す、壊す、壊す。
何もかもを、愛で壊す。
海外から来たお友達は、もう一度ロケット弾を装填する。
まあ、DPRK製だから不良品掴まされたと思ってんだよね。
だけど、今度は違うコード。
違うフレーズでいこうと思う。
彼は、驚いてあたしを見る。
「だって、あんたもう何ものでもなく、何も持って無くて、あたししかないじゃん」
「そうだな」
彼は、呟くように応える。
「だったら、しけた顔してねぇで、必死であたしを抱けよ! こんないいおんなが、裸になってんだぞ!」
あたしの言葉に反応したのかはわからないが、今度は彼のほうからあたしをぎゅっと抱きしめてくる。
あたしは、もう人生最後の絶望と希望が一緒くたになって、どうしようもなったおとこを見ているうちに、何かわけのわからない感情が込み上げてくるのを感じた。
コードだ、コード。
彼の口づけを受け、彼の愛撫を受け、肌と肌とを密着させ、下腹の欲望が燃え盛る部分も押し付け合い。
ああ、きたきた。
これこれ、って感じ。
あたしは、世界にプラグ接続する。
どおおん、と廃墟が揺れた。
眠れる巨人が、身動ぎしたってところ。
彼が驚いた顔をして、顔をあげる。
「気にしなくていい」
あたしと彼は、持ち込んだ簡易ベッドのマットレスに倒れ込む。
「もっと凄いことが、これからおこるよ」
そして、廃墟はリズムを持って振動しだす。
生き物になって、鼓動がはじまったというかのように。
ごおお、って巨獣が吠えるような音が建物からして、天井からぱらぱらとコンクリの欠片が落ちる。
あたしには、外の様子がわかった。
多分、世界にプラグインしているせいだね。
海外から来たお友達は、車から何かを取り出す。
あれは多分、ロケットランチャーだな。
それをあたしたちの部屋に、向けてる。
その部屋にいるあたしたちは、激しく愛し合っていた。
彼は、必死になってあたしの胸を舐め回している。
あたしの胸の先端は固くなって凄く感度がよくなって、まるで演奏されてるみたいに反応した。
コードが、暴れまわる。
出たいと、泣き叫ぶ。
いいね。
いくよ。
あたしは、ロケットが発射されると同時にプラグインして、コードを流し込む。
かあぁ、と窓の外が明るくなった。
同時に、ごおっと爆発音が響く。
いい、音色だとあたしは思う。
廃墟が奏でる重低音のリズムと混じって、素晴らしいフレーズが生まれる。
ああ、どこまでいくんだろう。
ああ、どこまでもいきたい。
彼の愛撫は、次第に下がってゆきあたしの腹部からさらにその下へとゆく。
あたしの鼠径部が彼の舌に翻弄され、あたしの身体はびくびくする。
ああ、いいね。
さあ、もっとコードを。
もっと、世界を壊して。
もっと、世界を泣き叫ばせる。
壊す、壊す、壊す。
何もかもを、愛で壊す。
海外から来たお友達は、もう一度ロケット弾を装填する。
まあ、DPRK製だから不良品掴まされたと思ってんだよね。
だけど、今度は違うコード。
違うフレーズでいこうと思う。
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