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第五章 親父たちと砂漠
親父たちと、ダンジョン一族の徹底抗戦7!
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前回までのあらすじ
酒という名のゴールを目指す酒飲怪獣ブドラの行方は……。
親父たちは、やっとブドウに追いついた。
「うむ、どうやら追いついたようだね!」
「そうだな!」
「だけど、遅かったでござる!」
「肯定であります!」
親父たちの目の前にはイビキをかきながら、大の字で寝ているブドウの姿があった。
「しかし、本当に酒があるとは……」
「うむ、警察犬もびっくりだね!」
「でも、周りの惨状を見ると、それどころではないでござる!」
「肯定であります!」
辺りには酒が入っていたと思われる空になった樽。
空中にただようアルコールの匂い。
そして、酒を死守しようした酒飲みダンジョン一族たちが、天井に突き刺さっていたり、または壁の一部と化していた。
寝ているブドウの周りを見た親父たちはため息をついた。
「これからどうする?」
「うむ、とりあえず食事と休憩を取ろう!」
「賛成でござる!」
「了解であります!」
親父たちが食事を取った一時間後。
ブドウは目覚めた。
「やっと目覚めたか!」
「うむ、何か言うことはあるかね?」
「神妙にお縄をちょうだいするでござる!」
「肯定であります!」
「……その前に一つ聞きたい事があるんだが?」
「「「「なんだ(でござる)!!」」」」
「ここって、何処なんだ?」
ブドウの質問に、親父たちはずっこけた。
「ブドウ!」
「なんだ?」
「これから質問することに嘘偽りなく答えてくれ!」
「わかった!」
「起きる前の記憶はあるか?」
「バリケードの隙間から酒を探していたところまでは覚えているんだが、その後の記憶がない!」
「「「「…………」」」」
ブドウに返答に親父たちは円陣を組んで相談し始めた。
「これって……」
「うむ、記憶喪失だね!」
「肯定であります!」
「ブドウが嘘をついている可能性は……」
「忍法嘘発見を使ったでござるが、嘘はついていないでござる!」
ブドウを見つめる親父たち、そんな親父たちをブドウは不思議そうな顔で見ていた。
「どうする?」
「うむ、これがどっかのお偉いさんの「記憶にございません」なら、攻める方法もあるのだが……」
「本当に記憶にないから攻めようがないでござる!」
「肯定であります!」
ブドウを置いてけぼりにして会議をする親父たち。
「わし!一体何をしたんだ?」
ブドウに疑問に誰も答えてはくれなかった。
酒という名のゴールを目指す酒飲怪獣ブドラの行方は……。
親父たちは、やっとブドウに追いついた。
「うむ、どうやら追いついたようだね!」
「そうだな!」
「だけど、遅かったでござる!」
「肯定であります!」
親父たちの目の前にはイビキをかきながら、大の字で寝ているブドウの姿があった。
「しかし、本当に酒があるとは……」
「うむ、警察犬もびっくりだね!」
「でも、周りの惨状を見ると、それどころではないでござる!」
「肯定であります!」
辺りには酒が入っていたと思われる空になった樽。
空中にただようアルコールの匂い。
そして、酒を死守しようした酒飲みダンジョン一族たちが、天井に突き刺さっていたり、または壁の一部と化していた。
寝ているブドウの周りを見た親父たちはため息をついた。
「これからどうする?」
「うむ、とりあえず食事と休憩を取ろう!」
「賛成でござる!」
「了解であります!」
親父たちが食事を取った一時間後。
ブドウは目覚めた。
「やっと目覚めたか!」
「うむ、何か言うことはあるかね?」
「神妙にお縄をちょうだいするでござる!」
「肯定であります!」
「……その前に一つ聞きたい事があるんだが?」
「「「「なんだ(でござる)!!」」」」
「ここって、何処なんだ?」
ブドウの質問に、親父たちはずっこけた。
「ブドウ!」
「なんだ?」
「これから質問することに嘘偽りなく答えてくれ!」
「わかった!」
「起きる前の記憶はあるか?」
「バリケードの隙間から酒を探していたところまでは覚えているんだが、その後の記憶がない!」
「「「「…………」」」」
ブドウに返答に親父たちは円陣を組んで相談し始めた。
「これって……」
「うむ、記憶喪失だね!」
「肯定であります!」
「ブドウが嘘をついている可能性は……」
「忍法嘘発見を使ったでござるが、嘘はついていないでござる!」
ブドウを見つめる親父たち、そんな親父たちをブドウは不思議そうな顔で見ていた。
「どうする?」
「うむ、これがどっかのお偉いさんの「記憶にございません」なら、攻める方法もあるのだが……」
「本当に記憶にないから攻めようがないでござる!」
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「わし!一体何をしたんだ?」
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