異世界で家族と新たな生活?!〜ドラゴンの無敵執事も加わり、ニューライフを楽しみます〜

藤*鳳

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第三章 発展〜街から小さな国へ〜

3-7 夜間緊急会議と胃が痛くなる話

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 私達が寝静まった後の出来事なんだけどね...これまた大変だったみたいなの。
この話については、後の後になって教えてくれたんだ。

我が家の一階リビングでドラしゃんを中心にして夜間緊急会議が開かれ、集まったメンバーはいつものメンバーにラディじぃーちゃんとカシムじぃーちゃんが加わった平均年齢が高い集団。

リビングのテーブルの上には、モッケしゃんからの手紙が置かれてて、その手紙の内容についてそれぞれが調べた内容の報告とその他の報告を行うことに。

もちろん司会進行はドラしゃん。
上座に座って迫力満点で司会進行していく。

『忙しい中すまない。集まってもらった意味は...言わなくても判ると思うので詳細は省かせてもらう。』

ドラしゃんがそう言うと皆は無言で視線をドラしゃんへ向ける。
ドラしゃんは彼らの視線を平然と受け止めて話を進めていく。

『この手紙の内容についてだが、モッケロンがこの街に帰ってくるのは確定だ。それにはこちらとしては問題はないから放置とする。
 問題は...手紙の中に書かれてあった内容の一部だ。
それぞれ手分けして調べてもらったが、今わかる範囲で構わない。報告を頼めるか?』

ドラしゃんの言葉にラディじぃーちゃんが挙手をし発言をする。

「まず俺らから報告するわ。陛下からの伝言も預かってるからなぁー。
 まず、兵達に手分けしてこの街近辺を一通り調べてもらったんだが...この街と近隣の村、"ドラゴンの巣"に"精霊の泉"、"ドラゴンの谷"までは特に変わった所はなかったぞ。
 魔物も極端に増えてたり、変異種が居たりもなかったし、野盗や盗賊も殆ど見かけなかった。」

ラディじぃーちゃんがそう答えるとカシムじぃーちゃんが補足をする。

「以前から王宮に報告が来る内容と兵達や俺達が見てきた内容に大きく違いはなかった。
 あるとすればこの街だけだ。」

その言葉にその場に居た誰もが納得した。
異変と言えばこの街ぐらいならものだからね...。

「あと、陛下からの伝言だ。どうやら王宮に上がって来る報告書に一部改竄された跡が見つかったそうだ。
 それも、王都に近い順からだ。報告に上がっている内容全てが改竄されている訳ではなかったから見落とされていたんだそうだ。その報告書に関わる連中と内容を現在も調査中だ。
一部出てきたという事は他にもある可能性があるから、他の報告書も現在進行形で見直し中だと。
 あと、この件に関わる人間を最小限にしてあるからもうしばらく結果は待ってくれとの事だ。こっちは...以上だ。」

ラディじぃーちゃんがそう言い終わると少し重たい空気が流れ出す。

それでも報告はしないといけないので、次はルミばぁーちゃんとロドじぃーちゃん達が報告をする。

「私らも手分けしてそれぞれの関わりのあるギルドに探りを入れてみたさ。
 そしたら...気になる事が数点あったよ。王都周囲...つまり人が多い街やその周囲の村では、特に大きなトラブルや問題は起きてはいないようだが、少し離れた人が少ない場所では幾つか"問題"が発生しているようだね。
 しかし、何故が上に報告しても隠蔽されている気配があるんだってさ。」

ルミばぁーちゃんが昼間ギルドで職員達と話した内容を伝えるとロドじぃーちゃんが追加で補足を入れる。

「後よ、気になる話を聞いてよ。"問題"の内容は街や村によって多少は異なるんだが、野盗や盗賊の襲撃。魔物の襲来が多いんだとよ。魔物に関しては、単体ではなく複数の魔物が襲撃している様でなんとか留まっていた冒険者達で退けて対応出来る範囲内だったって話だ。しかも毎回だ。おかしくねぇーか?」

ルミばぁーちゃんとロドじぃーちゃんの言葉に全員が違和感を感じた。

「何か..."誰かの"作為を感じるのですが...気のせいでしょうか?」

ラミィお兄ちゃんが皆が感じていた違和感を口にする。

「確かにな。狙われる街や村もあえて選んでるような気もするしよ。
魔物の襲来のたびにその街や村に冒険者が運良く居るのもおかしすぎるわな。」

ドムじぃーちゃんがそう言うと皆が感じていた違和感が確信へと変わっていく。

「いったい誰が?何の目的でその様な事をしているのでしょうか?」

ラミィお兄ちゃんがそう言うとその場に居ないはずの声がした。

『それは私も困ってるだよね。』

はい、来ました。神出鬼没の神様です。

『アナタは呼んで無かったはずですよ。』

冷たい視線をドラしゃんは神様に普通に浴びせる。

『ちょっと!いつも思うんだけど私に対してあたりキツくない?』

神様の抗議に誰も何も突っ込まない。
ラディじぃーちゃんとカシムじぃーちゃんにいたっては突然の出来事に固まっていたしね。

『何しにこられたのですか?まず、呼んでもいないのになぜ?』

ドラしゃんの言葉に神様は両頬を膨らませて駄々をこねる。

『だってズルくない?私も呼んでくれよぉ~。一応神様だよ?なんで毎回のけものなのさぁー!私の扱い酷くない??』

神様の言葉に全員心の中で"自分で言うなよ!"と突っ込みを入れたのは言うまでもなく...そんな風に周りに思われていると分かっていても言うのが神様だ。

『あっ!君達とは初めてだね。よろしく!一応この世界の神様の1人だよ。』

にこやかにラディじぃーちゃんとカシムじぃーちゃんに話しかける神様。
神様に挨拶されたふたりはどう対応していいのかわからない様子で狼狽える。
そんなふたりにドラしゃんが助け舟?をだす。

『あー、無視でいいですよ。無視で。無いものと考えて下さい。』

固まったまま何も言わないふたりにドラしゃんはそうアドバイスをしたら...子供のように不貞腐れる神様。

『失礼な奴だね。ブーブー!』

神様とドラしゃんの会話と対応にラディじぃーちゃんとカシムじぃーちゃんの頭の中は大パニックを起こしていた。

見かねたルミばぁーちゃんが本当の助け舟を出す。

「この人は誰に対してもこんなんだから、気にする必要は全く無いよ。
普段の生活で敬っておけば問題はないよ。」

ルミばぁーちゃんの言葉にまだ納得できていないが、他の人達も神様相手に普通にしているのでとりあえず様子を見る事にした。

「ところで今回の件は神様は前もってご存知でしたのでしょうか?」

ラミィお兄ちゃんが神様に質問すると神様はにこやかな笑顔で返事をする。

『全然。と言ったら嘘になるかなぁ?知っていた部分と、知らなかった部分と半分半分って所かなぁ?』

神様の言葉にみんなの視線が集中した。

『リン達一家がこの世界に来てから、少しずつこの世界に変化がもたらされてきている。それは君達も薄々は気付いてたと思うんだ。
 それは、いい方向に変わって来ていたから良いんだけどね、それでは困ると考える連中も居るわけさ。』

私達一家がこの世界に来てから私達一家のみ気付いてはいないが、この世界は少しずついい方向に変化をもたらしていた。

私達が来た事により不足していた魔力の元が回復してきて、空気、水、森など自然が徐々に回復しているのだ。

あと魔物の凶暴化も少しずつ落ち着きつつあって、新たな生物や植物も誕生していっていた。

何よりこの場にいるメンバーがこうして雁首揃えて生活している事自体が大きな変化だからね。

『リン達の存在が決して悪いものではないのは、ここに居る誰もが知っている事だよね。いい刺激になっていて、私は良いとすら思っているよ。
 しかし、やっぱりどの時代にでも良いものを良いと捉えない奴って言うのは居るもんだ。
 今回の問題は、まだ小さいものだがそれが大きくなるのも時間の問題だと思っているよ。
 私はその問題にこの一家が巻き込まれるのだけは嫌なんだよね。
でも、このままいくと巻き込まれる可能性がありそうなんだよね。
て言うか...多分飛び込んで行きそうなんだよね...。』

神様の言葉に私達一家の事を知る彼らは、誰一人として否定をしなかった。
正確に言うと否定できなかったのだ。

『ここにいるメンバーからして、一家の命の危険が生じるような事はないと思ってるけど注意だけはしてね。
 あと、黒幕は私でもいまいちわからないんだ。探りはするけど君達にも協力してもらわないと難しいかもしれないね。
 あと、注意しておくよ。リンに無理に魔力のコントロールをさせない方がいいよ。』

この言葉に響めきがおきる。
特にドラしゃんは食い入る様に神様を見つめていた。
神様は真剣な表情で話を続ける。

『リンの魔力値は無限。つまり底がないんだよね。それを考えると...無理にコントロールさせようとすると体が追いつかないよ。
下手したら暴走するかもね。
リンの気持ちのまま魔力を使わせる方が逆に安全だよ。魔法は教えなくてもあの子は本能的に知っているから大丈夫だよ。
 教えるなら使いどきと対象を教えてあげる方がいいかなぁ?
今は幼いからそうでもないけど、大きくなったら君達が束になって闘ってもリンには勝てないね。
じゃーそう言う事で私は帰るね。後よろしく!』

神様は自分が言いたい事を一通り伝えるとそそくさと消えていった。

その場に残ったメンバーは頭を抱えながら神様の言葉の整理をしていきながら、神様の出現といらん話しで脱線した話し合いを一度戻す事にした。

「と、とりあえずだ。リンの事はフレアに任せて話を戻すとするか?」

ムキじぃーちゃんの言葉にドラしゃん以外の皆は"そうだなぁ"と言って切り替える。

ドラしゃんのみもやもやしていたが...そこは放置の方向で話の続きをする事にした。

「とりあえず、子供達を連れて外での訓練はしばらく延期だね。
 兵士達とムキファー、ロドムカ、ラディミール、カシムが交代で近辺の見廻りと調査を継続。
 他の街や村の聞き込みと調査も継続でどうだい?」

ルミばぁーちゃんが周りにそう話を振った。

「でしたら...私の方でも他の森に住むエルフやハーフエルフ達にも協力を仰いで見ます。
他人事ではなさそうな話になりそうなので。」

ラミィお兄ちゃんが付け足しで助言をする。

「なら、俺も仲間のドワーフ達に連絡してみるわい。あと、昔の仲間や知り合いにも少し探りを入れてみるとするわ。」

ドムじぃーちゃんもそう進言する。

「なら、俺たちも獣人族にそれとなく探りを入れてみるとするか。なぁー?カシム。」

ラディじぃーちゃんがそう言うとカシムじぃーちゃんが頷く。

『では、とりあえず各自で出来る事をして、情報を集め行きましょうか。
新たな情報が集まり次第また話し合いをしましょう。
街の結界の心配は必要ないです。この世で強力な物にしてありますから。
 あと、住人が増えると思いますので住居の建設もお願いします。
食料品は菜園で...あっ!』

ドラしゃんが菜園の話をしようとした時だった。ある事を思い出したのだ。
ドラしゃんの様子に皆は不思議そうする。

「どうしたんだい?何かあったのかい?」

ルミばぁーちゃんがそうドラしゃんに尋ねるとドラしゃんが少し悩みながらも話し出す。
 
『忘ておきたかったが、...そうもいかないので話しておきます。
リンお嬢様がまたもやらかして下さいました。
 菜園周囲に異世界の草花や木々を生やされまして、【大聖霊】達の協力にて花園館を作成しております。
 あと、そこには見慣れない植物が...。多分ですが新種の【大聖霊】の花が植っています。まだ蕾ですので開花はまだかと思いたいです。....。』

ドラしゃんの言葉にその場に居る全員の顎が外れんばかりに口が開かれたのは...あえていうまでもなく、想像できるだろう...。

『王には一応説明済みです。様子を見る様にとの事です。
花園館の植物はそこから外に持ち出し厳禁ですので特別に別の結界を張っています。』

そうドラしゃんが付け足して説明し終えても誰も何も言えなかった。
何から突っ込んで行けばいいのかわからないからだ。

そんな彼らの心情を察しながらもドラしゃんは言葉を続けた。

『時間があれば見に行ってみるといい。花園館は外からも見れる設計になっているからな。
入るには特別な許可がいるから誰ばりは入る事ができないがね。
 あと、新しい【大聖霊】が産まれたらまた報告するよにする。』

ドラしゃんもそれ以上は私について何も言えなくなった。

『あと、食料品についてだが。【大聖霊】の皆様方が協力して下さり菜園のスペースが広かった。
 しかも植えれる物の種類も増えるそうだ。
今後何を植えるかどの程度収穫できるかは、彼らと旦那様達にお任せとなる。あとは、肉類や乳製品類をどうするかが問題だが...まずは保留でも大丈夫かと思う。私からは以上だ。』

ドラしゃんがそう言い切ると静かな沈黙が続いた。
皆それぞれ自分達の中で全ての内容を整理中だからだ。

「聞いてもいいかい?」

ルミばぁーちゃんがいつもと違う声量で遠慮がちにドラしゃんに質問する。

『どうぞ。』

ドラしゃんは既に腹を括っていた。
どんな質問が来てもいい様にだ。

「【新しい大聖霊】ってなんだい?害はあるのかい?」

やはりその質問か...。ドラしゃんは溜息を吐いて質問に答えた。
どうやら他の皆も気になっている様だからだ。

『他の【大聖霊】やお嬢様の反応からして害はない様です。【新しい大聖霊】って言うのは言葉通りです。
 現在、お嬢様が契約されている【大聖霊】の皆様が言うには、彼らが知る【大聖霊】とは異なる気配だそうです。』

その言葉を聞いて皆の胃が更に痛くなったのは言うまでもない。

「では、今後もその様な事が起こる事があるのですか?」

ラミィお兄ちゃんは胃を押さえながら確認するとドラしゃんからは遠慮なく返事が返ってきた。

『それに関しては私でも分かりません。お嬢様次第となりますね。』

ますます胃が痛くなって来ている様で皆の顔色が悪くなっていく。

『彼らが言うにはお嬢様の魔力はこの世界に良い影響を与えているのは間違いないらしい。
お嬢様が魔力を使えば使う程、彼らの力も回復するそうだ。
 しかし、その分私らにかかる負担はそれなりにありそうだが、一時的な物なので耐えろと言われた。』

リビングはすでにお通夜状態となっていた。
ドラしゃんも話をしていて気が滅入っていく。

「しかし、どえらいお嬢ちゃんだったんだなぁー。可愛いのに...。
でも...あの子が平和そうなら大丈夫なんだろう?
ならあのお嬢ちゃんに任せるしかないわなぁー。
後の尻拭いは俺たちでするしかないだろう?なら諦めるしかないなぁ~。」

ラディじぃーちゃんがそう言うと他のメンバーも同じ意見なのか静かに頷く。

「基本はドラゴン殿が側にいるのであったらお任せとなるな。
 あとは、トラブル内容で各担当者で対応するしかないだろうし、俺たちが状況に慣れるしかないだろうな。」

カシムじぃーちゃんがそう言うと全員が大きな溜息を吐いた。
もうこれ以上話をすると胃に穴があきそつなので、この話し合いは幕を閉じたのだった。

結果的には解決策はなかったようだ。












ドラしゃん:
困りました。

ルミばぁーちゃん:
確かに。なんで、こうも次から次へと問題が起きるんだい?

ムキじぃーちゃん:
凄いよな。俺たちより数倍若いのに、やる事えげつないよなぁー_:(´ཀ`」 ∠):

ラミィお兄ちゃん:
小さい内だけなら、良いんですけどね
(>人<;)

ドムじぃーちゃん:
えっ?小さい内だけだろう?(・Д・)

ロドじぃーちゃん:
いや。多分大きくなっても、変わらん気がするぞ( ゚д゚)

ラディーミル:
それは、やばいだろう∑(゚Д゚)

カシム:
色んな意味で危ないですねʅ(◞‿◟)ʃ

ドラしゃん:
お嬢様が平和でしたら、周りが平和になると思えば安い物だ。
私らの胃の痛みなんぞ....。

全員:
:(;゙゚'ω゚'):。゚(゚´Д`゚)゚。_:(´ཀ`」 ∠):

リン:
???
皆んなどうしたのかなぁ?
あっ?!
皆んな次回も見てね^ ^












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