77 / 166
第23章…息抜きの約束
スミに置けない
しおりを挟む
※竜視点
―――
オレはフッと目を覚ました。
オレが目覚めたときはもう翌日の朝になっていた。
ああ、なんか股間に暖かい温もりの感覚がまだ残っている……美希にたくさん愛してもらった場所だ。今日にも引き継がれていてお得な気分だ。
久しぶりに爆睡した。確か昨日の夕方に寝て、時計を見ると今は朝の6時だから12時間くらい眠っていたということになる。
……寝すぎだろ。オレの身体はそこまで疲れていたのか。
よく寝たから今日はスッキリとしてて気分がいい。美希が昨日いっぱい癒してくれたおかげだ。心の底から美希に感謝する。
……グゥ~……
……腹の虫が鳴いた。そういえば昨日は夕食を食べてなかった。空腹で当然か。
何か食いたい。オレは立ち上がって背伸びして軽くストレッチをする。
部屋から出てリビングに行くと、母さんが朝食の支度をしていた。
「おはよう母さん」
「あら、おはよ~竜。ウフフフ」
母さんはオレを見てなぜかニヤニヤしていた。
「……なんだよ」
「竜ったらあんなに可愛い彼女がいたのね~。 あんたもスミに置けないわね~このこの~」
母さんは肘でオレをつついてからかってくる。ウザい。
昨日オレが寝ていた間に美希と母さんが会ったのか。そういえば会うの初めてだったっけ?
「何よ~なんで母さんに言ってくれなかったの? あんたに彼女がいたなんて知らなくて昨日びっくりしちゃったわ~」
「父さんには挨拶したんだけど父さんから聞いてなかったのか?」
「聞いてないわよ~。あたしにもちゃんと教えてくれたっていいじゃない」
今度は背中をバシバシ叩いてきて痛いしウザい。
いつかは紹介しなきゃならないとは思ってたんだがこんな風にからかってくるのはわかってたから言い出しづらかった。
その後もからかってくる母さんをスルーして洗面所へ行くと、麻耶が顔を洗っていた。
「あ、麻耶おはよう」
「あっ、お兄ちゃん! おはよう~」
麻耶はいつも通りニコニコしながら挨拶してくれた。
昨日の件で具合悪いと思われてるからちゃんと元気だというところを見せておかないと……
「お兄ちゃんよく眠れた?」
「ああ、心配かけてごめん。もう元気いっぱいだから」
「ふふっ、よかった~」
麻耶は安心した顔をしててオレもホッとした。
―――
朝食を済ませた後、学校に行く準備を整える。
オレと麻耶とでは家を出る時間が違う。麻耶の中学校はわりと近くにあるから、麻耶は登校時間ギリギリまで家にいても大丈夫なのだ。オレの方が先に家を出る。
「じゃあいってきます」
「いってらっしゃい竜。勉強頑張るのよ」
「いってらっしゃいお兄ちゃん」
母さんと麻耶に見送られ、玄関で靴を履いて家のドアをゆっくり開ける。
「おはようございます、竜先輩っ」
「えっ!? 美希!? お、おはよう!」
ドアを開けた瞬間、すぐそこに美希が立っていてオレは驚きと嬉しさでたまげた。
「美希、家の前で待っててくれたのか?」
「はい! 一緒に学校に行きましょう竜先輩!」
天使の笑顔を見せながら美希はオレの手を握ってくれた。
こんな朝っぱらからわざわざオレん家まで来てくれるなんて……嬉しすぎてニヤニヤしてしまう。
「ヒューヒュー! アツアツラブラブだねぇ、お2人さん!」
後ろから母さんが茶化してくるがそれは無視する。
―――
ガタンゴトン……
行きの電車の中。今ちょうど通勤ラッシュなので、そこそこ混んでて座れない。
美希と手を繋ぎながら、つり革に掴まる。
……オレの手、汗ばんでないだろうか……
こうして手を繋いでいると、美希と体温を共有しているということを実感できてかなりドキドキする。
スベスベで白くて柔らかい美希の手……手を繋いでいるだけで勃起してしまいオレは前かがみになった。
「……竜先輩」
「ん!? な、何?」
「昨日はぐっすり眠れましたか?」
「ああ、おかげさまでバッチリ元気! 美希のおかげだよありがとう!」
「そう言ってもらえて嬉しいです。……ところで最近すっかり寒くなりましたね」
「ああ、もうすぐ12月だからな……」
……12月と言えば、言うまでもなくクリスマス。
受験勉強で忙しいとはいえクリスマスは美希と一緒に過ごしたい。クリスマスくらいはハメを外して息抜きしたい。
「……なぁ、美希。クリスマスの日何か予定とか入ってるか?」
「クリスマス、ですか……今のところ特に何もないですけど……」
「もしよかったらクリスマスイブの日、オレとデートしないか?」
「え? クリスマスイブにデート? 何を今さら。クリスマスは竜先輩と一緒に過ごすに決まってるじゃないですか」
オレはかなりドキドキしながら勇気を出して誘ったんだが、美希はごく普通の表情で当たり前のように答えた。
「……えっ、じゃあクリスマスイブ一緒にデートしてくれるのか!?」
「もー、当たり前じゃないですか。彼女なんですから」
美希はオレの腕にギュッとしがみつきながら満面の笑顔を見せてくれた。
柔らかい胸も当たる。爆発しそうなくらいオレは性的興奮した。
―――ドキッ
バクンバクンと、心臓が激しく動く。
美希の笑顔が可愛すぎて、恥ずかしくて目を合わせられない。
「それで? クリスマスデート、どこに行きますか?」
頬を赤らめて上目使いでオレの顔に接近してくる美希。
うっ……可愛い。
「そ、そうだな……いろんな所へ行って、1日中遊ぼうと思ってる。映画館とか、ショッピングモールとか、遊園地とか……」
「わぁ、いいですね! クリスマスまでまだ1ヶ月くらいありますけどすごく楽しみですっ!」
オレの計画としては、クリスマスまでは勉強に専念して美希と会うのもできるだけ控えようと思う。
その代わりクリスマスは受験勉強のことは一旦忘れて、美希といっぱいデートして思いっきりハメを外すつもりだ。
頑張りすぎず休む時はちゃんと休んだ方がいい。昨日美希に言われたことだ。オレはそれをしっかり肝に銘じるようにする。
勉強ばっかりしてたらメチャクチャストレス溜まるからな。息抜きすることも大事だよな、うん。
クリスマスイブに美希とデートの約束をしたオレは俄然勉強のやる気が出てきた。
―――
オレはフッと目を覚ました。
オレが目覚めたときはもう翌日の朝になっていた。
ああ、なんか股間に暖かい温もりの感覚がまだ残っている……美希にたくさん愛してもらった場所だ。今日にも引き継がれていてお得な気分だ。
久しぶりに爆睡した。確か昨日の夕方に寝て、時計を見ると今は朝の6時だから12時間くらい眠っていたということになる。
……寝すぎだろ。オレの身体はそこまで疲れていたのか。
よく寝たから今日はスッキリとしてて気分がいい。美希が昨日いっぱい癒してくれたおかげだ。心の底から美希に感謝する。
……グゥ~……
……腹の虫が鳴いた。そういえば昨日は夕食を食べてなかった。空腹で当然か。
何か食いたい。オレは立ち上がって背伸びして軽くストレッチをする。
部屋から出てリビングに行くと、母さんが朝食の支度をしていた。
「おはよう母さん」
「あら、おはよ~竜。ウフフフ」
母さんはオレを見てなぜかニヤニヤしていた。
「……なんだよ」
「竜ったらあんなに可愛い彼女がいたのね~。 あんたもスミに置けないわね~このこの~」
母さんは肘でオレをつついてからかってくる。ウザい。
昨日オレが寝ていた間に美希と母さんが会ったのか。そういえば会うの初めてだったっけ?
「何よ~なんで母さんに言ってくれなかったの? あんたに彼女がいたなんて知らなくて昨日びっくりしちゃったわ~」
「父さんには挨拶したんだけど父さんから聞いてなかったのか?」
「聞いてないわよ~。あたしにもちゃんと教えてくれたっていいじゃない」
今度は背中をバシバシ叩いてきて痛いしウザい。
いつかは紹介しなきゃならないとは思ってたんだがこんな風にからかってくるのはわかってたから言い出しづらかった。
その後もからかってくる母さんをスルーして洗面所へ行くと、麻耶が顔を洗っていた。
「あ、麻耶おはよう」
「あっ、お兄ちゃん! おはよう~」
麻耶はいつも通りニコニコしながら挨拶してくれた。
昨日の件で具合悪いと思われてるからちゃんと元気だというところを見せておかないと……
「お兄ちゃんよく眠れた?」
「ああ、心配かけてごめん。もう元気いっぱいだから」
「ふふっ、よかった~」
麻耶は安心した顔をしててオレもホッとした。
―――
朝食を済ませた後、学校に行く準備を整える。
オレと麻耶とでは家を出る時間が違う。麻耶の中学校はわりと近くにあるから、麻耶は登校時間ギリギリまで家にいても大丈夫なのだ。オレの方が先に家を出る。
「じゃあいってきます」
「いってらっしゃい竜。勉強頑張るのよ」
「いってらっしゃいお兄ちゃん」
母さんと麻耶に見送られ、玄関で靴を履いて家のドアをゆっくり開ける。
「おはようございます、竜先輩っ」
「えっ!? 美希!? お、おはよう!」
ドアを開けた瞬間、すぐそこに美希が立っていてオレは驚きと嬉しさでたまげた。
「美希、家の前で待っててくれたのか?」
「はい! 一緒に学校に行きましょう竜先輩!」
天使の笑顔を見せながら美希はオレの手を握ってくれた。
こんな朝っぱらからわざわざオレん家まで来てくれるなんて……嬉しすぎてニヤニヤしてしまう。
「ヒューヒュー! アツアツラブラブだねぇ、お2人さん!」
後ろから母さんが茶化してくるがそれは無視する。
―――
ガタンゴトン……
行きの電車の中。今ちょうど通勤ラッシュなので、そこそこ混んでて座れない。
美希と手を繋ぎながら、つり革に掴まる。
……オレの手、汗ばんでないだろうか……
こうして手を繋いでいると、美希と体温を共有しているということを実感できてかなりドキドキする。
スベスベで白くて柔らかい美希の手……手を繋いでいるだけで勃起してしまいオレは前かがみになった。
「……竜先輩」
「ん!? な、何?」
「昨日はぐっすり眠れましたか?」
「ああ、おかげさまでバッチリ元気! 美希のおかげだよありがとう!」
「そう言ってもらえて嬉しいです。……ところで最近すっかり寒くなりましたね」
「ああ、もうすぐ12月だからな……」
……12月と言えば、言うまでもなくクリスマス。
受験勉強で忙しいとはいえクリスマスは美希と一緒に過ごしたい。クリスマスくらいはハメを外して息抜きしたい。
「……なぁ、美希。クリスマスの日何か予定とか入ってるか?」
「クリスマス、ですか……今のところ特に何もないですけど……」
「もしよかったらクリスマスイブの日、オレとデートしないか?」
「え? クリスマスイブにデート? 何を今さら。クリスマスは竜先輩と一緒に過ごすに決まってるじゃないですか」
オレはかなりドキドキしながら勇気を出して誘ったんだが、美希はごく普通の表情で当たり前のように答えた。
「……えっ、じゃあクリスマスイブ一緒にデートしてくれるのか!?」
「もー、当たり前じゃないですか。彼女なんですから」
美希はオレの腕にギュッとしがみつきながら満面の笑顔を見せてくれた。
柔らかい胸も当たる。爆発しそうなくらいオレは性的興奮した。
―――ドキッ
バクンバクンと、心臓が激しく動く。
美希の笑顔が可愛すぎて、恥ずかしくて目を合わせられない。
「それで? クリスマスデート、どこに行きますか?」
頬を赤らめて上目使いでオレの顔に接近してくる美希。
うっ……可愛い。
「そ、そうだな……いろんな所へ行って、1日中遊ぼうと思ってる。映画館とか、ショッピングモールとか、遊園地とか……」
「わぁ、いいですね! クリスマスまでまだ1ヶ月くらいありますけどすごく楽しみですっ!」
オレの計画としては、クリスマスまでは勉強に専念して美希と会うのもできるだけ控えようと思う。
その代わりクリスマスは受験勉強のことは一旦忘れて、美希といっぱいデートして思いっきりハメを外すつもりだ。
頑張りすぎず休む時はちゃんと休んだ方がいい。昨日美希に言われたことだ。オレはそれをしっかり肝に銘じるようにする。
勉強ばっかりしてたらメチャクチャストレス溜まるからな。息抜きすることも大事だよな、うん。
クリスマスイブに美希とデートの約束をしたオレは俄然勉強のやる気が出てきた。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?
むっつり金持ち高校生、巨乳美少女たちに囲まれて学園ハーレム
ピコサイクス
青春
顔は普通、性格も地味。
けれど実は金持ちな高校一年生――俺、朝倉健斗。
学校では埋もれキャラのはずなのに、なぜか周りは巨乳美女ばかり!?
大学生の家庭教師、年上メイド、同級生ギャルに清楚系美少女……。
真面目な御曹司を演じつつ、内心はむっつりスケベ。
ト・カ・リ・ナ〜時を止めるアイテムを手にしたら気になる彼女と距離が近くなった件〜
遊馬友仁
青春
高校二年生の坂井夏生(さかいなつき)は、十七歳の誕生日に、亡くなった祖父からの贈り物だという不思議な木製のオカリナを譲り受ける。試しに自室で息を吹き込むと、周囲のヒトやモノがすべて動きを止めてしまった!
木製細工の能力に不安を感じながらも、夏生は、その能力の使い途を思いつく……。
「そうだ!教室の前の席に座っている、いつも、マスクを外さない小嶋夏海(こじまなつみ)の素顔を見てやろう」
そうして、自身のアイデアを実行に映した夏生であったがーーーーーー。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
友達の妹が、入浴してる。
つきのはい
恋愛
「交換してみない?」
冴えない高校生の藤堂夏弥は、親友のオシャレでモテまくり同級生、鈴川洋平にバカげた話を持ちかけられる。
それは、お互い現在同居中の妹達、藤堂秋乃と鈴川美咲を交換して生活しようというものだった。
鈴川美咲は、美男子の洋平に勝るとも劣らない美少女なのだけれど、男子に嫌悪感を示し、夏弥とも形式的な会話しかしなかった。
冴えない男子と冷めがちな女子の距離感が、二人暮らしのなかで徐々に変わっていく。
そんなラブコメディです。
同じアパートに住む年上未亡人美女は甘すぎる。
ピコサイクス
青春
大学生の翔太は、一人暮らしを始めたばかり。
真下の階に住むのは、落ち着いた色気と優しさを併せ持つ大人の女性・水無瀬紗夜。
引っ越しの挨拶で出会った瞬間、翔太は心を奪われてしまう。
偶然にもアルバイト先のスーパーで再会した彼女は、翔太をすぐに採用し、温かく仕事を教えてくれる存在だった。
ある日の仕事帰り、ふたりで過ごす時間が増えていき――そして気づけば紗夜の部屋でご飯をご馳走になるほど親密に。
優しくて穏やかで――その色気に触れるたび、翔太の心は揺れていく。
大人の女性と大学生、甘くちょっぴり刺激的な同居生活(?)がはじまる。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる