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第114話 愉快な仲間達、新たな戦いの予兆
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崩れ落ちる肉体は、まるで操り人形の糸が断ち切られたかのようだった。
カーディスの首を失った身体が、ゆっくりと膝を折り、音もなく地面へと倒れ込む。
全ての魔力が抜け落ち、そこにはただの抜け殻が残るのみ。
エリナは、剣を握りしめたまま、その光景を凝視していた。
さっきまで恐るべき敵だった男が、こうも呆気なく消えるのを目の当たりにし、何とも言えない虚無感が胸を締め付ける。
(……私《わたくし》は、とんでもない話を聞いてしまったのでは?)
あの”黒の賢者”が語ったこと。
“聖煌遺跡《ゾディアック・ルインズ》”、世界の封印、魔王軍の計画——すべてがあまりに壮大で、信じ難い事実ばかりだった。
今まで白銀級冒険者として、数多の戦いを経験してきた。
巨獣の討伐、盗賊団の掃討、国家を脅かす異変の解決——。
だが、それらすべてが取るに足らないほど小さな出来事だったのではないかと、今さらながら思い知らされる。
(“勇者”というのは、これほどの宿命を背負う存在なの……?)
横目で見る迅は、どこまでも飄々とした態度を崩していない。
彼は、本当にあの話を理解しているのだろうか?
それとも、何もかもを知った上で、あえて軽く受け流しているのか——。
「……終わった、のかしら?」
気づけば、エリナの唇からそんな言葉が漏れていた。
答えは、すぐには返ってこない。ただ、迅が短く息を吐き、カーディスの亡骸を見下ろしていた。
◇◆◇
「迅《じん》様。」
沈黙を破ったのは、エリナの問いだった。
「“黒の賢者”は、何故、魔王軍の一員でありながら、あれほどの情報を貴方に伝えたのでしょうか?」
戦うこともできたはずなのに。
それどころか、彼はまるで”迅に託す”かのように、詳細な情報を提供していた。
魔王軍の幹部としては、あまりにも不可解な行動。
普通なら、そう思うだろう。
だが——。
「さあ?」
迅は肩をすくめて、あっさりと答えた。
「……さあ?」
「俺にも分かんねぇよ。ただ、ほら。アークのやつ、魔王軍の中でも嫌われてるっぽかったし、イジめられた仕返しに俺に情報漏らしたんじゃね?」
なんとも軽い冗談めいた言い草だった。
本当にそう思っているのか、それとも何か別の考えがあるのか、薄い笑みを浮かべる彼の表情からは何も読み取れない。
エリナは、しばし迅の横顔を眺めていた。
(この人は……本当に何を考えているのか分からない)
だが、不思議と不快ではなかった。
むしろ、その飄々とした態度に、緊張していた心がすっと軽くなる気がする。
「……ふふっ」
思わず、微笑みがこぼれた。
「なんだよ?」
「いえ……貴方は本当に、不思議な方だと思って。」
エリナのその言葉に、迅は面倒くさそうに頭を掻き、ニヤリと笑う。
「ま、よく言われるな。」
軽い調子でそう言うと、彼はひとまず背後の戦場を振り返った。
まだ気を失っている人々の様子を確認しながら、ぼそっと一言。
「さて、と……そろそろ起こしてやるか。」
エリナはその後ろ姿を見つめながら、ふと、自分の立っている場所が今までと違うように感じた。
(私は……この戦いに、どこまで関わっていくことになるのかしら?)
冒険者として生きてきたこれまでの人生。
そして、目の前にいる”勇者”の宿命。
何かが、大きく変わっていく気がした——。
◇◆◇
エリナはふと顔を上げ、焦ったように言った。
「私の仲間たち……!ライネルとミィシャは無事なのでしょうか!?」
迅は、そんな彼女の焦燥を見て、ふっと口角を上げた。
「心配すんなって。あっちには、うちの頼れる仲間が向かってるからよ。」
エリナは息を呑み、迅を見つめた。
彼の言葉には、確信めいた自信があった。まるで、疑う余地などないというように——。
「……リディア様と、カリム様のことですの?」
迅は無言で頷いた。
「リディアは、俺が一番信頼してる相棒だ。少なくとも、俺の知らないところでくたばるようなヤツじゃねぇ。」
その言葉には、何の迷いもなかった。
エリナの胸が、チクリと痛む。
エリナは、その感情の正体が何なのか、自分でも分からなかった。
ただ、何とも言えない気持ちが胸の中で燻っている。
「……では、カリム様は?」
すると、迅はちょっと困ったような顔をした。
「カリムなぁ……まあ、色々とアレなところはあるけど……」
「アレ?」
「仮に、全人類に木刀を持たせて殴り合わせたら、最後に立ってんのは多分アイツだ。」
エリナは、言葉を失った。
「……なんですの、それ。」
「つまり、バカ強いって事だ。魔法による強化無しで本気でやり合ったら、俺だって2秒で死ぬ自信がある。」
迅はそう言って、不敵に笑った。
エリナは、苦笑しながらも、少しだけ肩の力が抜けるのを感じた。
そういえば、先程の戦いの最中、彼は終始この調子だった。どんな状況でも冗談を交え、緊張を解いてしまう。
(……なるほど、だからこそ彼は”勇者”なのね。)
ただ戦えばいいだけじゃない。
ただ敵を倒せばいいだけじゃない。
迅の言葉には、“人を生かす”力がある。
そのことに気づいたとき、エリナは小さく微笑んでいた。
「……貴方、あの二人を本当に信頼しているのですわね。」
「そりゃな。」
迅は、当然だろ?と言わんばかりに笑うと、背後の扉へと視線を移した。
そして——次の瞬間。
エリナが迅と話をしていると、封じられていた遺跡の奥の扉が、重々しい音を立てながら開いた。
そして、そこから聞こえてきたのは——
「勇者殿ー!このカリム、命令を完遂し馳せ参じた!!」
カリム・ヴェルトールの大声だった。
その声を聞いた瞬間、迅は「やっぱ来たか」と肩をすくめる。エリナは驚き、開いた扉の方を振り向いた。
次の瞬間——
「ああ~、やっぱりまだフラフラして自分では歩けないにゃ~。これは仕方ないにゃ~。」
そんな妙に猫なで声の甘ったるい声が響いた。
カリムの腕の中には、ミィシャがしっかりとお姫様抱っこされていた。
「それなら仕方ないな。安心しろ、私が運んでやる!」
カリムは特に何も気にしない様子でしっかりとミィシャを抱えたまま堂々と歩いてくる。
その光景を見たエリナは目をぱちくりさせた。
(……え?あの男嫌いのミィシャが…?どういう状況ですの?)
そして、そのすぐ後ろから、苦々しげな表情をしたリディアが歩いてきた。
「リディアたんは──」
「だから、『たん』付けはやめてって言ってるでしょ!」
リディアが怒鳴りつけた相手は、ライネル・フロストだった。
彼は何事もなかったかのように、リディアの横を歩きながら、しれっと会話を続けようとしていたのだが、リディアの怒声を浴びて肩をすくめた。
「でも、リディアたんの可憐な姿を見ると、自然と敬愛の念が湧き出るのが不可避で——」
「リディア“さん”にしなさい!!」
「……リディアたん“さん”?」
「そうじゃなくて!!」
リディアはライネルを拳で小突きながら、眉間に皺を寄せていた。
そんな騒がしい光景を目の当たりにして、エリナは思わず口を半開きにしたまま硬直した。
「……一体、何があったんですの……?」
その呆然とした声に、迅はくつくつと笑いながら肩をすくめた。
「な?大丈夫だって言ったろ?」
彼のその何でもないような一言が、エリナにはどこか頼もしく思えた。
◇◆◇
遺跡の静寂が、少しずつ取り戻されていく。
カーディスの亡骸はすでに魔力を失い、黒い砂のように崩れ落ちていた。
封印が解かれようとしていた魔導遺跡は、アークの介入と迅たちの奮闘によって再びその扉を閉じた。
——だが、それは終わりではない。
迅は静かに、闇へと消えた”黒の賢者”との対話を思い出す。
(“聖煌遺跡《ゾディアック・ルインズ》”……ね。)
アークが遺した情報が本物ならば、これはまだ序章に過ぎない。魔王軍がその封印を解き、力を手にしようとしているのなら、放っておくわけにはいかない。
(──面白いじゃねぇか。)
迅は瞳を静かに細め、不敵な笑みを浮かべる。
この世界には、まだ知らないことが山ほどある。
それを知るために、迅は“科学の目”で魔法を解き明かし、戦う。
新たな戦いが、すでに始まろうとしていた——。
カーディスの首を失った身体が、ゆっくりと膝を折り、音もなく地面へと倒れ込む。
全ての魔力が抜け落ち、そこにはただの抜け殻が残るのみ。
エリナは、剣を握りしめたまま、その光景を凝視していた。
さっきまで恐るべき敵だった男が、こうも呆気なく消えるのを目の当たりにし、何とも言えない虚無感が胸を締め付ける。
(……私《わたくし》は、とんでもない話を聞いてしまったのでは?)
あの”黒の賢者”が語ったこと。
“聖煌遺跡《ゾディアック・ルインズ》”、世界の封印、魔王軍の計画——すべてがあまりに壮大で、信じ難い事実ばかりだった。
今まで白銀級冒険者として、数多の戦いを経験してきた。
巨獣の討伐、盗賊団の掃討、国家を脅かす異変の解決——。
だが、それらすべてが取るに足らないほど小さな出来事だったのではないかと、今さらながら思い知らされる。
(“勇者”というのは、これほどの宿命を背負う存在なの……?)
横目で見る迅は、どこまでも飄々とした態度を崩していない。
彼は、本当にあの話を理解しているのだろうか?
それとも、何もかもを知った上で、あえて軽く受け流しているのか——。
「……終わった、のかしら?」
気づけば、エリナの唇からそんな言葉が漏れていた。
答えは、すぐには返ってこない。ただ、迅が短く息を吐き、カーディスの亡骸を見下ろしていた。
◇◆◇
「迅《じん》様。」
沈黙を破ったのは、エリナの問いだった。
「“黒の賢者”は、何故、魔王軍の一員でありながら、あれほどの情報を貴方に伝えたのでしょうか?」
戦うこともできたはずなのに。
それどころか、彼はまるで”迅に託す”かのように、詳細な情報を提供していた。
魔王軍の幹部としては、あまりにも不可解な行動。
普通なら、そう思うだろう。
だが——。
「さあ?」
迅は肩をすくめて、あっさりと答えた。
「……さあ?」
「俺にも分かんねぇよ。ただ、ほら。アークのやつ、魔王軍の中でも嫌われてるっぽかったし、イジめられた仕返しに俺に情報漏らしたんじゃね?」
なんとも軽い冗談めいた言い草だった。
本当にそう思っているのか、それとも何か別の考えがあるのか、薄い笑みを浮かべる彼の表情からは何も読み取れない。
エリナは、しばし迅の横顔を眺めていた。
(この人は……本当に何を考えているのか分からない)
だが、不思議と不快ではなかった。
むしろ、その飄々とした態度に、緊張していた心がすっと軽くなる気がする。
「……ふふっ」
思わず、微笑みがこぼれた。
「なんだよ?」
「いえ……貴方は本当に、不思議な方だと思って。」
エリナのその言葉に、迅は面倒くさそうに頭を掻き、ニヤリと笑う。
「ま、よく言われるな。」
軽い調子でそう言うと、彼はひとまず背後の戦場を振り返った。
まだ気を失っている人々の様子を確認しながら、ぼそっと一言。
「さて、と……そろそろ起こしてやるか。」
エリナはその後ろ姿を見つめながら、ふと、自分の立っている場所が今までと違うように感じた。
(私は……この戦いに、どこまで関わっていくことになるのかしら?)
冒険者として生きてきたこれまでの人生。
そして、目の前にいる”勇者”の宿命。
何かが、大きく変わっていく気がした——。
◇◆◇
エリナはふと顔を上げ、焦ったように言った。
「私の仲間たち……!ライネルとミィシャは無事なのでしょうか!?」
迅は、そんな彼女の焦燥を見て、ふっと口角を上げた。
「心配すんなって。あっちには、うちの頼れる仲間が向かってるからよ。」
エリナは息を呑み、迅を見つめた。
彼の言葉には、確信めいた自信があった。まるで、疑う余地などないというように——。
「……リディア様と、カリム様のことですの?」
迅は無言で頷いた。
「リディアは、俺が一番信頼してる相棒だ。少なくとも、俺の知らないところでくたばるようなヤツじゃねぇ。」
その言葉には、何の迷いもなかった。
エリナの胸が、チクリと痛む。
エリナは、その感情の正体が何なのか、自分でも分からなかった。
ただ、何とも言えない気持ちが胸の中で燻っている。
「……では、カリム様は?」
すると、迅はちょっと困ったような顔をした。
「カリムなぁ……まあ、色々とアレなところはあるけど……」
「アレ?」
「仮に、全人類に木刀を持たせて殴り合わせたら、最後に立ってんのは多分アイツだ。」
エリナは、言葉を失った。
「……なんですの、それ。」
「つまり、バカ強いって事だ。魔法による強化無しで本気でやり合ったら、俺だって2秒で死ぬ自信がある。」
迅はそう言って、不敵に笑った。
エリナは、苦笑しながらも、少しだけ肩の力が抜けるのを感じた。
そういえば、先程の戦いの最中、彼は終始この調子だった。どんな状況でも冗談を交え、緊張を解いてしまう。
(……なるほど、だからこそ彼は”勇者”なのね。)
ただ戦えばいいだけじゃない。
ただ敵を倒せばいいだけじゃない。
迅の言葉には、“人を生かす”力がある。
そのことに気づいたとき、エリナは小さく微笑んでいた。
「……貴方、あの二人を本当に信頼しているのですわね。」
「そりゃな。」
迅は、当然だろ?と言わんばかりに笑うと、背後の扉へと視線を移した。
そして——次の瞬間。
エリナが迅と話をしていると、封じられていた遺跡の奥の扉が、重々しい音を立てながら開いた。
そして、そこから聞こえてきたのは——
「勇者殿ー!このカリム、命令を完遂し馳せ参じた!!」
カリム・ヴェルトールの大声だった。
その声を聞いた瞬間、迅は「やっぱ来たか」と肩をすくめる。エリナは驚き、開いた扉の方を振り向いた。
次の瞬間——
「ああ~、やっぱりまだフラフラして自分では歩けないにゃ~。これは仕方ないにゃ~。」
そんな妙に猫なで声の甘ったるい声が響いた。
カリムの腕の中には、ミィシャがしっかりとお姫様抱っこされていた。
「それなら仕方ないな。安心しろ、私が運んでやる!」
カリムは特に何も気にしない様子でしっかりとミィシャを抱えたまま堂々と歩いてくる。
その光景を見たエリナは目をぱちくりさせた。
(……え?あの男嫌いのミィシャが…?どういう状況ですの?)
そして、そのすぐ後ろから、苦々しげな表情をしたリディアが歩いてきた。
「リディアたんは──」
「だから、『たん』付けはやめてって言ってるでしょ!」
リディアが怒鳴りつけた相手は、ライネル・フロストだった。
彼は何事もなかったかのように、リディアの横を歩きながら、しれっと会話を続けようとしていたのだが、リディアの怒声を浴びて肩をすくめた。
「でも、リディアたんの可憐な姿を見ると、自然と敬愛の念が湧き出るのが不可避で——」
「リディア“さん”にしなさい!!」
「……リディアたん“さん”?」
「そうじゃなくて!!」
リディアはライネルを拳で小突きながら、眉間に皺を寄せていた。
そんな騒がしい光景を目の当たりにして、エリナは思わず口を半開きにしたまま硬直した。
「……一体、何があったんですの……?」
その呆然とした声に、迅はくつくつと笑いながら肩をすくめた。
「な?大丈夫だって言ったろ?」
彼のその何でもないような一言が、エリナにはどこか頼もしく思えた。
◇◆◇
遺跡の静寂が、少しずつ取り戻されていく。
カーディスの亡骸はすでに魔力を失い、黒い砂のように崩れ落ちていた。
封印が解かれようとしていた魔導遺跡は、アークの介入と迅たちの奮闘によって再びその扉を閉じた。
——だが、それは終わりではない。
迅は静かに、闇へと消えた”黒の賢者”との対話を思い出す。
(“聖煌遺跡《ゾディアック・ルインズ》”……ね。)
アークが遺した情報が本物ならば、これはまだ序章に過ぎない。魔王軍がその封印を解き、力を手にしようとしているのなら、放っておくわけにはいかない。
(──面白いじゃねぇか。)
迅は瞳を静かに細め、不敵な笑みを浮かべる。
この世界には、まだ知らないことが山ほどある。
それを知るために、迅は“科学の目”で魔法を解き明かし、戦う。
新たな戦いが、すでに始まろうとしていた——。
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