【完結】アダルトビデオの様な真実の愛

ガネーシャ

文字の大きさ
14 / 15
アダルトビデオの様な真実の愛

14.帰宅

しおりを挟む
「大阪に着いたよ」

「あっ、ごめんなさい。疲れちゃってずっと寝てしまった」

「可愛い寝顔をずっと見てたから大丈夫」

「えー恥ずかしい」

こんな風にいちゃつくのもいいもんだ。

「送って行くよ」

「えーいいの?」

「もちろん」

里穂の最寄り駅は、大阪駅から私鉄で5駅、大学前駅のひとつ先の駅だ。
僕のマンションはちょうど中間。
里穂の家まで送って歩いて帰ればいい。

私鉄の中では混んでるのもあり、ほとんど抱き合ってるかのような距離だ。

「今日はむっちゃ可愛かった」

「真一こそ、カッコよかった」

そう言うと更に里穂は距離をつめた。

「真一の香りが好き」

「僕も里穂の香りが好きやな」
僕は里穂の耳元で囁いた。

「あっ」

微かな声が漏れた。

程なく電車は駅に着いた。

彼女のマーションは駅から約5分。
今日の撮影の話しで盛り上がってるうちに直ぐに着いてしまった。

「じゃあ、お疲れ様」

「ありがとう」

「ちょっと待って」

彼女は僕に抱きつくとキスをした。
僕は彼女を抱き寄せるとより強くキスをした。

どちらからどうしたかは分からない。
いつの間にか彼女の部屋で抱き合っていた。

今日会ったばかりな彼女の花弁に舌を添わせ、蕾を愛撫する僕。

僕の竿に舌を添わせ深く奥まで飲み込む里穂。

誰が想像しただろうか?

僕のものが里穂の花弁に入ると、可愛い声でよがる。
Sの僕は征服感に浸る瞬間だ。

里穂の可愛い顔はまるで天使のようだ。
その幸せそうな顔がいい。
里穂は何度も果てた。
そして、満足した顔で僕の腕の中で抱かれている。

「好き」

「僕もすきやで」

「嬉しい」

疲れていた2人はそのまま眠ってしまった。

明け方目を覚ました僕は、里穂にキスをした。

「ありがとう、帰るな」
 
「こちらこそ、ありがとう。凄く良かった。またSNSしてね」

「うん、じゃあ」

明け方に歩くのも悪くない。
この辺りは初めてで新鮮だ。
これからこの道も何度も通ることになるだろう。

僕のマンションまで約15分。

「意外に近かったな」

はるか待ってるよな。

「ただいま」

「お帰りなさい、ご主人様。朝食はまだですか?」

「うん」

昨日の夕食が机の上にあった。
作ってくれてたんだ。

「昨日連絡しないでごめんね」

「いいえ、楽しかったんでしょ?
良かったです。朝ご飯作るのでゆっくりしててください」

「はるか、この夜ご飯食べていいかな?」

「いいですよ、私がお昼にいただきますから」

「いやいい」

僕ははるかを後ろから抱いた。

「僕が食べたいんや」

「ありがとうございます」

「何も聞かないのか?」

「聞かなくっても大丈夫です。ご主人様の幸せが私の幸せですから」

「だったら、綺麗にしないとダメだよな」

「はい、すぐに綺麗にさせていただきます」

はるかはいつものように僕のあそこを綺麗に舐めた。

「美味しいです。素敵な方だったんですね。いつかお会いしたいです」

「ああ、素敵な人や」

このまま黙っていようとも思った。
でもこのはるかには隠し事何かできない、僕はそう思った。

「はるか」

「はい、ご主人様」

「昨日一緒に撮影した子に告白されてな、凄くいい子でな」

「いい彼女ができたんですね」

「うん、でもな」

「でも?」

「でもはるかにはいて欲しいねん、悪いよな」

「私はご主人様のものですから、いつでも居ります。必要でない時はお待ちします。それで幸せなんです。ご主人様がしたいことをしていただけることだけが望みです」

声も出なかった。
こんなに純粋に人を愛せるものなのか?

人はタイプじゃなかったり、ひつこかったり、他に好きな人ができたら気持ちは離れるし、別れたくなる。
これって当たり前のことなのだろう。
でもこれはどうなんだろう?

僕にはどっちも好きと言う答えしかなかった。

「はるかはこのまま家に居ててほしい。居ないことはもう考えられないよ」

「ありがとうございます、嬉しいです」







しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

夫婦交換

山田森湖
恋愛
好奇心から始まった一週間の“夫婦交換”。そこで出会った新鮮なときめき

ちょっと大人な体験談はこちらです

神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない ちょっと大人な体験談です。 日常に突然訪れる刺激的な体験。 少し非日常を覗いてみませんか? あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ? ※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに  Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。 ※不定期更新です。 ※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

盗み聞き

凛子
恋愛
あ、そういうこと。

あるフィギュアスケーターの性事情

蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。 しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。 何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。 この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。 そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。 この物語はフィクションです。 実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。

極上イケメン先生が秘密の溺愛教育に熱心です

朝陽七彩
恋愛
 私は。 「夕鶴、こっちにおいで」  現役の高校生だけど。 「ずっと夕鶴とこうしていたい」  担任の先生と。 「夕鶴を誰にも渡したくない」  付き合っています。  ♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡  神城夕鶴(かみしろ ゆづる)  軽音楽部の絶対的エース  飛鷹隼理(ひだか しゅんり)  アイドル的存在の超イケメン先生  ♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡  彼の名前は飛鷹隼理くん。  隼理くんは。 「夕鶴にこうしていいのは俺だけ」  そう言って……。 「そんなにも可愛い声を出されたら……俺、止められないよ」  そして隼理くんは……。  ……‼  しゅっ……隼理くん……っ。  そんなことをされたら……。  隼理くんと過ごす日々はドキドキとわくわくの連続。  ……だけど……。  え……。  誰……?  誰なの……?  その人はいったい誰なの、隼理くん。  ドキドキとわくわくの連続だった私に突如現れた隼理くんへの疑惑。  その疑惑は次第に大きくなり、私の心の中を不安でいっぱいにさせる。  でも。  でも訊けない。  隼理くんに直接訊くことなんて。  私にはできない。  私は。  私は、これから先、一体どうすればいいの……?

離婚した妻の旅先

tartan321
恋愛
タイトル通りです。

処理中です...