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第一章 

1-67 新たな課題と

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 初めて両親から自分達のステータスについて教えてもらった。

前から1番上の兄はアホだなぁーと思っていたが、事実だったようだ。
あそこまで知力が低いとは...。

しかし、兄の知力の低さよりも凄いことが...。

それは、私達兄弟のステータスが予想以上に桁外れである事だった。

ここにいる人達の平均ステータスをこえるのだった。

ここにいる人達(両親込み)のステータスは、HP8000~10000 MP5000~8000
体力が400~500 筋力が300~500
知力が300~400 防御力が500~600
俊敏力が300~500なのだ。

しかも私達兄弟はまだ子供のドラゴン。
と言うことは...私達兄弟のステータスはまだまだ成長途中という事なのだ。

それが意味することは...。

「おいおい。現段階のステータスでも俺たちを凌駕しているぞ!」

「まだ、子供だから力の使い方とか知らないからまだ私達でもどうにかできてるけど...。」

「成長した時が...怖いわね。」

「コイツらに勝てる奴いるのか?」

一気に空気がシーンと静まり返ったのだった。

???
私達兄弟はキョトンとした表情で皆んなを見ていた。

可愛顔をしているが私達兄弟はとんでもない存在だったのだ。
特に私はすでに両親のステータスを遥かに超えているのだった。

それなのに大人達が有利でいられるのは、私達が"まだ"子供であるという事と、私達が皆んなを信頼しているからだ。

それを把握しているから大人達もそれなりぬたい対応してくれていた部分もあった。

何よりこれだけ強大な力を持っていたら色々と大変なのだ。

子供の頃はまだ親や保護者が対応できるが、大人になったらそうもいかないのだ。

それにドラゴンの巣立ちは他の種族に比べて意外と早いのだった。

私達は成長が遅い方なためまだまだ巣立ちはできないのだが、いつ巣立ちとなってもおかしくないのだった。

そんなことも知らない私達は呑気に毎日を過ごしていた。

まぁ~ドラゴンの里からで人間の世界で過ごしているから巣立ちの事を忘れていたのだった。

人間が親元を離れるのは平均15~20歳だ。

そう考えると私達はまだ親元を離れる歳ではない。

でもどちらにしてもこのままの状態で自分達の側から離すのはむりだと判断した大人達は、力加減と能力の隠し方も日々の指導内容に付け加える事に考えていたのだった。

私達はと言うと、1番上の兄に知性を身に付けさせる方法を考えていた。

いくらなんでもバカのままではあまりにも可哀想だからだ。



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