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第五章〜私達兄妹は冒険者になります〜
5-54 特別編 ガジム国王編①
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これはある日の出来事。
まだ、私とお兄ちゃんが幼い頃にあったことをふと思い出したのでお話するね。
元々私達は、この世界にある一つの国の端の方にある町の一つに住んでいた。
最初こそは私達家族だけで住んでいたんだけど、あれよあれよという間に住人が増えて、気づいたときには町から街にしないといけないような状況になっていた。
そこで、街にするぐらいならいっそうのこと新たな国を作った方がいいのでは?という話がでて、新たな国を作った。
作ったんだけど、国にするならそれを支える大きな街が必要だと言うことになり、国の四方に新たに街を作って同盟国との窓口になるようにした。
どうにか国として本格的に稼働し出した時のこと。
王様の所の息子が二人私達の街に来ている事を知った同盟国の国王達が自分達の子供を私達の街に連れて来たのだ。
しかもここにいる人達みんな年齢様々。
見た目めちゃくちゃ若いのにえっ?!!こんな大きな子供がいるの?っていうのもあれば、えっ?!!その見た目でこんなに幼い子供もいるの?!!って言うのまで。
てか、皆さん結婚してたんですねって言うのが私とお兄ちゃんの素直な感想だった。
同盟国の国王様は、どの人もクセのある人ばかりだから独身もしくは恋人がいるのかなぁ?ってぐらいしか思っていなかったんだけど...。
が、ちゃんと結婚して子供までいたのにかなりの衝撃を受けたのは...失礼かな??
しかも彼らが連れてきた子供達はあの王子二人とは大違いなのにもまた衝撃を受けた。
(私の中では王子=クソ生意気なヤツってなっちゃってるのよね。)
まずファイン国王の子供は全員で十五人いて、奥さんは三人いるとの事だ。
(三人だよ!しかもどの人も超ーーー美人なの!)
ファイン国王の治めるファールト王国は一夫多妻制の国だから奥さんが複数いるのは普通らしい。
しかし...十五人って...。
一番上の子供が十八歳で末の子が二歳。
皆んな品がある上に気さくで、腰の低い人達ばかりなの。
(えっ?!本当に王族なの?!!って感じただったよ。)
次にガジム国王の子供だ。
ガジム国王の子供は全部で二十人で、ガジム国王の奥さんはいまの奥さんで四人目との事。
一人目の奥さんはガジム国王が十一歳の時に十歳のお嫁さんが嫁いできたんだって。やばくない??
一人目の子供を十二歳で産んで産後のひだちがわるくそなまま亡くなったそうです。
二人目の奥さんはガジム国王が十五歳の時に嫁いできた人で、ガジム国王との間に三人の子供を産んだのち流行病で亡くなったんだって。
三人目の奥さんはガジム国王が二十歳の時に嫁いで来て、六人の子供を産んだのだが他に思っ人ができて離婚したそうなの。
もう結婚するのをやめようと思ったのだが、あるパーティーで知り合った今の奥さんと仲良くなり結婚したんだって。
その奥さんとの間に十人の子供ができて、まだ奥さんのお腹の中には子供がいるとの事。
そしてその奥さんは今までの前妻達が産んだ子供も分け隔てなく大事に育てているという素晴らしい奥さんなのだ。
煌びやかっていうより肝っ玉かぁーちゃんって言う言葉がしっくりくる感じの女性なの。
ガジム国王の子供は、長男は内気な性格なのに見た目はガジム国王そっくり。
次男は綺麗な顔立ちなのに性格がガジム国王そっくりなの。
他の子供達もそれぞれの奥さんとガジム国王の良いところ取りした感じのいい子達ばかり。
奥さんのお腹の中にいる子を除いて最年少が一歳になったばかりの娘っていうのにも驚いたけどね。
顔がガジム国王そっくりなのが少し残念...な気がするのだが、女の子はお父さんに似ると美人に育つという言葉があるので大丈夫だろうと思うことにした。
最後にサイスン国王の子供なのだが...。
まず、サイスン国王が結婚していることに驚いた。
見た目が女性みたいなので、お嫁に来る人は大変だなぁ~と思っていたから独身なのだと勝手に考えていたからだ。
しかも連れてきた子供は皆んなモデルさんみたいに綺麗な人達ばかり。
髪もサラサラでお肌も艶々。
同じ人間とは思えない美しさなの。
サイスン国王の子供は全員で六人で、まだ二人の奥さんのお腹に子供がいるとの事。
サイスン国王の所も一夫多妻制なのだが、居ても二人までなのだとか。
ファイン国王所と違って正妻や側室というのがなく、二人とも正妻なのだとか。
大人の事情なので詳しい事はその当時はわからなかったが、今思えばどの国王も凄いとしか言えない。
しかもどの国王の子供達も皆んな上品で一般人の私達に対しても丁寧な対応をしてくれなので私とお兄ちゃんの中では彼らの株はかなり高くって、あの二人の王子の株がただ下がりしたのはいうまでもない。
王族と言うだけで皆があの王子みたいな感じなのだと勝手に思っていた自分達が恥ずかしかった。
同盟国の国王達からそれぞれの子供達を紹介されてからというもの定期的に文のやりとりをしている。
時々街を出ることができない私やお兄ちゃんの代わりに街に会いにきてくれたりもした。
そして、自分達の国について情報交換したり、街でとれた作物の提供や料理でのおもてなしなど交流をしっかりしている。
子供達だけで来ることもあればそれぞれの母親も付き添いで来ることもあった。
もちろんその都度、彼らの対応をするのは私とお兄ちゃん。
保護者達ももちろん対応はしてはいるが、メインで対応していたのは私とお兄ちゃんだ。
なぜなら子供達の交流会だからだ。
しかし、相手は王族。
何より私があの王子二人に対するみたいな対応をとっては...と思ったようだ。
両親は不安な面持ちだったが、私もバカではない。
私は幼いながらも相手に合わせて対応をとっているのでそこは心配ない。
丁寧な対応とる相手にはそれに合わせた対応をとっている事に気付いた両親達は必要最小だけのかかりにとどめて他は私達に任せてくれる様になった。
彼らとの交流は大きくなった今でも続いているし、街に来ることは減ったが、手紙のやり取りはずっと続いている。
しかも全員と。
歳なんて関係なかった。
こればかりは相性なのだろう。
紹介してくれた全員と絶え間なく交流が続けてれるのが奇跡に近いと保護者全員に言われたけどね。
しかし、今でも思うのだけど同盟国の国王達が自分たちの子供を紹介してくれなかったら、王族の子供は皆あの王子達みたいな人達ばかりだと思い込んだままだった気がする。
まだ、私とお兄ちゃんが幼い頃にあったことをふと思い出したのでお話するね。
元々私達は、この世界にある一つの国の端の方にある町の一つに住んでいた。
最初こそは私達家族だけで住んでいたんだけど、あれよあれよという間に住人が増えて、気づいたときには町から街にしないといけないような状況になっていた。
そこで、街にするぐらいならいっそうのこと新たな国を作った方がいいのでは?という話がでて、新たな国を作った。
作ったんだけど、国にするならそれを支える大きな街が必要だと言うことになり、国の四方に新たに街を作って同盟国との窓口になるようにした。
どうにか国として本格的に稼働し出した時のこと。
王様の所の息子が二人私達の街に来ている事を知った同盟国の国王達が自分達の子供を私達の街に連れて来たのだ。
しかもここにいる人達みんな年齢様々。
見た目めちゃくちゃ若いのにえっ?!!こんな大きな子供がいるの?っていうのもあれば、えっ?!!その見た目でこんなに幼い子供もいるの?!!って言うのまで。
てか、皆さん結婚してたんですねって言うのが私とお兄ちゃんの素直な感想だった。
同盟国の国王様は、どの人もクセのある人ばかりだから独身もしくは恋人がいるのかなぁ?ってぐらいしか思っていなかったんだけど...。
が、ちゃんと結婚して子供までいたのにかなりの衝撃を受けたのは...失礼かな??
しかも彼らが連れてきた子供達はあの王子二人とは大違いなのにもまた衝撃を受けた。
(私の中では王子=クソ生意気なヤツってなっちゃってるのよね。)
まずファイン国王の子供は全員で十五人いて、奥さんは三人いるとの事だ。
(三人だよ!しかもどの人も超ーーー美人なの!)
ファイン国王の治めるファールト王国は一夫多妻制の国だから奥さんが複数いるのは普通らしい。
しかし...十五人って...。
一番上の子供が十八歳で末の子が二歳。
皆んな品がある上に気さくで、腰の低い人達ばかりなの。
(えっ?!本当に王族なの?!!って感じただったよ。)
次にガジム国王の子供だ。
ガジム国王の子供は全部で二十人で、ガジム国王の奥さんはいまの奥さんで四人目との事。
一人目の奥さんはガジム国王が十一歳の時に十歳のお嫁さんが嫁いできたんだって。やばくない??
一人目の子供を十二歳で産んで産後のひだちがわるくそなまま亡くなったそうです。
二人目の奥さんはガジム国王が十五歳の時に嫁いできた人で、ガジム国王との間に三人の子供を産んだのち流行病で亡くなったんだって。
三人目の奥さんはガジム国王が二十歳の時に嫁いで来て、六人の子供を産んだのだが他に思っ人ができて離婚したそうなの。
もう結婚するのをやめようと思ったのだが、あるパーティーで知り合った今の奥さんと仲良くなり結婚したんだって。
その奥さんとの間に十人の子供ができて、まだ奥さんのお腹の中には子供がいるとの事。
そしてその奥さんは今までの前妻達が産んだ子供も分け隔てなく大事に育てているという素晴らしい奥さんなのだ。
煌びやかっていうより肝っ玉かぁーちゃんって言う言葉がしっくりくる感じの女性なの。
ガジム国王の子供は、長男は内気な性格なのに見た目はガジム国王そっくり。
次男は綺麗な顔立ちなのに性格がガジム国王そっくりなの。
他の子供達もそれぞれの奥さんとガジム国王の良いところ取りした感じのいい子達ばかり。
奥さんのお腹の中にいる子を除いて最年少が一歳になったばかりの娘っていうのにも驚いたけどね。
顔がガジム国王そっくりなのが少し残念...な気がするのだが、女の子はお父さんに似ると美人に育つという言葉があるので大丈夫だろうと思うことにした。
最後にサイスン国王の子供なのだが...。
まず、サイスン国王が結婚していることに驚いた。
見た目が女性みたいなので、お嫁に来る人は大変だなぁ~と思っていたから独身なのだと勝手に考えていたからだ。
しかも連れてきた子供は皆んなモデルさんみたいに綺麗な人達ばかり。
髪もサラサラでお肌も艶々。
同じ人間とは思えない美しさなの。
サイスン国王の子供は全員で六人で、まだ二人の奥さんのお腹に子供がいるとの事。
サイスン国王の所も一夫多妻制なのだが、居ても二人までなのだとか。
ファイン国王所と違って正妻や側室というのがなく、二人とも正妻なのだとか。
大人の事情なので詳しい事はその当時はわからなかったが、今思えばどの国王も凄いとしか言えない。
しかもどの国王の子供達も皆んな上品で一般人の私達に対しても丁寧な対応をしてくれなので私とお兄ちゃんの中では彼らの株はかなり高くって、あの二人の王子の株がただ下がりしたのはいうまでもない。
王族と言うだけで皆があの王子みたいな感じなのだと勝手に思っていた自分達が恥ずかしかった。
同盟国の国王達からそれぞれの子供達を紹介されてからというもの定期的に文のやりとりをしている。
時々街を出ることができない私やお兄ちゃんの代わりに街に会いにきてくれたりもした。
そして、自分達の国について情報交換したり、街でとれた作物の提供や料理でのおもてなしなど交流をしっかりしている。
子供達だけで来ることもあればそれぞれの母親も付き添いで来ることもあった。
もちろんその都度、彼らの対応をするのは私とお兄ちゃん。
保護者達ももちろん対応はしてはいるが、メインで対応していたのは私とお兄ちゃんだ。
なぜなら子供達の交流会だからだ。
しかし、相手は王族。
何より私があの王子二人に対するみたいな対応をとっては...と思ったようだ。
両親は不安な面持ちだったが、私もバカではない。
私は幼いながらも相手に合わせて対応をとっているのでそこは心配ない。
丁寧な対応とる相手にはそれに合わせた対応をとっている事に気付いた両親達は必要最小だけのかかりにとどめて他は私達に任せてくれる様になった。
彼らとの交流は大きくなった今でも続いているし、街に来ることは減ったが、手紙のやり取りはずっと続いている。
しかも全員と。
歳なんて関係なかった。
こればかりは相性なのだろう。
紹介してくれた全員と絶え間なく交流が続けてれるのが奇跡に近いと保護者全員に言われたけどね。
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