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天界の掃除人 ~ギルドを追放された直後神様に拾われて天界の掃除人に。あれぇ? 古巣の皆さま、お前要らないクビだって言ってたよね?~
第1話 追放からの天界就職
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「!? ク、クビだって!?」
いつもの出勤時刻よりだいぶ早い時間。先日、ギルド『ドラゴンズテイル』のギルド長が「明日の朝話したいことがある」と呼ばれた彼は行ってみると部屋の中で解雇を告げられた。
「そんな! 俺ちゃんと真面目に働いていましたよ!? なんでまた……!」
「お前は言われたことをただ黙々とこなすだけで、さらに仕事がしたい、もっとできることは無いか? と申し出ることは無かった。
それに仕事に創意工夫をしてさらにギルドに貢献できないか、考えている様子も無かった。これでは成長性が無いと思われても仕方のない事だ」
「そんなこと言われても毎日の仕事をこなすだけで精いっぱいで……そもそも与えられた仕事は掃除メインの雑用ばっかりじゃないですか!」
彼は反論するが……。
「だからこそ3年の猶予を与えた! 私は3年待ったんだぞ! だがお前は現状維持をするだけで1歩を踏み出すことは無かった! だからクビだ!」
「だったらそうだと教えてくれなきゃ分からないでしょう!? 俺が雇われた時はまだ12のガキだったんだぜ!?」
「人として最低限それくらいは誰だって備えているはずだ! お前は「友達の作り方なんて誰も教えてくれなかったじゃねーか!」と親に怒るのか!?
そういうものだぞ! 出ていけ! これ以上ゴネるなら人を呼ぶぞ!!」
「呼べるものなら呼んでみろ!」
「そうかわかった」
ギルド長がそう言うと、待ってました! と言わんばかりのタイミングで副ギルド長と受付嬢、どちらも元冒険者の2人が彼の腕をつかんで拘束する。
「やめろ! 放せ!」
「分かった分かった落ち着け。お前が暴れなければそれで済むことなんだ!」
彼は無理やりギルド長の部屋から追い出されてしまった。
入口まで連行される間、彼は副ギルド長と受付嬢の2人と酷い内容の話をしていた。
「まぁお前は『出来ない』側の人間だとはうすうす気づいてたよ。3年間もそんな態度で働いていたらクビになってもおかしくねえな。ま、自分の不出来さを呪いな」
「アンタもギルド長側につくんだな」
「もちろんさ。俺は最初から気づいてて積極的に働いていたからこうして支部長になれたんだ。そんなの当たり前の事じゃないか」
「そうよ。君は現状維持しようと1歩を踏み出さなかった……それも3年間ずーっとよ? そんなんじゃ誰だって見捨てるに決まってるじゃない。君が悪いに決まってるわ」
2人とも情けも容赦も無い。入口まで連れてこられようやく解放された。
「さぁ出て行って。出ないと衛兵を呼ぶわよ?」
2人とも冷酷無比でこれっぽちの情も無い。この様子じゃゴネると本当に衛兵を呼ばれそうだ。彼は仕方なくギルドを去ることにした。
だがギルドの建物から1歩足を踏み出した瞬間、突如身体が光に包まれ、跡形もなく消えた。
気が付いた時、彼は神殿らしき場所にいた。
「ふう、ようやく見つけたわ。ずいぶんと手間がかかっちゃったわね。私はイリアス。名前くらいは聞いたことがあるでしょ?」
「イリアス……まさかあの女神イリアス?」
「そうよ。あなたのような人間からしたら神様って事になるわね」
彼はあまり信心深いわけではないので神の名前は大ざっぱにしか覚えていないが、それでもイリアスと言ったらそれなりに格の高い神として祭られていることは知っていた。
ただ急に神様だ。なんて言われてもいまいち信用できない。普通の人間は普段着ないような実用性に欠ける薄手の衣をまとっているとはいえ。
「で、その女神様とやらが俺みたいなただの人間相手に何のご用で?」
「ん~……あなたはただの人間じゃないわよ。証拠も見せてあげる」
そう言って彼女は彼のステータスを表示させ、見せてくれた。そこには「掃除スキルLV999」という見慣れないものがあった。
「!? な、なんだこれ!? こんなスキル知らないぞ!?」
「人間が作った計測装置はまだまだ精度が悪いから見逃すことも多いのよね……そのスキルも見逃されていたみたいね。今回あなたを呼んだのはそのスキルの高さを買ったってわけ」
ようやく本題。という表情で自称女神イリアス様とやらは話を続ける。
「勘が鋭いなら話す内容は分かるかもしれないけど、あなたには『天界の掃除人』をやってもらいたいのよ。身の回りの整理整頓が出来ない神様ってのも意外と多いのよね。
報酬はきちんと払うし、休みの時や仕事が終わったらいつでも自由に人間界に帰れるようにしてあげるから心配しないでね」
「は、はぁそうですか。ちなみに報酬はいくらぐらいになります?」
「そうね……ざっと月に6万ゴールドといったところかしら。働き具合に応じてさらに割増しにすることも考えてるわ」
「!? ろ、6万ゴールド!? 何で掃除人ごときにそんな破格の報酬を!?」
6万ゴールドと言ったら庶民1人の生活費にしたら2ヶ月分は楽々と超える程の高報酬だ。今までもらってた彼の給料の軽く3倍以上……あまりにも破格すぎる。
「あなたにはそれだけの価値があると私たちが判断したまでよ。で、どうする?」
「わ、分かりました。その仕事、引き受けます」
「そう、ありがとうね。後で正式な契約書を渡すからそれにサインしてちょうだい。名前くらいは書けるでしょ?」
そんなやり取りを経て1週間後、正式に天界の掃除人として雇用されることになった。
【次回予告】
女神に雇われてから1週間、仕事にもすっかり慣れた様子。彼が見るには神様は意外と人間臭いようで……?
第2話 「戦神に酒の神。掃除の日々は続く」
いつもの出勤時刻よりだいぶ早い時間。先日、ギルド『ドラゴンズテイル』のギルド長が「明日の朝話したいことがある」と呼ばれた彼は行ってみると部屋の中で解雇を告げられた。
「そんな! 俺ちゃんと真面目に働いていましたよ!? なんでまた……!」
「お前は言われたことをただ黙々とこなすだけで、さらに仕事がしたい、もっとできることは無いか? と申し出ることは無かった。
それに仕事に創意工夫をしてさらにギルドに貢献できないか、考えている様子も無かった。これでは成長性が無いと思われても仕方のない事だ」
「そんなこと言われても毎日の仕事をこなすだけで精いっぱいで……そもそも与えられた仕事は掃除メインの雑用ばっかりじゃないですか!」
彼は反論するが……。
「だからこそ3年の猶予を与えた! 私は3年待ったんだぞ! だがお前は現状維持をするだけで1歩を踏み出すことは無かった! だからクビだ!」
「だったらそうだと教えてくれなきゃ分からないでしょう!? 俺が雇われた時はまだ12のガキだったんだぜ!?」
「人として最低限それくらいは誰だって備えているはずだ! お前は「友達の作り方なんて誰も教えてくれなかったじゃねーか!」と親に怒るのか!?
そういうものだぞ! 出ていけ! これ以上ゴネるなら人を呼ぶぞ!!」
「呼べるものなら呼んでみろ!」
「そうかわかった」
ギルド長がそう言うと、待ってました! と言わんばかりのタイミングで副ギルド長と受付嬢、どちらも元冒険者の2人が彼の腕をつかんで拘束する。
「やめろ! 放せ!」
「分かった分かった落ち着け。お前が暴れなければそれで済むことなんだ!」
彼は無理やりギルド長の部屋から追い出されてしまった。
入口まで連行される間、彼は副ギルド長と受付嬢の2人と酷い内容の話をしていた。
「まぁお前は『出来ない』側の人間だとはうすうす気づいてたよ。3年間もそんな態度で働いていたらクビになってもおかしくねえな。ま、自分の不出来さを呪いな」
「アンタもギルド長側につくんだな」
「もちろんさ。俺は最初から気づいてて積極的に働いていたからこうして支部長になれたんだ。そんなの当たり前の事じゃないか」
「そうよ。君は現状維持しようと1歩を踏み出さなかった……それも3年間ずーっとよ? そんなんじゃ誰だって見捨てるに決まってるじゃない。君が悪いに決まってるわ」
2人とも情けも容赦も無い。入口まで連れてこられようやく解放された。
「さぁ出て行って。出ないと衛兵を呼ぶわよ?」
2人とも冷酷無比でこれっぽちの情も無い。この様子じゃゴネると本当に衛兵を呼ばれそうだ。彼は仕方なくギルドを去ることにした。
だがギルドの建物から1歩足を踏み出した瞬間、突如身体が光に包まれ、跡形もなく消えた。
気が付いた時、彼は神殿らしき場所にいた。
「ふう、ようやく見つけたわ。ずいぶんと手間がかかっちゃったわね。私はイリアス。名前くらいは聞いたことがあるでしょ?」
「イリアス……まさかあの女神イリアス?」
「そうよ。あなたのような人間からしたら神様って事になるわね」
彼はあまり信心深いわけではないので神の名前は大ざっぱにしか覚えていないが、それでもイリアスと言ったらそれなりに格の高い神として祭られていることは知っていた。
ただ急に神様だ。なんて言われてもいまいち信用できない。普通の人間は普段着ないような実用性に欠ける薄手の衣をまとっているとはいえ。
「で、その女神様とやらが俺みたいなただの人間相手に何のご用で?」
「ん~……あなたはただの人間じゃないわよ。証拠も見せてあげる」
そう言って彼女は彼のステータスを表示させ、見せてくれた。そこには「掃除スキルLV999」という見慣れないものがあった。
「!? な、なんだこれ!? こんなスキル知らないぞ!?」
「人間が作った計測装置はまだまだ精度が悪いから見逃すことも多いのよね……そのスキルも見逃されていたみたいね。今回あなたを呼んだのはそのスキルの高さを買ったってわけ」
ようやく本題。という表情で自称女神イリアス様とやらは話を続ける。
「勘が鋭いなら話す内容は分かるかもしれないけど、あなたには『天界の掃除人』をやってもらいたいのよ。身の回りの整理整頓が出来ない神様ってのも意外と多いのよね。
報酬はきちんと払うし、休みの時や仕事が終わったらいつでも自由に人間界に帰れるようにしてあげるから心配しないでね」
「は、はぁそうですか。ちなみに報酬はいくらぐらいになります?」
「そうね……ざっと月に6万ゴールドといったところかしら。働き具合に応じてさらに割増しにすることも考えてるわ」
「!? ろ、6万ゴールド!? 何で掃除人ごときにそんな破格の報酬を!?」
6万ゴールドと言ったら庶民1人の生活費にしたら2ヶ月分は楽々と超える程の高報酬だ。今までもらってた彼の給料の軽く3倍以上……あまりにも破格すぎる。
「あなたにはそれだけの価値があると私たちが判断したまでよ。で、どうする?」
「わ、分かりました。その仕事、引き受けます」
「そう、ありがとうね。後で正式な契約書を渡すからそれにサインしてちょうだい。名前くらいは書けるでしょ?」
そんなやり取りを経て1週間後、正式に天界の掃除人として雇用されることになった。
【次回予告】
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