62 / 219
第三章 発展〜街から小さな国へ〜
3-12 季節もの 餅つき大会
しおりを挟む
正月ネタをもう一つお届けします^ ^
~餅つき大会?!~
元旦は大人達が二日酔いに終わった為、餅つきができなかった。
その為、翌日。1月2日に餅つきを行う事になったのだ。
臼と杵はドラしゃんがお父さんから聞き出して、作成した物を使用する事にした。
餅米は日本から神様がお取り寄せしてくれて、お母さんとルミばぁーちゃんが蒸してくれた。
もちろんだがつきたての餅とお酒を神様にもお供えする事を条件に今回色々協力をしてくれたのだった。
リン:
今日、モチちゅきしゅるの?
アキ:
そうみたいだよ?お母さんが餅の元を用意してたよ^ ^
リン:
やったぁー!
アキ:
昨日できなかったから、楽しみだよね♪
ドラしゃんとムキじぃーちゃん以外の大人達:
_:(´ཀ`」 ∠):すみません
ドラ:
お嬢様。坊っちゃま。大人になっても昨日みたいな、大人達の様にはなってはいけませんよ^ ^
ムキ:
酒は飲んで飲まれるなだなぁ。
大人の酒の嗜みを覚えないとなぁー。
リン:
???
アキ:
???
ドラ:
大人になった時に、美味しいお酒の飲み方を教えますね^ ^
ユイ:
あのー、もう少しで餅米出来上がります...。
ムキ:
おっ?!
よし!こっちの準備はできてるぞ!
家の外で餅つきの準備をしていた。
ムキじぃーちゃんとドラしゃん以外の大人達はまだお酒が抜けきっていないのか覇気がなく心なしか顔色も優れなかった。
しかし、せっかくの正月行事をすると決めて、初日から碌に出来ていないので、今日の餅つきは何がなんでもやる気だった。
何より、私とお兄ちゃんが嬉しそうにしている姿を見ていたらしないわけにはいかなかったのだ。
ドム:
いったい、どうやって餅つきって言うのをするんだ?
ロド:
俺も初めて見るなぁー!
ラミ:
お米からどの様な物ができるのか楽しみですね^ ^
ルミ:
私も知らないね。ムキファーは知ってるんだろう?
ムキ:
もちろんだ。昔、よくやってたよ。
ユウ:
私もできますよ。子供の頃よく家でしてましたから^ ^
ユイ:
では、まず私とお父さんで御手本を見せましょうか?
ドラ:
そうですね。お願いできますか?
ユイ:
大丈夫ですよ^ ^
その為、沢山餅米用意してますから^ ^
リン:
モチ^ ^
アキ:
楽しみだね^ ^
第一陣の餅米が無事に蒸し上がった。
お母さんが臼に蒸し上がった餅米を入れた。
私とお兄ちゃんは、ドラしゃんお手製の移動様椅子に座らされて、餅つきを見る事になった。
ユイ:
じぁー、お父さんよろしくて?
ユウ:
あー。いいよ!
ユイ:
では、お願いします。
ユウ:
ハイ!ペッタン!
ユイ:
ハイ!モチャ!
ユウ:
ハイ!ペッタン!
ユイ:
ハイ!モチャ!
お父さんとお母さんの息のあった餅つきを、皆んなは感心して見ていた。
ロド:
凄いなぁー!息のあったやり取りじゃないか!
ドム:
タイミングが合わないと、餅を返す手を打ちそうだなぁ...。
ルミ:
凄いじゃないかい。あんな粒が、滑らかなモノに変わっているじゃないかい。
ラミ:
不思議ですね。しかし、彼らの世界は凄いですね。
この世界にもこの様な文化があれば、良いですね。
ドラ:
確かに。彼らの世界の文化は、ある意味で私達も見習わないといけませんね。
良いものは、今後も取り入れていくのもよろしいかもしれませんね^ ^
リン:
(*⁰▿⁰*)なら、りゃいねんもしようね^ ^
アキ:
毎年しよう!
ユイ:
じぁー、餅米を作らないとね^ ^
ユウ:
大変だなぁー(^_^;)
でも、毎年できたら楽しいよね^ ^
ワイワイ話しながらも、お父さんとお母さんの手は止まらなかった。
あっという間に、第一陣の餅が完成したのだった。
もちろんだが、最初のつきたて餅はドラしゃんに託して、神様にお酒と一緒に奉納となった。
お父さんとお母さんのやり方を見て、ムキじぃーちゃん、ロドじぃーちゃんが次の餅の付き手を名乗り出たのだった。
ロド:
よし!俺もやるぞ!
ムキ:
なら、ワシが餅を返してやるよ!
空になった臼に、ルミばぁーちゃんが次の餅米を入れた。
すると、上半身裸になったロドじぃーちゃんが杵を片手で持ち、臼の前に立ったのだった。
ロド:
ヨシ!いいか?ムキファー!
ムキ:
おう!かかってこい!
ユイ:
ちょっ!ちょっとまって!
そんなに力入れて叩こうとしないでぇー!!!
ロドじぃーちゃんが、杵を振り下ろそうとした時、お母さんが叫んで止めたのだった。
お母さんの声に反応して、ロドじぃーちゃんは寸前で止めた。
すると、反動の衝撃で臼に薄らとヒビが入ったのだった。
ムキ:
このバカ!!壊す気かぁー!
ロド:
えっ?!加減してるぞ?
ユイ:
あー!臼にヒビが!困るわ!
ロド:
嘘だろう?げぇー!マジかよぉ~。
ルミ:
お前、何をする気だったんだ?
ラミ:
凄い殺気がこもっていたのは気のせいですか?
リン:
じぃーちゃん。。゚(゚´Д`゚)゚。
アキ:
餅つきできなくなるの困ります
(● ˃̶͈̀ロ˂̶͈́)੭ꠥ⁾⁾
ロド:
すまん!こらは、難しいぞぉ~。
ユウ:
普通にして頂けたら大丈夫ですよ?
ドラ:
これだから戦闘バカは困ります。
奥様。臼の方は、修繕可能ですから大丈夫ですよ。
仕方がありません。バカ(力)専用のを出しますね。
ドラしゃんはそう言うと、石?石みたいな素材で作られた臼と杵を出してきた。
ドラ:
これは、そんじょそこらの力では壊れませんよ。
バカ(力)専用のものです。
あなた方は、こちらで餅つきをして下さい。
ドラしゃんが新しく出した臼と杵に、餅米を入れ直して、ロドじぃーちゃんとムキじぃーちゃんは餅つきを再開した。
するとどうでしょう。
木で作られたものと違い、丈夫な為ロドじぃーちゃんが同じ力で振りかぶってもびくともしなかったのだ。
ロド:
おぅ!これはいい!
ムキ:
これなら、力加減考えんでもいけるな。
ロドじぃーちゃん、ムキじぃーちゃんペアの餅つきは、たった5回ついただけで、餅が完成したのだった。
完成した餅は、別の場所でお母さんが形を整えてくれていた。
その間、残っている餅米を全て餅にするべく、バカ(力)専用と普通の臼と杵に分かれて餅つきをする事にした。
ムキじぃーちゃん、ロドじぃーちゃんがバカ(力)専用で。
ラミィお兄ちゃん、ドムじぃーちゃんが普通ので、餅つきをする事にした。
お父さんは監督をして、ルミばぁーちゃんは餅米管理を。
ドラしゃんは、私達の子守りをしながらお母さんの手伝いを。
それぞれ役割分担して、餅つきを楽しんだ。
しまいには、私達より大人達の方が童心に返ったかのように、餅つきを競い出した。
ロドじぃーちゃん、ドムじぃーちゃん、ラミィお兄ちゃん、ルミばぁーちゃんは、初めてする餅つきが本当に楽しかったみたいだ。
ムキじぃーちゃんも久しぶりにして、楽しかったのか皆んな笑顔が溢れていた。
リン:
お正月いいね^ ^
えがおいっぱい^ ^
アキ:
うん^ ^
大量に用意してあった餅米は、ものの数時間で全て餅へと変わっていった。
皆んな休む事なく、餅つきをしていたためだ。
お母さんとドラしゃんだけでは、餅を丸める作業が追いつかず、私とお兄ちゃん以外全員で今度は、餅を丸める作業に取り掛かったのだった。
ここでも競争が勃発したのだ。
丸める作業を誰が1番早く終えるかと言う事になった。
勿論参加したのは、ムキじぃーちゃん、ロドじぃーちゃん、ドムじぃーちゃん、お父さんだ。
ラミィお兄ちゃんは、審判。
お母さんとルミばぁーちゃんとドラしゃんは、丸めた餅を専用のケースに入れて行ったり、食べる準備をする事にしたのだった。
ラミィお兄ちゃんの合図で、勝負開始。
ラミ:
では、皆さん準備はよろしいでしょうか?
ロド・ドム・ムキ・ユウ:
もちろんだ!
ラミ:
位置について。よーい、スタート!
ロド・ドム・ムキ・ユウ:
おーーーー!
ラミィお兄ちゃんの合図で、一斉に餅を丸める出した。
皆んなスピードは早く、餅の塊が次々と小さくなっていったのだった。
ルミ:
なんで男共は、ああやってなんでも競い合うのかねぇ~。
ユイ:
いいじゃないですか。私は、助かりますからありがたいですよ^ ^
ドラ:
ようは子供なんですよ。
子供より、子供ですから仕方がないですよ。
リン:
しゅごい!モチしゃんいっぱい!
アキ:
あんなに早く丸めれるんだ。
ユイ:
リン、アキラ。味っけは何がいい?
リン:
きにゃこ!あと、にょりがいい^ ^
アキラ:
僕も、きな粉と海苔がいい。あと、醤油も欲しい^ ^
ユイ:
任せて^ ^
ルミ:
おや?なんだいそれは?
ユイ:
これ?餅につけて食べるんです^ ^
美味しいですよ^ ^
ドラ:
色んな種類があるんですね?
ユイ:
ええ^ ^
子供達が好きな、砂糖入りの甘いきな粉。
お塩入りのきな粉に、海苔に醤油。
ずんだに、胡麻。粒あんにこしあん。
抹茶に、シナモン。
一応我が家が毎年用意しているものよ
^ ^
好みがあるから、他にも色々味を用意しても良いかもね^ ^
ルミ:
へぇ~。あの白いまま食べるんじゃないんだね。
ユイ:
あのまま食べても美味しいですよ^ ^
でも量があるでしょう?
味を変える事によって、食感とかが変わるから飽きが来ずに食べれる様工夫してるんです^ ^
ドラ:
それは素晴らしいですね^ ^
他にも合いそうな味がないか、色々試すのも宜しいですね^ ^
ユイ:
そうなのよ^ ^
お餅1つでも、味方や食べ方を工夫する事によって、楽しみが増えていいのよ♪
お母さん達が楽しそうに話をしている間に、大量の餅の塊は全て丸められたのだった。
優勝は、ムキじぃーちゃんとロドじぃーちゃん。同時に丸め終えたのだった。
お父さん達の頑張りによって、大量に丸められた餅が完成した。
餅はつきたてが美味しいが、保存が効くので一部は保存する事にした。
保存する餅は、全て地下の食糧庫に保管した。
ある程度色々片付けや準備が終わり、皆んなで餅を食べる事にしたのだった。
ロド:
俺はまずは、普通にこのまま食べるぞ。
ドム:
俺もだな。
ムキ:
ワシは、海苔を巻こうかのう。
ラミ:
私は、抹茶と言うのをかけてみます。
ルミ:
私も初めはこのままで頂こうかね。
ユウ:
私は醤油で。
ユイ:
私は、ずんだで。
リン:
きにゃこ。
アキ:
僕もきな粉で。
ドラ:
では、私もきな粉で頂きますね。
それぞれお皿に、取り分けて実食!
皆んな一口餅を噛むと、目が輝き出した。
そして、一口。また一口と、無言で次々と餅を口の中に入れていったのだった。
ロド:
旨い!なんだこの餅は!
凄い!今まで食べた物の中で1番美味いぞ!
ドム:
歯応えもいい。甘さもあって、美味いぞ!
ルミ:
美味しいね。こんなの初めてだよ。
ラミ:
生きててよかったです。
ムキ:
この味だ。懐かしい。
ドラ:
美味しいですね。こんな食べ物初めてです。
リン:
よかね^ ^
ユウ:
そうだね^ ^
ユイ:
気に入って頂けて良かったわ^ ^
ユウ:
もっと食べて下さい^ ^
色んな味を試して下さい。
皆んなで頑張ってついた餅は、お口にあったようで、大盛況だった。
この日から、結局保存用に保管していた餅も全て1週間で食べ尽くしてしまったのだった。
と言うことは、....。
言うまでもないですが、私とお兄ちゃん。ドラしゃん以外の人は、餅太りをしたのだった。
しかも、お父さん、ロドじぃーちゃん、ムキじぃーちゃん、ドムじぃーちゃん、ラミィお兄ちゃんは、餅つきの余波がでてしばらく筋肉痛で全身が痛くて、寝込む羽目になったのは、想像しなくてもわかって頂けたかと思います。
勿論、この餅つきはこの街の恒例行事となったのは言うまでもない^ ^
ちなみに、餅太りしたメンバーは元の体型に戻るまで1ヶ月程かかったのは、また別のお話で^ ^
皆様も、餅の食べ過ぎは注意して下さいね^ ^
では、良いお年を╰(*´︶`*)╯♡
~餅つき大会?!~
元旦は大人達が二日酔いに終わった為、餅つきができなかった。
その為、翌日。1月2日に餅つきを行う事になったのだ。
臼と杵はドラしゃんがお父さんから聞き出して、作成した物を使用する事にした。
餅米は日本から神様がお取り寄せしてくれて、お母さんとルミばぁーちゃんが蒸してくれた。
もちろんだがつきたての餅とお酒を神様にもお供えする事を条件に今回色々協力をしてくれたのだった。
リン:
今日、モチちゅきしゅるの?
アキ:
そうみたいだよ?お母さんが餅の元を用意してたよ^ ^
リン:
やったぁー!
アキ:
昨日できなかったから、楽しみだよね♪
ドラしゃんとムキじぃーちゃん以外の大人達:
_:(´ཀ`」 ∠):すみません
ドラ:
お嬢様。坊っちゃま。大人になっても昨日みたいな、大人達の様にはなってはいけませんよ^ ^
ムキ:
酒は飲んで飲まれるなだなぁ。
大人の酒の嗜みを覚えないとなぁー。
リン:
???
アキ:
???
ドラ:
大人になった時に、美味しいお酒の飲み方を教えますね^ ^
ユイ:
あのー、もう少しで餅米出来上がります...。
ムキ:
おっ?!
よし!こっちの準備はできてるぞ!
家の外で餅つきの準備をしていた。
ムキじぃーちゃんとドラしゃん以外の大人達はまだお酒が抜けきっていないのか覇気がなく心なしか顔色も優れなかった。
しかし、せっかくの正月行事をすると決めて、初日から碌に出来ていないので、今日の餅つきは何がなんでもやる気だった。
何より、私とお兄ちゃんが嬉しそうにしている姿を見ていたらしないわけにはいかなかったのだ。
ドム:
いったい、どうやって餅つきって言うのをするんだ?
ロド:
俺も初めて見るなぁー!
ラミ:
お米からどの様な物ができるのか楽しみですね^ ^
ルミ:
私も知らないね。ムキファーは知ってるんだろう?
ムキ:
もちろんだ。昔、よくやってたよ。
ユウ:
私もできますよ。子供の頃よく家でしてましたから^ ^
ユイ:
では、まず私とお父さんで御手本を見せましょうか?
ドラ:
そうですね。お願いできますか?
ユイ:
大丈夫ですよ^ ^
その為、沢山餅米用意してますから^ ^
リン:
モチ^ ^
アキ:
楽しみだね^ ^
第一陣の餅米が無事に蒸し上がった。
お母さんが臼に蒸し上がった餅米を入れた。
私とお兄ちゃんは、ドラしゃんお手製の移動様椅子に座らされて、餅つきを見る事になった。
ユイ:
じぁー、お父さんよろしくて?
ユウ:
あー。いいよ!
ユイ:
では、お願いします。
ユウ:
ハイ!ペッタン!
ユイ:
ハイ!モチャ!
ユウ:
ハイ!ペッタン!
ユイ:
ハイ!モチャ!
お父さんとお母さんの息のあった餅つきを、皆んなは感心して見ていた。
ロド:
凄いなぁー!息のあったやり取りじゃないか!
ドム:
タイミングが合わないと、餅を返す手を打ちそうだなぁ...。
ルミ:
凄いじゃないかい。あんな粒が、滑らかなモノに変わっているじゃないかい。
ラミ:
不思議ですね。しかし、彼らの世界は凄いですね。
この世界にもこの様な文化があれば、良いですね。
ドラ:
確かに。彼らの世界の文化は、ある意味で私達も見習わないといけませんね。
良いものは、今後も取り入れていくのもよろしいかもしれませんね^ ^
リン:
(*⁰▿⁰*)なら、りゃいねんもしようね^ ^
アキ:
毎年しよう!
ユイ:
じぁー、餅米を作らないとね^ ^
ユウ:
大変だなぁー(^_^;)
でも、毎年できたら楽しいよね^ ^
ワイワイ話しながらも、お父さんとお母さんの手は止まらなかった。
あっという間に、第一陣の餅が完成したのだった。
もちろんだが、最初のつきたて餅はドラしゃんに託して、神様にお酒と一緒に奉納となった。
お父さんとお母さんのやり方を見て、ムキじぃーちゃん、ロドじぃーちゃんが次の餅の付き手を名乗り出たのだった。
ロド:
よし!俺もやるぞ!
ムキ:
なら、ワシが餅を返してやるよ!
空になった臼に、ルミばぁーちゃんが次の餅米を入れた。
すると、上半身裸になったロドじぃーちゃんが杵を片手で持ち、臼の前に立ったのだった。
ロド:
ヨシ!いいか?ムキファー!
ムキ:
おう!かかってこい!
ユイ:
ちょっ!ちょっとまって!
そんなに力入れて叩こうとしないでぇー!!!
ロドじぃーちゃんが、杵を振り下ろそうとした時、お母さんが叫んで止めたのだった。
お母さんの声に反応して、ロドじぃーちゃんは寸前で止めた。
すると、反動の衝撃で臼に薄らとヒビが入ったのだった。
ムキ:
このバカ!!壊す気かぁー!
ロド:
えっ?!加減してるぞ?
ユイ:
あー!臼にヒビが!困るわ!
ロド:
嘘だろう?げぇー!マジかよぉ~。
ルミ:
お前、何をする気だったんだ?
ラミ:
凄い殺気がこもっていたのは気のせいですか?
リン:
じぃーちゃん。。゚(゚´Д`゚)゚。
アキ:
餅つきできなくなるの困ります
(● ˃̶͈̀ロ˂̶͈́)੭ꠥ⁾⁾
ロド:
すまん!こらは、難しいぞぉ~。
ユウ:
普通にして頂けたら大丈夫ですよ?
ドラ:
これだから戦闘バカは困ります。
奥様。臼の方は、修繕可能ですから大丈夫ですよ。
仕方がありません。バカ(力)専用のを出しますね。
ドラしゃんはそう言うと、石?石みたいな素材で作られた臼と杵を出してきた。
ドラ:
これは、そんじょそこらの力では壊れませんよ。
バカ(力)専用のものです。
あなた方は、こちらで餅つきをして下さい。
ドラしゃんが新しく出した臼と杵に、餅米を入れ直して、ロドじぃーちゃんとムキじぃーちゃんは餅つきを再開した。
するとどうでしょう。
木で作られたものと違い、丈夫な為ロドじぃーちゃんが同じ力で振りかぶってもびくともしなかったのだ。
ロド:
おぅ!これはいい!
ムキ:
これなら、力加減考えんでもいけるな。
ロドじぃーちゃん、ムキじぃーちゃんペアの餅つきは、たった5回ついただけで、餅が完成したのだった。
完成した餅は、別の場所でお母さんが形を整えてくれていた。
その間、残っている餅米を全て餅にするべく、バカ(力)専用と普通の臼と杵に分かれて餅つきをする事にした。
ムキじぃーちゃん、ロドじぃーちゃんがバカ(力)専用で。
ラミィお兄ちゃん、ドムじぃーちゃんが普通ので、餅つきをする事にした。
お父さんは監督をして、ルミばぁーちゃんは餅米管理を。
ドラしゃんは、私達の子守りをしながらお母さんの手伝いを。
それぞれ役割分担して、餅つきを楽しんだ。
しまいには、私達より大人達の方が童心に返ったかのように、餅つきを競い出した。
ロドじぃーちゃん、ドムじぃーちゃん、ラミィお兄ちゃん、ルミばぁーちゃんは、初めてする餅つきが本当に楽しかったみたいだ。
ムキじぃーちゃんも久しぶりにして、楽しかったのか皆んな笑顔が溢れていた。
リン:
お正月いいね^ ^
えがおいっぱい^ ^
アキ:
うん^ ^
大量に用意してあった餅米は、ものの数時間で全て餅へと変わっていった。
皆んな休む事なく、餅つきをしていたためだ。
お母さんとドラしゃんだけでは、餅を丸める作業が追いつかず、私とお兄ちゃん以外全員で今度は、餅を丸める作業に取り掛かったのだった。
ここでも競争が勃発したのだ。
丸める作業を誰が1番早く終えるかと言う事になった。
勿論参加したのは、ムキじぃーちゃん、ロドじぃーちゃん、ドムじぃーちゃん、お父さんだ。
ラミィお兄ちゃんは、審判。
お母さんとルミばぁーちゃんとドラしゃんは、丸めた餅を専用のケースに入れて行ったり、食べる準備をする事にしたのだった。
ラミィお兄ちゃんの合図で、勝負開始。
ラミ:
では、皆さん準備はよろしいでしょうか?
ロド・ドム・ムキ・ユウ:
もちろんだ!
ラミ:
位置について。よーい、スタート!
ロド・ドム・ムキ・ユウ:
おーーーー!
ラミィお兄ちゃんの合図で、一斉に餅を丸める出した。
皆んなスピードは早く、餅の塊が次々と小さくなっていったのだった。
ルミ:
なんで男共は、ああやってなんでも競い合うのかねぇ~。
ユイ:
いいじゃないですか。私は、助かりますからありがたいですよ^ ^
ドラ:
ようは子供なんですよ。
子供より、子供ですから仕方がないですよ。
リン:
しゅごい!モチしゃんいっぱい!
アキ:
あんなに早く丸めれるんだ。
ユイ:
リン、アキラ。味っけは何がいい?
リン:
きにゃこ!あと、にょりがいい^ ^
アキラ:
僕も、きな粉と海苔がいい。あと、醤油も欲しい^ ^
ユイ:
任せて^ ^
ルミ:
おや?なんだいそれは?
ユイ:
これ?餅につけて食べるんです^ ^
美味しいですよ^ ^
ドラ:
色んな種類があるんですね?
ユイ:
ええ^ ^
子供達が好きな、砂糖入りの甘いきな粉。
お塩入りのきな粉に、海苔に醤油。
ずんだに、胡麻。粒あんにこしあん。
抹茶に、シナモン。
一応我が家が毎年用意しているものよ
^ ^
好みがあるから、他にも色々味を用意しても良いかもね^ ^
ルミ:
へぇ~。あの白いまま食べるんじゃないんだね。
ユイ:
あのまま食べても美味しいですよ^ ^
でも量があるでしょう?
味を変える事によって、食感とかが変わるから飽きが来ずに食べれる様工夫してるんです^ ^
ドラ:
それは素晴らしいですね^ ^
他にも合いそうな味がないか、色々試すのも宜しいですね^ ^
ユイ:
そうなのよ^ ^
お餅1つでも、味方や食べ方を工夫する事によって、楽しみが増えていいのよ♪
お母さん達が楽しそうに話をしている間に、大量の餅の塊は全て丸められたのだった。
優勝は、ムキじぃーちゃんとロドじぃーちゃん。同時に丸め終えたのだった。
お父さん達の頑張りによって、大量に丸められた餅が完成した。
餅はつきたてが美味しいが、保存が効くので一部は保存する事にした。
保存する餅は、全て地下の食糧庫に保管した。
ある程度色々片付けや準備が終わり、皆んなで餅を食べる事にしたのだった。
ロド:
俺はまずは、普通にこのまま食べるぞ。
ドム:
俺もだな。
ムキ:
ワシは、海苔を巻こうかのう。
ラミ:
私は、抹茶と言うのをかけてみます。
ルミ:
私も初めはこのままで頂こうかね。
ユウ:
私は醤油で。
ユイ:
私は、ずんだで。
リン:
きにゃこ。
アキ:
僕もきな粉で。
ドラ:
では、私もきな粉で頂きますね。
それぞれお皿に、取り分けて実食!
皆んな一口餅を噛むと、目が輝き出した。
そして、一口。また一口と、無言で次々と餅を口の中に入れていったのだった。
ロド:
旨い!なんだこの餅は!
凄い!今まで食べた物の中で1番美味いぞ!
ドム:
歯応えもいい。甘さもあって、美味いぞ!
ルミ:
美味しいね。こんなの初めてだよ。
ラミ:
生きててよかったです。
ムキ:
この味だ。懐かしい。
ドラ:
美味しいですね。こんな食べ物初めてです。
リン:
よかね^ ^
ユウ:
そうだね^ ^
ユイ:
気に入って頂けて良かったわ^ ^
ユウ:
もっと食べて下さい^ ^
色んな味を試して下さい。
皆んなで頑張ってついた餅は、お口にあったようで、大盛況だった。
この日から、結局保存用に保管していた餅も全て1週間で食べ尽くしてしまったのだった。
と言うことは、....。
言うまでもないですが、私とお兄ちゃん。ドラしゃん以外の人は、餅太りをしたのだった。
しかも、お父さん、ロドじぃーちゃん、ムキじぃーちゃん、ドムじぃーちゃん、ラミィお兄ちゃんは、餅つきの余波がでてしばらく筋肉痛で全身が痛くて、寝込む羽目になったのは、想像しなくてもわかって頂けたかと思います。
勿論、この餅つきはこの街の恒例行事となったのは言うまでもない^ ^
ちなみに、餅太りしたメンバーは元の体型に戻るまで1ヶ月程かかったのは、また別のお話で^ ^
皆様も、餅の食べ過ぎは注意して下さいね^ ^
では、良いお年を╰(*´︶`*)╯♡
20
あなたにおすすめの小説
万物争覇のコンバート 〜回帰後の人生をシステムでやり直す〜
黒城白爵
ファンタジー
異次元から現れたモンスターが地球に侵攻してくるようになって早数十年。
魔力に目覚めた人類である覚醒者とモンスターの戦いによって、人類の生息圏は年々減少していた。
そんな中、瀕死の重体を負い、今にもモンスターに殺されようとしていた外神クロヤは、これまでの人生を悔いていた。
自らが持つ異能の真価を知るのが遅かったこと、異能を積極的に使おうとしなかったこと……そして、一部の高位覚醒者達の横暴を野放しにしてしまったことを。
後悔を胸に秘めたまま、モンスターの攻撃によってクロヤは死んだ。
そのはずだったが、目を覚ますとクロヤは自分が覚醒者となった日に戻ってきていた。
自らの異能が構築した新たな力〈システム〉と共に……。
猫好きのぼっちおじさん、招かれた異世界で気ままに【亜空間倉庫】で移動販売を始める
遥風 かずら
ファンタジー
【HOTランキング1位作品(9月2週目)】
猫好きを公言する独身おじさん麦山湯治(49)は商売で使っているキッチンカーを車検に出し、常連カードの更新も兼ねていつもの猫カフェに来ていた。猫カフェの一番人気かつ美人トラ猫のコムギに特に好かれており、湯治が声をかけなくても、自発的に膝に乗ってきては抱っこを要求されるほどの猫好き上級者でもあった。
そんないつものもふもふタイム中、スタッフに信頼されている湯治は他の客がいないこともあって、数分ほど猫たちの見守りを頼まれる。二つ返事で猫たちに温かい眼差しを向ける湯治。そんな時、コムギに手招きをされた湯治は細長い廊下をついて歩く。おかしいと感じながら延々と続く長い廊下を進んだ湯治だったが、コムギが突然湯治の顔をめがけて引き返してくる。怒ることのない湯治がコムギを顔から離して目を開けると、そこは猫カフェではなくのどかな厩舎の中。
まるで招かれるように異世界に降り立った湯治は、好きな猫と一緒に生きることを目指して外に向かうのだった。
異世界へ行って帰って来た
バルサック
ファンタジー
ダンジョンの出現した日本で、じいさんの形見となった指輪で異世界へ行ってしまった。
そして帰って来た。2つの世界を往来できる力で様々な体験をする神須勇だった。
若返ったオバさんは異世界でもうどん職人になりました
mabu
ファンタジー
聖女召喚に巻き込まれた普通のオバさんが無能なスキルと判断され追放されるが国から貰ったお金と隠されたスキルでお店を開き気ままにのんびりお気楽生活をしていくお話。
なるべく1日1話進めていたのですが仕事で不規則な時間になったり投稿も不規則になり週1や月1になるかもしれません。
不定期投稿になりますが宜しくお願いします🙇
感想、ご指摘もありがとうございます。
なるべく修正など対応していきたいと思っていますが皆様の広い心でスルーして頂きたくお願い致します。
読み進めて不快になる場合は履歴削除をして頂けると有り難いです。
お返事は何方様に対しても控えさせて頂きますのでご了承下さいます様、お願い致します。
氷河期世代のおじさん異世界に降り立つ!
本条蒼依
ファンタジー
氷河期世代の大野将臣(おおのまさおみ)は昭和から令和の時代を細々と生きていた。しかし、工場でいつも一人残業を頑張っていたがとうとう過労死でこの世を去る。
死んだ大野将臣は、真っ白な空間を彷徨い神様と会い、その神様の世界に誘われ色々なチート能力を貰い異世界に降り立つ。
大野将臣は異世界シンアースで将臣の将の字を取りショウと名乗る。そして、その能力の錬金術を使い今度の人生は組織や権力者の言いなりにならず、ある時は権力者に立ち向かい、又ある時は闇ギルド五竜(ウーロン)に立ち向かい、そして、神様が護衛としてつけてくれたホムンクルスを最強の戦士に成長させ、昭和の堅物オジサンが自分の人生を楽しむ物語。
異世界に転移したら、孤児院でごはん係になりました
雪月夜狐
ファンタジー
ある日突然、異世界に転移してしまったユウ。
気がつけば、そこは辺境にある小さな孤児院だった。
剣も魔法も使えないユウにできるのは、
子供たちのごはんを作り、洗濯をして、寝かしつけをすることだけ。
……のはずが、なぜか料理や家事といった
日常のことだけが、やたらとうまくいく。
無口な男の子、甘えん坊の女の子、元気いっぱいな年長組。
個性豊かな子供たちに囲まれて、
ユウは孤児院の「ごはん係」として、毎日を過ごしていく。
やがて、かつてこの孤児院で育った冒険者や商人たちも顔を出し、
孤児院は少しずつ、人が集まる場所になっていく。
戦わない、争わない。
ただ、ごはんを作って、今日をちゃんと暮らすだけ。
ほんわか天然な世話係と子供たちの日常を描く、
やさしい異世界孤児院ファンタジー。
【12月末日公開終了】有能女官の赴任先は辺境伯領
たぬきち25番
恋愛
辺境伯領の当主が他界。代わりに領主になったのは元騎士団の隊長ギルベルト(26)
ずっと騎士団に在籍して領のことなど右も左もわからない。
そのため新しい辺境伯様は帳簿も書類も不備ばかり。しかも辺境伯領は王国の端なので修正も大変。
そこで仕事を終わらせるために、腕っぷしに定評のあるギリギリ貴族の男爵出身の女官ライラ(18)が辺境伯領に出向くことになった。
だがそこでライラを待っていたのは、元騎士とは思えないほどつかみどころのない辺境伯様と、前辺境伯夫妻の忘れ形見の3人のこどもたち(14歳男子、9歳男子、6歳女子)だった。
仕事のわからない辺境伯を助けながら、こどもたちの生活を助けたり、魔物を倒したり!?
そしていつしか、ライラと辺境伯やこどもたちとの関係が変わっていく……
※お待たせしました。
※他サイト様にも掲載中
優の異世界ごはん日記
風待 結
ファンタジー
月森優はちょっと料理が得意な普通の高校生。
ある日、帰り道で謎の光に包まれて見知らぬ森に転移してしまう。
未知の世界で飢えと恐怖に直面した優は、弓使いの少女・リナと出会う。
彼女の導きで村へ向かう道中、優は「料理のスキル」がこの世界でも通用すると気づく。
モンスターの肉や珍しい食材を使い、異世界で新たな居場所を作る冒険が始まる。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる