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第5話 頑固職人の説得
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別の国まで旅をして、そこにあったギルドのクエストの中からそれを見つけた。
「王が代替わりしてからというもの、今まで武器を納入していた工房が突然仕事を断るようになった。工房を仕切るドワーフのグラッドが仕事を止めさせているらしい。どうか説得してくれ」
これもギルドに掲載されてから1年以上経つが解決しない難事業なクエストだ。もちろんエクムントは受けることにした。
翌日、エクムントは王の間まで呼ばれ、依頼主である現国王から話を聞きにやってきた。
「エクムント=バルミング、ただいま参りました」
「君がクエストを受注したというエクムントか。話は大体クエスト内容で知っていると思う。
1年前に父上が亡くなり王の座を継いだのは良いんだが、それと同時に今まで兵士たちの武器を納品してくれていた工房がなぜか仕事を断るようになったんだ。
工房の仕切り役をやっているドワーフのグラッドがとんでもなく偏屈な頑固者で、1年以上説得してはいるんだがこちらの話を一切聞こうとしないんだ。
どうにか説得して再び武器を作ってくれるようにしてほしい」
何を言っても言う事を聞いてくれない頑固な職人に国王はほとほと困り果てていた。
「なるほど、分かりました。何とか説得したいと思います。ただ、あなた方の協力が必要なんですがよろしいでしょうか?」
「協力だと? まぁいい、用意できるものは用意しよう。何が欲しい?」
◇◇◇
その日の夕方、エクムントはグラッドの家を訪ねた。
「……何の用だ?」
明らかに不機嫌な険しい表情をしたドワーフの職人が顔を出した。エクムントは国王に用意させた銘酒を渡す。
「フーム……8年物のイスターナウイスキーか。まぁ合格点は出してやる、ギリギリだがな。上がれ」
とりあえず最初の「つかみ」は良かったらしく門前払いになることは避けられた。軽く自己紹介をした後、話の本題に入る。ここからが彼の本領発揮だ。
「エクムントとか言ったな? お前もどうせあの国王の回し者なんだろ? 今回はどんな屁理屈でねじ伏せようとするのか見ものだな」
「先に言っておきますが、極力説得はしないつもりです。ただ、今の国王の依頼をなぜ受け付けないのか? それを知りたいだけです」
「フーム……説得はせずになぜ仕事を断るのかを聞きたい、と来たか。そういう話をする奴はお前が初めてだな。良いだろう、話してやる」
頑固で偏屈者という、名職人に多いひねた性格のグラッドはイスターナウイスキーをストレートで飲みながら口を開いた。
「あの国王は鉄の事を何1つわかってない! 鉄鉱石の産地が違えば粘りも脆さも違ってくるし、それで打つ回数も変える必要がある。
なのにあの国王と来たら『鍛冶屋はただ熱い鉄を叩いてるだけ』程度にしか見ていないんだ! それどころか「鉄なんて世界中どこでも同じもの」とさえ思ってる!
先代は違った! 先代は鉄の事をよく分かってくれていて最高の仕事環境を与えてくれた! だから働いたわけだ。
それに比べてあの国王は鉄の事を何1つわかっていない! だからそんな奴の仕事を受けたくはない! 何も分からんバカのために仕事なんてやりたくない! だから断っているんだ!」
彼はそこまで一気に吐き出した。
「つまりは仕事環境に問題があるから仕事をしたくない、そうおっしゃるんですね。出来ればその辺をもう少し深く話してはくれませんかね?」
「フーム、もう少し深く掘り下げてくれ……か。良いだろう。さっきも言ったようにあの国王は鉄の違いが分からない。
その辺の安い鉄鉱石で仕事をさせようとすることが俺たち職人にどれだけ屈辱なのかが分からないんだ! だから仕事を断ってるんだ。
お前さん冒険者の類なんだろ? お前さんだって低報酬できつい仕事はやりたくないだろ? それと一緒さ。
あの国王は俺たちの仕事に対してまるで敬意を払ってないんだ。そんな仕事をさせるようじゃ断りたくもなるさ」
ドワーフは酒が効き始めたのか本音を吐くようになった。
「つまりは最高の仕事をしたいのに最高の素材を用意しないから不満だ。というわけですね?」
「ああそうだ! その辺の安い鉄鉱石を相手にする金床やハンマーがかわいそうになるだろうが! それに俺たちは職人だ! 仕事に対して誇りを持てる内容じゃないと嫌だね。
それにしてもお前さんは話が通じて助かるわい。俺の話を親身に聞いてくれる奴なんてあの国王の使いの中にはここ1年1人もいなかった! お前さんが初めてだな」
「ではもし現国王が最高の素材を用意できたとしたら、あなたたちは仕事を引き受けるんですか?」
「……ああ。引き受けよう。あの国王が出来るとは到底思えないがな」
「わかりました。伝えておきます。時間も時間なので今日はここで失礼させていただきます」
「おお! もうそんな時間か! 分かった、またいつでも来いよ!」
最初はあんなにも険しかった顔が話をした後はすっかり緩んだものになっていた。
「さて、もう少しだな」
なぜ仕事を引き受けないか? その事情は分かった。後は仕上げの段階だ。
エクムントは鉄鉱石に詳しい知人数名と通信機能を持つ魔導器具で話をし、どこの鉱山の鉄鉱石が1番良いのかを聞き出した。
話をした後、彼は城へと報告のため戻る。
「閣下、エクムント=バルミング、ただいま戻りました」
「おお、そうか。それでアイツは話には応じてくれたのか?」
「おそらくガレッガ鉱山産の鉄鉱石を用意すれば仕事を引き受けてくれるでしょう」
「?? なぜそんなことを? 鉄鉱石なら近くでも採れるというのに」
「閣下、あなたはどうしても武器の納入を再開させたいそうですね? でしたら騙されたと思ってガレッガ鉱山産の鉄鉱石を渡してください。そうすればすぐに納入してくれると思います」
「うーむ……分かった。そうしよう」
国王は渋々承諾することにした。
数日後、言われた通りガレッガ鉱山産の鉄鉱石をもって国王の使いがグラッドの家を訪ねた。
「ふむ、この鉄鉱石を使えって事か……ほほぉ。この鉄鉱石はもしや、ガレッガ鉱山の奴かい?」
「ええそうです。世間では世界最高品質とも言われるものです」
「……気に入った。打ってやろう」
「!? い、今なんと!?」
「聞こえなかったのか? 打ってやるって言ったんだ。武器の納品依頼を受けると言ったんだ」
「!! ほ、本当なんですか!?」
「本当だとも、あの国王にも伝えるんだな」
1年間ずっと頑なに仕事を拒み続けた職人が、いともあっさり仕事を引き受けてくれた。
【次回予告】
1年もの間何をやっても言う事を聞かなかったグラッドを、いともあっさり動かした秘訣は何なのか? 知りたがりの国王はエクムントに教えを乞う。
第6話 「エクムント先生のレッスン」
「王が代替わりしてからというもの、今まで武器を納入していた工房が突然仕事を断るようになった。工房を仕切るドワーフのグラッドが仕事を止めさせているらしい。どうか説得してくれ」
これもギルドに掲載されてから1年以上経つが解決しない難事業なクエストだ。もちろんエクムントは受けることにした。
翌日、エクムントは王の間まで呼ばれ、依頼主である現国王から話を聞きにやってきた。
「エクムント=バルミング、ただいま参りました」
「君がクエストを受注したというエクムントか。話は大体クエスト内容で知っていると思う。
1年前に父上が亡くなり王の座を継いだのは良いんだが、それと同時に今まで兵士たちの武器を納品してくれていた工房がなぜか仕事を断るようになったんだ。
工房の仕切り役をやっているドワーフのグラッドがとんでもなく偏屈な頑固者で、1年以上説得してはいるんだがこちらの話を一切聞こうとしないんだ。
どうにか説得して再び武器を作ってくれるようにしてほしい」
何を言っても言う事を聞いてくれない頑固な職人に国王はほとほと困り果てていた。
「なるほど、分かりました。何とか説得したいと思います。ただ、あなた方の協力が必要なんですがよろしいでしょうか?」
「協力だと? まぁいい、用意できるものは用意しよう。何が欲しい?」
◇◇◇
その日の夕方、エクムントはグラッドの家を訪ねた。
「……何の用だ?」
明らかに不機嫌な険しい表情をしたドワーフの職人が顔を出した。エクムントは国王に用意させた銘酒を渡す。
「フーム……8年物のイスターナウイスキーか。まぁ合格点は出してやる、ギリギリだがな。上がれ」
とりあえず最初の「つかみ」は良かったらしく門前払いになることは避けられた。軽く自己紹介をした後、話の本題に入る。ここからが彼の本領発揮だ。
「エクムントとか言ったな? お前もどうせあの国王の回し者なんだろ? 今回はどんな屁理屈でねじ伏せようとするのか見ものだな」
「先に言っておきますが、極力説得はしないつもりです。ただ、今の国王の依頼をなぜ受け付けないのか? それを知りたいだけです」
「フーム……説得はせずになぜ仕事を断るのかを聞きたい、と来たか。そういう話をする奴はお前が初めてだな。良いだろう、話してやる」
頑固で偏屈者という、名職人に多いひねた性格のグラッドはイスターナウイスキーをストレートで飲みながら口を開いた。
「あの国王は鉄の事を何1つわかってない! 鉄鉱石の産地が違えば粘りも脆さも違ってくるし、それで打つ回数も変える必要がある。
なのにあの国王と来たら『鍛冶屋はただ熱い鉄を叩いてるだけ』程度にしか見ていないんだ! それどころか「鉄なんて世界中どこでも同じもの」とさえ思ってる!
先代は違った! 先代は鉄の事をよく分かってくれていて最高の仕事環境を与えてくれた! だから働いたわけだ。
それに比べてあの国王は鉄の事を何1つわかっていない! だからそんな奴の仕事を受けたくはない! 何も分からんバカのために仕事なんてやりたくない! だから断っているんだ!」
彼はそこまで一気に吐き出した。
「つまりは仕事環境に問題があるから仕事をしたくない、そうおっしゃるんですね。出来ればその辺をもう少し深く話してはくれませんかね?」
「フーム、もう少し深く掘り下げてくれ……か。良いだろう。さっきも言ったようにあの国王は鉄の違いが分からない。
その辺の安い鉄鉱石で仕事をさせようとすることが俺たち職人にどれだけ屈辱なのかが分からないんだ! だから仕事を断ってるんだ。
お前さん冒険者の類なんだろ? お前さんだって低報酬できつい仕事はやりたくないだろ? それと一緒さ。
あの国王は俺たちの仕事に対してまるで敬意を払ってないんだ。そんな仕事をさせるようじゃ断りたくもなるさ」
ドワーフは酒が効き始めたのか本音を吐くようになった。
「つまりは最高の仕事をしたいのに最高の素材を用意しないから不満だ。というわけですね?」
「ああそうだ! その辺の安い鉄鉱石を相手にする金床やハンマーがかわいそうになるだろうが! それに俺たちは職人だ! 仕事に対して誇りを持てる内容じゃないと嫌だね。
それにしてもお前さんは話が通じて助かるわい。俺の話を親身に聞いてくれる奴なんてあの国王の使いの中にはここ1年1人もいなかった! お前さんが初めてだな」
「ではもし現国王が最高の素材を用意できたとしたら、あなたたちは仕事を引き受けるんですか?」
「……ああ。引き受けよう。あの国王が出来るとは到底思えないがな」
「わかりました。伝えておきます。時間も時間なので今日はここで失礼させていただきます」
「おお! もうそんな時間か! 分かった、またいつでも来いよ!」
最初はあんなにも険しかった顔が話をした後はすっかり緩んだものになっていた。
「さて、もう少しだな」
なぜ仕事を引き受けないか? その事情は分かった。後は仕上げの段階だ。
エクムントは鉄鉱石に詳しい知人数名と通信機能を持つ魔導器具で話をし、どこの鉱山の鉄鉱石が1番良いのかを聞き出した。
話をした後、彼は城へと報告のため戻る。
「閣下、エクムント=バルミング、ただいま戻りました」
「おお、そうか。それでアイツは話には応じてくれたのか?」
「おそらくガレッガ鉱山産の鉄鉱石を用意すれば仕事を引き受けてくれるでしょう」
「?? なぜそんなことを? 鉄鉱石なら近くでも採れるというのに」
「閣下、あなたはどうしても武器の納入を再開させたいそうですね? でしたら騙されたと思ってガレッガ鉱山産の鉄鉱石を渡してください。そうすればすぐに納入してくれると思います」
「うーむ……分かった。そうしよう」
国王は渋々承諾することにした。
数日後、言われた通りガレッガ鉱山産の鉄鉱石をもって国王の使いがグラッドの家を訪ねた。
「ふむ、この鉄鉱石を使えって事か……ほほぉ。この鉄鉱石はもしや、ガレッガ鉱山の奴かい?」
「ええそうです。世間では世界最高品質とも言われるものです」
「……気に入った。打ってやろう」
「!? い、今なんと!?」
「聞こえなかったのか? 打ってやるって言ったんだ。武器の納品依頼を受けると言ったんだ」
「!! ほ、本当なんですか!?」
「本当だとも、あの国王にも伝えるんだな」
1年間ずっと頑なに仕事を拒み続けた職人が、いともあっさり仕事を引き受けてくれた。
【次回予告】
1年もの間何をやっても言う事を聞かなかったグラッドを、いともあっさり動かした秘訣は何なのか? 知りたがりの国王はエクムントに教えを乞う。
第6話 「エクムント先生のレッスン」
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