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A.C.T1
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1台のロールスロイスが、埠頭に入ってきた。パルテノン神殿を思わせる荘厳なラジエータグリルが光る。
強烈な日差しの照りつけるマイアミの昼下がり、カラフルなパラソルが咲く白い砂浜から離れたそこはひっそりとしていた。
車の座席に乗っているのは4人、運転席と、後部座席に男と女一人ずつ。女は白い帽子を目深に振り、サングラスをしていて赤いルージュを引いた唇以外はその動きを読み取ることができなかった。
「小さいな」
後部座席左側に座っているチビで禿げ上がった頭をした黒服の男、サニーが、港に停泊している船にその異様に鋭いまなざしを向けて開口一番こういった。
ハンドルを握っているジュリアン・ライトマンは氷で心臓が締め上げられるような恐怖をそのグリーンの瞳にうつさないよう外へ目をやった。言葉を紡ごうとしたその時
「大きめの画用紙が一枚入らない大きさだってわけじゃあるまい?」
助手席に座る赤毛の男、ドゥリューが優雅に足を組み替えながら横柄に答えた。青白く蝋人形のように見える肌をしたグレイのピンストライプが入ったダブルのスーツを着た男。カールの強い赤みを帯びたブラウンの髪とは対照的なアイスブルーの瞳が悪戯っぽく細められた。
「大きい船は目立つ。十分だ」
まあなとサニーは納得した。隣に座る女はアルカイックスマイルを浮かべたまま微動だにしない。
車のドアが開き、タラップから一人ずつ船に乗り込んでいく。
アールデコ調の船内は外から見たよりもずっと豪華で美しい内装だった。栗の木とレンガ色の花崗岩で彩られた船内は品良く温かみさえ感じられた。
「いい船ね」
取引代理人を名乗る女がつぶやいた。
ああ、いい船だ、大量のクラックを積んでFBIに押収されているだけのことはある。
「どうぞ、レディ」
給仕に差し出されたシャンパンを受け取ると、代理人の女に差し出す。給仕がこちらを睨みつけているように見えるのは、彼がフランス警察で、この女とサニーを麻薬取引の別件で取り押さえるために来ていることを知っているからだろうか。そのスラックスの腰にはシグ・ザウエルSP2022が入っているという事実も影響しているかもしれない。
給仕も、花を添えるモデルたちも皆動きがぎこちないのは致し方ないのだろう。彼らの三分の一はジュリアンと同じFBIマイアミ支局の組織犯罪局の潜入捜査官であり、大半がサニーと女を代理でよこした人物ーー西ヨーロッパ北部からアイルランドにかけてを牛耳るギャングのボスーーを違法な取引の罪状で取り押さえたい面々ばかりだ。もう三分の一はフランスの警察、目的はFBIと同じだが、北フランスを根城にするギャングの大物へのルートを前に彼らのプライドにかけて「よそ者に大物を抑えられては困る」と息巻いている。
最後の三分の一は地元マイアミの警察である。こちらも前者2者と目的は同じだが、彼らの獲物はマイアミを拠点に活動しているサニーのみだ。
犯罪の証左を抑えさせる代わりに、この場面での逮捕拘留は謹んでいただいているが…局面が変わればどうなるかわからない。この二つの組織は一つのブドウを前に「どちらが先に手に入れるか」で争っているのだ。
この会は「ある絵画」を取引するために我々が「正当で口の固い素晴らしい買い手」であることを見せるための場。取引の場所は司法の手の及ばない海の上。互いに譲れない獲物を視界に入れて銃に手をかけている四つ巴のなかで、武器も携帯せずに全く違う獲物を負わなければならないのはジュリアンと、あともう一人ーー
ドゥリューが、シャンパンを片手に笑いかける
「気分はどうだい?」
赤毛の男の名前はジャン=ジャック・ドゥリュー、ここではカミーユ・ドゥリューを名乗っている。この捜査における協力者だ。あくまで、今の所は。
はるか海洋の彼方。空を覆っていた分厚い雲がほんの少しだけ割れ目をのぞかせている。あの天国への階段(ジェイコブズ・ラダー)を駆け上って天に召されてでも良い、ここから逃げ出したい。
赤毛の男は猫のような目を細めて優雅に笑った。
状況は最悪だった。
何よりも、最悪なのは、
おそらく、この中で彼だけが、この状況を全て把握し、その上で
心から楽しんでいることだ。
赤味がかったブラウンの髪に後ろから光が差して、まるで燃えているように見える。青い、その瞳も。
薄い唇が、両端をあげて満面の笑みの形になると、合図の言葉を紡いだ。
「最高だ、始めよう」
強烈な日差しの照りつけるマイアミの昼下がり、カラフルなパラソルが咲く白い砂浜から離れたそこはひっそりとしていた。
車の座席に乗っているのは4人、運転席と、後部座席に男と女一人ずつ。女は白い帽子を目深に振り、サングラスをしていて赤いルージュを引いた唇以外はその動きを読み取ることができなかった。
「小さいな」
後部座席左側に座っているチビで禿げ上がった頭をした黒服の男、サニーが、港に停泊している船にその異様に鋭いまなざしを向けて開口一番こういった。
ハンドルを握っているジュリアン・ライトマンは氷で心臓が締め上げられるような恐怖をそのグリーンの瞳にうつさないよう外へ目をやった。言葉を紡ごうとしたその時
「大きめの画用紙が一枚入らない大きさだってわけじゃあるまい?」
助手席に座る赤毛の男、ドゥリューが優雅に足を組み替えながら横柄に答えた。青白く蝋人形のように見える肌をしたグレイのピンストライプが入ったダブルのスーツを着た男。カールの強い赤みを帯びたブラウンの髪とは対照的なアイスブルーの瞳が悪戯っぽく細められた。
「大きい船は目立つ。十分だ」
まあなとサニーは納得した。隣に座る女はアルカイックスマイルを浮かべたまま微動だにしない。
車のドアが開き、タラップから一人ずつ船に乗り込んでいく。
アールデコ調の船内は外から見たよりもずっと豪華で美しい内装だった。栗の木とレンガ色の花崗岩で彩られた船内は品良く温かみさえ感じられた。
「いい船ね」
取引代理人を名乗る女がつぶやいた。
ああ、いい船だ、大量のクラックを積んでFBIに押収されているだけのことはある。
「どうぞ、レディ」
給仕に差し出されたシャンパンを受け取ると、代理人の女に差し出す。給仕がこちらを睨みつけているように見えるのは、彼がフランス警察で、この女とサニーを麻薬取引の別件で取り押さえるために来ていることを知っているからだろうか。そのスラックスの腰にはシグ・ザウエルSP2022が入っているという事実も影響しているかもしれない。
給仕も、花を添えるモデルたちも皆動きがぎこちないのは致し方ないのだろう。彼らの三分の一はジュリアンと同じFBIマイアミ支局の組織犯罪局の潜入捜査官であり、大半がサニーと女を代理でよこした人物ーー西ヨーロッパ北部からアイルランドにかけてを牛耳るギャングのボスーーを違法な取引の罪状で取り押さえたい面々ばかりだ。もう三分の一はフランスの警察、目的はFBIと同じだが、北フランスを根城にするギャングの大物へのルートを前に彼らのプライドにかけて「よそ者に大物を抑えられては困る」と息巻いている。
最後の三分の一は地元マイアミの警察である。こちらも前者2者と目的は同じだが、彼らの獲物はマイアミを拠点に活動しているサニーのみだ。
犯罪の証左を抑えさせる代わりに、この場面での逮捕拘留は謹んでいただいているが…局面が変わればどうなるかわからない。この二つの組織は一つのブドウを前に「どちらが先に手に入れるか」で争っているのだ。
この会は「ある絵画」を取引するために我々が「正当で口の固い素晴らしい買い手」であることを見せるための場。取引の場所は司法の手の及ばない海の上。互いに譲れない獲物を視界に入れて銃に手をかけている四つ巴のなかで、武器も携帯せずに全く違う獲物を負わなければならないのはジュリアンと、あともう一人ーー
ドゥリューが、シャンパンを片手に笑いかける
「気分はどうだい?」
赤毛の男の名前はジャン=ジャック・ドゥリュー、ここではカミーユ・ドゥリューを名乗っている。この捜査における協力者だ。あくまで、今の所は。
はるか海洋の彼方。空を覆っていた分厚い雲がほんの少しだけ割れ目をのぞかせている。あの天国への階段(ジェイコブズ・ラダー)を駆け上って天に召されてでも良い、ここから逃げ出したい。
赤毛の男は猫のような目を細めて優雅に笑った。
状況は最悪だった。
何よりも、最悪なのは、
おそらく、この中で彼だけが、この状況を全て把握し、その上で
心から楽しんでいることだ。
赤味がかったブラウンの髪に後ろから光が差して、まるで燃えているように見える。青い、その瞳も。
薄い唇が、両端をあげて満面の笑みの形になると、合図の言葉を紡いだ。
「最高だ、始めよう」
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漁師の働き方は、さまざま。
漁業の種類や狙う魚によって異なるのだ。
出漁時間は早朝や深夜に出漁し、市場が開くまでに港に戻り魚の選別を終えるという仕事が日常である。
休日でも釣りをしたり、漁具の手入れをしたりと、海を愛する男達が多い。
個人事業主になれば漁船や漁具を自分で用意し、漁業権などの資格も必要になってくる。
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