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第三部
業の深さ
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ヴォルフ様が気にされるのはそこなのね。影として人に言えないこともなさっていたから。でも……
「ヴォルフ様は命じられただけです。そこに拒否権はありませんでしたわ。罪を問うなら命じた方です」
「俺は今、命じる側だ」
「ここ数年、貴族の不審死は大きく減っています」
ヴォルフ様の口が動きかけて、止まった。ゾルガーの影が、ヴィムがその手の任を受けていることは私も気付いている。だけどここ数年、貴族社会で王家やゾルガーの影が関係していそうな不審死は起きていない。それは王都の屋敷にある日記からも明らかだわ。
ヴォルフ様は歴代当主に比べると暗殺という手段をお使いにならない。例えばクラウス様や前ミュンター侯爵家の一家は一昔前なら生涯幽閉とされた後、程なくして事故や病気に見せかけて消されていた。ザイデル伯爵などもそう。隠し子が偽物だと判明したら事故に見せかけて夫婦共々殺されていたでしょうね。それくらいゾルガーの影が暗躍していた時代があった。
でも、ヴォルフ様の代になってからは殆どなくなったわ。王家とゾルガー家の力が増しているのもあるけれど、徹底的に王家と距離を取るヴォルフ様が私欲では動かないという認識が世間に定着しつつあるから。そんな中で影を使ってゾルガーの敵を屠れば警戒されるわ。陛下は明朗で親しみやすい王として貴族にも民にも人気だから、その側にいるヴォルフ様に黒い噂があるのは好ましくない。そうお考えなのだと思う。それに……
「人殺しと言うなら、私もそうですわ」
「お前は誰も殺めていないだろう」
「命は奪っていなくても、人生を奪っています」
それだけでヴォルフ様には伝わったらしく何も仰らなかった。でも、その通りなのよ。直接手を下してはいないけれど、兄の人生を、当主としての人生を消した。動くことすらもままならず、子を成すことも出来ない兄。ただ死んでいないだけで、それは殺人と大して変わらない。それは領民のためでもあり、お義姉様のためでもあり、後継となったエドゼルのためでもあったけれど、そんなのは綺麗事で、殺したことに変わりないわ。
「あの程度のことはどこの家でもあり得る」
「兄だけではありませんわ。処刑の瀬戸際にある方に賛成を投じて死に追いやったこともあります」
中には私の一声で死が決まった方もいたわ。後で知ったことだけど、その重みは途轍もなくて暫くは眠れなかったほど。それでもその決断を間違いだったとは思わない。同じ場面をもう一度繰り返しても私は同じ答えを選ぶ。それが筆頭侯爵に嫁ぐということだもの。地位が高ければ高くなるほど業も深くなる。
「確かにヴォルフ様に比べたら私が奪った命は少ないでしょう。でも、奪ったことに変わりありません」
ヴォルフ様は何も仰らない。顔が見えないからどうお感じなのかわからないけれど……いつも無表情だから顔を見てもわからないかしら。だけど、必要以上にご自身を卑下して欲しくないわ。ヴォルフ様が救った命は奪った命よりも多いはずだもの。それはゾルガー領を見ればわかる。ヴォルフ様が領主になってからゾルガー領では餓死者が格段に減ったわ。それは民に心を寄せてくださるヴォルフ様の施策のお陰。貴族には厳しいけれど民には優しいのよ。
「これからは隠さないでください」
「……わかった」
ためらわれるなんて意外だわ。それだけ傷のことを気にしていらっしゃったのね。お優し……
「……っ、くしゅっ!」
止めようとしたけれど止まらなかった。いやだわ、身体が冷えたのかしら? またヴォルフ様が……
「冷えたな。ほら、温まれ」
身体を反転して抱きかかえられるように湯に沈められた。子どもみたいだと呆れられてしまったかしら? お湯が温かさを通り越して熱い。かなり冷やしてしまったかしら。そして心配をおかけしてしまったわ。ヴォルフ様は服をはだけたままだからなんだか落ち着かない。でも、直ぐに直さないってことは気にするのを止めて下さったのよね。
「ヴォルフ様、あの……」
「何だ?」
「他の人には、見せないでくださいね」
「……わかった」
変なことを言ったと思われたかしら? だけど、ヴォルフ様の身体ってとってもお綺麗なのよ。がっしりと筋肉が素晴らしくて。一部の夫人たちの間では『筋肉を愛でる会』なんてものがあって、筋肉を堪能するために騎士団に慰問に行く方たちもいるくらいなのだから。そんな方々に見せたくないわ。絶対に気に入られてしまうから。
ヴォルフ様は目を閉じて背を浴槽の縁に預けている。お湯の熱さが心地よく感じるくらいになるとようやく身体の中心にあった寒気が抜けて、早まっていた鼓動も落ち着いてきた。お湯が波打つ音だけが響く。会話はないけれどこうしている時間が心地いい。
「もう、戻らなければいけないのですね」
「残りたいか?」
「少し」
どこに行っても周りに人がいるのが当然だけど、ここは使用人の数が少なかったから気が楽だった。実家ではロッテ一人しかいなかったからそれが普通になっているのよね。ゾルガーでは王都の屋敷も領邸も人が必ずいる。仕方がないとわかっているけれど、ここにいると人目に疲れていたのだと改めて感じた。
「だったらもう少し伸ばそう」
「え? ですが……」
さすがに難しいんじゃないかしら? 王都では陛下がヴォルフ様のお戻りを待ち望んでいらっしゃるでしょうし、フレディたちもここに来るのを楽しみにしていたもの。
「どうとでもなる。今のところ何の問題も起きていない」
「でも……」
「王もフレディも、俺がいないことに慣れてもらわねば困る」
それは依存されるのを避けるという意味、よね? なんだか不安を感じて見上げてしまった。
「どうした?」
「……いなくなったり、しませんよね?」
「誰が?」
「ヴォルフ様が」
ヴォルフ様の腕を掴んでいた。言葉に出来ない焦燥が胸を焦がす。
「どこにも行かない」
「本当に?」
「ああ」
そうよね、どこにも行かないわよね? ヴォルフ様は筆頭侯爵でこの国に責任がおありだもの。
「どうした?」
「……いえ、ヴォルフ様が、どこかに行ってしまいそうで……」
実際、ヴォルフ様は有事の際はご自身の命を顧みない気がして、それが怖い。陛下をお守りする為なら、他に手がないと判断されたら暗殺者の刃も受けてしまいそう。そんな危うさがある。
「どこにも行かない。曾孫が生まれるまで共にいるんだろう?」
「え、ええ」
あの約束を覚えていて下さった? いえ、あれは約束なんかじゃないわ、私が一方的にお願いしただけだから。だけど、そう言ってくださるなんて思わなかったわ。嬉しい……
「何を心配しているか知らんが俺は死ぬ気はない。まだまだやらねばならないことがある」
「そうですよね」
その言葉に光が見えた。ヴォルフ様の代わりはまだいない。フレディには無理だし、アンゼルもやっと一歳になるところだもの。まだまだご健勝でいてくださらないと困るわ。
「曾孫か。先は長いな」
「ええ。だから無理はなさらないでくださいね」
それは心からのものだった。でも、ヴォルフ様は体力がおありのせいか無理をしがちだからそれが心配なのよ。
「そうならないように整えている。次は子だな」
「え?」
「子がいなければ曾孫が産まれないだろう?」
「え? そ、そうですね」
アンゼルがいるけれど、必ずしも子が出来るとは限らないわよね。だったらもう何人か子どもが……って、もしかして、この流れって……」
「ヴォ、ヴォルフ様、ここじゃ……」
「お前が声を我慢すれば大丈夫だ」
はぁっ? そんなの無理に決まっているじゃないですか!!
「ダメです! 無理です! 出来ません!」
「だったら俺が塞いでいてやろう」
「はぁ……? んんっ――!?」
ちょっと、ヴォルフ様っ!! どこからそういう話になったのよ? でも、そんな私の抗議にヴォルフ様を止める力などなく……途中で場所を変えて長い夜を過ごすことになってしまったわ。
「ヴォルフ様は命じられただけです。そこに拒否権はありませんでしたわ。罪を問うなら命じた方です」
「俺は今、命じる側だ」
「ここ数年、貴族の不審死は大きく減っています」
ヴォルフ様の口が動きかけて、止まった。ゾルガーの影が、ヴィムがその手の任を受けていることは私も気付いている。だけどここ数年、貴族社会で王家やゾルガーの影が関係していそうな不審死は起きていない。それは王都の屋敷にある日記からも明らかだわ。
ヴォルフ様は歴代当主に比べると暗殺という手段をお使いにならない。例えばクラウス様や前ミュンター侯爵家の一家は一昔前なら生涯幽閉とされた後、程なくして事故や病気に見せかけて消されていた。ザイデル伯爵などもそう。隠し子が偽物だと判明したら事故に見せかけて夫婦共々殺されていたでしょうね。それくらいゾルガーの影が暗躍していた時代があった。
でも、ヴォルフ様の代になってからは殆どなくなったわ。王家とゾルガー家の力が増しているのもあるけれど、徹底的に王家と距離を取るヴォルフ様が私欲では動かないという認識が世間に定着しつつあるから。そんな中で影を使ってゾルガーの敵を屠れば警戒されるわ。陛下は明朗で親しみやすい王として貴族にも民にも人気だから、その側にいるヴォルフ様に黒い噂があるのは好ましくない。そうお考えなのだと思う。それに……
「人殺しと言うなら、私もそうですわ」
「お前は誰も殺めていないだろう」
「命は奪っていなくても、人生を奪っています」
それだけでヴォルフ様には伝わったらしく何も仰らなかった。でも、その通りなのよ。直接手を下してはいないけれど、兄の人生を、当主としての人生を消した。動くことすらもままならず、子を成すことも出来ない兄。ただ死んでいないだけで、それは殺人と大して変わらない。それは領民のためでもあり、お義姉様のためでもあり、後継となったエドゼルのためでもあったけれど、そんなのは綺麗事で、殺したことに変わりないわ。
「あの程度のことはどこの家でもあり得る」
「兄だけではありませんわ。処刑の瀬戸際にある方に賛成を投じて死に追いやったこともあります」
中には私の一声で死が決まった方もいたわ。後で知ったことだけど、その重みは途轍もなくて暫くは眠れなかったほど。それでもその決断を間違いだったとは思わない。同じ場面をもう一度繰り返しても私は同じ答えを選ぶ。それが筆頭侯爵に嫁ぐということだもの。地位が高ければ高くなるほど業も深くなる。
「確かにヴォルフ様に比べたら私が奪った命は少ないでしょう。でも、奪ったことに変わりありません」
ヴォルフ様は何も仰らない。顔が見えないからどうお感じなのかわからないけれど……いつも無表情だから顔を見てもわからないかしら。だけど、必要以上にご自身を卑下して欲しくないわ。ヴォルフ様が救った命は奪った命よりも多いはずだもの。それはゾルガー領を見ればわかる。ヴォルフ様が領主になってからゾルガー領では餓死者が格段に減ったわ。それは民に心を寄せてくださるヴォルフ様の施策のお陰。貴族には厳しいけれど民には優しいのよ。
「これからは隠さないでください」
「……わかった」
ためらわれるなんて意外だわ。それだけ傷のことを気にしていらっしゃったのね。お優し……
「……っ、くしゅっ!」
止めようとしたけれど止まらなかった。いやだわ、身体が冷えたのかしら? またヴォルフ様が……
「冷えたな。ほら、温まれ」
身体を反転して抱きかかえられるように湯に沈められた。子どもみたいだと呆れられてしまったかしら? お湯が温かさを通り越して熱い。かなり冷やしてしまったかしら。そして心配をおかけしてしまったわ。ヴォルフ様は服をはだけたままだからなんだか落ち着かない。でも、直ぐに直さないってことは気にするのを止めて下さったのよね。
「ヴォルフ様、あの……」
「何だ?」
「他の人には、見せないでくださいね」
「……わかった」
変なことを言ったと思われたかしら? だけど、ヴォルフ様の身体ってとってもお綺麗なのよ。がっしりと筋肉が素晴らしくて。一部の夫人たちの間では『筋肉を愛でる会』なんてものがあって、筋肉を堪能するために騎士団に慰問に行く方たちもいるくらいなのだから。そんな方々に見せたくないわ。絶対に気に入られてしまうから。
ヴォルフ様は目を閉じて背を浴槽の縁に預けている。お湯の熱さが心地よく感じるくらいになるとようやく身体の中心にあった寒気が抜けて、早まっていた鼓動も落ち着いてきた。お湯が波打つ音だけが響く。会話はないけれどこうしている時間が心地いい。
「もう、戻らなければいけないのですね」
「残りたいか?」
「少し」
どこに行っても周りに人がいるのが当然だけど、ここは使用人の数が少なかったから気が楽だった。実家ではロッテ一人しかいなかったからそれが普通になっているのよね。ゾルガーでは王都の屋敷も領邸も人が必ずいる。仕方がないとわかっているけれど、ここにいると人目に疲れていたのだと改めて感じた。
「だったらもう少し伸ばそう」
「え? ですが……」
さすがに難しいんじゃないかしら? 王都では陛下がヴォルフ様のお戻りを待ち望んでいらっしゃるでしょうし、フレディたちもここに来るのを楽しみにしていたもの。
「どうとでもなる。今のところ何の問題も起きていない」
「でも……」
「王もフレディも、俺がいないことに慣れてもらわねば困る」
それは依存されるのを避けるという意味、よね? なんだか不安を感じて見上げてしまった。
「どうした?」
「……いなくなったり、しませんよね?」
「誰が?」
「ヴォルフ様が」
ヴォルフ様の腕を掴んでいた。言葉に出来ない焦燥が胸を焦がす。
「どこにも行かない」
「本当に?」
「ああ」
そうよね、どこにも行かないわよね? ヴォルフ様は筆頭侯爵でこの国に責任がおありだもの。
「どうした?」
「……いえ、ヴォルフ様が、どこかに行ってしまいそうで……」
実際、ヴォルフ様は有事の際はご自身の命を顧みない気がして、それが怖い。陛下をお守りする為なら、他に手がないと判断されたら暗殺者の刃も受けてしまいそう。そんな危うさがある。
「どこにも行かない。曾孫が生まれるまで共にいるんだろう?」
「え、ええ」
あの約束を覚えていて下さった? いえ、あれは約束なんかじゃないわ、私が一方的にお願いしただけだから。だけど、そう言ってくださるなんて思わなかったわ。嬉しい……
「何を心配しているか知らんが俺は死ぬ気はない。まだまだやらねばならないことがある」
「そうですよね」
その言葉に光が見えた。ヴォルフ様の代わりはまだいない。フレディには無理だし、アンゼルもやっと一歳になるところだもの。まだまだご健勝でいてくださらないと困るわ。
「曾孫か。先は長いな」
「ええ。だから無理はなさらないでくださいね」
それは心からのものだった。でも、ヴォルフ様は体力がおありのせいか無理をしがちだからそれが心配なのよ。
「そうならないように整えている。次は子だな」
「え?」
「子がいなければ曾孫が産まれないだろう?」
「え? そ、そうですね」
アンゼルがいるけれど、必ずしも子が出来るとは限らないわよね。だったらもう何人か子どもが……って、もしかして、この流れって……」
「ヴォ、ヴォルフ様、ここじゃ……」
「お前が声を我慢すれば大丈夫だ」
はぁっ? そんなの無理に決まっているじゃないですか!!
「ダメです! 無理です! 出来ません!」
「だったら俺が塞いでいてやろう」
「はぁ……? んんっ――!?」
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