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第22章…勉強しすぎ
受験勉強
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※竜視点
―――
楽しい楽しい文化祭が終わってから3週間ほど過ぎた。
もうすぐ12月。心地よかった秋も終わりを迎え、いよいよ冬に突入するぞ、というシーズンだ。
センター試験まであと2ヶ月を切った。オレは自分の部屋でずっと勉強中。
美希と遊んでばかりだったオレだが勉強だってちゃんとやっている。
夏休みの模試では志望校の合格率は75%と診断された。低くはないが絶対油断はできない。もっともっと成績を上げないといけない。
オレは文化祭が終わって以来、美希とほとんど会っていない。
志望校合格のため、オレは煩悩を封印して自分に鞭を打ち、美希に会いたいのを必死に我慢して勉強を続ける。
美希もオレの受験勉強の邪魔をしないよう気を遣ってくれてる。
はぁ~……
美希に会いたい……
美希が恋しい……
美希の柔らかい身体に触りたい……
勉強中なのに頭の中はいつの間にか美希でいっぱいになる。
喝!!
自分の顔を両手でバチンと叩く。
これは試練だ。オレが美希にふさわしい男になれるかどうかの試練だ。
これも美希のためなんだ。いい大学に入って憧れのプロ野球選手を目指す。プロになれなかったとしても、安定したところに就職して美希を養うんだ。
そのためにも、今は頑張らなくてはならない!!
我慢だぞ、我慢! 今は勉強だ!!
―――コンコン
部屋のドアをノックする音。
「お兄ちゃん。ちょっと入ってもいいかな?」
……ん?
この声は、麻耶か。お兄ちゃんって言ってるんだから麻耶以外いないけど。
「ああ、どうぞ」
オレがOKするとドアがガチャリと開いて、麻耶が入ってきた。
「お兄ちゃん、勉強捗ってる?」
「んー? まあ……」
麻耶はオレがシャーペンを走らせているのを横から眺める。
「おお、お兄ちゃんのノートすごい! 公式や英単語がビッシリ書いてある!! さすがお兄ちゃん。すごく頑張ってるね! 私も見習わないと……!」
「いや、全然まだまだだ。もっと勉強しないと」
オレは平静を装っているが、麻耶に褒められてちょっと照れてしまった。
「で? 麻耶、何か用か?」
シャーペンを机の上に置き、麻耶の方を向く。
麻耶は勉強道具を持っていた。
「お兄ちゃん、もしよかったら私と一緒に勉強しない? お母さんが今出かけてて、リビングが開いてるから」
「ああ、いいよ」
「やったぁ! じゃあ先にリビングに行ってるから、来てね?」
麻耶は嬉しそうな顔をしながら、オレの部屋を出た。
麻耶は中3なのでオレと同じ受験生。
麻耶の志望校は今オレが通っている青葉高校。
麻耶は成績は良い方であり、青葉高校に合格するのは確実と言われてるので(青葉高校の偏差値は中の中程度の平凡レベル)オレと違ってゆとりのある受験勉強をしている。
まあ、麻耶がウチの高校に入学する頃にはオレは高校を卒業しているので、同じ学校になることはないんだが。
オレは勉強道具を持ち、リビングに直行した。
麻耶がテーブルにノートや教科書、辞書などを置いて椅子に座って勉強している。
オレも麻耶の隣に座って勉強を始めた。
「ねぇお兄ちゃん、この数学の問題集122ページの問3の解き方教えて?」
「ああ、これは因数分解を使って―――」
…………
「ああー! なるほど。お兄ちゃんの教え方わかりやすい! 先生よりわかりやすいかも。ありがとうお兄ちゃん」
麻耶はニコニコしながら褒めてくれた。本当に素直でいい子だ。
「どういたしまして。人に教えながら勉強すると捗るからこっちも助かるよ」
その数分後、麻耶は真剣な顔をしていた。
「……ねぇ、お兄ちゃん」
「なんだ? まだわからない問題があるのか?」
「いや、そうじゃなくて……お兄ちゃん、最近元気なさそうだね。美希さんとケンカでもしたの?」
!?
突然身に覚えのないことを言われてオレはたまげた。
「いや、ケンカなんてしてないぞ。いきなりなんだ?」
「だって、お兄ちゃん本当に元気なさそうなんだもん」
「いや、センター試験近いし不安なんだよ。もう常に勉強してないと落ち着かなくてな」
「……そうなんだ。まあそうだよね、受験生って不安ばっかりで疲れちゃうよね。まあ、お兄ちゃんと美希さんがケンカしたわけじゃなくてよかったよ」
そう言ってホッとした表情を見せる麻耶。
「オレ美希とはメチャクチャうまくいってるから。何も問題はない」
「そうなんだ~。えへへ、いいねぇ」
ニヤニヤした顔で見られてオレは恥ずかしくなってしまった。
勉強中だ。落ち着いて集中しなければ……
「ま、麻耶の方こそどうなんだ? トミー君とは順調にいってるか?」
「ど……どうかな……?」
麻耶はオレから目を逸らして、横を向いて俯いた。
「どうした? うまくいってないのか?」
「ううん! トミー君とはすごく仲良くしてるよ! ……ただ……」
「ただ?」
「トミー君は私のことすごく大切にしてくれるけど……もっと恋人っぽいことしたいなぁ、なんて思っちゃうの」
……恋人っぽいこと……
今まで美希としてきた恋人っぽいことを思い出しオレは赤面する。
「……ねぇ、お兄ちゃんは美希さんとキス……とかしたことあるの?」
「!!」
直球で聞かれてオレはさらに赤面する。
「…………ああ」
恥ずかしいけどハッキリと答えた。キスどころかそれ以上のことをいっぱいしてるとは言えない。純真無垢な麻耶には言えない。
「……そっかぁ……お兄ちゃんと美希さんはオトナだなぁ……」
麻耶は憧れとか尊敬みたいな視線をオレに向けてきた。そんなキラキラした目で見られると恐れ多くて困る。
この様子だと麻耶とトミー君はまだキスしてないのか。デリケートな話題だしそこに触れる気はないけど。
「私たちやっぱり遅れてるのかな……」
「何言ってんだよ、中学生の清いお付き合いならそんなもんだろ。仲良しなんだろ? なら焦る必要はない」
「そ、そうだよね!」
そう、麻耶とトミー君は清く正しい交際をしている。
オレと美希の方が世間一般的にはいかがわしいカップルだと思う。
「……そういえばトミー君とはどのくらい付き合ってるんだ?」
「えっと……もう付き合い始めて1年以上経つかな」
1年……!
トミー君はこんなに可愛い麻耶と1年以上も付き合ってて、全く手を出してないのか。それはすごい。どんだけ紳士なんだよトミー君。
1年以上も交際して肉体的な接触がゼロなんて自制心が強すぎる。性欲の塊のオレには絶対マネできない。
……って、男女のお付き合いの話をしてる場合じゃない、今は勉強だ勉強。
「手が止まっちまったな。勉強進めようぜ麻耶」
「うん」
気を取り直してシャーペンを持った、その時だった。
―――ピンポーン
呼び鈴が鳴った。誰か来たようだ。
「あれ、誰だろ……」
オレは玄関に行こうとしてイスから立ち上がる。
「あ、いいよお兄ちゃん。私が出るよ」
「そうか? 悪いな」
麻耶もイスから立ち上がってオレに座るよう促してパタパタとスリッパの音を鳴らし玄関に向かった。
麻耶が玄関のドアを開ける音が聞こえる。
「はーい、どちら様で……
―――あっ! 美希さん!!」
―――なにっ!?
美希の名前を聞いて心臓がドキッと高鳴る。
日曜日の午後、オレん家に美希が来てくれた。
ヤバイ、どうしよう。メチャクチャ嬉しい。最近あまり会ってないからこそ、嬉しさもひとしおだ。
「こんにちは麻耶ちゃん。竜先輩いるかな?」
「はい、いますよ」
オレに会いに来てくれたんだ。感激だ……
―――って、今のオレ私服かなりダサいし寝グセもボサボサじゃねーか!!
休日だからってだらしなさすぎだろ、こんな格好じゃ美希の前に出れない!!
「お兄ちゃーん!! 美希さんが来たよー!!」
リビングにいるオレを呼ぶ麻耶。
「ああ!! ごめん美希っ!! ちょっと待っててくれー!!!!!!」
美希に聞こえるように大声を出して、洗面所に向かい、急いで髪を整えて、自分の部屋にダッシュしてマシな服装に着替える。
最速で支度を済ませた。そして最速で玄関に向かう。
「ごめん、お待たせ美希!」
「竜先輩こんにちは」
待たせてしまったのにイヤな顔一つせず美希はニコッと微笑んで挨拶してくれた。
宇宙一可愛い。
フワフワとした感じの私服を身につけた美希は、かなり似合ってて殺人的に可愛い。
ヒラヒラした飾りがついた白いミニスカート。白いブーツ。白い帽子。
全体的に白で決めている。まるで天使みたいだ。っていうか天使だ。
美希は私服のセンスかなりいい。超可愛い……
ポーッ……
「……おーい、お兄ちゃーん? もしもーし」
―――ハッ!!
美希があまりにも可愛すぎて見惚れてしまっていた。
麻耶がオレの目の前で手を振って声をかけてくれたので我に返れた。
「……ごめん、いらっしゃい美希。遠慮なく上がって」
「はい、お邪魔しまーす」
ブーツを脱いで家に入る美希。
「お兄ちゃん、邪魔者の私は自分の部屋で勉強するからどうぞごゆっくり~。美希さん、キッチンにお菓子あるんでお好きにどうぞ」
「ありがとう麻耶ちゃん」
気遣ってくれた麻耶は2階にある自分の部屋に行った。
麻耶のおかげでオレは美希と2人っきりになれた。
―――
楽しい楽しい文化祭が終わってから3週間ほど過ぎた。
もうすぐ12月。心地よかった秋も終わりを迎え、いよいよ冬に突入するぞ、というシーズンだ。
センター試験まであと2ヶ月を切った。オレは自分の部屋でずっと勉強中。
美希と遊んでばかりだったオレだが勉強だってちゃんとやっている。
夏休みの模試では志望校の合格率は75%と診断された。低くはないが絶対油断はできない。もっともっと成績を上げないといけない。
オレは文化祭が終わって以来、美希とほとんど会っていない。
志望校合格のため、オレは煩悩を封印して自分に鞭を打ち、美希に会いたいのを必死に我慢して勉強を続ける。
美希もオレの受験勉強の邪魔をしないよう気を遣ってくれてる。
はぁ~……
美希に会いたい……
美希が恋しい……
美希の柔らかい身体に触りたい……
勉強中なのに頭の中はいつの間にか美希でいっぱいになる。
喝!!
自分の顔を両手でバチンと叩く。
これは試練だ。オレが美希にふさわしい男になれるかどうかの試練だ。
これも美希のためなんだ。いい大学に入って憧れのプロ野球選手を目指す。プロになれなかったとしても、安定したところに就職して美希を養うんだ。
そのためにも、今は頑張らなくてはならない!!
我慢だぞ、我慢! 今は勉強だ!!
―――コンコン
部屋のドアをノックする音。
「お兄ちゃん。ちょっと入ってもいいかな?」
……ん?
この声は、麻耶か。お兄ちゃんって言ってるんだから麻耶以外いないけど。
「ああ、どうぞ」
オレがOKするとドアがガチャリと開いて、麻耶が入ってきた。
「お兄ちゃん、勉強捗ってる?」
「んー? まあ……」
麻耶はオレがシャーペンを走らせているのを横から眺める。
「おお、お兄ちゃんのノートすごい! 公式や英単語がビッシリ書いてある!! さすがお兄ちゃん。すごく頑張ってるね! 私も見習わないと……!」
「いや、全然まだまだだ。もっと勉強しないと」
オレは平静を装っているが、麻耶に褒められてちょっと照れてしまった。
「で? 麻耶、何か用か?」
シャーペンを机の上に置き、麻耶の方を向く。
麻耶は勉強道具を持っていた。
「お兄ちゃん、もしよかったら私と一緒に勉強しない? お母さんが今出かけてて、リビングが開いてるから」
「ああ、いいよ」
「やったぁ! じゃあ先にリビングに行ってるから、来てね?」
麻耶は嬉しそうな顔をしながら、オレの部屋を出た。
麻耶は中3なのでオレと同じ受験生。
麻耶の志望校は今オレが通っている青葉高校。
麻耶は成績は良い方であり、青葉高校に合格するのは確実と言われてるので(青葉高校の偏差値は中の中程度の平凡レベル)オレと違ってゆとりのある受験勉強をしている。
まあ、麻耶がウチの高校に入学する頃にはオレは高校を卒業しているので、同じ学校になることはないんだが。
オレは勉強道具を持ち、リビングに直行した。
麻耶がテーブルにノートや教科書、辞書などを置いて椅子に座って勉強している。
オレも麻耶の隣に座って勉強を始めた。
「ねぇお兄ちゃん、この数学の問題集122ページの問3の解き方教えて?」
「ああ、これは因数分解を使って―――」
…………
「ああー! なるほど。お兄ちゃんの教え方わかりやすい! 先生よりわかりやすいかも。ありがとうお兄ちゃん」
麻耶はニコニコしながら褒めてくれた。本当に素直でいい子だ。
「どういたしまして。人に教えながら勉強すると捗るからこっちも助かるよ」
その数分後、麻耶は真剣な顔をしていた。
「……ねぇ、お兄ちゃん」
「なんだ? まだわからない問題があるのか?」
「いや、そうじゃなくて……お兄ちゃん、最近元気なさそうだね。美希さんとケンカでもしたの?」
!?
突然身に覚えのないことを言われてオレはたまげた。
「いや、ケンカなんてしてないぞ。いきなりなんだ?」
「だって、お兄ちゃん本当に元気なさそうなんだもん」
「いや、センター試験近いし不安なんだよ。もう常に勉強してないと落ち着かなくてな」
「……そうなんだ。まあそうだよね、受験生って不安ばっかりで疲れちゃうよね。まあ、お兄ちゃんと美希さんがケンカしたわけじゃなくてよかったよ」
そう言ってホッとした表情を見せる麻耶。
「オレ美希とはメチャクチャうまくいってるから。何も問題はない」
「そうなんだ~。えへへ、いいねぇ」
ニヤニヤした顔で見られてオレは恥ずかしくなってしまった。
勉強中だ。落ち着いて集中しなければ……
「ま、麻耶の方こそどうなんだ? トミー君とは順調にいってるか?」
「ど……どうかな……?」
麻耶はオレから目を逸らして、横を向いて俯いた。
「どうした? うまくいってないのか?」
「ううん! トミー君とはすごく仲良くしてるよ! ……ただ……」
「ただ?」
「トミー君は私のことすごく大切にしてくれるけど……もっと恋人っぽいことしたいなぁ、なんて思っちゃうの」
……恋人っぽいこと……
今まで美希としてきた恋人っぽいことを思い出しオレは赤面する。
「……ねぇ、お兄ちゃんは美希さんとキス……とかしたことあるの?」
「!!」
直球で聞かれてオレはさらに赤面する。
「…………ああ」
恥ずかしいけどハッキリと答えた。キスどころかそれ以上のことをいっぱいしてるとは言えない。純真無垢な麻耶には言えない。
「……そっかぁ……お兄ちゃんと美希さんはオトナだなぁ……」
麻耶は憧れとか尊敬みたいな視線をオレに向けてきた。そんなキラキラした目で見られると恐れ多くて困る。
この様子だと麻耶とトミー君はまだキスしてないのか。デリケートな話題だしそこに触れる気はないけど。
「私たちやっぱり遅れてるのかな……」
「何言ってんだよ、中学生の清いお付き合いならそんなもんだろ。仲良しなんだろ? なら焦る必要はない」
「そ、そうだよね!」
そう、麻耶とトミー君は清く正しい交際をしている。
オレと美希の方が世間一般的にはいかがわしいカップルだと思う。
「……そういえばトミー君とはどのくらい付き合ってるんだ?」
「えっと……もう付き合い始めて1年以上経つかな」
1年……!
トミー君はこんなに可愛い麻耶と1年以上も付き合ってて、全く手を出してないのか。それはすごい。どんだけ紳士なんだよトミー君。
1年以上も交際して肉体的な接触がゼロなんて自制心が強すぎる。性欲の塊のオレには絶対マネできない。
……って、男女のお付き合いの話をしてる場合じゃない、今は勉強だ勉強。
「手が止まっちまったな。勉強進めようぜ麻耶」
「うん」
気を取り直してシャーペンを持った、その時だった。
―――ピンポーン
呼び鈴が鳴った。誰か来たようだ。
「あれ、誰だろ……」
オレは玄関に行こうとしてイスから立ち上がる。
「あ、いいよお兄ちゃん。私が出るよ」
「そうか? 悪いな」
麻耶もイスから立ち上がってオレに座るよう促してパタパタとスリッパの音を鳴らし玄関に向かった。
麻耶が玄関のドアを開ける音が聞こえる。
「はーい、どちら様で……
―――あっ! 美希さん!!」
―――なにっ!?
美希の名前を聞いて心臓がドキッと高鳴る。
日曜日の午後、オレん家に美希が来てくれた。
ヤバイ、どうしよう。メチャクチャ嬉しい。最近あまり会ってないからこそ、嬉しさもひとしおだ。
「こんにちは麻耶ちゃん。竜先輩いるかな?」
「はい、いますよ」
オレに会いに来てくれたんだ。感激だ……
―――って、今のオレ私服かなりダサいし寝グセもボサボサじゃねーか!!
休日だからってだらしなさすぎだろ、こんな格好じゃ美希の前に出れない!!
「お兄ちゃーん!! 美希さんが来たよー!!」
リビングにいるオレを呼ぶ麻耶。
「ああ!! ごめん美希っ!! ちょっと待っててくれー!!!!!!」
美希に聞こえるように大声を出して、洗面所に向かい、急いで髪を整えて、自分の部屋にダッシュしてマシな服装に着替える。
最速で支度を済ませた。そして最速で玄関に向かう。
「ごめん、お待たせ美希!」
「竜先輩こんにちは」
待たせてしまったのにイヤな顔一つせず美希はニコッと微笑んで挨拶してくれた。
宇宙一可愛い。
フワフワとした感じの私服を身につけた美希は、かなり似合ってて殺人的に可愛い。
ヒラヒラした飾りがついた白いミニスカート。白いブーツ。白い帽子。
全体的に白で決めている。まるで天使みたいだ。っていうか天使だ。
美希は私服のセンスかなりいい。超可愛い……
ポーッ……
「……おーい、お兄ちゃーん? もしもーし」
―――ハッ!!
美希があまりにも可愛すぎて見惚れてしまっていた。
麻耶がオレの目の前で手を振って声をかけてくれたので我に返れた。
「……ごめん、いらっしゃい美希。遠慮なく上がって」
「はい、お邪魔しまーす」
ブーツを脱いで家に入る美希。
「お兄ちゃん、邪魔者の私は自分の部屋で勉強するからどうぞごゆっくり~。美希さん、キッチンにお菓子あるんでお好きにどうぞ」
「ありがとう麻耶ちゃん」
気遣ってくれた麻耶は2階にある自分の部屋に行った。
麻耶のおかげでオレは美希と2人っきりになれた。
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