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そして追いかけた

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彼はキスをしたまま指を滑らせて私のパンツを脱がせた。

パサッと床に落ちる音がして、類くんは私の脚を少し開かせて指で弄る。

ピチャピチャとすでに下は濡れて液体が漏れ出していて、類くんは余計音を響かせるように指で弾いた。


「や、だ……っ、や、音やだ……っ」


割れ目をなぞって指を離して、何度かそれを繰り返して類くんは屈む。

そして短いスカートの中に頭を入れてレロ、と濡れた突起に舌を当てた。


「ま……っ、や、まって……っ!なめちゃ、だめ……っ」


そんな訴えは聞いてもらえるはずもなくピチャピチャと音を立てて類くんは舐め続ける。

せめてお風呂に入ってからにしてよ……!とめちゃくちゃ思うけど彼には通用しない。

気持ちよ過ぎて腰が勝手に揺れて、太ももに力が入ってビクビクしてくる。

彼の淡い栗色のワックスでセットされた髪に触れて、息も絶え絶え下半身が震える。


「あ……っ、ぁ、や……っん、んぁ……っ、い、イきたい……っ、るいく……っ」


突起を舐められ、吸われ、指で弄られて擦られる。

ぐずぐすになった中にまで指をさしこまれて疼いていた場所をグリグリと弄られて昂まってくる。


「あぁあ、だめ、っ、や、ぁあッ…、も、イク……っ、だめ、だめだめ……っんんんっ……!」


イきかけて、またずるりと類くんは指を抜いて太ももを舐めた。

イきた過ぎて敏感になって、肩がビクビクして類くんがスカートの中から出てくる。

ちょうど風呂が沸いた音楽が流れてきて類くんは私の服に手をかけた。


「……いじわる!」

「そろそろ風呂が沸くと思って」


そう微笑むから私はムッとして自分で脱ぐ!と手を払いのけた。

私の方がすでにもういろいろと脱いでいたから早く脱げて、先にお風呂に入る。


「はーっ、あったかいー!!」


ほかほかと湯気が立ち込める湯船に飛び込んで肩まで浸かった。

冷えた身体が溶かされて極楽とはまさにこのこと。

そして類くんもドアを開けて入ってきた。


「風呂くらい静かに入れよ」


シャワーで身体を流す類くん。

湯気がかなりもくもくしてるからはっきりとは見えないけど、類くんのモノは立派に勃っていらっしゃってごくりと唾を飲んだ。

ほどなくして彼が湯船に入ってきたけど、立派なソレが怖すぎて端に避難する。


「こっち来い」

「…やだ」

「なんで」

「また意地悪するもん」


そう口を尖らせてつぶやくと、類くんはハッと笑って私の腕を優しく握った。


「好きなくせに」


意地悪く笑う彼の整いすぎてる顔が憎い。

簡単に私の心臓をときめかせて、簡単に溶かしてしまう。
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