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ハズレスキル「会話」は実はダンジョンと会話して仲良くなれる最強スキルでした
第3話 レベルを上げて装備も充実
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ボイドはねぐらから東にある迷宮でハーフゴーレムと戦っていた。
ハーフゴーレム、それは全パーツが石で出来たゴーレムと比べればだいぶ貧相な見た目で、木と石の組み合わせという体つきだがゾンビに比べれば幾分手ごわい魔物。
そいつを相手にライトニングボウと護身用の剣を振るっていた。
「!!」
ボイドが相手の心臓部を剣で突くと同時にハーフゴーレムによるカウンターパンチを顔面に食らう。一瞬「くらり」と来るが耐えて、剣を力強く握り思いっきり突く。
相手の身体はばらばらと崩れ床に転がると同時に消えた。
「お兄様! 大丈夫ですか!?」
若い、というよりは「幼い」と言った方がしっくりくる少女の声で東の迷宮がボイドに声をかけてくる。
「ごめんなさいお兄様。魔物の細かい動きは私にもコントロールできないのでお兄様に余計なケガをさせてしまうかもと思うと不安で……」
「大丈夫だ。冒険者やってりゃこの程度ケガにすら入らないさ」
「そ、そうですか。お兄様、だいぶレベルが上がってますね。私のところに来てから6くらいは上がってますよ」
ボイドは自分の事を「お兄様」と呼ぶ東の迷宮と話をするようになって彼女……声色から便宜的に「彼女」と呼ぶことにした、に気に入られトレーニング相手になってもらっている。
彼のレベルに合わせて「楽勝ではないが苦戦する程度でもない」最適な対戦相手を出してもらって実戦形式で経験を積んでいる。
「でも俺が魔物をたくさん倒しちゃうとそのうち魔物がいなくなったりしないのか?」
「そこは大丈夫。魔物を倒すと消えちゃうでしょ? あれは死ぬ前に回収して専用の部屋に入れて治療をするからで、大抵の場合は死ななくて済むから魔物は減らないんだよ?」
「なるほどねぇ。倒しても倒しても魔物が湧き続けるのはそのためか」
この辺りの洞窟は魔物の強さは大した事なくて死ぬ冒険者なんてあまりいないのに、なぜ魔物が湧き続けるのか? その理由が分かった。
「ところでお兄様。ライトニングボウだけだと近づかれた時に困りますよね? 剣も持った方がいいと思いますのでお受け取りください」
彼女がそう言うとボイドの目の前にパッと宝箱が現れた。中を開けてみると刀身がまっすぐな長い剣が出てきた。
これも詳しい事は鑑定屋のオヤジに聞かないといけないと思い、迷宮を後にした。
「こいつは……デスフィランギだな」
「デスフィランギ?」
「ああ。フィランギって言う騎兵向けの剣に特殊な魔力を宿したもので、稀にだが斬った相手の息の根を止める効果があるんだ。
この辺りじゃあまり見ないものだから、お前さん結構運がいいな。ライトニングボウに続いてこいつまで持ち帰るとはな。で、どうする? 買うか?」
「もちろん買うさ。大丈夫、カネならあるぜ」
南の迷宮が行った地上戦で稼いだ報奨金を吐き出して、デスフィランギを手に入れた。武装は充実し、レベルも順調に上がっている。
迷宮と会話ができるようになってからというもの、とんとん拍子で強くなっている。
冒険者家業には合っており、家業を継げない3男坊にして今まで使い道がないとされていたスキル持ちとして産まれたので家を飛び出して正解だったなとボイドは思った。
【次回予告】
ボイドとは対照的に急に戦果が出なくなった自称勇者パーティ一行。強敵に追われる、お宝もしょぼい。
実際には迷宮から嫌われているだけなのだが、それに気づいていなかった。
第4話 「一方そのころ自称勇者パーティのメンバーは?」
ハーフゴーレム、それは全パーツが石で出来たゴーレムと比べればだいぶ貧相な見た目で、木と石の組み合わせという体つきだがゾンビに比べれば幾分手ごわい魔物。
そいつを相手にライトニングボウと護身用の剣を振るっていた。
「!!」
ボイドが相手の心臓部を剣で突くと同時にハーフゴーレムによるカウンターパンチを顔面に食らう。一瞬「くらり」と来るが耐えて、剣を力強く握り思いっきり突く。
相手の身体はばらばらと崩れ床に転がると同時に消えた。
「お兄様! 大丈夫ですか!?」
若い、というよりは「幼い」と言った方がしっくりくる少女の声で東の迷宮がボイドに声をかけてくる。
「ごめんなさいお兄様。魔物の細かい動きは私にもコントロールできないのでお兄様に余計なケガをさせてしまうかもと思うと不安で……」
「大丈夫だ。冒険者やってりゃこの程度ケガにすら入らないさ」
「そ、そうですか。お兄様、だいぶレベルが上がってますね。私のところに来てから6くらいは上がってますよ」
ボイドは自分の事を「お兄様」と呼ぶ東の迷宮と話をするようになって彼女……声色から便宜的に「彼女」と呼ぶことにした、に気に入られトレーニング相手になってもらっている。
彼のレベルに合わせて「楽勝ではないが苦戦する程度でもない」最適な対戦相手を出してもらって実戦形式で経験を積んでいる。
「でも俺が魔物をたくさん倒しちゃうとそのうち魔物がいなくなったりしないのか?」
「そこは大丈夫。魔物を倒すと消えちゃうでしょ? あれは死ぬ前に回収して専用の部屋に入れて治療をするからで、大抵の場合は死ななくて済むから魔物は減らないんだよ?」
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この辺りの洞窟は魔物の強さは大した事なくて死ぬ冒険者なんてあまりいないのに、なぜ魔物が湧き続けるのか? その理由が分かった。
「ところでお兄様。ライトニングボウだけだと近づかれた時に困りますよね? 剣も持った方がいいと思いますのでお受け取りください」
彼女がそう言うとボイドの目の前にパッと宝箱が現れた。中を開けてみると刀身がまっすぐな長い剣が出てきた。
これも詳しい事は鑑定屋のオヤジに聞かないといけないと思い、迷宮を後にした。
「こいつは……デスフィランギだな」
「デスフィランギ?」
「ああ。フィランギって言う騎兵向けの剣に特殊な魔力を宿したもので、稀にだが斬った相手の息の根を止める効果があるんだ。
この辺りじゃあまり見ないものだから、お前さん結構運がいいな。ライトニングボウに続いてこいつまで持ち帰るとはな。で、どうする? 買うか?」
「もちろん買うさ。大丈夫、カネならあるぜ」
南の迷宮が行った地上戦で稼いだ報奨金を吐き出して、デスフィランギを手に入れた。武装は充実し、レベルも順調に上がっている。
迷宮と会話ができるようになってからというもの、とんとん拍子で強くなっている。
冒険者家業には合っており、家業を継げない3男坊にして今まで使い道がないとされていたスキル持ちとして産まれたので家を飛び出して正解だったなとボイドは思った。
【次回予告】
ボイドとは対照的に急に戦果が出なくなった自称勇者パーティ一行。強敵に追われる、お宝もしょぼい。
実際には迷宮から嫌われているだけなのだが、それに気づいていなかった。
第4話 「一方そのころ自称勇者パーティのメンバーは?」
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