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第二章 親父たち大陸横断する
親父たち、事件の真相を知る
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事件の犯人であるクレイ・スチームを無視して話を進める親父たちは一つの疑問を持ち始めた。
「しかし、わからないことがあります?」
「うむ、何がだね軍曹?」
「千歩ゆずってこの人が本当にクレイ・スチームだとしたら、なぜこんな事件を起こしたんでありますか?」
「百歩じゃなく千歩なの?」
クレイ・スチームの意見に耳を貸さない親父たちは話を続ける。
「うむ、確かに軍曹の言う通りだ。自分の子供とも言うべき存在を事件に巻き込み、傷つけるようなやり方はおかしい?」
「やっぱり偽者なんじゃないのか?自分を本物と思い込んだ精神異常者の可能性が高い」
親父たちに言われ放題のクレイ・スチームは怒鳴った。
「わしは本物のクレイ・スチームだ!」(怒)
クレイ・スチームの怒鳴り声に親父たちは驚いた。
「びっくりした!」
「うむ、その通りだ」
「肯定であります」
「貴様ら言いたい放題言いやがって、わしの気持ちなど、お前らにわかってたまるか!ようやく完成させた魔導車の権利を豚に奪われたわしの気持ちが!だから復讐してやるんだ魔導車とは別に発明した戦闘型ホムンクルスをつかって列車を襲い、資金と兵器を手に入れて全ての豚どもに復讐してやるんだ!」
聞いてもいないのにヒステリックに今回の事件の全貌を説明するクレイ・スチーム。
「だから今回の事件を起こしたのか?」
「うむ、権利や知的財産権などはこの世界ではまだないようだな?」
「だからってテロに走るというのも極端すぎるであります」
「うるさい!そんなセリフが言えるのも今のうちだ。貴様らは見せしめのためにこ……」
ドカン!!!!!!
突然の爆発音と共に牢屋全体に衝撃が走った。
「な、なんだ。いまの音は?」
「ようやく不貞寝から起きたかブドウ」
「何が起きているんだ村正?」
「この事件の犯人の親玉が来て、怒り狂ったら爆発が起きた」
「こ、これもき、貴様ら仕業か?」
村正とブドウの会話に予期せぬトラブルに冷静な判断ができなくなったクレイ・スチームが会話に割り込んできて、怒り狂った感情を親父たちにぶつけた。
「うむ、諸君。ひとまず、落ち着こう」
そう言って教授はパイプに火をつけようとしていたが手が震えた。自分が一番落ち着いていないのは誰の目からも明らかであった。
自分より混乱している人がいたために逆にブドウは冷静になった。
「状況はさっぱりわからないが、教授と牢屋の外にいる白衣を着た変な人がパニックになりかけているのはよくわかった」
「そのとおりであります。ブドウ」
「影。いつまで寝ているんだ起きろ」
ブドウの相手は軍曹に任せた村正は影が身代わり人形だと悟られないために芝居をしていたが、その必要はなかった。
「もういい。おい、こいつらを皆殺しにしろ」
怒り狂ったクレイ・スチームはそうホムンクルスに命令をし、牢の出入り口を開かせたと同時に教授のパイプにも火がついた。
「おい、教授のパイプに火がついたぞ!」
「まずいであります!」
「またお約束かよ!」
そういって親父たちが地に伏せた瞬間。教授のパイプから大量の煙は噴き出した。
その煙をもろにくらうホムンクルスとクレイ・スチーム。
煙はすぐに牢屋はおろか通路にまで充満したのだった。
「あいかわらず、どういう構造になっているんだ。あのパイプは?」
「蒸気機関もびっくりであります!」
「そんなことよりもはやくここから脱出だ」
村正はそう言って、いまだに煙を噴き出している教授を全員で引っ張りながら、牢屋から脱出(?)に成功するのだった。
「で、どうするんだ村正」
「拙者に聞かれても困る。こう言ったことはむしろ軍曹が専門じゃないのか?」
「自分も門外であります」
「「だめだこりゃ」」
村正、ブドウ、軍曹の漫才みたいな会話をしている間にも、悪くなる一方の状況であったが、影が戻ってきた。
「みんな。何をしているんでござるか?」
「「「影!」」」
村正は手短に説明をした。
「なるほど、だから教授のパイプから煙が出ているのでござるな!」
「そんなことより影。出口はどこかわかったのか?」
「ブドウどの。それがさっきの爆発で出口が塞がったでござる」
「「「なにぃーーーーー!」」」
「うむ、影。他の出口はないのかね?」
「あ、教授。やっと冷静になったか」
「ちょっとまて、教授は冷静になったってことは?」
「すなわち、煙がなくなるということであります」
「まずいことになったでござる」
ドカン!!
「今度は何だ?」
「牢屋の方から聞こえてきたぞ」
「あ、もしかして身代わり人形は爆発したのかもしれないでござる?」
「影。なんで身代わり人形が爆発するんだ?」
「あらかじめ、動かしたり、衝撃を与えると爆発するようにしておいたのでござる」
「うむ、そうすると我々は爆弾のすぐ傍にいたことになるな!」
「人形相手に芝居をしていた拙者が危なかった」
「それを言うなら横で寝ていたわしも危なかった」
「ブービートラップであります」
「その通りでござる軍曹どの」
「「「「そうゆうことは先に言え!!」」」」
影のボケに親父たちの突っ込みという名の怒りの声が響く。
「みんな、まずいでござるよ。敵に居場所がばれるでござる」
「いまさら遅い」
「こんだけド派手な花火を上げたら、遅かれ早かれ敵にばれる」
「うむ、その通りだ!」
「肯定であります」
親父たちが怒りの対話をしている頃、クレイ・スチームはホムンクルスの下敷きになっていた。
教授の煙攻撃の後、一人だけ置いていかれたと思っていた身代わり人形をホムンクルスに命じて槍を突き刺した瞬間に爆発したが、ホムンクルスの後ろにいたおかげで、重傷を負いながらも生きていた。
「くそ、ゴミどもめ、小癪な真似をしやがって!」
そう恨みの声をつぶやき、クレイ・スチームは気絶した。
「しかし、わからないことがあります?」
「うむ、何がだね軍曹?」
「千歩ゆずってこの人が本当にクレイ・スチームだとしたら、なぜこんな事件を起こしたんでありますか?」
「百歩じゃなく千歩なの?」
クレイ・スチームの意見に耳を貸さない親父たちは話を続ける。
「うむ、確かに軍曹の言う通りだ。自分の子供とも言うべき存在を事件に巻き込み、傷つけるようなやり方はおかしい?」
「やっぱり偽者なんじゃないのか?自分を本物と思い込んだ精神異常者の可能性が高い」
親父たちに言われ放題のクレイ・スチームは怒鳴った。
「わしは本物のクレイ・スチームだ!」(怒)
クレイ・スチームの怒鳴り声に親父たちは驚いた。
「びっくりした!」
「うむ、その通りだ」
「肯定であります」
「貴様ら言いたい放題言いやがって、わしの気持ちなど、お前らにわかってたまるか!ようやく完成させた魔導車の権利を豚に奪われたわしの気持ちが!だから復讐してやるんだ魔導車とは別に発明した戦闘型ホムンクルスをつかって列車を襲い、資金と兵器を手に入れて全ての豚どもに復讐してやるんだ!」
聞いてもいないのにヒステリックに今回の事件の全貌を説明するクレイ・スチーム。
「だから今回の事件を起こしたのか?」
「うむ、権利や知的財産権などはこの世界ではまだないようだな?」
「だからってテロに走るというのも極端すぎるであります」
「うるさい!そんなセリフが言えるのも今のうちだ。貴様らは見せしめのためにこ……」
ドカン!!!!!!
突然の爆発音と共に牢屋全体に衝撃が走った。
「な、なんだ。いまの音は?」
「ようやく不貞寝から起きたかブドウ」
「何が起きているんだ村正?」
「この事件の犯人の親玉が来て、怒り狂ったら爆発が起きた」
「こ、これもき、貴様ら仕業か?」
村正とブドウの会話に予期せぬトラブルに冷静な判断ができなくなったクレイ・スチームが会話に割り込んできて、怒り狂った感情を親父たちにぶつけた。
「うむ、諸君。ひとまず、落ち着こう」
そう言って教授はパイプに火をつけようとしていたが手が震えた。自分が一番落ち着いていないのは誰の目からも明らかであった。
自分より混乱している人がいたために逆にブドウは冷静になった。
「状況はさっぱりわからないが、教授と牢屋の外にいる白衣を着た変な人がパニックになりかけているのはよくわかった」
「そのとおりであります。ブドウ」
「影。いつまで寝ているんだ起きろ」
ブドウの相手は軍曹に任せた村正は影が身代わり人形だと悟られないために芝居をしていたが、その必要はなかった。
「もういい。おい、こいつらを皆殺しにしろ」
怒り狂ったクレイ・スチームはそうホムンクルスに命令をし、牢の出入り口を開かせたと同時に教授のパイプにも火がついた。
「おい、教授のパイプに火がついたぞ!」
「まずいであります!」
「またお約束かよ!」
そういって親父たちが地に伏せた瞬間。教授のパイプから大量の煙は噴き出した。
その煙をもろにくらうホムンクルスとクレイ・スチーム。
煙はすぐに牢屋はおろか通路にまで充満したのだった。
「あいかわらず、どういう構造になっているんだ。あのパイプは?」
「蒸気機関もびっくりであります!」
「そんなことよりもはやくここから脱出だ」
村正はそう言って、いまだに煙を噴き出している教授を全員で引っ張りながら、牢屋から脱出(?)に成功するのだった。
「で、どうするんだ村正」
「拙者に聞かれても困る。こう言ったことはむしろ軍曹が専門じゃないのか?」
「自分も門外であります」
「「だめだこりゃ」」
村正、ブドウ、軍曹の漫才みたいな会話をしている間にも、悪くなる一方の状況であったが、影が戻ってきた。
「みんな。何をしているんでござるか?」
「「「影!」」」
村正は手短に説明をした。
「なるほど、だから教授のパイプから煙が出ているのでござるな!」
「そんなことより影。出口はどこかわかったのか?」
「ブドウどの。それがさっきの爆発で出口が塞がったでござる」
「「「なにぃーーーーー!」」」
「うむ、影。他の出口はないのかね?」
「あ、教授。やっと冷静になったか」
「ちょっとまて、教授は冷静になったってことは?」
「すなわち、煙がなくなるということであります」
「まずいことになったでござる」
ドカン!!
「今度は何だ?」
「牢屋の方から聞こえてきたぞ」
「あ、もしかして身代わり人形は爆発したのかもしれないでござる?」
「影。なんで身代わり人形が爆発するんだ?」
「あらかじめ、動かしたり、衝撃を与えると爆発するようにしておいたのでござる」
「うむ、そうすると我々は爆弾のすぐ傍にいたことになるな!」
「人形相手に芝居をしていた拙者が危なかった」
「それを言うなら横で寝ていたわしも危なかった」
「ブービートラップであります」
「その通りでござる軍曹どの」
「「「「そうゆうことは先に言え!!」」」」
影のボケに親父たちの突っ込みという名の怒りの声が響く。
「みんな、まずいでござるよ。敵に居場所がばれるでござる」
「いまさら遅い」
「こんだけド派手な花火を上げたら、遅かれ早かれ敵にばれる」
「うむ、その通りだ!」
「肯定であります」
親父たちが怒りの対話をしている頃、クレイ・スチームはホムンクルスの下敷きになっていた。
教授の煙攻撃の後、一人だけ置いていかれたと思っていた身代わり人形をホムンクルスに命じて槍を突き刺した瞬間に爆発したが、ホムンクルスの後ろにいたおかげで、重傷を負いながらも生きていた。
「くそ、ゴミどもめ、小癪な真似をしやがって!」
そう恨みの声をつぶやき、クレイ・スチームは気絶した。
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