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同類の夫を持つ者同士
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「本当に…随分と変わってしまったわね」
あの後、セレン様達は今後の対応を話し合う事になったので、私とマリアンヌ様はジルベール様の執務室を辞して、マリアンヌ様の私室に移動しました。そうなれば、話は私の体型の変化になるのは必然でしょう。こんな事、普通ならあり得ないのですから…
「それで、一体どうしてこんな事に?」
侍女たちがお茶とお菓子を出して下がると、マリアンヌ様がキラキラした目で本題に切り込みました。好奇心を隠さない、とっても楽しそうな笑顔に、私は逃げられない事を悟りました。う~ん、これは説明するまで…いえ、納得頂けるまで放してもらえないパターンですわね…仕方なく私は、リアさんとセレン様から聞いた話だけどと前置きして、こうなった理由を話しました。
「なるほどね。不思議なお話だけど、セレン殿がそう仰るのなら、そうなのでしょうね」
マリアンヌ様も納得した訳ではないでしょうが、他の理由も思い浮かばないのでしょう。それに、それなりに辻褄が合っているので、それで納得して頂けたようです。一方の私は、初夜の事を話すことになったため、恥ずかしくて顔から火が出そうです。
「それにしても…セレン殿、婚姻は形だけと言っていたのに…まさか無理やり、なんて事はなかったわよね?」
「え?あ、そ、それは…」
直ぐに違うと言えなかったのは、そうなった原因が私だったからです。その経緯は誰にも知られたくない黒歴史ですから。それにセレン様も最後までは…と仰っていたのです。あれってやっぱり私が強請った…という事になるのでしょうね…うう、思い出すと恥ずかしくて死にたくなるので、意識しないようにしていましたが…
「どうなの、ルネ?もしそうならセレン殿と言えども…」
「あ、あの、大丈夫です!」
何やら剣呑な雰囲気になったマリアンヌ様に、私は慌てて否定しました。本当にセレン様が無理強いした訳ではないのです。
「そう?でも…もし何かあったら直ぐに言うのよ?ルネったら優しいから無体な事をされても我慢しちゃうから心配なのよ」
「そんな事は…」
「セザール様の時はそうだったじゃない。それに…セレン殿ってジルベール様と同類っぽいし」
「ジルベール様が…同類?」
どういう事でしょうか?確かに先ほどの執務室では、お二人は妙に気が合いそうな感じがしましたが…
「ここだけの話、私、ジルベール様に外堀も内堀も埋められたのよ」
「ええっ?まさか…」
「本当よ、子供の頃から何かと絡んできたんだけど…私は興味なかったし、そもそも王太子妃なんて絶対に無理だと思っていたから、近づかないようにしていたのよ。なのに…」
そこまで言うとマリアンヌ様は、苦々しい表情を浮かべました。ど、どうやらお二人の間には、他人が知らない複雑な事情がおありのようです。
「王太子妃候補は何人いたけど、次々に辞退していって…最後には誰も残らなかったの」
「ええ?」
「その頃にはジルベール様に釣り合う家格の令嬢は私だけになっていて、それで…」
それって…どうやらジルベール様はマリアンヌ様を娶るために色々と裏工作をなさった、という事ですか。穏やかな表情のジルベール様ですが…そんな一面がおありだったとは意外です。
「そういう意味ではセレン殿も同類よね」
「セレン様が?」
「そうよ。って…ルネ、自覚ないの?」
「え?自覚、ですか?」
「そうよ!彼ったら魔力暴走を理由に、ずっとルネを囲っていたじゃない。そのままバズレールまで連れてきて、こっちでも一緒に暮らして、気が付けば結婚もしちゃって…」
「は、はぁ…」
確かに、そう言われてみると、そんな風にも見えますが…でも、私はマリアンヌ様のような高位貴族の出ではありませんし、たまたま聖力があったから、ではないでしょうか…
「わかっていないわね、ルネったら。セレン殿は最初っからあなたに執着していたわよ」
「まさか…」
「そうよ。でもまぁ、気持ちはわかるわ。ルネは優しくて謙虚で、自我の強いご令嬢とは正反対ですもの。セレン殿もあの見た目なら随分女性に騒がれたでしょうから、ルネみたいな子に惹かれるのもわかるわ」
そういうものでしょうか…未だにどうしてセレン様が私を…と思わなくもないのですが…でも、確かにセレン様は元の世界でも女性に迫られて大変だったと仰っていましたから、私のような地味で大人しい方が気楽かもしれません。
「ああ、そう、ルネ。これを羽織っておきなさい」
「え?」
手渡されたのは、マリアンヌ様のショールでした。一体どういう事でしょうか…
「首元、隠しておきなさい」
「首元?」
「キスマークよ」
「はぁ?」
「全く…独占欲丸出しよね。牽制の意味もあるんだろうけど…でも、そんなもの見せられて不埒な事を考えるバカも出てくるかもしれないわ」
「な…!」
(何て事してくれるんですか、セレン様!!!)
マリアンヌ様がそう仰るという事は…ここに来るまでにも皆さんに見られたという事、ですよね…
「全く、彼もジルベール様と似た者同士ね」
「え?じゃ、マリアンヌ様も?」
「ええ、何度もやられたわよ。それで喧嘩になった事なんか数えきれないほどよ。でも懲りないのよねぇ…」
「はぁ…」
あの聖人君主のように見えるジルベール様が…意外と言いますか、何となく納得と言いますか…
「あれは病気だからきっと治らないわ。ルネも首が隠れるドレス、何着か持っていた方がいいわよ」
しみじみと、ため息交じりにそうアドバイスして下さるマリアンヌ様に、穏やかな笑顔に隠れたジルベール様の闇を見たような気がしました。
あの後、セレン様達は今後の対応を話し合う事になったので、私とマリアンヌ様はジルベール様の執務室を辞して、マリアンヌ様の私室に移動しました。そうなれば、話は私の体型の変化になるのは必然でしょう。こんな事、普通ならあり得ないのですから…
「それで、一体どうしてこんな事に?」
侍女たちがお茶とお菓子を出して下がると、マリアンヌ様がキラキラした目で本題に切り込みました。好奇心を隠さない、とっても楽しそうな笑顔に、私は逃げられない事を悟りました。う~ん、これは説明するまで…いえ、納得頂けるまで放してもらえないパターンですわね…仕方なく私は、リアさんとセレン様から聞いた話だけどと前置きして、こうなった理由を話しました。
「なるほどね。不思議なお話だけど、セレン殿がそう仰るのなら、そうなのでしょうね」
マリアンヌ様も納得した訳ではないでしょうが、他の理由も思い浮かばないのでしょう。それに、それなりに辻褄が合っているので、それで納得して頂けたようです。一方の私は、初夜の事を話すことになったため、恥ずかしくて顔から火が出そうです。
「それにしても…セレン殿、婚姻は形だけと言っていたのに…まさか無理やり、なんて事はなかったわよね?」
「え?あ、そ、それは…」
直ぐに違うと言えなかったのは、そうなった原因が私だったからです。その経緯は誰にも知られたくない黒歴史ですから。それにセレン様も最後までは…と仰っていたのです。あれってやっぱり私が強請った…という事になるのでしょうね…うう、思い出すと恥ずかしくて死にたくなるので、意識しないようにしていましたが…
「どうなの、ルネ?もしそうならセレン殿と言えども…」
「あ、あの、大丈夫です!」
何やら剣呑な雰囲気になったマリアンヌ様に、私は慌てて否定しました。本当にセレン様が無理強いした訳ではないのです。
「そう?でも…もし何かあったら直ぐに言うのよ?ルネったら優しいから無体な事をされても我慢しちゃうから心配なのよ」
「そんな事は…」
「セザール様の時はそうだったじゃない。それに…セレン殿ってジルベール様と同類っぽいし」
「ジルベール様が…同類?」
どういう事でしょうか?確かに先ほどの執務室では、お二人は妙に気が合いそうな感じがしましたが…
「ここだけの話、私、ジルベール様に外堀も内堀も埋められたのよ」
「ええっ?まさか…」
「本当よ、子供の頃から何かと絡んできたんだけど…私は興味なかったし、そもそも王太子妃なんて絶対に無理だと思っていたから、近づかないようにしていたのよ。なのに…」
そこまで言うとマリアンヌ様は、苦々しい表情を浮かべました。ど、どうやらお二人の間には、他人が知らない複雑な事情がおありのようです。
「王太子妃候補は何人いたけど、次々に辞退していって…最後には誰も残らなかったの」
「ええ?」
「その頃にはジルベール様に釣り合う家格の令嬢は私だけになっていて、それで…」
それって…どうやらジルベール様はマリアンヌ様を娶るために色々と裏工作をなさった、という事ですか。穏やかな表情のジルベール様ですが…そんな一面がおありだったとは意外です。
「そういう意味ではセレン殿も同類よね」
「セレン様が?」
「そうよ。って…ルネ、自覚ないの?」
「え?自覚、ですか?」
「そうよ!彼ったら魔力暴走を理由に、ずっとルネを囲っていたじゃない。そのままバズレールまで連れてきて、こっちでも一緒に暮らして、気が付けば結婚もしちゃって…」
「は、はぁ…」
確かに、そう言われてみると、そんな風にも見えますが…でも、私はマリアンヌ様のような高位貴族の出ではありませんし、たまたま聖力があったから、ではないでしょうか…
「わかっていないわね、ルネったら。セレン殿は最初っからあなたに執着していたわよ」
「まさか…」
「そうよ。でもまぁ、気持ちはわかるわ。ルネは優しくて謙虚で、自我の強いご令嬢とは正反対ですもの。セレン殿もあの見た目なら随分女性に騒がれたでしょうから、ルネみたいな子に惹かれるのもわかるわ」
そういうものでしょうか…未だにどうしてセレン様が私を…と思わなくもないのですが…でも、確かにセレン様は元の世界でも女性に迫られて大変だったと仰っていましたから、私のような地味で大人しい方が気楽かもしれません。
「ああ、そう、ルネ。これを羽織っておきなさい」
「え?」
手渡されたのは、マリアンヌ様のショールでした。一体どういう事でしょうか…
「首元、隠しておきなさい」
「首元?」
「キスマークよ」
「はぁ?」
「全く…独占欲丸出しよね。牽制の意味もあるんだろうけど…でも、そんなもの見せられて不埒な事を考えるバカも出てくるかもしれないわ」
「な…!」
(何て事してくれるんですか、セレン様!!!)
マリアンヌ様がそう仰るという事は…ここに来るまでにも皆さんに見られたという事、ですよね…
「全く、彼もジルベール様と似た者同士ね」
「え?じゃ、マリアンヌ様も?」
「ええ、何度もやられたわよ。それで喧嘩になった事なんか数えきれないほどよ。でも懲りないのよねぇ…」
「はぁ…」
あの聖人君主のように見えるジルベール様が…意外と言いますか、何となく納得と言いますか…
「あれは病気だからきっと治らないわ。ルネも首が隠れるドレス、何着か持っていた方がいいわよ」
しみじみと、ため息交じりにそうアドバイスして下さるマリアンヌ様に、穏やかな笑顔に隠れたジルベール様の闇を見たような気がしました。
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