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6 ユニークすぎる星の銀貨
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昔々……と言いたいところだが、これはほんの先週の話である。
町外れに「少女」と名乗る少女がいた。年齢不詳。住所不定。所持金ゼロ。職業は“全力ポジティブ系無職”である。
その日、少女はコンビニの前で空を見上げていた。
「今日も雲がもふもふだなー、って、あれ? 晩飯どこいった?」
と呟いたそのとき、横から老婦人が現れた。
「あなた、もしや空腹?」
「はい、胃がやかましくて……今、内臓が和太鼓フェスしてます」
「それなら、このパンをあげましょう。でも……その代わりに、あなたのTシャツをくれませんか?」
「え? これ? “筋肉は裏切らない”って書いてあるやつですけど……まぁいいか、どうぞ!」
こうして、少女は一枚ずつ服を物々交換していった。リュック→タピオカドリンク。スニーカー→ベーグル。靴下→謎の栄養ゼリー。
気づけば彼女は、真冬の歩道で、ウエストポーチだけを腰に巻いた“文明の敗北者”みたいな出で立ちになっていた。
だが、彼女は笑っていた。
「人類って、けっこう優しい……!」
そして空から、なんと――星が降ってきた。
しかもめちゃくちゃリアルな金属製で、「プラチナ製・抗菌・洗える銀貨」として、降ってきた。
少女はそれを見てひと言。
「え、神対応すぎん?!」
彼女はその銀貨でコートを買い、焼肉定食を食べ、ついでに近所の保護猫カフェに1万円寄付した。
本人いわく、「猫に囲まれてると、税金払ってる気がしてくる」らしい。
こうして彼女の奇跡の夜は終わった。
翌朝――SNSでは「#謎の星型硬貨拾った」「#夜空キャッシュバック」などのタグがトレンド入り。
天文学者たちは頭を抱え、財務省は緊急会議を開いた。
しかし、少女はただ言った。
「世界がヤバくても、銀貨が降れば、たいていのことは笑えるよね」
そうして彼女は今日も、半笑いで道ばたに寝転んでいる。
その姿はまるで、星に選ばれた一人の救世主――というよりは、ただのラッキー浮浪者である。
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「え? これ? “筋肉は裏切らない”って書いてあるやつですけど……まぁいいか、どうぞ!」
こうして、少女は一枚ずつ服を物々交換していった。リュック→タピオカドリンク。スニーカー→ベーグル。靴下→謎の栄養ゼリー。
気づけば彼女は、真冬の歩道で、ウエストポーチだけを腰に巻いた“文明の敗北者”みたいな出で立ちになっていた。
だが、彼女は笑っていた。
「人類って、けっこう優しい……!」
そして空から、なんと――星が降ってきた。
しかもめちゃくちゃリアルな金属製で、「プラチナ製・抗菌・洗える銀貨」として、降ってきた。
少女はそれを見てひと言。
「え、神対応すぎん?!」
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