235 / 325
第五章 親父たちと砂漠
親父たち、城攻めをする2
しおりを挟む
前回までのあらすじ
親父たちの前に立ちふさがるブロッカー。
親父たちはどう戦うのか?
親父たちがブロッカーの自称要塞(?)を攻め始めて数時間が過ぎた。
要塞(?)が落城する気配は全くなかった。
「色々やっては見たが、どれも上手くいかないな!」
「定石(セオリー)なら城攻めは三倍の戦力が必要だ!」
「うむ、こちらは五人しかいないんだ!」
「上手くいかないのは当然でござる!」
「肯定であります!」
親父たちは、ブロッカーの要塞を破壊する為に色々とやってみた。
壁に穴をあけるために全員で手動式ドリルを使ったが、廃材できた壁の内側には鉄板が仕込まれていた為に断念。
そこで、親父たちは次に火のついた松明を、ブロッカーの要塞に向かってぶん投げ、火攻めを決行したが、すぐに消化され、ブロッカーに怒られた。
「まさか!火攻めして怒られるとは……」
「ここがダンジョンだから、火は厳禁って……」
「うむ、タンカーや石油精製所ならわかるがアレは自称要塞だよ!」
「敵対者相手に怒ること自体問題でござる!」
「肯定であります!」
親父たちは円陣を組んで、相談して一つの策を使うことにした。
「しかし、こんな方法で本当に攻め落とせるのか?」
「うむ、気持ちはわかるが、何事をやってみないとわからないよ!」
「トライアンドエラーってやつだな!」
「肯定であります!」
「準備はできたでござる!」
そう言って、影は文(ふみ)を結んだ矢を放った。
文(ふみ)の内容は「お前達の中に裏切り者がいる」と書かれていた。
親父たちの策。
それは偽情報によって、自称要塞内に疑心暗鬼を植え付けるものだったが、ブロッカーには効かなかった。
「この要塞にいるのはわしだけだぞ?」
ブロッカーの返答に対して親父たちは……。
「ぼっちだった!」
「ぼっちだな!」
「ぼっちでござる!」
「うむ、ぼっちだね!」
「肯定であります!」
親父たちの呟きに、ブロッカーの心は傷ついたが、要塞は無傷だった。
親父たちの前に立ちふさがるブロッカー。
親父たちはどう戦うのか?
親父たちがブロッカーの自称要塞(?)を攻め始めて数時間が過ぎた。
要塞(?)が落城する気配は全くなかった。
「色々やっては見たが、どれも上手くいかないな!」
「定石(セオリー)なら城攻めは三倍の戦力が必要だ!」
「うむ、こちらは五人しかいないんだ!」
「上手くいかないのは当然でござる!」
「肯定であります!」
親父たちは、ブロッカーの要塞を破壊する為に色々とやってみた。
壁に穴をあけるために全員で手動式ドリルを使ったが、廃材できた壁の内側には鉄板が仕込まれていた為に断念。
そこで、親父たちは次に火のついた松明を、ブロッカーの要塞に向かってぶん投げ、火攻めを決行したが、すぐに消化され、ブロッカーに怒られた。
「まさか!火攻めして怒られるとは……」
「ここがダンジョンだから、火は厳禁って……」
「うむ、タンカーや石油精製所ならわかるがアレは自称要塞だよ!」
「敵対者相手に怒ること自体問題でござる!」
「肯定であります!」
親父たちは円陣を組んで、相談して一つの策を使うことにした。
「しかし、こんな方法で本当に攻め落とせるのか?」
「うむ、気持ちはわかるが、何事をやってみないとわからないよ!」
「トライアンドエラーってやつだな!」
「肯定であります!」
「準備はできたでござる!」
そう言って、影は文(ふみ)を結んだ矢を放った。
文(ふみ)の内容は「お前達の中に裏切り者がいる」と書かれていた。
親父たちの策。
それは偽情報によって、自称要塞内に疑心暗鬼を植え付けるものだったが、ブロッカーには効かなかった。
「この要塞にいるのはわしだけだぞ?」
ブロッカーの返答に対して親父たちは……。
「ぼっちだった!」
「ぼっちだな!」
「ぼっちでござる!」
「うむ、ぼっちだね!」
「肯定であります!」
親父たちの呟きに、ブロッカーの心は傷ついたが、要塞は無傷だった。
0
あなたにおすすめの小説
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
あるフィギュアスケーターの性事情
蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。
しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。
何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。
この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。
そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。
この物語はフィクションです。
実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる