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第4章…物語の歴史を変えようとしている俺
あまりにも早すぎる
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俺は苺に婚約解消を伝えたが、苺ルートはまだ終わってはいないらしい。
というか俺は肝心なことを忘れていた。俺と苺は同じクラスだった。
住んでる場所は別々になったが学校の時はイヤでも同じ空間にいなくてはならない。ヤバイ、すげぇ気まずい。
俺も苺もお互いに目を合わせないようにしている。幸い席はそんなに近くはない。俺が廊下側で苺が窓側。それでも登下校時や移動教室時などにできる限り近づかないようにしている。今すぐクラス替えしてくんねぇかなって思う。
同じクラスだからって必ずしも絡む必要はないし、関わらなきゃいいだけの話だが、クラス公認カップルみたいな設定になってることもあって、俺と苺の関係が険悪になってることがすぐにバレて注目を浴びてしまった。
「おい、苺ちゃんとケンカしたのかよ柊斗」
すぐに善郎にも知られた。ケンカじゃなくて別れたつもりなんだが、この世界の法則的にケンカしただけってことになっちまってる。
「何やってんだよ柊斗早く仲直りしろよ。お前と苺ちゃんの夫婦漫才がないとなんか寂しいだろうが。何があったかは知らんがお前が悪いに決まってる。早く苺ちゃんに謝れ」
酷い言われようだ。まあ確かに俺が悪いと言えばそうなんだけど。
「悪いが夫婦漫才とやらはもう二度とやらないぞ」
「お? なんだ、思ったより深刻な大ゲンカなんだな。でも仲直りするのは時間の問題だ。お前が苺ちゃんなしの生活に長く耐えられるわけがねぇ」
さっきから決めつけまくってるな。善郎のヤツ、俺のことはなんでもわかってるみたいに思ってやがる。
俺が転生して別人になってることも知らねぇくせに……知らねぇよな? たぶん。知られたら非常にめんどくさいことになりそうだ。
とにかく一応苺と疎遠な感じになることはできた。あとは梨乃と桃香だ。その2人にもちゃんと伝えなくては……
いやしかし、俺はこの漫画を最後まで読んで神の視点でいるから梨乃と桃香が柊斗に想いを寄せていることを知っているが……柊斗は知らないんだ。
2人ともわりと好意丸出しなはずなんだが柊斗はラブコメ主人公にありがちな鈍感野郎だから気づいてない。
彼女たちの恋心を知らないはずなのに柊斗の方からフるのは不自然だ。向こうから告白してこない限りはフりようがない。しかも桃香に至ってはおそらく告白してこないし、どうしたもんか……
―――
3日後。3日経っても気まずい。
学校が終わったらさっさと帰ろうとする。
「……ねぇ、柊斗」
「えっ!?」
ビックリした。この3日間目を合わせることもないくらい険悪な状態だったのにまさか苺の方から声をかけてくるとは思ってなかった。
「ちょっと来なさい」
グイッ
俺は苺に引っ張られた。どこに連れていかれるかと思ったら、屋上だった。
「…………」
「…………」
屋上で苺と2人きり。そしてしばらく無言。本当に気まずい。
まさか俺、今からシメられるんだろうか……この前ペッタンコとか言っちまったからな、一発じゃ気が済まずボコボコにされることも十分考えられる。
イヤだ、俺はまだ死ぬわけにはいかない。柚希を幸せにするまでは絶対に死ねない。誰か助けてください。
「……柊斗……」
「な、なんだ……?」
苺はずっと俯いている。殺気みたいなものは感じない。絶対シメられるかと思ったがそうではないのか……?
「……許してあげるわ」
「は?」
「この前のことは許してあげる。だから帰ってきなさいよ」
「!?」
な……なんだと……あれからまだ3日しか経ってないんだぞ!?
あんなに酷いこと言ったのに、あの凶暴女がもう許すというのか……!?
信じられない、これは夢か……? いや、まさかこいつニセモノか!?
どこからどう見ても苺にしか見えない。これがニセモノだとしたらよくできてる……コピー系の能力者か!?
ニセモノ疑惑のある苺の頬をつねってみた。
ガンッ!
頭を殴られた。この痛み、本物だ……!
本物ならそれはそれで怖い。原作でもケンカ展開は何度かあったが、凶暴で気が強い苺は絶対に譲らず、柊斗が謝って仲直りという展開になっていた。そんな苺がこんなあっさり許すなんて……今日は嵐でも来るんだろうか。
「な……なんで? 俺が勝手に出ていったのに、なんで俺を呼び戻そうとするんだよ苺……」
「別に……パパもほとんど家に帰ってこないし、あたしとママだけじゃあの家はちょっと広すぎるっていうか……」
「……もしかして、俺がいなくて寂しいのか?」
「ッ!? ち、違うわよバカ柊斗!! そんなわけないでしょ!? あたしはただ、ちょっとケンカしたくらいであんたを出禁にするのもかわいそうだなって思っただけよ!!」
「……」
ああ……なんつーか……こいつが人気あるのもよくわかるわ。
何にでも噛みつく狂犬キャラのくせにたった3日で寂しくてキャンキャン鳴くとか、あざとすぎる。強キャラぶってるくせに寂しさの限界が来るのがあまりにも早すぎる。
頼むから狂犬キャラのままでいてくれよ苺。なんで寂しがり屋のチワワキャラになってんだよ。寂しそうな目で見られたら心が痛むからやめてくれ。
原作ではケンカすることが何度かあったといっても、柊斗が家を出ていく展開なんてなかったからな。原作に存在しない展開になって戸惑ったり不安になったりしてるということか。ならば俺のせいだ。本当に申し訳ないと思っている。
「ねぇ……婚約解消したいってのも一時の気の迷いなんでしょ……?」
「……!」
「あたしも家がイヤになってちょっと家出したことがあるから気持ちはわかる。もう頭は冷えたでしょ? 戻ってきなさいよ。あたしはもう怒ってないから」
「ありがとう苺。でもごめん、もうお前の家には戻れない」
「どうしてよ……あたしの家じゃ不満なの?」
「そうじゃねぇよ」
短い間だったけどあんないい家に住めてよかった。前世でもあんないい家、入ったことすらなかった。
「お前の家はすごくいい家だ。だからこそ俺は戻るわけにはいかねぇんだ」
「……どういうこと?」
「好きな女の子がいるって言っただろ」
「あれって……ホントにホントなの?」
「そうだよ、人を好きな気持ちだけはウソつかねぇよ俺は。俺はもう柚希さんのことしか考えられない。だからお前の婚約者でいる資格はねぇし、お前の家に住む資格もねぇ」
「ふーん……金持ちのお嬢様と婚約してるのに、わざわざ一般人の女の子を選ぶと?」
「そう、誰が何と言おうと好きなものは好きだから」
「そんなに巨乳が好きなのね」
「……」
あのなぁ、確かに柚希は巨乳だけど柚希と巨乳はイコールじゃねぇんだよ。
他にも言い切れないくらいたくさんいいところがあるってんだよ。世界一……いや、宇宙一ステキな女の子なんだよ。
それをこれから俺が証明してやる。口で言うんじゃなく行動で証明してみせる。
「ふん! まあ別にあたしだってあんたと結婚なんて無理だし? せいせいするわ!」
苺は素直になれない性格だからこれ以上は引き留めてこないのは知ってる。苺の方から好意をぶつけてくることはない。
原作では柊斗が苺を選び、柊斗が苺を追いかけて、柊斗が苺に告白したから苺エンドになった。
俺が柊斗になったのなら、世界がどれだけ苺に味方しようとも苺エンドになることはない。
「バカねあんた、もったいないことしたわ。せっかくこのあたしが許してあげようとしたのに」
「……俺のことは許してくれなくていい。ていうか許さないでくれ」
「……柊斗……」
苺はそれ以上何かを言うことはなかった。怒ってるのか悲しんでるのかわからない表情だった。
俺は静かに屋上から去った。
教室に戻る途中のことだった。
「あ、栗田君」
「龍崎さん……」
廊下で梨乃に会った。
「聞いたぞ、小雀さんとケンカしたそうじゃないか」
他のクラスにも知られてるのかよ……まあ俺はともかく苺はお嬢様だし学校でもトップクラスの美少女だしでかなりの有名人だからな。
「そうか、ケンカしたのか……ふふっ」
「え? どうした?」
「いや、なんでもないぞ」
すげー機嫌良さそうなのが全然隠せてないぞ梨乃。
梨乃にとって苺は恋敵だからな……原作でも苺とケンカした時は梨乃のターンが来ていた。
この世界では梨乃のターンは来ない。下手にまんざらでもない反応をするわけにはいかない。
というか俺は肝心なことを忘れていた。俺と苺は同じクラスだった。
住んでる場所は別々になったが学校の時はイヤでも同じ空間にいなくてはならない。ヤバイ、すげぇ気まずい。
俺も苺もお互いに目を合わせないようにしている。幸い席はそんなに近くはない。俺が廊下側で苺が窓側。それでも登下校時や移動教室時などにできる限り近づかないようにしている。今すぐクラス替えしてくんねぇかなって思う。
同じクラスだからって必ずしも絡む必要はないし、関わらなきゃいいだけの話だが、クラス公認カップルみたいな設定になってることもあって、俺と苺の関係が険悪になってることがすぐにバレて注目を浴びてしまった。
「おい、苺ちゃんとケンカしたのかよ柊斗」
すぐに善郎にも知られた。ケンカじゃなくて別れたつもりなんだが、この世界の法則的にケンカしただけってことになっちまってる。
「何やってんだよ柊斗早く仲直りしろよ。お前と苺ちゃんの夫婦漫才がないとなんか寂しいだろうが。何があったかは知らんがお前が悪いに決まってる。早く苺ちゃんに謝れ」
酷い言われようだ。まあ確かに俺が悪いと言えばそうなんだけど。
「悪いが夫婦漫才とやらはもう二度とやらないぞ」
「お? なんだ、思ったより深刻な大ゲンカなんだな。でも仲直りするのは時間の問題だ。お前が苺ちゃんなしの生活に長く耐えられるわけがねぇ」
さっきから決めつけまくってるな。善郎のヤツ、俺のことはなんでもわかってるみたいに思ってやがる。
俺が転生して別人になってることも知らねぇくせに……知らねぇよな? たぶん。知られたら非常にめんどくさいことになりそうだ。
とにかく一応苺と疎遠な感じになることはできた。あとは梨乃と桃香だ。その2人にもちゃんと伝えなくては……
いやしかし、俺はこの漫画を最後まで読んで神の視点でいるから梨乃と桃香が柊斗に想いを寄せていることを知っているが……柊斗は知らないんだ。
2人ともわりと好意丸出しなはずなんだが柊斗はラブコメ主人公にありがちな鈍感野郎だから気づいてない。
彼女たちの恋心を知らないはずなのに柊斗の方からフるのは不自然だ。向こうから告白してこない限りはフりようがない。しかも桃香に至ってはおそらく告白してこないし、どうしたもんか……
―――
3日後。3日経っても気まずい。
学校が終わったらさっさと帰ろうとする。
「……ねぇ、柊斗」
「えっ!?」
ビックリした。この3日間目を合わせることもないくらい険悪な状態だったのにまさか苺の方から声をかけてくるとは思ってなかった。
「ちょっと来なさい」
グイッ
俺は苺に引っ張られた。どこに連れていかれるかと思ったら、屋上だった。
「…………」
「…………」
屋上で苺と2人きり。そしてしばらく無言。本当に気まずい。
まさか俺、今からシメられるんだろうか……この前ペッタンコとか言っちまったからな、一発じゃ気が済まずボコボコにされることも十分考えられる。
イヤだ、俺はまだ死ぬわけにはいかない。柚希を幸せにするまでは絶対に死ねない。誰か助けてください。
「……柊斗……」
「な、なんだ……?」
苺はずっと俯いている。殺気みたいなものは感じない。絶対シメられるかと思ったがそうではないのか……?
「……許してあげるわ」
「は?」
「この前のことは許してあげる。だから帰ってきなさいよ」
「!?」
な……なんだと……あれからまだ3日しか経ってないんだぞ!?
あんなに酷いこと言ったのに、あの凶暴女がもう許すというのか……!?
信じられない、これは夢か……? いや、まさかこいつニセモノか!?
どこからどう見ても苺にしか見えない。これがニセモノだとしたらよくできてる……コピー系の能力者か!?
ニセモノ疑惑のある苺の頬をつねってみた。
ガンッ!
頭を殴られた。この痛み、本物だ……!
本物ならそれはそれで怖い。原作でもケンカ展開は何度かあったが、凶暴で気が強い苺は絶対に譲らず、柊斗が謝って仲直りという展開になっていた。そんな苺がこんなあっさり許すなんて……今日は嵐でも来るんだろうか。
「な……なんで? 俺が勝手に出ていったのに、なんで俺を呼び戻そうとするんだよ苺……」
「別に……パパもほとんど家に帰ってこないし、あたしとママだけじゃあの家はちょっと広すぎるっていうか……」
「……もしかして、俺がいなくて寂しいのか?」
「ッ!? ち、違うわよバカ柊斗!! そんなわけないでしょ!? あたしはただ、ちょっとケンカしたくらいであんたを出禁にするのもかわいそうだなって思っただけよ!!」
「……」
ああ……なんつーか……こいつが人気あるのもよくわかるわ。
何にでも噛みつく狂犬キャラのくせにたった3日で寂しくてキャンキャン鳴くとか、あざとすぎる。強キャラぶってるくせに寂しさの限界が来るのがあまりにも早すぎる。
頼むから狂犬キャラのままでいてくれよ苺。なんで寂しがり屋のチワワキャラになってんだよ。寂しそうな目で見られたら心が痛むからやめてくれ。
原作ではケンカすることが何度かあったといっても、柊斗が家を出ていく展開なんてなかったからな。原作に存在しない展開になって戸惑ったり不安になったりしてるということか。ならば俺のせいだ。本当に申し訳ないと思っている。
「ねぇ……婚約解消したいってのも一時の気の迷いなんでしょ……?」
「……!」
「あたしも家がイヤになってちょっと家出したことがあるから気持ちはわかる。もう頭は冷えたでしょ? 戻ってきなさいよ。あたしはもう怒ってないから」
「ありがとう苺。でもごめん、もうお前の家には戻れない」
「どうしてよ……あたしの家じゃ不満なの?」
「そうじゃねぇよ」
短い間だったけどあんないい家に住めてよかった。前世でもあんないい家、入ったことすらなかった。
「お前の家はすごくいい家だ。だからこそ俺は戻るわけにはいかねぇんだ」
「……どういうこと?」
「好きな女の子がいるって言っただろ」
「あれって……ホントにホントなの?」
「そうだよ、人を好きな気持ちだけはウソつかねぇよ俺は。俺はもう柚希さんのことしか考えられない。だからお前の婚約者でいる資格はねぇし、お前の家に住む資格もねぇ」
「ふーん……金持ちのお嬢様と婚約してるのに、わざわざ一般人の女の子を選ぶと?」
「そう、誰が何と言おうと好きなものは好きだから」
「そんなに巨乳が好きなのね」
「……」
あのなぁ、確かに柚希は巨乳だけど柚希と巨乳はイコールじゃねぇんだよ。
他にも言い切れないくらいたくさんいいところがあるってんだよ。世界一……いや、宇宙一ステキな女の子なんだよ。
それをこれから俺が証明してやる。口で言うんじゃなく行動で証明してみせる。
「ふん! まあ別にあたしだってあんたと結婚なんて無理だし? せいせいするわ!」
苺は素直になれない性格だからこれ以上は引き留めてこないのは知ってる。苺の方から好意をぶつけてくることはない。
原作では柊斗が苺を選び、柊斗が苺を追いかけて、柊斗が苺に告白したから苺エンドになった。
俺が柊斗になったのなら、世界がどれだけ苺に味方しようとも苺エンドになることはない。
「バカねあんた、もったいないことしたわ。せっかくこのあたしが許してあげようとしたのに」
「……俺のことは許してくれなくていい。ていうか許さないでくれ」
「……柊斗……」
苺はそれ以上何かを言うことはなかった。怒ってるのか悲しんでるのかわからない表情だった。
俺は静かに屋上から去った。
教室に戻る途中のことだった。
「あ、栗田君」
「龍崎さん……」
廊下で梨乃に会った。
「聞いたぞ、小雀さんとケンカしたそうじゃないか」
他のクラスにも知られてるのかよ……まあ俺はともかく苺はお嬢様だし学校でもトップクラスの美少女だしでかなりの有名人だからな。
「そうか、ケンカしたのか……ふふっ」
「え? どうした?」
「いや、なんでもないぞ」
すげー機嫌良さそうなのが全然隠せてないぞ梨乃。
梨乃にとって苺は恋敵だからな……原作でも苺とケンカした時は梨乃のターンが来ていた。
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