異世界親父騒動記

マサカド

文字の大きさ
242 / 325
第五章 親父たちと砂漠

親父たちと、ダンジョン一族の徹底抗戦!

しおりを挟む
前回までのあらすじ
自走砲に搭乗したブロッカーを煙幕弾で倒した親父たちは次へと進む。

 下の階に下りた親父たちの前には家具や看板を積み上げて作ったバリケードがあった。
「なんだこれは?」
「うむ、急ごしらえで作ったバリケードだね!」
「なりふりかまわず作った形跡があるでござる!」
「肯定であります!」
「居酒屋の看板もあるぞ!」
「「「「酔っぱらいはお断り(でござる)!!」」」」
 ブドウのボケに親父たちはツッコミを入れた。
「うむ、しかし謎があるね?」
「確かに謎だな!」
「謎でござる!」
「肯定であります!」
 親父たちが感じた謎!それは……。
「「「「このバリケードを作った奴は何所にいるんだ(でござる)!!」」」」
 バリケードの裏側には人はおろか生き物の気配さえなかった。
「息を潜めている可能性は……」
「うむ、人工的に作った障害物がある以上は気配を消す必要があると思えないが……」
「忍びの技を使っても気配はないでござる!」
「自分も同じであります!」
 なぜ?バリケードの向こう側に誰もいないのか!
 ダンジョン一族の中でも腕がたつナーワ、ドクスマ・マン、ブロッカー等のメンバーを倒した親父たちに恐怖したダンジョン一族が親父たちをこれ以上先に進ませない為に、一族を動員してバリケードを作ったのだが、慣れない肉体労働によって、動員されたダンジョン一族は過労で倒れた。
「どこかに、未使用の酒はないのかーーー!!」
ダンジョン一族の苦労も知らず、酒を求めてバリケードのあちこちを探すブドウ。
「恐るべき酒への執念!」
「うむ、飲兵衛は何時如何なる時も平常運転だね!」
「ぶれないでござる!」
「肯定であります!」
 この酔っぱらい(ブドウ)の行動が、ダンジョン一族に新たなる悲劇を生むことになることに誰もこの時は気づいていなかった。
しおりを挟む
感想 1

あなたにおすすめの小説

百合ランジェリーカフェにようこそ!

楠富 つかさ
青春
 主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?  ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!! ※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。 表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。

性別交換ノート

廣瀬純七
ファンタジー
性別を交換できるノートを手に入れた高校生の山本渚の物語

服を脱いで妹に食べられにいく兄

スローン
恋愛
貞操観念ってのが逆転してる世界らしいです。

交換した性別

廣瀬純七
ファンタジー
幼い頃に魔法で性別を交換した男女の話

あるフィギュアスケーターの性事情

蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。 しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。 何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。 この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。 そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。 この物語はフィクションです。 実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。

男女比1対5000世界で俺はどうすれバインダー…

アルファカッター
ファンタジー
ひょんな事から男女比1対5000の世界に移動した学生の忠野タケル。 そこで生活していく内に色々なトラブルや問題に巻き込まれながら生活していくものがたりである!

合成師

あに
ファンタジー
里見瑠夏32歳は仕事をクビになって、やけ酒を飲んでいた。ビールが切れるとコンビニに買いに行く、帰り道でゴブリンを倒して覚醒に気付くとギルドで登録し、夢の探索者になる。自分の合成師というレアジョブは生産職だろうと初心者ダンジョンに向かう。 そのうち合成師の本領発揮し、うまいこと立ち回ったり、パーティーメンバーなどとともに成長していく物語だ。

【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。

三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎ 長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!? しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。 ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。 といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。 とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない! フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!

処理中です...