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第四部
貴族会議
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結局、眠れなかった私はあの後、エルマ様をはじめとした何人かに手紙を書いた。昨夕ランベルツ侯爵が襲われたのなら朝になったら我が家の周りに王家の騎士が追加されて、手紙を出すのが一層難しくなるかもしれない。そんな懸念もあったから。
いくらヴォルフ様が否定しても、陥れようとした者たちはそれを許すはずもないし、盤石ともいえるヴォルフ様を陥れようとするなら相応の罠を張っている可能性がある。敵の正体が確定していない今、油断は出来ない。書いた手紙は夜が明ける前に屋敷の外へ持ち出したから、後は無事に届くのを祈るだけ。
いつもの時間にベッドから出て身支度を整えた。頭が重いしすっきりしないのは今の状況のせいよね。既に戦いは始まっている、気を引き締めないと。
「ロッテ、何か変わったことはない?」
「今のところは特には。ですが、朝から王家の騎士の数が増えたようです。ティオさんがそう言っていました」
「そう」
エーリック様もお辛いわね。ヴォルフ様の無実を疑うことはないけれど、稚拙だと思っても物証があれば無下にも出来ない。あの釦が偽物だと証明すればいいのだけど、まだその時じゃない。
軽く朝食を済ませて執務室に向かうと、既にヴィムがソファでだらしなく座ってお茶を飲んでいた。皮肉っぽい笑みを浮かべながら「遅ぇぞ」と言うのを無視して向かい側に座った。
「それで、どうなったの?」
「あ? ああ、手紙は無事に届けた。それと王家の騎士の数が倍になったな。責任者があんたと話をしたいと言っているらしい。なぁ、ティオ?」
ヴィムが話を振ったのはティオだった。彼の傍若無人な振る舞いに以前は無表情で怒っていたけれど、毒を受けてからは小言は言っても表情は緩やかになった。
「はい、責任者のグラーツ様が挨拶をしたいと」
「グラーツって……アマーリエ様の?」
「おそらくは」
エーリック様の妻であるアマーリエ様のお兄様よね。確か……ダニエル様だったかしら。あそこの兄君お二人はおとなしい性格のアマーリエ様を案じてか、昔から過保護なのだとアマーリエ様がこぼしていたことがあったわ。
「わかったわ、会います」
そう言うとティオが一礼して扉近くに控える騎士に声をかけた。
「アマーリエ様の兄君なら、安心していいのかしら?」
「さぁな。俺はゾルガー以外の奴は信用しねぇけどな」
元影の長らしい言葉ね。いえ、この人は誰も信じていないのかもしれないけれど。唯一信じているとすればヴォルフ様くらいかしら。お二人は運命共同体だと言っていたし。程なくしてブレンがグラーツ様を応接間に案内したと告げに来た。ティオとロッテ、ブレンを伴って向かった。
「侯爵夫人、突然の面会に応じてくださってありがとうございます。この屋敷の警護を命じられたダニエル=グラーツです」
待っていたのは大きな身体を持つ騎士だった。ヴォルフ様も大きいけれどこの方もそれに劣らないわね。筋骨逞しい身体は楚々としたアマーリエ様と兄妹とは思えないほど。それでも髪の色は優しい茶で下がった目尻も似ているわ。
「いえ、お手数をおかけしますわ。こうなった経緯を詳しく伺っても?」
「はい、実は……」
そこからダニエル様はこうなった経緯を話してくれたけれど、内容は未明にヴィムが持ってきたそれと変わりなかった。
「あと、こちらを」
そう言って差し出されたのは一通の書簡だった。見慣れた柄はエーリック様からのものだわ。封を開けて中身を確かめると、そこには謝罪の言葉と共に六侯爵家から貴族会議を開くよう求められ、今日の午後から五侯爵家と六侯爵家、更には公侯爵家を集めての会議を開くという。伯爵家を含めなかったのは人数が多く調整に時間がかかるからだとか。
この会議で六侯爵家が国王陛下とランベルツ侯爵への襲撃容疑でヴォルフ様への尋問を願っていると記されていた。予想通りの展開ね。証拠は騎士服とあの釦かしら。それとも、他にも何かある? 残念ながらエーリック様の手紙にはそこまで書かれてはいなかった。彼にもわからないのでしょうね。
「わかりました。エーリック様へのお返事を託しても?」
「はい、私が責任をもってお届けします。あと、妹からの伝言を預かっているのですが……」
「アマーリエ様から?」
「はい。ゾルガー侯爵の無実を信じていると。無実を証明すべくエーリック卿や五侯爵家の皆様も動いているのでどうかお気を強く持ってくださるようにと」
控え目だけど春の日差しのような彼女の笑顔が浮かんだ。その気持ちが嬉しい。思わず目の奥が熱くなったのを瞬きをしてやり過ごす。そうよ、こうして私たちを案じてくださる方がいてくれる。彼女たちのためにも負けるわけにはいかないわね。
「ありがとうございます。アマーリエ様のお心を嬉しく思います」
「閣下は私心なく国と民のために尽くしてくださっているのは誰もが知るところ。私も閣下の無実を信じております」
そう言って騎士らしい美しい所作で一礼した。その気持ちが嬉しい。また時間を置いて来ると言うのでその時に手紙を渡すことにした。
「どこまで信じていいのかしら?」
執務室に戻ってヴィムに問いかけた。彼はどこかで私たちの面会を見ていたのでしょうけれど、どう感じたかしら? ダニエル様は彼の目にどう映った? 悔しいけれど人を見る目も彼には敵わない。いえ、彼は私が知らない裏事情も知っているのもあるのでしょうけれど。
「あ~俺は信じねぇが、あんたが信じたいなら信じればいい」
「随分と他人事ね」
「俺が危険だと言って、それを素直に受け入れるあんたじゃねぇだろうが」
そう言われると何も言い返せないわ。だけど参考にしたい。いえ、甘えてはいけないわね。私は侯爵夫人として自分で考えて判断しなければいけないのだから。
結局、悩みに悩んだ結果、当たり障りのない内容で返信した。後で悪用されそうなことは書けないし、エーリック様まで共犯だと言い出されても困るから。
その日はじりじりした焦燥感の中で過ごすことになった。会議はどうなっているのかと考えると家政の仕事にも集中出来ない。六侯爵家はなんと言っているの? 中心にいるのは誰? 騎士服と釦以外の証拠はあったの? エルマ様が当主として出席しているから後で詳細を知らせてくださると思うし、我が家の者たちも動いているけれど、私も参加したかったわ。いえ、当主でなければ会場には入れないのだけど。
その日の夕方、思いがけない客人があった。使用人に扮して現れたのは……エルマ様だった。
「エルマ様、どうして! 危険ですわ。ベルトラム侯爵が襲われたばかりなのに!」
「ふふっ、大丈夫ですわ。バルも一緒ですから」
そう言って騎士服を着た護衛に視線を向けたけれど……そこにいたのはかつらを被ったバルドリック様だった。ご夫妻でなんて危険なことをしているのよ。
「イルーゼ様、時間がないので手短に申しますわ。六侯爵家が連名でゾルガー侯爵様の裁判を要求されましたの」
「裁判を?」
まさかそんな風に話を持っていくとは思わなかった。だけど我が国の裁判は国王陛下に対して求めるものだから、陛下ご不在の今は……
「当主たちがエーリック様に詰め寄られて。私をはじめ五侯爵家は陛下が戻るまで待つように伝えましたの。でも彼らは自分たちに隠したことも不満だったようで……」
「そう、ですか」
建国時から国防を担ってきただけに六侯爵家は誇り高いといえば聞こえはいいけれど、尊大で声が大きいのよね。利権も絡んで王家や五侯爵家とは意見が対立することも多く仲は良くない。近年は我が家が力を持ち過ぎだと危惧する声も上がってきていたわ。陛下がヴォルフ様に王位を譲りたいなんて冗談を仰るのもそれに拍車をかけているわ。王都にいてその様子を直に見ている者は陛下の願いは望み薄とわかっているけれど、人伝に聞けば本気に受け取りかねない、かもしれない。
「裁判になれば侯爵様は貴族牢に入れられることになります」
「貴族牢に……」
そうなるわよね。となれば今までのように食事を届けることも難しくなってますます危険が増すわ。まさか裁判まで要求されるとは思わなかった。裁判は公開されるし、訴えて間違いだった場合、自分たちが訴えられることになるからよほどの証拠がない限り求めない。イステルやノイラートはまだしも、他の四家も彼らに与したのなら相応の証拠があるってことよね。
「イルーゼ様、侯爵様の無実は疑いようもありませんが、証拠をでっち上げられている今、簡単には終わらないかもしれません。それに……」
そう言うとエルマ様が距離を詰めて耳元でその続きを囁いた。
「エルマ様、それは……」
「私の手の者が拾ってきた情報ですわ。どこまで信じられるかわかりませんが、どうかお気をつけて」
思いがけない話だけど、まったくあり得ない話じゃないわね。あの方がこの件に絡んでいるなんて。だけど人が良さそうに見えて野心家だと先王様や王太后様が警戒していらした方。可能性を排除するわけにはいかないわ。
いくらヴォルフ様が否定しても、陥れようとした者たちはそれを許すはずもないし、盤石ともいえるヴォルフ様を陥れようとするなら相応の罠を張っている可能性がある。敵の正体が確定していない今、油断は出来ない。書いた手紙は夜が明ける前に屋敷の外へ持ち出したから、後は無事に届くのを祈るだけ。
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「あ? ああ、手紙は無事に届けた。それと王家の騎士の数が倍になったな。責任者があんたと話をしたいと言っているらしい。なぁ、ティオ?」
ヴィムが話を振ったのはティオだった。彼の傍若無人な振る舞いに以前は無表情で怒っていたけれど、毒を受けてからは小言は言っても表情は緩やかになった。
「はい、責任者のグラーツ様が挨拶をしたいと」
「グラーツって……アマーリエ様の?」
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エーリック様の妻であるアマーリエ様のお兄様よね。確か……ダニエル様だったかしら。あそこの兄君お二人はおとなしい性格のアマーリエ様を案じてか、昔から過保護なのだとアマーリエ様がこぼしていたことがあったわ。
「わかったわ、会います」
そう言うとティオが一礼して扉近くに控える騎士に声をかけた。
「アマーリエ様の兄君なら、安心していいのかしら?」
「さぁな。俺はゾルガー以外の奴は信用しねぇけどな」
元影の長らしい言葉ね。いえ、この人は誰も信じていないのかもしれないけれど。唯一信じているとすればヴォルフ様くらいかしら。お二人は運命共同体だと言っていたし。程なくしてブレンがグラーツ様を応接間に案内したと告げに来た。ティオとロッテ、ブレンを伴って向かった。
「侯爵夫人、突然の面会に応じてくださってありがとうございます。この屋敷の警護を命じられたダニエル=グラーツです」
待っていたのは大きな身体を持つ騎士だった。ヴォルフ様も大きいけれどこの方もそれに劣らないわね。筋骨逞しい身体は楚々としたアマーリエ様と兄妹とは思えないほど。それでも髪の色は優しい茶で下がった目尻も似ているわ。
「いえ、お手数をおかけしますわ。こうなった経緯を詳しく伺っても?」
「はい、実は……」
そこからダニエル様はこうなった経緯を話してくれたけれど、内容は未明にヴィムが持ってきたそれと変わりなかった。
「あと、こちらを」
そう言って差し出されたのは一通の書簡だった。見慣れた柄はエーリック様からのものだわ。封を開けて中身を確かめると、そこには謝罪の言葉と共に六侯爵家から貴族会議を開くよう求められ、今日の午後から五侯爵家と六侯爵家、更には公侯爵家を集めての会議を開くという。伯爵家を含めなかったのは人数が多く調整に時間がかかるからだとか。
この会議で六侯爵家が国王陛下とランベルツ侯爵への襲撃容疑でヴォルフ様への尋問を願っていると記されていた。予想通りの展開ね。証拠は騎士服とあの釦かしら。それとも、他にも何かある? 残念ながらエーリック様の手紙にはそこまで書かれてはいなかった。彼にもわからないのでしょうね。
「わかりました。エーリック様へのお返事を託しても?」
「はい、私が責任をもってお届けします。あと、妹からの伝言を預かっているのですが……」
「アマーリエ様から?」
「はい。ゾルガー侯爵の無実を信じていると。無実を証明すべくエーリック卿や五侯爵家の皆様も動いているのでどうかお気を強く持ってくださるようにと」
控え目だけど春の日差しのような彼女の笑顔が浮かんだ。その気持ちが嬉しい。思わず目の奥が熱くなったのを瞬きをしてやり過ごす。そうよ、こうして私たちを案じてくださる方がいてくれる。彼女たちのためにも負けるわけにはいかないわね。
「ありがとうございます。アマーリエ様のお心を嬉しく思います」
「閣下は私心なく国と民のために尽くしてくださっているのは誰もが知るところ。私も閣下の無実を信じております」
そう言って騎士らしい美しい所作で一礼した。その気持ちが嬉しい。また時間を置いて来ると言うのでその時に手紙を渡すことにした。
「どこまで信じていいのかしら?」
執務室に戻ってヴィムに問いかけた。彼はどこかで私たちの面会を見ていたのでしょうけれど、どう感じたかしら? ダニエル様は彼の目にどう映った? 悔しいけれど人を見る目も彼には敵わない。いえ、彼は私が知らない裏事情も知っているのもあるのでしょうけれど。
「あ~俺は信じねぇが、あんたが信じたいなら信じればいい」
「随分と他人事ね」
「俺が危険だと言って、それを素直に受け入れるあんたじゃねぇだろうが」
そう言われると何も言い返せないわ。だけど参考にしたい。いえ、甘えてはいけないわね。私は侯爵夫人として自分で考えて判断しなければいけないのだから。
結局、悩みに悩んだ結果、当たり障りのない内容で返信した。後で悪用されそうなことは書けないし、エーリック様まで共犯だと言い出されても困るから。
その日はじりじりした焦燥感の中で過ごすことになった。会議はどうなっているのかと考えると家政の仕事にも集中出来ない。六侯爵家はなんと言っているの? 中心にいるのは誰? 騎士服と釦以外の証拠はあったの? エルマ様が当主として出席しているから後で詳細を知らせてくださると思うし、我が家の者たちも動いているけれど、私も参加したかったわ。いえ、当主でなければ会場には入れないのだけど。
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「ふふっ、大丈夫ですわ。バルも一緒ですから」
そう言って騎士服を着た護衛に視線を向けたけれど……そこにいたのはかつらを被ったバルドリック様だった。ご夫妻でなんて危険なことをしているのよ。
「イルーゼ様、時間がないので手短に申しますわ。六侯爵家が連名でゾルガー侯爵様の裁判を要求されましたの」
「裁判を?」
まさかそんな風に話を持っていくとは思わなかった。だけど我が国の裁判は国王陛下に対して求めるものだから、陛下ご不在の今は……
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「そう、ですか」
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「裁判になれば侯爵様は貴族牢に入れられることになります」
「貴族牢に……」
そうなるわよね。となれば今までのように食事を届けることも難しくなってますます危険が増すわ。まさか裁判まで要求されるとは思わなかった。裁判は公開されるし、訴えて間違いだった場合、自分たちが訴えられることになるからよほどの証拠がない限り求めない。イステルやノイラートはまだしも、他の四家も彼らに与したのなら相応の証拠があるってことよね。
「イルーゼ様、侯爵様の無実は疑いようもありませんが、証拠をでっち上げられている今、簡単には終わらないかもしれません。それに……」
そう言うとエルマ様が距離を詰めて耳元でその続きを囁いた。
「エルマ様、それは……」
「私の手の者が拾ってきた情報ですわ。どこまで信じられるかわかりませんが、どうかお気をつけて」
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